かつて神と魔が争った「人魔大戦」――
終戦から幾星霜、人類は神から授かる“ギフト”で、魔族は“魔法”で、それぞれの道を歩み始めていた。
そんな時代、田舎の農村で生きる少年・カイルは、成人の儀で“相手の名前と戦闘力が見える”という地味すぎる
ギフトを授かる。
しょんぼり帰路につく彼だったが、偶然出くわした魔族に魔物と誤認され、なんと魔王城へ連行されてしまう――!
命の危機を感じて城からこっそり脱出を試みたその瞬間、現れたのは本物の魔王。
だが魔王は、王としての責務も国の未来もすべて放棄し、禁呪でカイルと人格を入れ替え、城から逃亡!
目覚めたカイルは、魔王の姿で床に倒れていた――HP真っ赤の瀕死状態で!
これは、
唯一自分を信じてくれたメイド長の笑顔を守るため、
“王”の何たるかを知らぬ少年が、魔王として国と人々を救おうと立ち上がる――
ちょっとズレた“耕す系・魔王改革譚”である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:00:00
50265文字
会話率:34%
「悪く思うなよ。俺だってこんな事、したくないんだ」
そう言って自分の娘を山に捨てるくそ親父。
したくないんならするなよ! 心を入れ替えて、しっかり子供を守れよ!
その叫びむなしく、くそ親父は子供を残して去っていく。
少女の心が絶望に染まる。
私はいらない子。その思いが自身の心を殺す。
深い深い深遠へと沈む。
瞬間、スウィッチする意識。
「ふっざけんな! この期に及んで、責任転嫁かよ! 口減らしの為に、こんな山奥にこの子を置き去りにするなら、ちゃんとその罪を自覚しやがれってんだ! 阿保が! あ? ああ?!」
叫んだのはティティルナの前世である男のジオル。
なぜだがわからないが、ジオルの意識が現世に復活。
現世のメイン意識であるティティルナに呼びかけても答えはなし。
こうなったら、ティティルナが生きる意欲を取り戻すまで、自分が頑張るしかないか。
と、思った矢先、隣にちんまい黒いものが。
おわ! おまえ誰だよ! は? 魔王?
魔王がどうしてここにいるんだよ?!
こうしてジオルの第二の人生が始まりを告げた。
ゆるゆる設定ですので、するどい突っ込みはなしでお願いします<m(__)m>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 19:20:00
729999文字
会話率:36%
舞台となる世界
世界は一度、|魔科学《まかがく》によって栄華を極めた。
しかし魔科学派と純魔法派に分かれて大戦が起こり、魔科学派が多く居る星の半分が純魔法派の手によって潤沢な魔力を持つ星と入れ替えられてしまった。
だが星同士の相性が悪
く、世界は入れ替えられた星が原因で滅亡しようとしていた。
そんな状況を打開すべく、後に|守人《もりびと》の一族と呼ばれる者たちが結界を張ることで世界を保つことに成功した。
そして原因となった魔法は禁忌とされ、習うことも研究することも行使することも大罪となった。
世界は再び魔科学によって豊かになったが、文明の発達はほぼ出来なくなってしまった。
それから四千年の月日が経ち、世界は再び魔法の恐怖に晒されることになる。
あらすじ
父が大罪を犯し、一族皆殺しになるところを娘はなんとか逃げ延びた。
家族の敵を討つ為に逃亡生活を続け、父の遺志を継ぎ、協力者達と共に目的を遂げる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 19:00:00
554430文字
会話率:64%
ルツーラは、密かに王城の倉庫へと訪れていた第二王子の婚約者(物理的箱入り令嬢)を勝手に運び出し、取り巻きと共に集団で嫌がらせをした。しかも、王城内では禁止されている精神操作の魔法を用いたことで重罪となった。その為、親共々連座で貴族用の幽閉
邸に送られている。
幽閉邸で生活する中で、ルツーラは反省し、様々な後悔に思いを馳せるものの、何もすることはできず、あとは処遇が決まるのを待つばかり。
両親へと謝罪と、何もすることのない生活の中で、ただただ反省だけを繰り返し、最後には処刑されるものだと、彼女はずっと思っていた。
いつものように後悔と反省の中、眠りに落ちた日――翌朝に目覚めると、8歳の時に行われる魔性式の朝まで時間が巻き戻っていた。
それが、自分の持つ『順』属性の魔法による、歴史順序の入れ替えによるモノだと気づいたルツーラは、後悔と反省を元に、今度は両親を破滅させないように動き出す。
まずは魔性式の日。
かつては、未来で引きこもり箱入令嬢となる少女に嫌がらせをしたのだが、今回ではそんな愚は犯さない。
「そもそもアレに関わってはいけません! 今回は必要最低限だけの関わりで済ませたいのです!」
そうして、引きこもり箱入令嬢から距離を取る生活をしつつ、かつての愚かな行いをしないようにしていたら、なんだか前回ではありえない規模のお茶会派閥になっているのですけれど!?
しかも、箱入令嬢は引きこもらずに騎士団に入団してる!?
乱暴者だった第一王子は人格者に!?
あまりにも異なる歴史の流れの中、前回にはなかった出会いや繋がりを作りながら、ルツーラは前回とは異なる歴史の中を奔走していく。
歴史や事件が変わっても、運命は収斂していく。
それを目の当たりにした彼女は、いずれ自分が破滅すると自覚しながら、この歴史の中で身内が破滅を迎えないように足掻き続ける。
ルツーラの破滅を望まない人たちのことなど、意識しないまま――
これは『その在り方を認め合う為の幻想譚』。その異聞。
ゆえにこれは『認め合い手を差し伸べ合う者たちの幻想譚』
※本作は『引きこもり箱入令嬢の結婚』の外伝となります。
本編を知らずとも楽しめるようになっておりますが、本編を知っているとより楽しめる作品となっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 17:59:56
84104文字
会話率:40%
魔法学園で魔法を学ぶ主人公"フローレンス"はある日、悪徳魔法使い"ヴィオレッタ"と姿を入れ替えられ、無実の濡れ衣を着せられた末に追放されてしまう。
そんな彼女を救ったのは、一人の黒髪の青年――&qu
ot;伝説の黒竜"だった。
これは、主人公が奪われた元の姿を取り戻し、魔女の悪事を暴き、最強ドラゴンとともに無双する痛快ファンタジー!
___
この度、初めて投稿させていただきます。
まだまだ未熟な点も多いかと思いますが、何卒あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。
また、感想や評価、応援のコメントなどいただけるとと大変励みになります。どうぞよろしくお願いします!
※原稿は、完結済みのものを予約配信しています。
毎日一話ずつ更新予定です。
【タグ】
女主人公
魔法学校
ドラゴン
逆転無双
対戦・バトル
闇属性
追放からの逆転
使い魔
成り上がり
ざまぁ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 17:50:00
84198文字
会話率:40%
六歳の時、母を亡くして侯爵家に引き取られた。
そこから長年に渡り義母と義姉から虐げられる日々が続いていたのだけれど……ある日突然、義姉の態度が豹変したのだ。
「これからは心を入れ替えて、良い姉になれるよう頑張るわ。……だから私を断罪しよう
なんて思わないで。ね、お願いよ?」
義姉が言うには、私はヒロインで、義姉は悪役令嬢なんだとか。
そして悪役令嬢である義姉を、私は断罪&処刑するのだとか。
そんな未来を避けるため、義姉は心を入れ替え、私をあの地獄な日々から救い出してくれたのだった。
果たして義姉は、その最悪の未来から逃れることはできるのかーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 20:47:44
16830文字
会話率:24%
この世界では、人間は自身の力だけで魔法を使うことができない。契約獣と呼ばれる人ならざるものたちと契約を結び、魔導士と呼ばれる存在になることでようやく魔法を使えるのだ。
十五歳になれば大抵の人間は魔導士になる。しかし数多の有力な魔導士を輩出し
た名家フィガート家の長女アルストロメリアは、十五歳の誕生日を迎えてなお何とも契約できず、無能令嬢の烙印を押され追い詰められていった。
ある日大怪我を負い生死の境目にいたアルストロメリアは、自ら死を選ぼうとする。
「あら、この体いらないのね。なら私がもらうわ」
アルストロメリアと入れ替わるように目覚めたアルバローズ・メルクリア。稀代の悪女として前世で名を馳せた彼女は、心を入れ替えたりなんかしない。
「私は悪女じゃないわ。他人が私を悪と定義するのよ」
──さぁ、壊闢の刻は来た。彼女の目覚めを、今こそ祝え。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 12:10:14
2547文字
会話率:51%
かつて日本中を熱狂させた伝説の柔道家・天野剛士。
オリンピック三連覇、国民栄誉賞、世界中の畳にその名を刻んだ英雄は、45歳となった今――再び「挑戦者」として畳に立つ決意をする。
舞台は、プロ柔道リーグ「YAWARAリーグ」。
国籍も体格も
超えたトップ10人の選手が、1年を通して己の強さを証明し合う、柔道界最高峰の戦場。
役員として静かに暮らしていた剛士は、世間の嘲笑と非難を浴びながらも、自ら推薦枠を得て入れ替え戦に挑む。
老いた肉体、重ねた年月、容赦ない世論――
そのすべてを背負いながら、剛士は「なぜ今戦うのか」という問いに答え続ける。
かつて交わしたある約束、そして息子に伝えたい生き様。
それが、彼を再び“柔の道”へと駆り立てていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 17:04:50
19960文字
会話率:13%
いたって平凡な男子高校生の玉宮香六(たまみや かむい)はひょうんなことから、中学からの腐れ縁である姫石華(ひめいし はな)と入れ替わってしまった。このまま元に戻らずにラブコメみたいな生活を送っていくのかと不安をいだきはじめた時に、二人を元に
戻すための解決の糸口が見つかる。だが、このことがきっかけで事態は急展開を迎えてしまう。
現実に入れ替わりが起きたことを想定した、ちょっぴり恋愛要素ありの空想科学小説的な感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 12:02:31
386173文字
会話率:43%
もう負け組なんて言わせない。やり直しの能力で幸せになってみせます!
婚約者には恋人がいた──幸せになれるはずの婚約披露パーティーの日、最悪な形で婚約者の第二王子から婚約破棄されてしまったヴァイオレット。なんの才能もなく、家柄しか誇れる
ものがなかったヴァイオレットは負け組と蔑まれ、プライドをズタズタにされてしまう。
しかもそれまでの自分の行いのせいで友人を失い、家族からも捨てられてしまう。誰からも信用されず、全てを失くしたヴァイオレットは幽閉された屋敷で火事に巻き込まれ、孤独に死のうとしていた──。
それまでの行いを反省し、人生をやり直したいと強く願った時、ヴァイオレットに『やり直し』という加護が発現。目覚めると婚約披露パーティーの一年前に戻っていた。
ヴァイオレットは心を入れ替え、『やり直し』を使いこなしながら、今度こそ幸せになるための行動を始める。そんなヴァイオレットが出会ったのは、筆頭魔術師でありながら魔力が強すぎるあまり『化け物魔術師』と呼ばれて周囲から忌避されているユリシーズだった。
しかしユリシーズは紳士的で優しく、かつての婚約者とは正反対だった。ヴァイオレットはだんだんユリシーズに惹かれていく。ついでに言うと、そのもっさもさの髪を切りたい。しかしユリシーズの髪は呪われていて──?
さらにヴァイオレットは『やり直し』の能力で王太子妃の暗殺を防いだことから、何者かが暗躍するキナ臭い事件に巻き込まれていくのだった。
※アルファポリスでも連載しています。完結済みなため手直ししつつ順次更新していきます。ハッピーエンド確約ですが、辛いシーンが入ることがあります。
※ざまぁは因果応報レベルで中盤以降からです。過剰なざまぁは期待しないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 18:02:47
138753文字
会話率:46%
肉体を奪われた姉と奪った妹の話。(恋愛要素は薄目です)
最終更新:2025-06-08 19:24:17
3744文字
会話率:55%
アルティミ王国は神々の力を宿す神聖な『聖水晶』の守護により『魔獣』から守られていた。
『聖水晶』が聖なる力を発揮するためには、『聖水晶』に選ばれた女性が、祈りと魔力を『聖水晶』に捧げ無ければならなかった。
そんな『聖水晶』に選ばれた女
性を人々は聖女と呼び崇め、そして王妃に迎えて来た歴史がある国で『今代』の聖女に選ばれたのは、孤児の『マリア』だった。
だがアルティミの王太子は、『マリア』が孤児である事が気に入ず『マリア』は不遇な日々を過して来た。
そして迎えた結婚式当日、突然、隣国の女性と体が入れ替わってしまった。
突然の出来事に驚くマリアだが…。
「私、この体の人になって自由に生きて良いのよね?」
これは突然に体が入れ替わって別人となってしまった『聖女』のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 10:00:00
44471文字
会話率:37%
侯爵令嬢サラは王太子レイノルドの婚約者候補として幼き日より勉学に励み、常に王太子を立て、サポートする役目を担ってきた。
ところがある日、レイノルドの浮気が発覚。どうやら現王妃の思惑もあり、このままでは婚約破棄を言い渡されそう。
そこでサ
ラは一計を案じる。
「婚約破棄してやりますわ!」
これはサラが自ら行動し、幸せを掴みとる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 19:20:00
10000文字
会話率:50%
男爵令嬢マチルダが現れてから、王子ベイジルとセシリアの仲はこじれるばかり。婚約破棄も時間の問題かと危ぶまれる中、ある日王宮から、公爵家のセシリアに呼び出しがかかる。
なんとベイジルが王家の禁術を用い、過去の自分と精神を入れ替えたという。
(
つまり今目の前にいる十八歳の王子の中身は、八歳の、私と仲が良かった頃の殿下?)
ベイジルの真意とは。そしてセシリアとの関係は改善されるのか。
※設定ゆるめの勢い短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 06:10:35
8932文字
会話率:42%
ラザフォード家のアーサーに恋するキャサリンは、常々彼の双子の姉のエスターを疎ましく思っていた。アーサーがエスターを溺愛していることも、エスターがアーサーを遠ざけようとしていることも、なにもかもが気に食わない。しかしあるときそのエスターから入
れ替わりを提案される。それはラザフォード家に伝わる禁術で、一度魂を入れ替えてしまえば元に戻ることは叶わないのだと言う。なぜエスターがそのような提案をするのか、キャサリンは理解できなかった。けれどもキャサリンにはまったく脈のないアーサーの、彼がなにより愛する姉となれる誘惑に負けて、入れ替わりを決意する。しかし、キャサリンに待ち受けていた運命は――。
※ざまぁというより可哀想系。あらすじやキーワードを見て嫌な予感がされた場合は当作品の閲覧をお控えください。
※他投稿サイトにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 00:00:00
6479文字
会話率:34%
極貧家庭に生まれ、唯一の肉親である祖母を亡くした少年タイヨウ。
高校進学を諦め、マグロ漁船に乗ろうとしていた日に異世界に召喚されてしまう。しかも闇属性の魔法を駆使する貴族令嬢と身体を入れ替えられていて……!?
「どういうことなんですかーー
ーー?!!!!!」
ゆる甘♡異世界令嬢生活を送るはずが、極貧生活で培われた様々なスキルと対応力、忍耐力を発揮してしまい、民から天使と崇められるわ王子様から求婚されるわの毎日に。やがて王家の継承バトルロワイヤルにも巻き込まれていくハーレム製造機DK(男子高校生)の異世界とりかへばや転生物語、開幕です!
※なんでも許せる方向きです
※初心者です。がんばります
※完結済みです。毎日1本ずつ7:00に投稿します(※第1章は1日2本、7:00と17:00に公開)
第一章:異世界令嬢、爆誕
第二章:王位継承バトルロワイヤル開幕
第三章:敵か、味方か
第四章:勝利への覚悟
第五章:天使の覚醒
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 18:00:00
547961文字
会話率:41%
死にそうな娘を助けようと母と娘の入れ替えを魔法で試みた公爵ファミリー。しかし何故か日本にいた新米小児科医の桐江と入れ替わってしまう。娘の症状が小児喘息であることに気づいた桐江は、両親の協力を得て治療を試みるうちに、魔法に目覚めてしまう。その
間桐江の体に入った公爵令嬢は、困惑しながらも日本での生活を楽しんでいた。入れ替わりがバレないように婚約者の王子と距離をおいていた桐江だが、なぜか頻繁に接触してくるように。あるきっかけで王子に秘密が暴かれそうになった桐江は…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 14:42:36
117721文字
会話率:39%
人々に幸せという名前のアイスを売るために世界中を飛び回っている「漆黒の魔術師」「黒江マミ」。
彼女は「帝国」と「魔女」、「聖王庁」などの組織が繰り広げた混沌の渦巻きに巻き込まれて苦しんでいる民を救いたいと強く思っている魔術界の頂点「オーバー
マインド」であった。
そんな彼女に出会った「蚕食の魔神」「万眼の深淵」と呼ばれる恐怖の魔神「テラ」と契約を交わした「杉本ヤヤ」。
魔女の実験体として体の半分が「ホムンクルス」に入れ替えられた彼女は自分と同じ犠牲が出ないように彼女の世界救済旅にお供することにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 10:16:36
183549文字
会話率:30%
現実世界に不満を持つ男は「異世界に行きたい」と神に祈った。現れた神は寿命が尽きていない男を異世界に行かせるために「現世に疲れた彼」と「異世界から逃げたい少女」の精神を入れ替えてしまった。
少女と肉体を交換する形で訪れた異世界だったが、
そこは浪漫溢れる剣と魔法のファンタジー世界ではなく怨嗟渦巻く修羅の世界だった。
少女は村を襲った盗賊を殺したことでその頭に認められ、彼に師事する形で強さを磨いた。
その師すら失った後も一人で生き抜く強かさを身に着ける。やがて彼女が廃城に居を構える頃には〝惡姫〟と呼ばれるまで強くなった。
そんな彼女の噂を聞きつけた煌びやかな少女が惡姫の力を欲して勧誘に訪ねてくる。
紅華帝国第七十三皇女名乗る少女は、内乱に荒れる国を再統一すべく若くして旗揚げしたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 00:00:00
1791456文字
会話率:49%
不良ばかりが集められている謎の高校、甲斐塚高校。その三年生である諸積恵は、本日卒業式を迎えていた。
彼女は入学当初こそ素行の悪い生徒の一人であったものの、バイク事故を経験し、今では心を入れ替えて、看護師になるために勉強に励んでいる。
友だちの八緒という女子生徒とともに、卒業式会場の体育館へ向かう途中、二人はこれまでの学校生活について話し合っていた。
ところが、卒業してもまた会おうよという恵に対して、八緒はもう会わない方がいいと突き放す態度をとるのだった。
その態度が意味するものとは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 17:51:10
6360文字
会話率:45%