『エメラルドの姫』とうたわれた、王立学園の高嶺の花、公爵令嬢エスメラルダ・ロデリッツ。
文武両道で完璧令嬢の彼女はこの国の王太子、アルフォンスと婚約して王妃としての輝かしい未来が約束されていた。
しかし突然転入してきた男爵令嬢リリエッタ・フ
ローレンスによって彼女の栄光は奪われる。
偽りの罪の断罪劇の最中にて、彼女は見た。
舞台裏でほくそ笑む、もう一人の存在に……
これは全てを悪意で奪われたエスメラルダの断罪と復讐、そして救済と再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 22:00:00
831791文字
会話率:48%
主人公の名前はロード。緩やかに逆立つ金髪とエメラルド色の瞳を持つ10才の少年である。
レジェンドオーブ・スライムというスライムが勇者として世界を救う物語という絵本を愛読書に、その本に影響を受け自分も故郷であるストンヒュー王国の衛兵を志すよう
になる。
しかし、十九才となった彼はその夢を捨ててしまう。
ストンヒュー王国の使用人となったロードだったが、ある日悪い竜が突如として現れる。
それはくしくも自分の愛読書と同じ展開だった。
怪我を治療する能力を得ていたロードは王様の命令により、竜の被害に遭った村や街に支援活動をしに行く。
そんな中、オオカミである友人の竜が近づけない山があると知り、その秘密を王国に持って帰ろうとする。
しかし、その情報を持っているレオリカン王国の王に帰れと言われやむなく帰る。
そんな中、近づけるはずもないミャーガン山に悪しき竜が現れロードに向かって剣を持てという。
そうしてレオリカン王国の国宝竜殺しの剣を手に入れたろーどは悪しき竜を退治しに行くが、そんな中ある違和感を覚える。それは誰も命を落としていないことだった。
悪しき竜に刺さっていた黒き剣を引き抜き、元の赤い竜に戻したロードは竜が異世界から来たことを知る。
異世界に行ってみたいというロードだったが、行けば二度と元の世界には帰って来られないと釘を刺される。
そして、悪しき竜もいなくなったことで事件は解決したかに見えたが、その裏で暗躍していたのは魔王アグロ―ニ、赤き竜の力を奪い、ストヒュー王国をのとった魔王もまた異世界の住人だった。
赤き竜の活躍により王国の民は全員避難することに成功した。
そして魔王の言う秘宝玉という特異な宝石の情報を得るため旅のオオカミと共に物知りな亀のお爺さんの元へ向かう。そこで魔王や秘宝玉の話を知り、打倒魔王に燃えるロードだった。
異世界からやって来た最強の魔王アグロ―ニvs真の強さを持ち帰って来たロードの戦いが今始まる。
それがこれから続く長い長い旅の序章であるとも知らずに…
渾身の力作です。多くの人に読んでもらいたく投稿を決意しました。
もし読んでみてお気に召しましたらお気に入りの方をよろしくお願いいたします。
アドバイスなどがあればコメントの方でお願いいたします。…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 21:11:30
1707705文字
会話率:51%
優しい少年山川渡海雄とアクティブな少女明星悠宇は夏の日に出会った。すぐ友達になった二人だが、いくつかの偶然が重なった結果はるか宇宙の彼方より訪れた侵略者から地球と人類を守るために頑張らないといけなくなった。敵が襲来した時、二人は勇気を具現化
したエメラルド色の瞳を持つ戦士となり主に徒手空拳で、時には心身を一つにして巨大ロボットを操縦するなどしてこれと戦う。長く辛く苦しい戦いのさなか、二人は互いに愛を語りながら心を支え合う。
ワールドカップを前にしてラグビー熱の高まりに乗じて執筆された明朗学園4コマ漫画『1 or 8』も2019年4月頃から連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 20:18:30
2254981文字
会話率:85%
首都移転法案の可決により、日本の真ん中・北伊勢市へと歴史の舞台はうつされた。
奇特少年・藤原メシヤを取り巻く、世界各国の策謀。宇宙の青いエメラルド、地球に悪の手が伸びる。
※この作品は、カクヨムとNOVEL DAYSでも読めます。
最終更新:2025-07-28 19:55:04
153160文字
会話率:55%
首都移転法案の可決により、日本の真ん中・北伊勢市へと歴史の舞台はうつされた。
奇特少年・藤原メシヤを取り巻く、世界各国の策謀。
本人は知ってか知らずか、どこ吹く風だ。
宇宙の青いエメラルド、地球の命運は彼の手に掛かっている。
最終更新:2024-05-24 20:18:37
35639文字
会話率:49%
海上自衛隊の最新鋭イージス護衛艦「みらい」は、若き艦長・橘遼の指揮の下、訓練航海に臨んでいた。しかし突如、艦は謎の光に包まれ、見慣れた相模湾からエメラルドグリーンの幻想的な海が広がる異世界「イステリア」へと転移してしまう。戸惑う遼の前に現れ
たのは、自らを「神」と名乗る老人。彼は、魔獣に支配され、人々が恐怖に怯えるイステリアの海を救ってほしいと告げる。さらに「みらい」は乗組員なしで稼働できるよう魔力機関を搭載され、統合管制AI「ユイ」が遼を補佐することになる。
孤独な戦いを強いられる遼だったが、異世界で初めて遭遇した魔獣を、現代兵器と魔力収束砲の力で撃破する。「みらい」の圧倒的な力は、魔獣に怯えながら細々と生きる沿岸部の集落の人々に、微かな希望の光をもたらす。遼は、集落の女神官レイリアと出会い、彼女の海を取り戻したいという切なる願いに触れる。そして、故郷の海を守るという自衛官としての矜持と、この異世界の人々を救うという新たな使命を胸に刻む。
これは、イージス艦と若き艦長、そして異世界の巫女とAIが織りなす、世界の運命を賭けた戦いの物語である。果たして遼は、この異世界の海を取り戻し、故郷へと帰還できるのか――。彼の、そしてこの世界の戦いは、今始まったばかりだ。
この作品は、「カクヨミ」に投稿した「時空を超えた鋼鉄の守護者」をAIに評価させてその改善点を反映させ、「書籍化用に」再執筆させたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 11:40:00
34424文字
会話率:44%
カンザスの平原に住む少女ドロシーは、ある日突然、激しい竜巻に巻き込まれ、不思議な世界「オズの国」へと飛ばされてしまいます。
見知らぬ土地で目を覚ましたドロシーは、愛犬トトと共に故郷へ帰る方法を探し始めます。その手がかりは、エメラルドの
都に住むという偉大な魔法使い。彼に会えば、元の世界に戻る手助けをしてくれるかもしれないのです。
道中で出会う仲間たちも、それぞれ叶えたい願いを抱えており、彼らと協力しながら、ドロシーは魔法使いのもとを目指します。旅は決して平穏ではなく、さまざまな試練や出会いが、ドロシーの心と行動を少しずつ変えていきます。
これは、家へ帰るというひとつの願いから始まる、小さな少女の成長と、仲間との絆を描いた物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 12:00:00
54082文字
会話率:25%
ルパート商会の娘、五歳のセシリアはエメラルドのような瞳に淡い栗色の髪の綺麗なヘンリーとお見合いをした。セシリアはこんなに綺麗な男の子とお見合いをするのかと胸をときめかせたが、ヘンリーは言った。「こんなブス嫌だ。髪が真っ黒でモジャモジャだし
、顔に点々がついてて汚い」と。
……セシリアは深く傷ついたまま大人になった。
大人になったセシリアは、メイドとして王城に勤めていた。そこでいつも馬車が一緒になるライオンの鬣のような金色の髭に、青空を吸い込んだような瞳のバルドと仲良くなる。
セシリアはヘンリーと結婚しなくてはならなくなった時、バルドの言葉が浮かんだ。
そして、思った。
好きな仕事を辞める価値がこの人にある?
私の人生にこの人は必要?
そこから始まるセシリアの恋と王城での新たな仕事への挑戦の物語ーーというようなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:48:20
295293文字
会話率:39%
ランクエメラルド:中級傭兵のアクイラは一つの魔法しか使えず、武器も持たない。
彼は拳と蹴りだけ、それと唯一使える魔法だけを使い、魔獣と戦っていた。
ある日、森の中で彼は、華やかな容姿の少女・ルーナと出会う。ルーナは天体観測が趣味
で、水の魔法を操る魔法使いだった。ふたりは出会いをきっかけに仲良くなり、冒険の旅へと踏み出す。彼らの目的はただ護りたいと思えるものをひたすらに護るだけ、それがのちに救世主になるとまでは二人も考えてはいなかった。
この物語はアクイラとルーナの二人に加え、ともに冒険をする仲間たちがそれぞれの目的のために進んだ道のり。
弱者でもないけど強者でもないものたちが辿る英雄譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:00:00
453680文字
会話率:52%
古代文明の遺物を発掘し回収する船に幼い頃に拾われた娘、エメラルド。
養い親のオジジことゼバルトと五才上のリュディガーと共に船で働き生活していた。
発掘の仕事をしていたある日、念願の大物遺物を発掘したことでこれまでの暮らしが一変する。
最終更新:2025-07-23 20:00:04
380027文字
会話率:48%
― 始まりも終わりも、同じ場所にあった。 ―
【 PROLOGUE|前編・後編 】
海と崖に挟まれた港町——。
鯨殻街=ソルトマグナ
その街の大灯台には、灯台守の姉妹が暮らしていた。姉のシアナスと妹のキロシュタイン・ヴォルケ・ベッカ
ー。二人は流れる雲のように、静かで変わらぬ時を生きていた。
しかし、ある日。
キロシュタインが灯台に置かれた不思議な椅子に座った瞬間、意識が遠のく。次に目を覚ますと、そこは都市も人々も消え去った、水没した世界だった。
その世界で、彼女はノアという少女に出会う。
ノアは「アカシアの巫女」として、この世界を観測し続ける宿命を背負い、一万年もの孤独を生きてきた。二人はやがて心を通わせ、「オルデキスカのサイン」で友情を誓う。
しかし、静寂は長くは続かなかった。
突如、漆黒の魔法起動機兵/カルディアがアカシアを襲撃する。絶望的な状況の中、エメラルド色に輝くもう一機のカルディアが現れ、二人を守った。
その機体のコックピットから降りてきたのは—— 成長した未来のキロシュタインとノアだった。
やがて、風が吹く。
気がつけばキロシュタインは、再び灯台の椅子に座っていた。まるで夢のような出来事だった。しかし、目の前には確かに、ノアがいた。
それは幻ではなく——
運命の輪が導いた、新たな始まりだった。
【 ACT 1|メフィスト・ワルツ 編 】
⇒ 現在執筆中……
※カクヨム/様でも連載中です。
@或火譚 『Orde Qiska//オルデキスカ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 13:46:57
269227文字
会話率:22%
魔法科と呼ばれる学科をもつ高校─『龍空(りゅうくう)高校』。生徒達は魔法の正しき使い方と知識を学ぶため、日々勉学に勤しんでいる。
蔵の奥で発見した刀─『夜桜』を手に取った瞬間、絶滅魔法に分類される魔法─『夜叉魔法』の力を覚醒させた少女─
『レビィ・サファイア』は、魔法科をもつ龍空高校へと転校することとなった。
そして転校初日、レビィは同じ絶滅魔法の1つ─『閃風魔法』の使い手である少年─『シャイン・エメラルド』と出会うのであった。
この2人の出会いが、世界をも巻き込む壮大な物語の幕開けとなるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 12:00:00
294774文字
会話率:50%
魔法が使える者達が集う高校、『龍空(りゅうくう)高校』。そんな高校に突如魔法が使えるようになった少女『レビィ・サファイア』は転校生として入学することになった。
そして転校生として登校した初日、レビィは『シャイン・エメラルド』という少年と
出会った。
この2人の出会いが、世界をも巻き込む!?壮大な物語の幕開けとなった。
(※最初のキャラクター紹介は読まなくても大丈夫です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-14 10:14:19
713875文字
会話率:53%
産まれてすぐ教会に捨てられた珍しい銀髪の髪に碧い瞳を持ちそして特殊な強い能力を持つ、天涯孤独の主人公神代泉雲(かみしろいずむ)(現在の年齢不明)が成長し、ある組織の人間に買われて、現代に蘇った妖達を討伐していく。そして、幼いころから妖や妖怪
の類いを視る力と強い霊能力を持ち、加え日本人には珍しい不思議なエメラルドの瞳を持った為、幼少期からいじめられて、人間不信に陥ったもう1人の主人公藤峰汐梨(15)がひょんな事から出逢い、互いの運命に巻き込まれていく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 18:02:01
149173文字
会話率:42%
エメラルドの海に二つの太陽が輝く精霊の国、エルティア。人間である私は、記憶を曖昧なままこの地にいた。きらめく太陽の光に目を細めた瞬間、銀色の髪を持つ精霊族の青年シオンが現れる。彼の優しい眼差しに胸が震える中、足元には淡く光る可愛らしい幽霊が
現れ、そっと寄り添った。
再び空の太陽がきらめくと、ダイヤモンドのような「希望の光の涙」が降り注ぎ、乾いた大地に命を吹き込んだ。この現象は、私の中に眠っていた「視える者」としての能力を目覚めさせる。それは、闇に侵食されたエルティアの荒廃した未来を映し出すものだった。精霊族の長であるシオンは、この能力こそがエルティアを蝕む「太陽を冒涜せし者」を倒し、世界を救う唯一の希望だと悟る。
私たちは、幽霊を案内役に旅に出る。灼熱の砂漠を進み、水も生命も枯れ果てた最果ての町に到着した。疲弊しきった人々、ひび割れた水筒を差し出す幼い少女。その姿に心を痛めながら、私たちはわずかな食料と水を分け与え、シオンは精霊族の知識で彼らを癒そうとした。子供たちは、姿は見えない幽霊の温かい光に安らぎを見つける。
枯れた井戸を前に絶望する町の長老を見た時、私の脳裏に「視える者」が映し出す、緑に覆われた町の未来が鮮明に浮かんだ。シオンと目を合わせ、静かに頷く。再び空を見上げ、目を閉じると、「希望の光の涙」がこれまでよりも強く降り注ぎ、乾いた大地は瞬く間に息を吹き返し、枯れた井戸からは清らかな水が湧き出した。町の人々の歓声が上がり、その表情には紛れもない**「終わらないMiracle」の始まり**が刻まれていた。
この奇跡は、闇に対する私たちの勝利の狼煙だった。シオンとの間に深い絆を感じる一方で、奇跡が起こるたびに故郷の記憶は鮮明になり、エルティアでのシオンとの記憶が薄れていくことに気づく。エルティアを救う「終わらないMiracle」は、私自身の記憶と引き換えに起こる、切ない代償なのだと、漠然と感じ始める。
それでも、シオンの憂いを帯びた瞳と、隣で跳ねる幽霊、そして再生した大地に輝く希望の光を見るたびに、私はこの旅を続けることを誓った。やがて私たちはエルティアの闇の根源へとたどり着くだろう。その記憶がたとえ薄れても、心に刻まれた輝きは永遠に私を照らし続けると信じながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 15:17:57
4047文字
会話率:12%
まるで、夢物語の王子様のような金髪ブロンドの髪を靡かせ、宝石のように輝くエメラルドのその瞳。
その見た目でありながら、彼は国が誇る騎士団の一人だった。戦では不敵に笑い、日々鍛錬を怠らず。
見た目に似合わず雄々しい彼に、一人の少女が恋を
した。
なんと、その少女は男よりも15歳も若かった。
あまりにも離れた年の差ではあったものの、少女はその恋を諦めることもできず毎日男にアタックする。
そんなめげない少女に向かって男の対応は…………!
──────────
あらすじあまりいいのが思いつかなかったのでいずれ更新します。
年の差純愛ほのぼの一途で真っ直ぐな超前向き幼妻(予定)の物語。
ただ好きな人を追いかけ、彼の『新妻』候補とまで名乗りだした。そんな彼女を周囲は『新妻ちゃん』と呼びながら微笑ましく見守っている。
相変わらず素直でないヒーローです。
というか本編よりかは癒やし狙いの番外編目的で出来上がった物語です。これから完結もせずチビチビ続きますので更新不定期が常だと思ってください。番外編に入れば話も前後したりします。(気ままに書くお許しを)
本編は計五話ですでに書き終えて投稿予定なので本編だけ読んでオサラバ歓迎。
見た目(時に実年齢)幼女と王子様な見た目の雄々しく雑騎士のラブコメディ。
番外編では娘も登場予定!娘とその恋のお相手も収録!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 18:00:00
39336文字
会話率:35%
奇妙な美しさを持つ少女と「先生」と呼ばれる美しい獣人の、理性と本能の葛藤を描いたラブストーリー
最終更新:2025-07-15 03:17:04
6804文字
会話率:21%
心に傷を負った旅人の青年と、人間に裏切られた人魚姫の甘く切ない恋物語。
最終更新:2025-07-13 22:12:06
374337文字
会話率:26%
この物語の主人公、多田野蔵三は俗に言う厨二病である。
決して悪い奴ではないが良い奴でも無いし人望もない。
そんな彼が突然得た第二の人生は、生前見ていた物語【剣と光の勇者】の主人公。
人々に愛され、力を持った人物。かつて蔵三が大嫌いだったチー
ト級主人公に憑依していた。
原作通り進めて快適なチートライフが始まると思い調子に乗っていた蔵三だが…
「全然ハードモードじゃないか!!家族には嫌われてるし、剣の才能も無いし、裏設定もりもりだし!!」
果たして蔵三はこれから訪れる数々の事件を捻くれず乗り越える事が出来るのか…?
蔵三が異世界に来た理由とは…?
リリック・エメラルドとは何者なのか…?
⭐︎愚か者更生物語いざ開幕⭐︎折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 19:29:24
72084文字
会話率:27%
高校2年生と1年生の姉妹、姫野咲空と姫野美緒の相貌や雰囲気は姉妹とは思えない程にかけ離れている。
その原因は姉の咲空の顔にある大きな火傷の痕と、それを隠すために垂らした長い前髪。そして、咲空が常に表情なく重い空気を纏っていることであろう。
妹の美緒は白百合のように美しい少女であるのに……。
咲空の顔の火傷は美緒の“半身”たる神族、神狐族の朋夜が付けたものである。
咲空が持つ、祖母からもらったというエメラルドのネックレスを朋夜とのデートで着けたいと思ったのに、咲空が否定の色を見せたために苛立った美緒が、朋夜に『咲空に意地悪をされた』と訴えたのだ。
神族は“半身”を傷付けるものに容赦をすることがない。
神狐族は火を操ることにおいては神族で最も優れている。その出来事の最後、何が起こったのかは想像に難くない。
何故そんなことが許されるのか、それは朋夜が神族で、美緒がその半身だから。
神族──それは、伊邪那岐命と伊邪那美命が日本列島を去る際に、島々の守護を任された一族で神術という不思議な術を有する。
咲空はその炎に焼かれたのだ。
それでも、美緒や朋夜を責める者はいない。咲空の両親でさえ、ネックレスを貸さなかった咲空を責めるのだ。
……美緒が神族の“半身”だから。
神族にとって“半身”は何者にも変えがたい大切な存在である。大きな力を持つ神族が宝物のように大切にする存在、、“半身”である人間は神族だけでなく、人間にとっても特別な存在なのだ。
常に妹を優先しなければならない生活、、そんな生活に疲れきり、唯一の宝物を壊されたことで希望を失い、すべてを捨てようとした咲空を救ったのは───?
アルファポリス様でも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 19:40:00
313591文字
会話率:50%
バカンスって良いですよね……良いなあ、欲しいなあ……バカンス。
なんで日本にはバカンス無いんでしょうね……。
というわけで、バカンスについてちょっとだけ語ってみました。
読めばきっと南仏の太陽とエメラルドブルーの海が広がるはずです(そんな
描写はありません)
最後にさっき描いた夏イラストがあります(これが本題)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 15:26:42
2123文字
会話率:0%
南の海に行きたい――――エメラルドブルーの海に降り注ぐ雨は――――きっとエメラルド色じゃないかって思うから。
それは病に伏せる義妹の願いだった。互いにただ一人の家族となった兄妹の物語。
最終更新:2024-05-18 17:39:06
2290文字
会話率:52%
平凡な日常に退屈していた高校二年生、佐々木優太。ある夏の日、彼は神社の裏手で、エメラルドの鱗と小さな翼を持つ不思議な生き物を拾い、「ヨル」と名付ける。
翌日、彼の前に現れたのは、クラスメイトであり超がつくほどの毒舌家である如月凛。巫女服に
身を包んだ彼女は、ヨルが人の世に迷い込んだ「竜の幼体」であること、そして自分の一族が代々、龍をあるべき場所へ還す役目を負っていることを告げる。
「次に会う時まで、あなたが責任を持って世話をしなさい」
凛の(一方的な)命令により、優太は夏休み限定で竜の飼い主となることに。
美少女巫女の厳しい監視のもと、たい焼きが大好きなヨルに振り回される、奇妙で騒がしい共同生活が始まる。
笑いとツッコミ、そして少しの秘密に満ちた、ひと夏の物語。
やがて訪れる別れの時―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 21:46:28
3216文字
会話率:46%