人類の英知の結晶。
それは衛星軌道上から地球を見守り、あらゆる数値を集めて「未来を予測」する256機の量子コンピュータで構成されたシステム。
ギリシャ神話を元に、世界最高峰の科学者たちがそのシステムに与えた名は、カサンドラ。
For m
ankind.
「人類のために」を理念にし、自然災害や環境の変化を予知する役割が与えられたカサンドラは、その驚異的な演算能力と圧倒的なデータベースを駆使して72時間以内の地球の未来の予測的中率99.9999%を実現することに成功した。
しかし、大災害が起こることをあらかじめ予知されていたのにもかかわらず、政治的な理由でそのことが人々に伝わらなかった事件が発生する。
2034年8月3日、東南アジアの複数の国家にまたがって起こった大地震は人類史上最悪の犠牲者数を出した。
「大災害」をきっかけに人々の運命が動き出し、
カサンドラが得た「未来」の情報は「未来」の世界に送信されてしまう。
そして主人公と未来の少女は二つの世界という枠を超えて出会う。
人類のために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-06 16:34:16
28732文字
会話率:32%
【人】が地球保全のために、衛星軌道上に複数のコロニーを移り住んだ未来。
地上には人型の多種多用な生物が文明を築きつつあった。
大陸の片隅。雪の多い地方にひっそりと存在する村の少女ファランドールは、奇妙な物を拾ってしまう…。それを機に、彼女の
人生はおかしな方向へと全力で走り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-23 23:00:00
9311文字
会話率:17%
気象衛星の正しい用途を知っているだろうか。気象観測を行うことを目的に作られた人工衛星で、様々な観測機器を積み込み衛星軌道上を周回している。広域の観測が可能であり、台風観測などにより間接的に人々の命を守る役割も果たしている。基本的に長期間の使
用や観測機器の重量などの理由で無駄なものは何も搭載しておらず、無人である。機体の中に人間が、ましてや人間かどうかも怪しい生命体が乗っていることなどあり得ない筈だった。
それは時に残酷で、時に幸福だった。人類が限界を知る時、少女は人類に何をもたらすのか。人類は少女に何をもたらすのか。孤独を知る少女が愛を知りやがて神様に触れる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-01 02:51:34
6264文字
会話率:68%
中学の帰り道、貴彦とユカは雲くじらの航跡を見る。
「ね? この空を手に入れたいと思わない?」
そう言ったユカは夢をかなえ、貴彦はできなかった。だが宇宙船の事故でユカは行方不明になる。
軌道エレベータで衛星軌道に昇り、空の端で貴彦は雲くじらの
庇護下にあるユカと会う。ユカは貴彦に訊いた。「きみのやりたいことは何?」
貴彦は残りの人生を費やして、雲くじらに会うイベントを立ち上げる。その実現の日、彼は乗り込んだ新型機ごと遭難。そして彼は再びユカに出会う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-06 01:57:03
6528文字
会話率:32%
あらすじは、ありません。
最終更新:2017-05-23 20:00:00
249文字
会話率:0%
地球の衛星軌道上にある銀河連盟の管理衛星『コテラ』。
その駐在員『ビクター』とアンドロイドの『メイ』は今日も地球環境の観察や、地球資源の出納、異星人の入出管理に従事し、今日も地球を周回中。
ビクターは時に働き、時にサボり、時には地球の
資源で小遣いを稼ぐ。
地球を訪れる異星人(エイリアン)とコテラのスタッフ、何も知らない地球人が織りなすショートストーリー。
一つの話が前編とか後編とかに分かれていますが、出来れば一つの話をまとめて読んで頂けるとありがたいです。
アルファポリスと重複投稿中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-25 20:00:00
99320文字
会話率:44%
地球は人類の様々な活動により、その居住環境を維持出来なくなっていた。
そのため人類は、衛星軌道へ「一時避難」を余儀なくされる。
その際、地上に環境調査のため、閉鎖空間(メガフロート)を建造していた。
それから数百年。
宇宙では、無意味な戦争
を。
地上では仮初めの日常を。
二人の主人公による、日常と破壊の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-03 20:52:41
85274文字
会話率:35%
かつて栄華な文明の発展を夢見ていた人類は、自分たちの中に極めて特殊な能力を持つ《有色人種》が現れはじめた事を知る。やがて、その能力を持たない者たちの手により、《有色人種》をめぐり幾度と無く大きな大きな争いが繰り広げられた。そして皮肉にも、
最後に《有色人種》達の所有権を主張したのは、他ならぬ《有色人種》達自身であった。
かくして、彼らは自らが滅ぼした地上から遠く、衛星軌道上に自らの檻《カラーズネスト》を建造した。残された地上の《欠色人種》達が、いつか彼らを受け入れてくれる日が来ることを望みながら―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-08 10:27:28
8309文字
会話率:19%
地球衛星軌道上に忽然と現れた巨大宇宙船。船は地球人の中から、7人の少年少女を選び出して、その船内に迎え入れる。そして、地球の引力圏を離脱、わずか7人の乗組員を乗せて、宇宙船は漆黒の宇宙空間へ飛び立った。
オーバーテクノロジーの結集体とも
言える巨大宇宙船内での生活。少年少女たちは、そのテクノロジーを少しずつ学び、習得していく。この、目的も行く先も解らぬ旅に不安をおぼえた彼らは、どうにか宇宙船の操舵コントロールを掌握し、いったんは母なる地球へと帰還する。
だが、帰還の過程で、オーバーテクノロージーの結晶、情報キューブから、この宇宙の真の姿を学び取った彼らは、それを確かめるべく、地球を再び離れ、未知なる宇宙空間へと旅立った。そして、太陽系を囲む数学障壁―胞障壁(セルレス)の突破を試み、ついに太陽系とは別の胞宇宙(セルベル)へと到達した。
幾多の胞障壁(セルレス)を超え、様々な胞宇宙(セルベル)を渡り歩く中、紐型宇宙人と第2類量子コンピュータを仲間に加えた彼らは、更なる近接胞宇宙の深淵をめざす。
ふとした出来事から知り合った光子体の少年から、宇宙船の建造者である第一光子体の存在をつきとめた少年少女らは、自分たちを宇宙へと誘った人物に会うことを決意する。そして、第一光子体に隣接する胞宇宙(セルベル)には、彼と敵対すると噂される、重中性子体―宇宙皇帝の影があった。
第1章 運命の7人 2015/05/24 完結
第2章 近接宇宙への挑戦 2015/07/10 完結
第3章 光子体を追え 2015/10/01 完結
第4章 超重力の罠 2015/12/23 完結
第5章 始まりの終わり 2016/04/11 完結
続編は、http://ncode.syosetu.com/n2596dh/「ワンダー7 センシティブ」です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-11 22:34:00
542913文字
会話率:2%
遥か未来、銀河の中心まで生存圏を広げた人類は更なる生存圏の拡大の為に宇宙開拓を進めていた。
そんな開拓船の1つが人類が生存可能な惑星を発見する。しかし開拓船は事故により惑星に落下。
それから30年後、開拓船から脱出用のポッドで脱出し、
コールドスリープで眠りながら衛星軌道上を周回していた青年は惑星に墜落した。
そしてコールドスリープから目覚めた青年は人類とは違う人類とよく似た種族の少女と出会うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-03 21:51:45
16209文字
会話率:62%
時に21世紀の終わり、卒業後の進路に悩む高校三年生のユカリコは、夏休みに観光で訪れた軌道エレベーターにてデブリ衝突事故に巻き込まれ、宇宙服姿で高度420キロから真っ逆さまに転落してしまう。
絶体絶命のユカリコ……そんな彼女の元に、ゼルラ
と名乗る人物が軌道エレベーターの柱の上を自在に移動する有人可変人型ロボ・ヴァリスに乗り駆けつけ、彼女をキャッチして救助した。
ゼルラは軌道エレベーター基部で起きる事件事故を、ヴァリスに乗って対処する“絶対領域の守護者”だったのだ!
この衝撃的な体験から、将来の進路をヴァリスのパイロットに定めるユカリコ。
だがその道程は、もちろん平坦では無かった。
カクヨムにも重複投稿。
目次ページ最下部、他◆マーク付きの章には挿絵的写真付き。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-07 22:39:23
108668文字
会話率:26%
【更新休止】
前世は人間にこっぴどくやられ、滅ぼされた魔王が現代に転生した。
魔王は前世の記憶も能力も失い、ただ人間に対する恐怖だけを持ち越していた。
そんな恐怖を抱いたままの魔王が人間だらけの社会で上手く生きていくことができるはずがない
。
どうして自分が人間を恐れるのか、それを自覚することもできずに魔王は今生に絶望する。
死のうと自然に思った。
死に場所を探して船の上。そこで魔王は正体不明の飛来物体による突発的海難に見舞われた。
正体不明の飛来物体は、デブリであった。地球衛星軌道と地上とを結ぶ線が真空となり、しかも重力が狂ったために衛星軌道上の宇宙ゴミことデブリが秒速十数㎞で墜落したのだ。
どうしてそんなことになったのか――
それは前世で魔王の転生を予見した大賢者が、魔王の魂を追って勇者を転移させる魔法のせいで起きた事象だった。世界間移動魔法によって転送先の地球の一部空間が捻れ、そのために大気圏と重力圏に穴が空いたのだ。
スペースデブリなどがない彼らの世界ではその事象は起きても大きな問題にはならなかったが、地球は違った。デブリが墜落することが必然であるというレベルで宇宙ゴミは蔓延していたからだ。
魔王が海上にいたというのも問題だった。
空間の穴は閉じる際に吸引力を生じさせる。
デブリが逆召喚されかけの勇者に衝突し、その運動エネルギーのままに海面に墜落することで生じた高潮に攫われた魔王は、その吸引力に巻き込まれてしまった。
そして想定されていない衝撃や吸引物のために世界間を繋ぐ穴は複雑怪奇に捻れてしまう。魔王の魂は前世の世界に舞い戻るということにもならず、奇妙な世界へと迷い込んでしまった。
二度目となる転生を果たした魔王だったが、現代で人間として育った記憶を、今度は失わずにいた。それは自分では理由のわからない人間への根源的な恐怖を抱えたままということを意味した。
――という背景はまるで関係なく、現代知識を持ち、魔法的能力を多少持ち越した転生魔王が無人島でサバイバルしていくだけのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-29 03:55:29
110163文字
会話率:2%
地球を眼下に見る人工の世界での男の子と女の子の出会いの物語です。
懐かしい、SFジュブナイルの雰囲気で書いてみたいと思いました。
なるべく途切れずに投降したいです。
よろしくお願いします。
※あらすじ
地球の衛星軌道上の宇宙ステーション群
。そのひとつ、ニュートン04に主人公のカズマは住んでいる。
カズマは15歳。地球生まれで9歳まで月で暮らしていた。そのことによって、彼は孤立し、自分を守るために心と身体を分厚い鎧でおおい隠す。
だが、ある日、彼は出会う。
青く輝く地球を自分とおなじ瞳で見つめるひとりの少女に。
その少女、フィリスとの出会いによって、カズマの中でなにかが動きはじめる。
やがて、それは仲間をまきこみ、ニュートン04全体を揺り動かし、この世界の成り立ちへとつながる大きな流れとなっていく――。
王道でボーイミーツガールでジュブナイルなSFを目指してがんばります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-25 16:34:35
88199文字
会話率:33%
今から数百年後の未来。人類は石油という資源が枯渇し新たな資源を探していた。太陽光というエネルギーを得るべく衛星軌道上に地球を覆うほどのソーラーパネルを浮かべた結果、地表は氷河期に入ってしまい地下に潜る生活をしていた。そんな折、突然三年前に
別の世界へ行き来できる能力を持った人間が現れた。国はあちら側の世界にある魔法という技術を新たな資源として認定し彼らをサポートし始めた。
そんな中、主人公のユキリは三年以上昔からあちら側へ移動できる能力を持っていた。剣帝と呼ばれる人物に剣を習った主人公は、いつしか剣で最強を目指そうとする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-20 12:00:00
56448文字
会話率:35%
女の子の身体を持つシンシアは、養父母の違法な刷り込みによって彼等の息子アーサーとして120年後の世界で蘇った。混乱する記憶と自分の身体に戸惑う男の娘アーサー。本作は、彼女が少しずつ本物の女の子に変化していく様子を描く、男の娘系SFファンタジ
ー。みなさんも一緒に、アーサーがどんどん女の子になっていく様子を堪能してください。真の「男の娘」なら肉体は♂だろうが!という所はどうかご容赦を。そういう倒錯的な部分も嫌いじゃないですが、本作品では自分の性を発見する驚きという所に焦点を当て、男の子の心がどうやって女の子の身体に吸収されて統合されていくかを描くつもりです。舞台は26世紀。ソラーン星系の衛星軌道上に浮かぶアカデミーで学園モノが展開されます。ストーリーを盛り上げる為に、アーサーと同じくらい紆余曲折を得た友達が登場します。
植民地の王族出身で蒼く光る髪を持つセシル
貪欲な持ち主から逃げ出したセクサロイドのソーニャ
異星人との戦争に勝つべく創られたベル
彼女達は皆、アーサーと同じく自然人間ではなく、皆アンドロイドの一種です。アンドロイドといっても、肉体も心も普通の人間と変わりはそうありません。なぜなら・・・彼女達はヒトの伴侶となるべく人類が創造した、第二のヒトとも言える存在だからです。独自の遺伝子を持ち、ヒトの子孫を宿せるように作られています。
彼女たちが経験する日常と悲劇を、どうかご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-18 16:22:41
7377文字
会話率:5%
今から2000年後の人類は、火星に移住していた。怠惰な主人公は、割りのいい衛星軌道上のゴミ拾いアルバイトの最中、宇宙船のトラブルで地球へと閉じ込められてしまう。人類が捨て去ったはずの地球には、なぜか原住民の人間がいて、さらには魔法まであった
!!SFではないと思います。文章の練習も兼ねてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-25 00:05:16
5430文字
会話率:54%
国籍不明の衛星軌道兵器『天の火』により、地殻変動が発生した地球。これが引き金となった大戦により、世界の人口は三分の一まで減少した。日本はクローンの体を得て永遠を生きる永劫主義者と、生身の体で一生を全うする自然主義者に分かれ、熾烈な殲滅戦を繰
り返していた。荒廃した地下東京に住む少年サツキは、クラスメイトの明日葉が行方不明になったと知り、彼女を探し始める。
TINAMIで2012年12月に掲載した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-29 01:18:16
16123文字
会話率:27%
日本人宇宙飛行士が語る衛星軌道上で出会った恐怖。
その影響から精神に破綻を来たし、今は精神病院に収容される日々を送る。
その記憶を辿る。
最終更新:2011-05-02 11:39:55
2409文字
会話率:58%
21世紀の3つの時代の物語の1つ。『2056年宇宙の旅』資源開発が進んだ木星の衛星エウロパ。衛星軌道には、通称木星学園と呼ばれる若者ばかりのステーションが建設されていた。そこでの繰り広げられる学園生活とは。
最終更新:2010-12-26 15:31:30
456文字
会話率:0%