【Story】
古びた商店街の一角にある花屋『フローリストM』の店主、後藤ミキの元には、お客さんや友人が訪れます。花を買い求める人達はそれぞれに色々な悩みを抱えながら生きているのです。
大きなトラブルがあるわけではないのになんとなくすれ違っ
てしまったキョウコ夫妻、母親の毒にやられながら何もしてくれない夫の元から家出するハナエ、客先のお局さんとのトラブルや再会したライバル? との過去……。
そんなちょっとした夫婦のモヤモヤを描いた物語です。
主人公のミキも、夫は再婚、母とはなんとなくギクシャクしていて。
夫婦関係や親子関係、子どもを持つということ20代以降の既婚女性たちのリアルを描きます。
原作はインスタにて完結。WEB小説Ver.として、『小説家になろう』『カクヨム』『エブリスタ』にて掲載予定です。
【登場人物】
後藤ミキ……『フローリストM』オーナー。巻き込まれ担当。人より花が好き。
川本キョウコ……ミキの小中高の同級生。夫が浮気をしているかもしれないと疑っている。
鈴木ハナエ……ミキの小中高の同級生。夫が何もしてくれないことにイラつき、家出する。
後藤悠介……ミキの夫。公認会計士。神夫、バツイチ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 07:00:00
104895文字
会話率:49%
エッセイスト、道明寺道長。
ある日、日本上空に浮かんだ島を取材するように命じられた彼は、蕎麦屋で出会ったエルフの導きによって島、天空の国『ローラリア』へと転送される。
そこで彼に与えられた使命は「異世界を取材し、日本に伝える」事。
蕎麦屋の
エルフに「後はよろしく」と路頭に放り出されてしまった道長だったが、たまたま出会った美人エルフ親子の宿に身を置くことに成功。彼女らの宿を拠点に異世界取材を開始する。
これは、異世界の人々とただのおじさんエッセイストが、種族の壁を越えて交流を深めていくだけの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 00:00:00
11354文字
会話率:44%
十歳の少女ミコナが暮らすその世界は、亡くなった人の魂が帰ってこれるという不思議なところ。
今よりもっと幼い頃に母親を病気で亡くした彼女のために、彼女の父親(ハカセ)は、帰ってきた母親の魂を自身が作った<カプセルアニマル>に憑依させました。
けれど、ミコナへの想いがとても強かった母親の魂は一つには入りきらなくて、五つのカプセルアニマルに分割して収められることに。
でも、ミコナの母親の魂を収めたカプセルアニマルは、なぜか、タカ、トラ、オオカミ、サメ、ティラノサウルスと、どれもとても強そうなカプセルアニマルになってしまったのでした。
こうして、ミコナと五体のカプセルアニマルズによる、少し不思議で、でもとても楽しい日常が始まったのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 00:00:00
75920文字
会話率:33%
十歳の少女ミコナが暮らすその世界は、亡くなった人の魂が帰ってこれるという不思議なところ。
今よりもっと幼い頃に母親を病気で亡くした彼女のために、彼女の父親(ハカセ)は、帰ってきた母親の魂を自身が作った<かぷせるあにまる>に封入する。
けれど
、ミコナへの想いがとても強かった母親の魂は一つには入りきらず、五つのかぷせるあにまるに分割して収められることとなった。
でも、ミコナの母親の魂を収めたかぷせるあにまるは、なぜか、タカ、トラ、オオカミ、サメ、ティラノサウルスと、どれもとても強そうな動物達の姿に。
こうして、ミコナと五体の<かぷせるあにまるず>による、少し不思議で、でもとても楽しい日常が始まったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 00:00:00
472015文字
会話率:31%
ある日、湖に落ちた私こと壱岐冬華は、何故か幼児化した挙句、異世界の辺境の地へと流れ着いてしまった。運良く絶世の美人である魔導士のクラヴィスさんに助けてもらって状況は理解できたが、これから一体どうすれば良いんだろう。
「ではトウカ。君は今日か
ら私、クラヴィス・ユーティカの養子とする」どうやら私に超絶美人なパパができたようです。「いや、なんで?」
そんな義親子と周りの人達による、ほのぼの辺境革命が今ここに始まる──!?
※『カクヨム』でも同一作品を公開しております。※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 00:00:00
537681文字
会話率:25%
転生を繰り返す仲良し四人組が合流しようとしたり、合流後の日常を楽しむ話
※この作品には倫欠、暴力、血、戦争、暴言、煽り、罵倒、反社、倫欠、曇らせ、暴行、下ネタ、性的描写、変態、NTR、セクハラ、パワハラ、モラハラ、倫欠、倫欠、クズ、カ
ス、ゴミ、暴力、差別、いじめ、虐待、拷問、迫害、偏見、血、暴力、グロ、臓物、欠損、リョナ、戦争、倫欠などの表現が含まれています
※今のところ3Lは保険
※一人称と三人称ぐちゃぐちゃです
※倫理観と道徳心と人の心と貞操観念とその他諸々人としてあるべき物は親子丼にして食べました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 23:00:00
50934文字
会話率:50%
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。
一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して遠くに流されてしまう。
何とか一命を取りとめたシリルは家族を探す旅に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 21:00:00
75794文字
会話率:26%
或る国に不眠の王子がいました。
どんな名医にも治せず、薬も効きません。
そんな王子のもとに、一人の吟遊詩人が招致されます。
王子は吟遊詩人のうたでのみ眠ることができました。
そのため吟遊詩人は城に幽閉され、夜語り役を命じられます。
不眠の王
子と不思議な吟遊詩人の、千一夜の物語。
☆連載ものですが、この物語に出てくる人々に名前はありません。
ライラもアルゴスも、代名詞であって彼らの名前ではありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 19:49:33
4889文字
会話率:0%
ある人工知能を搭載したロボットを作っている最中、少し居眠りしている間に幽体離脱し違和感に目を覚ますと(起動)目の前に壁に寄り添って眠っている人間の男、つまり自分自身がが居た。そして手を見るとタンパク質でできた皮膚ではなく金属でできた体だった
。彼の名前は上原 哲也(かみはらてつや)二十六歳(男)で、東京のとある町の小さい会社の社長だった。
彼は人間だった頃の名前を捨て、自信を「ロボ太」と名乗った。ロボ太には人間時代に二つ年上の彼女が居た。名前は
高崎 歩夢(たかさきあゆむ)二十八歳(女)である。彼女はそのロボットが自分の夫だとは知らない。ちょうど食事の用意の最中だったのだ。その女は男児を妊娠していた。そして数時間後、夫の身体が冷たくなっていることに気付いた。
そして数週間後彼女はロボ太(元哲也)の子供を無事出産した。しかし嬉しくはなかった。愛する夫が死んだからだ。
だが実際にはロボットに魂が移っただけで、生物学的に見れば死んでいるが、精神世界的には生きている。
生まれてきた子供はやがて小学生五年生になる。父親(ロボ太)が生涯の友人になるとは思っても居ないだろう。ロボ太は自身が父親であることを隠した。そもそも人間とロボットなので親子関係は全くない。タンパク質と鉄なのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 10:58:03
438文字
会話率:70%
直卒の艦隊を持たず、身体一つで銀河系中の戦場を転戦させられていた『日雇い提督』白銀達也は、めざましい戦果を挙げるものの、平民出の身分故、正当な評価を受ける事が出来ません。
しかし、左遷されて十数年振りに帰還した地球で大切な家族を得て大きく運
命が変わっていきます。
地球統合政府大統領の陰謀を阻止した活躍を認められ、銀河連邦最高評議会より【神将】の称号を賜り、軍内では大元帥に叙され位階を極め万々歳…………の筈だったのですが……。
前作『日雇い提督は仁愛を得て英雄に至る』の続編であります。
前作の終了時点から、一か月後のお話として物語は始まります。
日雇い提督こと白銀達也と愛しい家族、そして仲間達の活躍を私と一緒に楽しんで戴けたら幸いです。
尚、相変わらず理数系の知識に乏しく、SFなどと恥ずかしくて言えないような描写が多々あると
思いますが、如何か寛大な心で読み跳ばして戴けたら嬉しいです。
投稿は毎週3回、月曜、水曜、金曜に行う予定です。
可能な限りペースは守るつもりですが、仕事などの事情により若干の変更が出るかと思いますが、
如何か御容赦下さいますよう、伏してお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 07:20:00
1495850文字
会話率:28%
庶子として蔑まれ、肩身を狭くして生きる王子リアムは親戚の公爵令息テオドールの婚約破棄騒動に巻き込まれて謹慎させられた。
謹慎を破り悪役令嬢ソフィアと共にテオドールと自分の婚約者エミーリエとの不貞の証拠を掴むものの南溟の海賊諸島へと売られてし
まう…。
この話にBL要素はありませんが、この話の過去編「自由を取り戻した男娼王子は南溟の楽園で不義の騎士と邂逅する」はBL要素があります。この話単体で読むことができます。カクヨムにも同じ物を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 06:51:30
166032文字
会話率:46%
2023年の夏に父、私、息子の男3人3世代でアメリカ東海岸の2都市旅行に行って来たお話。
でもそのプランは元々2019年に企画スタートして、翌2020年には実行されるはずだったのですが、コロナ禍と親族の大病によって、延期&プランの練
り直しを余儀無くされたものでした。
今回、備忘録として書き記しておこうと思い投稿する事になりました。
あと数年もしたら、ああ、そんなことあったっけ?あの頃って私はそんな思いでいたんだっけ?って意外に重要な忘れたくない事柄を本人自身が断片的にスポスポと忘れそうなので。
まあ、こんな家庭もあるんだね、世間は広いもんだ、あっしにゃ関係無いけど、位の広い御心で御笑読頂ければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 00:00:00
53746文字
会話率:27%
その少女の名前はサーラ。前世の記憶を持っている。
今から百年近くも昔の事だ。家族の様に親しい使用人達や子供達との、楽しい日々と美味しい料理の思い出だった。
月日は遥か遠く流れて過ぎさり、ー
現代も果てない困難が待ち受けるものの、ー
彼らの思い出の続きは、人知れずに紡がれていく。
※チートもスキルもない、ほのぼの異世界ファンタジー。
※この作品は、小説投稿サイトのエブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 16:27:43
92042文字
会話率:48%
現実をしばし離れて 胸きゅんな時空の旅へおこしやす……
一途な可愛いヒロインと “本物” のイイ男達がお出迎えいたします
今年(2020年)中の完結をめざしつつも
永遠に続いてほしくなる非日常を……お送りできたら幸いです
☆ 歴
史の事前知識は いりません ☆
せつなめ激甘系恋愛小説 × シリアス歴史時代小説 × まじめに哲学小説 × 仏教SF小説 歴史恋愛哲学ファンタジーラノベ風味 ……です。
これは禁断の恋?――――――
江戸幕末の動乱を生きた剣豪 新選組の沖田総司と
生きる事に執着の持てない 悩める現代の女子高生の
時代を超えた 恋の物語
新選組の男達に 恋われ求められても
唯ひとりの存在しかみえていない彼女の
一途な恋の行く末は
だが許されざるもの……
タイムスリップものだからこそできる方法で
歴史にシリアスに沿い、
史料から読みとれる沖田総司像に忠実に
甘くせつない加工してます
歴史の前提知識は要りません
小説内で時おり補足してまいります
さりげなく幕末のお勉強をしたい方もぜひ
覚めたくなくなる時の旅へ いざないましょう
新選組の 本物のイイ漢達で お魅せします……
☆ 10年以上前に第1部を書いて放置していたため、現代設定が平成12年です
プロットだけ大幅変更し、初期設定に関しては直さずそのまま続けてます
☆ 未成年の飲酒の記述がありますが、この物語は法律法令に反する行為を容認推奨するものではありません
★ …と・は作者の好みで使い分けております ―もその場に応じ個数を変えて並べてます
☆ 間者役で架空の隊士も登場します
☆ 史料考察に基づき、本小説の沖田さんは池田屋事変で血を吐かないのは勿論のこと、昏倒もしません
ほか沖田氏縁者さんと病の関係等、諸所で提唱する考察は、新説としてお受け取りいただければと存じます
☆ 本小説は親子問題を扱っており、少しでも双方をつなぐ糸口になればと願っておりますが、極端な虐待を対象にはできておりません
万人の立場に適うことは残念ながら難しいものです、恐縮ながらその点は何卒ご了承くださいませ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 14:04:14
816474文字
会話率:27%
「リリス・マイヤーの身に起きた物語とその結末」
に出てくる、リリスの母親パトリシアと父親(正しくは義父)セオドア・マイヤー男爵の物語になります。
貧乏な子爵家の娘パトリシアは、ある夜会で公爵家の子息であるクリスティアンと出会った。
2人
は惹かれ合うが、爵位の違いから交際を認められない。
パトリシアの父親は、資金援助をしてくれた年上の男爵に娘を嫁がせようとするが、クリスティアンは強引にパトリシアを囲ってしまう。やがてパトリシアは妊娠。
一方パトリシアの従姉妹アンナは、麗しき公爵子息に見染められたパトリシアへの嫉妬から、ある計画を立てる。
やがて引き裂かれる2人。
途方にくれるパトリシアに手を差し伸べたのは、実家に資金援助をしてくれたマイヤー男爵だった。
※
リリス・マイヤーの話を読んでいなくても単独でお読みいただけます。
リリスの後書きの「マイヤー男爵の物語」とは少しだけ内容が違っております。親が決めた契約結婚という設定はありません。
マイヤー男爵のキャラクターに肉付けしていくうちに、彼は契約結婚を淡々と受け入れる人ではなく、魅力的な人物でありパトリシアの理解者になりました。そこで契約結婚についての部分を本作では書き換える事にしました。
話の整合性のために後書きの方を書き換えるか、或いは削除するか迷いましたが、本編ではないので修正せずに敢えてそのまま残しております。
本編の後書きと話が違うとご指摘があるかと思いますが、全体の内容に変わりはなくラストは同じです。
ご理解いただいて、温かい目で読んでくださいますと嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 12:00:00
37448文字
会話率:22%
馬車の事故で両親を失ったリリス・マイヤー17歳は、遠縁の伯爵家に引き取られ、同い年のお嬢様のメイドとして働いている。
ある日お嬢様と買い物に出かけた帰り道、ならず者達に馬車を囲まれた。お嬢様はどっちだ?と尋ねるならず者に、
本当のお嬢様は、
自分はお嬢様のメイドだと叫び、リリスを身代わりとして差し出したのだった。
その日、お嬢様の我儘で、着ている服を取り替えさせられていたので、まるでリリスの方が本物のお嬢様のようになっていた。ならず者は疑う事なくリリスを連れ去り屋敷に連れ帰ったら、そこでは思いがけない事態が待ち受けていた。
戸惑うリリスに告げられる過去と現在の真実。
そして断罪。
「まるで物語みたい」な事が自分の身に起きた少女のお話です。
ご都合主義です。年齢とか容姿の描写とか、人名家名などかなりの部分省略しています。
主人公の恋愛要素はほんの少しなので、ジャンルはヒューマンドラマにしました。
前後編です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 17:00:00
17661文字
会話率:27%
剣闘奴のガーウェイはある日、一人の少女に買われる。
それと同じ日、彼の息子だという少年、アズに出会い……。
8年の年月を超えて出会った父子の親子としての成長物語。
ガーウェイはアズの理想の父になれるのか?!
最終更新:2024-03-27 11:15:59
78947文字
会話率:43%
2年前に旦那を事故で亡くし、シングルマザーとなった私は、ある日息子とともに異世界に召喚された。
私達を召喚した人間達は、息子を勇者と呼び、復活した魔王と戦わせようとしていた。
まだ中学1年生の息子を魔物と戦わせるなんてとんでもない!と奮闘し
たところ、邪魔者扱いされた私は、たった一人で魔物の巣窟に置き去りにされる。
死を覚悟した何の力もない私を助けてくれたのは、人間の敵であるはずの魔物たち。
一緒に過ごしていくうちに情も芽生えたけれど、平和な日々は長くは続かない。
数々の試練に対抗できる自分の武器は、料理の腕と機転を利かせることだけ。
息子に会うまでは死ねない!と、日々奮闘しているうちに、いつしか私は魔王軍の幹部になってしまった。
そんな訳で、感動の親子の再会は、戦場で敵同士となる事に・・・
何でこんな事になった?責任者でてこい!大事な一人息子、絶対無事に取り返してみせます!
アラフォーおばさんの反撃が、今ここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 18:16:50
1114299文字
会話率:46%
家柄、財力、そして美しい風貌。
全てに恵まれたかにみえる男・石倉良(いしくら・りょう)。
財閥系のトップである、若き実業家。
遠縁の五百旗頭(いおきべ)家から、美人の誉れ高い妻、眞波(まなみ)を娶る。
妻の実父、五百旗頭欣二(いおきべ・きん
じ)は有数のホテルチェーンのオーナー。財界において大変な存在感を打ち出している。
しかしどうにも、五百旗頭家は、石倉とは折り合いが悪い。
欣二の兄、長一郎(ちょういちろう)は、慈善団体イオ学園の理事長。娘の波留(はる)との間にすさまじい確執がある。
先代、つまり長一郎たちの父が、幼い孫の波留を後継者としてすべてを相続させたためである。
それに伴い、先代は策を弄して親権を剥奪し、石倉良を波留の後見人としていた。
先代の死後、五百旗頭家は内部分裂する。
石倉=波留の派閥と、それ以外という構図になっているのだ。
そうしたある日、親族ふたりの縁談が持ち上がる。
妻の妹、さなえの相手はライバル会社の跡取り。
波留は、政治家の息子と……!?
飛ぶ鳥を落とす勢いの新興勢力、ライバル会社、アズマ・マリンレジャー。
その社長、東知之(あずま・ともゆき)は、知らぬ間に妻の実家に近づいていたのだった。
親子間でも油断はならない。
先代の決断に不満を持ち続けていた五百旗頭兄弟は、
波留の成人を機に、後見人ではなくなった石倉を排除しようと動き始める。
難しい立場に立たされた妻の眞波は、どうするつもりなのだろう。
味方といえるのは、波留と、財界の大物・森行夫(もり・ゆきお)のみ。
石倉は自身の過去と向き合いながら、明日を模索していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 18:00:00
135070文字
会話率:33%
「ウズメ異伝」の続編です。
鈿女(うずめ)の巫子(みこ)、猿田彦の巫子、鬼討師(きとうし)と呼ばれる霊能力者が存在し、公に認められている世界。『葦原』と呼ばれ、そこに住まう人々は、視える、視えないに関わらず、妖(あやかし)や霊といった存在を
認識していた。
この物語は、鈿女(うずめ)の巫子(みこ)の一人、鈴原悠子を軸に繰り広げられる出会いと別れの物語。
巫子の宿命なのか、事件に巻き込まれ、また自ら首を突っ込むこともあったが、悠子はおおむね平和な時を過ごしていた。だが、芸術鑑賞会の会場で『鵺』という男と出会った時、クラスメイトで猿田彦の巫子である草壁達騎の悲惨な過去と、その憎しみを知る。
それ以来、なぜか親友やクラスメイトが事件に巻き込まれ、悠子自身も危険にさらされるようになった。
けれど、悠子や達騎、鬼討師である担任やクラスメイトのおかげで事なきを得る。
これで日常に戻るかと思いきや、ある日、捕えた『鵺』が脱獄したというニュースが入る。それから数日を挟んだある朝、達騎の記憶が皆の中から消えたことに悠子は気が付いた。
『鵺』に復讐を遂げるため、皆の記憶を消したのだと勘付いた悠子は、達騎を追いかける。
彼に『鵺』を殺させないため、人殺しにさせないために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 17:17:08
1657250文字
会話率:40%
魔女であるガーベラは“魔女”を頼ってくる人間達の依頼を淡々とこなしていた。
ある日、一人の女が「子供を助けてくれ」と駆け込んできた。その依頼に応え、ガーベラは薬を作って子供を助けた。
貧しい親子から対価を取るのは気が引けたガーベラは、対価に
「貴女が生涯で一番大切なものを見せに来てください」と言った。
それから十年後。一人の男がガーベラの元に「呪いを解いてほしい」と願いに来た。元騎士であるルークにかけられたその呪いは複雑、強力であり、ガーベラは「呪いを解くために泊まってほしい」と頼んだ。その理由に納得したルークはガーベラと一緒に暮らし始めた。
“災禍の魔女”と呼ばれ、恐れられるガーベラと、嫉妬のせいで呪いを受けたルークは心を通わせていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 16:00:00
4778文字
会話率:49%
25歳の公務員、酒井政明は、海で溺れたDQN親子を助けようとして、波に呑まれた。意識を失った彼は、不思議な空間で1人の男に出会う。その男の名は里見義重。戦国時代末期に房総里見氏の当主を務めた男だった。時空の管理者から『義重の代わりに戦国時
代を生きてほしい』と頼まれた政明は、現代で生き返るため、都合9回目になる義重の人生に臨むことになる。そんな彼の第1の目標は『自然死すること』だった。
だって、転生先の里見家。親父である義弘さんは溺愛してくれるけど、大酒飲みで、自分が7歳のとき、飲み過ぎが祟って、盛大に家中に火種を振りまいて死ぬんだよ? 義兄でもある叔父、義頼(義継)は、優秀だけど、親父との関係をこじらせて最大の政敵になる(予定だ)し。外交が安定してたら何とかなるかもだけど、関東の覇者、北条家との関係は最悪で、援軍を送ってくれそうな力強い仲間も見当たらない。いずれは房総半島の根本を押さえられて、突端に閉じ込められちゃうはず。まずは『生きること』が大前提でしょう! ……でも、せっかく戦国時代に転生したんだから、できることなら『天下統一』目指したいよね!
ちゃっかりもらったチートを生かしてどこまでのし上がれるか、酒井政明=里見義重、奮闘します。
※里見義弘・義頼兄弟説を採用しています。
※里見義重(梅王丸)の生年は1,568年で設定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 07:00:00
445851文字
会話率:40%
25歳の公務員、酒井政明は、海で溺れたDQN親子を助けようとして波に呑まれ、戦国時代末期に房総里見氏の当主を務めた男、里見梅王丸に転生した。そんな彼が鰻の蒲焼きを食おうと奮闘する物語。
※拙作『南総里見異聞録 ~溺れたら ご先祖様(?)の
代わりに人生を送ることになりました。貰ったチートを駆使して戦国時代を生き抜きます~』の番外編です。
※2023秋の歴史企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 07:35:17
7057文字
会話率:13%