故郷を魔物に奪われただ一人生き残ったカールは、【通信】という平凡なスキルを授かった。
しかし、このスキル──ただ長距離通信ができるだけの代物で、一般に通信魔道具が普及した今となっては雑魚カススキル扱いでしかなかった。
ただし、侮る
なかれ。
なんと、このスキル……ただ長距離通信ができるだけのスキルではなかったらしい。
仲間に騙され、無情にも単身でダンジョン奥地に捨てられた時、
その【通信】スキルが真価を発揮する──────!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 20:51:07
40257文字
会話率:30%
かつて、多世代型恒星間都市船だったリーアガルド号は、300年の途方もない大冒険の末、やっとの思いで地球型惑星フィグラーレへたどり着いた。リーアガルド号は静止衛星軌道にとどまり、小惑星から資源を得て船体から軌道エレベーターを垂らすように建設
し、トラピスト星系を中心とした人類銀河共栄圏との《超光速航路》(スターウェイ)を開通した。
入植100周年、その世界に《先住民族(アーシュ)》と《後着種族(ヒューム)》、そしてその間に生まれた《混血種(ミックス)》、主に三種類のマンカインドと、彼らを支える《高等アンドロイド(セーヴァ)》たちが暮らしている。そんな中、アラヤ識システムを採用した高性能アンドロイド・リーアタイプセーヴァの生まれたばかりの少女は、海洋探査船のAIとして引き取られ、恋に仕事に冒険に奔走し始める。
アンドロイドたちが奏でる、まったり冒険ライフ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-09 19:57:23
30548文字
会話率:35%
時に21世紀の終わり、卒業後の進路に悩む高校三年生のユカリコは、夏休みに観光で訪れた軌道エレベーターにてデブリ衝突事故に巻き込まれ、宇宙服姿で高度420キロから真っ逆さまに転落してしまう。
絶体絶命のユカリコ……そんな彼女の元に、ゼルラ
と名乗る人物が軌道エレベーターの柱の上を自在に移動する有人可変人型ロボ・ヴァリスに乗り駆けつけ、彼女をキャッチして救助した。
ゼルラは軌道エレベーター基部で起きる事件事故を、ヴァリスに乗って対処する“絶対領域の守護者”だったのだ!
この衝撃的な体験から、将来の進路をヴァリスのパイロットに定めるユカリコ。
だがその道程は、もちろん平坦では無かった。
カクヨムにも重複投稿。
目次ページ最下部、他◆マーク付きの章には挿絵的写真付き。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-07 22:39:23
108668文字
会話率:26%