「…いい加減、もう止めたい……」
放課後、先生の言い付けを終え、校舎の裏手を歩いていた私に聞こえてきたその声は、間違えようもない、私の愛しの婚約者の声でした。
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両片想い、元サヤハ
ピエン、ざまぁ要素は薄めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 12:49:43
12361文字
会話率:41%
ハイエルフが治める国、バジリスタ。エルフの天才少女アシュリー・クライスと、国一番の怪力無双と評されるドワーフのネメシアは、国立バジリスタ学園でお互い切磋琢磨していた。卒業式のあと、ともに訪れた湖畔でアシュリーから突然キスされ狼狽えるネメシア
だが、故郷へ卒業報告をしに行くという彼女と一ヶ月後の再会を約束する。しかし、その約束が果たされることはなかった。一ヶ月、半年、一年がすぎても、彼女が戻ってくることはなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 17:50:43
149328文字
会話率:52%
「護衛官にならなければただの犯罪者として一生を終えていただろう男」――と評される四郎(しろう)。一見すると好青年だが、中身は笑顔で相手の喉笛を噛み千切るただの「狂犬」だともっぱらの噂である。女が希少な世界で四郎は女にも男にも興味を持たなかっ
たが、それゆえに護衛官としては優秀として扱われる。だがあるとき護衛したワケありの少女――千世(ちせ)の身体能力にひと目惚れして以来、執着し追いかけ回すようになる。内部で問題視される四郎の行動を諫めるべく、周囲は相性診断を受けさせるが、結果は「最高の相性」。千世は妊娠能力が限りなく低いために最低ランク女性に格付けされていたが、その結果から一転、四郎を夫にしろと紹介されることになる。しかし千世のそばにはすでに、女性保護局の職員でもある恋人の朔良(さくら)がいて……。
※「狂犬」が「忠犬」になるまでの話。視点がころころ変わる上、いつも以上にご都合主義です。
※他投稿サイトにも掲載。
※全40話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 00:00:00
80679文字
会話率:30%
『ここでは「令嬢語(エセお嬢様言葉)」で書き込むのが「おルール」でしてよ!』
平行世界の同一人物(現在の状況は様々)だけが書き込める、謎の脳内掲示板で繰り広げられる、とある転生令嬢たちのドタバタ劇。
※一応、それぞれ独立した話になっています
。コメディーあり、微ホラーあり、色々ありありのアソート(今のところ2スレぶんしか更新予定はありませんが)です。スレ(世界線)が違ってもお相手(ヒーロー)は固定です。
※他投稿サイトにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 00:00:00
25661文字
会話率:2%
漫画に登場するキャラクターにガチで恋をしていた前世を持つ紬(つむぎ)。不運な形で命を落としたのを哀れまれたか、あるいは推しのいる世界に転生したいと前世で徳を積んでいたからか、念願の漫画そのものとしか言えない世界へと生まれ変わりを果たした。い
ささかの後ろめたさを感じつつも、前世知識を駆使して推しである出雲(いずも)に猛アピールし、見事に恋人の座を射止める。しかし出雲へのアプローチに必死になりすぎて紬は気づくのが遅れた。「なんかこの世界の愛情表現おかしくない?」。愛する相手に奉仕し、束縛し、なんなら軟禁・監禁も「愛情表現」として受け入れられる世界に転生したことに気づく紬。日々激しくなる出雲の執着ぶりに、「なんか違う」となる紬。だがそこへ紬と同じ世界から転生してきた少女が現れたことで、紬は出雲と別れられるのでは?! と考える――。
※主人公的にはアンハピエン(メリバ寄り?)ですが、ギャグのつもりで書いてます。しかし自業自得とはいえど主人公かわいそう感はあるかもしれないです。キーワードなどを見て嫌な予感がされた場合は閲覧をお控えください。
※他投稿サイトにも掲載。
※全7話、完結まで予約投稿済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 00:00:00
18900文字
会話率:12%
気高き公爵家令嬢オリヴィアの護衛騎士であるテオは、ある日、主に天啓を受けたと打ち明けられた。
その内容は運命の女神の聖女として召喚されたマイという少女と、オリヴィアの婚約者であるカルステンをめぐって死闘を繰り広げ命を失うというもの
だったらしい。
だからこそ、オリヴィアはもう何も望まない。テオは立場を失うオリヴィアの事は忘れて、自らの道を歩むようにと言われてしまう。
しかし、そんなことは出来るはずもなく、テオも将来の王妃をめぐる運命の争いの中に巻き込まれていくのだった。
五万文字いかない程度のお話です。さくっと終わりますので読者様の暇つぶしになればと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 21:13:49
48075文字
会話率:36%
聖女ファニーは暇していた。それはもう、耐えられないほど退屈であり、このままでは気が狂ってしまいそうだなんて思うほどだった。
前世から、びっくり人間と陰で呼ばれていたような、サプライズとドッキリが大好きなファニーだったが、ここ最近の
退屈さと言ったら、もう堪らない。
とくに、婚約が決まってからというもの、退屈が極まっていた。
そんなファニーは、ある思い付きをして、今度、行われる身内だけの婚約パーティーでとあるドッキリを決行しようと考える。
それは、死亡ドッキリ。皆があっと驚いて、きゃあっと悲鳴を上げる様なスリルあるものにするぞ!そう、気合いを入れてファニーは、仮死魔法の開発に取り組むのだった。
五万文字ほどの短編です。さっくり書いております。個人的にミステリーといいますか、読者様にとって意外な展開で驚いてもらえるように書いたつもりです。この件について誰が裏で手を引いているのか、どのあたりで気がついたか、是非コメントしていただけますと、とても参考になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 20:43:29
52343文字
会話率:30%
公爵子息である夫に嫁いでやは半年、ローズは、政略結婚であってもそれなりに仲の良い夫と、それなりの夫婦生活を送っているつもりだった。
しかしある夜、彼との時間を終えた後、今まで体を重ねていたベットで見覚えのない派手な下着を見つけてしま
う。桃色の布地に柔らかなフリルがあしらわれた扇情的な下着はどう思い返してもローズの物ではない。
ほかにも浮気を疑う怪しい点が出てきて、ついにローズは牽制してくる浮気相手を突き止めようと行動を起こすのだった。
アップテンポで進みます。五万文字いかないぐらいのお話です。
ぜひぜひさくっと読んでいってくださいませ。
文章が肌に合った方は、よろしければ長編ものぞいてみてくれると飛び跳ねて喜びます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 21:40:00
48043文字
会話率:37%
婚約者は、傍らに美しい恋人を抱きながら、婚約を破棄すると告げた。
そのショックで前世の記憶を思い出したクロエは、すべてを捨てて自由に生きようと思い立つ。
そんなクロエの相棒は、騒動に便乗して近衛騎士を辞めてきたエーリヒ。
ふたりはすべての
しがらみを捨てて、自由に生きるために旅立った。
婚約破棄シリーズ。
こちらは軽いノリのゆるい婚約破棄ものです。ざまぁ要素あり。
ちょっとシリアスな設定をお好みの方は、ヒロインの成長をテーマにしたこちらをよろしくお願いします。
「婚約破棄した相手が毎日謝罪に来ますが、復縁なんて絶対にありえません」
https://ncode.syosetu.com/n9508gl/
※似たような設定で書いています。
※アルファポリスにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 10:00:00
123828文字
会話率:30%
聖女の生まれ変わりを自称する男爵令嬢に夢中になった婚約者は、婚約を破棄すると言い放つ。
突き付けられた罪状はすべて冤罪だったけれど、婚約者に疲れ果てていた公爵令嬢サーラは、それを受け入れた。
激怒した両親に修道院に送られるも、これでようやく
静かに暮らせると安堵する。
それなのに、なぜか婚約者が修道院に現れて、すまなかったと頭を下げる。
いまさらそんなことを言われても、復縁なんて絶対にありえません。
婚約破棄シリーズ。
こちらはヒロインの成長をテーマとした、わりとシリアスな婚約破棄ものです。ざまぁ要素薄め。
軽いノリの明るい婚約破棄をお好みの方は、こちらをよろしくお願いします。
「婚約破棄されたので、好きにすることにした」
https://ncode.syosetu.com/n0527gl/
※同じような設定で書いています。
※アルファポリスにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 09:00:00
123210文字
会話率:19%
ブリアナ・ゴドフロワ。
かつて貴族令嬢だった彼女は、今は平民として、貧しいながらも穏やかな日々を過ごしていた。
――幼い娘と二人きりで。
そんなある日、娘の父親がブリアナを訪ねてきて……?
※注:シリアス
※元サヤもの(ヒーローはクズと
いうわけではありません)
※ハッピーエンド
※ざまぁ/ざまあ判定の感覚は個人による
※中編(予定)
※2月中完結予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 21:00:00
108085文字
会話率:36%
リッツ伯爵家に長女として誕生したアリシア・ウォーグレン。
彼女は、生まれ落ちたその瞬間から誰にも望まれない存在だった。
自分にもどうやら親というものがいるらしいと知り、期待を胸に会いに行くアリシアだが、父親にその手を振り払われてしまう。
その後、なんとか貴族学園に入学するも、そこで待ち受けていたのは――。
※シリアス注意。
※ざまぁ/ざまあの度合いは個人の感覚による。
※ヒロインの精神が不安定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-08 21:06:44
32227文字
会話率:29%
とある伯爵家のもとに生まれたルイーズの半生は、決して幸福なものではなかった。
母の死。
嘆き悲しむ父の再婚。
義家族からの差別――。
貴族としてはありがちな人生だと諦めていても、悲しみに打ちひしがれる毎日。
そこに持ち掛けられた公爵家からの
縁談に、ルイーズは飛びついた。普通の生活が送れるのなら、と。
しかし、それはさらなる悲劇の幕開けだった。
籍を入れた翌日に夫は、隣国へ向けて旅立ってしまったのだ。
ルイーズはひとりになった。
そこから五年間、夫と顔を合わせないままに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 14:52:14
55582文字
会話率:43%
孤児であるメアリーは自身が授かった能力、ギフトのため王女レオノーラの影武者となっていた。そんなメアリーはある日、レオノーラより彼女の婚約者候補にレオノーラの振りをして会うよう命じられるのであった。
身代わりにされる主人公のお話です。ざまぁ
のような要素あり。設定はあまり細かくは気にせずお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 10:00:00
106741文字
会話率:32%
侯爵家の跡取りであるアマーリアと婚約しているウィリアムは自分が顔だけで選ばれた婚約者だと言われることにずっと不満を抱いていた。自分ばかりが悪意に晒され、婚約に不満を抱きつつあったウィリアムは学園で一人の伯爵令嬢と出会った。
という所から始
まりますがメインは彼の話ではありません。設定の細かなところは気にせずお読みいただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 10:00:00
52850文字
会話率:34%
聖女ウリヤナは聖なる力を失った。心当たりはなんとなくある。求められるがまま、婚約者でありイングラム国の王太子であるクロヴィスと肌を重ねてしまったからだ。
「聖なる力を失った君とは結婚できない」クロヴィスは静かに言い放つ。そんな彼の隣に寄り添
うのは、ウリヤナの友人であるコリーン。
聖なる力を失った彼女は、その日、婚約者と友人を失った――。
※以前投稿した中編の長編版です。
※他サイトにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 07:00:00
103937文字
会話率:34%
癒しの魔力をほとんど持たないため「役立たずの穀潰し」の烙印を押されたアルジェリータは森の奥深くで竜のお世話係──なくてはならない尊い仕事、と言われているが過酷で人が寄りつかない職に従事していた。ある日の朝、アルジェリータは実家から婚約者が妹
に鞍替えした事と、自分が老将軍の後妻として嫁ぐ事を事後報告で知らされる。選択肢もなく公爵家に送られたアルジェリータだったが、彼女を出迎えたのは若き公爵マーガスで、彼の祖父である老将軍はすでに鬼籍に入った後だと告げられる。行き場がなくなってしまったアルジェリータはマーガスに「仕事がないのでここで働かせてほしい」と頼み込むのだが、マーガスは「仕事が欲しいなら俺の妻になればよい」と一言。突然の求婚に戸惑うアルジェリータだが、なし崩しに彼の「提案」を受け入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 15:08:28
117601文字
会話率:51%
風邪を拗らせて眠っていたソフィアは前世の記憶を思い出し、自分のいる世界が乙女ゲームの世界であり、自分がざまぁされる悪役令嬢だと気づく。
ソフィアはざまぁされない様に対策を立てるが、なぜか自分の婚約者がソフィアを溺愛してきて…
あ
れ?私ざまぁ回避しようとしてるだけだよね?なんでこんなに愛されちゃってるの?
そんなお話です。読んでいただけたら幸いです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 21:31:34
4163文字
会話率:34%
転生先にはサツマイモとジャガイモがない世界! 魔法や妖精と交流のあるサフィール王国、《白の妖創塔》という施設の十三番目の子供としてサティは転生する。
単調な集団生活で黒い獣と出会いつつも、サツマイモとジャガイモを食べたい気持ちが募る。
「貴族令嬢なら今の生活よりも自由が増える……。ということは、土いじりや庭園ぐらいなら許されるんじゃ!? それに妖精貴族なら、植物に身詳しいはず!」
貴族令嬢として養子、そして妖精貴族と婚姻を結べば、施設から出てサツマイモとジャガイモを探せると考えて行動を起こした。
伯爵令嬢として養子になるところまでは順調だったが、義両親は一族繁栄にしか興味がなく、同じ施設出身の義姉トリアからは酷い嫌がらせを受ける。踏んだり蹴ったり。
さらに社交界デビューでは「サティ、どうか私の番になってほしい」と、義姉トリアのご執心している夏の妖精王ミデルからのプロポーズ。
義姉トリアから嫌がらせがエスカレートし、拉致、毒殺されそうになり、何とか逃げ出したものの追手によって殺されそうになるところを、黒い獣だった冬の妖精王アルバートに救われる。
アルバートはずっとサティを助けようと動いており、自分があの時の黒い獣だと告げようとするが、ミデル王の魔の手から救うため契約結婚を提案してしまい――。
※旧タイトル「私事ですが、死の精霊王と番になりました!」→「転生したら妖精王の花嫁候補でした」→「余命×年の訳アリ令嬢は不器用な妖精王の番になりました」のリメイク版です。
内容など話数も大きく変動したので、リメイク版として公開することにしました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 13:45:39
51805文字
会話率:39%
シンシアは髪を三つ編みに、眼鏡を着けることを父親と兄から強要されて生きてきた。そして渋々ではあるが両親の許可を得て婚約者のいる魔法学院の入学を果たす。
前世から憧れていた魔法学院に入学したが――入学当日に、幼馴染みのレックスから一方的な婚約
破棄を求められてしまう。
婚約破棄を望むも両親に話せば辺境地に戻ることになるので、魔法学院に残る方法を思案しているとシンシアには身に覚えのない黒い噂が……。
さらにレックスとライラは恋仲だとしり、その現場を見て絶望する。
孤立無援だったシンシアに声をかけたのは、特待生のヴィンセント先輩だった。
「私、まったくもって美的センスがないというか、そう言う機会が少なくて! だから先輩が、その、もし良ければこれは何かの縁なので、私にお洒落を教えてくれませんか!?」
「え。……僕が?」
「はい! だって先輩の髪はとても艶があって手入れもしっかりしているし、爪のマニキュアも可愛いです! 私よりもお洒落が分かっているなら、協力してください! 私、元婚約者にギャフンと言わせたいんです!」
「褒めてくれて……嬉しいよ。でも、僕は……あんまり誰とも関わりたくないというか……」
「先輩の必要な素材は私が用意します。辺境地でいろんな素材を集めていたので、好きに使っていいですから!これは前金です。私が変わるために、協力してください!」
「あーーー! これだけのお宝を前にしてそんなこと言われたら、乗るしかないじゃない!」
最強の味方を得たシンシアは、レックスへの復讐を誓う。些細な復讐から、大がかりな復讐劇へと変貌する!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 20:12:40
48724文字
会話率:46%
「歌姫メアリー、お前が此度の連続殺人の犯人だ!」
聖女に次ぐ象徴である歌姫メアリーは歌魔法《禍歌》のスペシャリストという理由だけで殺人犯の汚名を着せられ《呪われた歌姫メアリー》という二つ名が広まってしまう。
ここ歌の国カントゥスでは、王家
、教会(歌姫も含む)、貴族――そして人外貴族という四つの権力が絶妙なバランスを保つことで成立している。
噂を聞いて嫌味を言ってくる騎士団副長イザークに、メアリーは嫌味を返す。いつもの言い合い。けれど本心は――。
「(……このままではダメ、だな。素直に好きだと、お前が心配で大切だ――って、普通じゃない俺が言ってもコイツは受け入れるんだろうか)」
(態度が悪いのは私だけ。そう考えると凹むなぁ。イザークがもう少し捻くれた言い方や、嫌味を言わなければ……私だって……)
お互いにある秘密を持つのもあり、素直になれないでいた。
両片思いなじれったい二人だったが――。
「近年、立て続けに起こる人外が絡む未解決事件を考え、「教皇聖下及び国王陛下から専門部隊を作るように勅命が下った。イザーク、そしてナイトメア伯爵、歌姫メアリー嬢の三人を軸に未解決事件も含めて対応をしてもらう」
「は? はあああああああああああ!?」
「え? ええええええええええええ!?」
「おお、息ぴったりだな」
「いやいや! なんでそんな危険な任務に、この猪突猛進女を!?」
「ロバート様! なんでそんな大事なお仕事で人選ミスをしたんですか!?」
「ハハハハッツ! 最高権力者の独断と偏見だ! 諦めろ!」
幼馴染みの騎士団副長イザークと、《呪い食い》の異名を持つ人外貴族ルーベルトと未解決事件専門の騎士団特別室が設立する。
お互いの持つ秘密や過去が明らかになっていく途中で、魔界と地上のゴタゴタに巻き込まれてしまい――イザークとメアリーの距離も大きく変わっていく。
これは魔王の庇護下にある地上と魔界も巻き込んだ、人外事件簿である。
※ミステリーお決まりの密室殺人とか、列車旅行、逃亡劇など出てきますがサスペンス要素が強いですたぶん。
主な登場人物
■メアリー・イルマシェ(19)
→元侯爵令嬢、現在は歌姫。
■イザーク・バルツァー(23)
→男爵家の三男。騎士団副長
■ルーベルト・ナイトメア伯爵(???)
→人外貴族
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 21:11:41
84231文字
会話率:47%
彼女は、幼い頃からずっと一人だった。両親は病弱な妹だけを溺愛して、わがままな妹は彼女を見下して。
そうして年頃になった彼女は、妹の代わりに嫁がされることになった。しかし嫁ぎ先でも、彼女はやはり不幸だった。顔も見せない夫、自分を虐げてくる
義理の両親。
姑に嫌われた彼女は、嫁ぎ先をも追い出されてしまう。一人とぼとぼとさまよう彼女に、野盗の刃が迫っていた。
しかし彼女が死を覚悟したその時、救いの手が差し伸べられる。一人の男性が颯爽と現れ、素手で野盗たちを軽々と倒してしまったのだ。彼女はその圧倒的な力に、一筋の希望を見出す。
その男性に弟子入りし、力を手に入れた彼女。そうして彼女は、師匠に別れを告げ、復讐の旅に出たのだった。今まで自分を虐げ、ないがしろにしてきた人々に、力ずくで自分の思いを伝える旅に。
しかし彼女はその途中、怒りのあまり妹を手にかけようとしてしまう。その時、なぜか師匠と、それに元夫までが割り込んできた。
そうして、師匠は思いもかけないことを口にする。その言葉が、彼女に復讐の終わりを告げるのだった。
(全9話のお話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 12:31:19
29916文字
会話率:35%
「両親に勝手に押し付けられた妻など、興味はないよ。私には愛しの女性たちがいるのだから」それが、ガレス公爵家の跡取りアレクが新婚の妻レベッカに最初に言い放った言葉だった。
宣言通り、アレクは女たちの間を遊び歩いていて、レベッカのところにはめ
ったに戻ってこない。レベッカはどうにかしてアレクを自分のもとに留めようとするも、ことごとく失敗に終わっていた。
失意の中、レベッカに一通の招待状が届く。それはお茶会で彼女がまとっていたドレスの見事さに目を引かれた貴族、コーニーからのものだった。
新たなデザインのドレスを作ることに興味があるというコーニーと、その妹ロージー。レベッカは二人と一緒に、様々なドレスの作成に携わることになる。ただ無心に刺繍に励むその時間を、レベッカは心から楽しんでいた。そうして、コーニーたちとの心の交流も。
しかしそうやってコーニーたちのところに通っていたことをとがめられ、レベッカはアレクから離縁を言い渡される。
これまで散々傷つけられ、虐げられてきた彼女は、しかし実家に戻ろうとはしなかった。代わりに、彼女はある決断をする。その決断が、やがて彼女にとびきりの幸せを連れてくるとも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 08:33:33
79439文字
会話率:30%
ヴィオレッタは、ずっと一人だった。子爵家の娘である彼女は、なぜか一人だけ離れに押し込められていたのだ。家族は彼女のことを『はずれの子』と呼び、疎んじていた。
本だけを友として過ごしながら、彼女はぼんやりと夢見る。いつか王子様が助けにきて
くれる日を。もちろん彼女は、そんなことがあるはずもないと分かってはいたけれど。
しかしそんな孤独な日々は、ある日急に終わりを告げる。なんと彼女は家族の手によって、とある伯爵のところに嫁がされることになってしまったのだ。それも、今までに二人も妻をいびり殺したという噂のある恐ろしい男性のもとに。
みすぼらしいぼろぼろのドレスを着て婚約パーティーに出た彼女は、鈴の音に導かれるようにして一人の青年、フェリクスと出会う。彼は突然、ヴィオレッタをさらうと宣言して――。
これは、理不尽に虐げられてきた乙女が、不器用で優しい青年とすれ違いながら歩み寄り、幸せを手にする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 12:07:57
121041文字
会話率:37%
平凡な全方位型オタクだった小田郡貴文(おたくたかふみ)。ある日、幼馴染みの七瀬歩(ななせあゆむ)に巻き込まれ召喚をされてしまう。
勇者である歩はともかく、職業がオタクと判明した貴文。オタクは完全生産特化職のため城の一部から冷遇されてしまう
。おまけに歩とも離ればなれにされてしまった。
強制チュートリアルスキップからの、ハードモードスタートをきった小田郡貴文ことタカ=レイターの未来はどっちだ!?オタクによる異世界生活が幕を開けた!! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 20:26:56
360666文字
会話率:57%
“稀代の天才”と持て囃される魔術師さまの窮地を救ったことで、気に入られてしまった主人公グレイス。
本人は大して気にしていないものの、魔術師さまの言動は常軌を逸していて……?
例えば、子供のようにベッタリ後を付いてきたり……
異性との距離
感やボディタッチについて、制限してきたり……
名前で呼んでほしい、と懇願してきたり……
とにかく、グレイスを独り占めしたくて堪らない様子。
さすがのグレイスも、仕事や生活に支障をきたすような要求は断ろうとするが……
「僕のこと、嫌い……?」
「そいつらの方がいいの……?」
「僕は君が居ないと、もう生きていけないのに……」
と、泣き縋られて結局承諾してしまう。
まだ魔術師さまを窮地に追いやったあの事件から日も浅く、かなり情緒不安定だったため。
「────私が魔術師さまをお支えしなければ」
と、グレイスはかなり気負っていた。
────これはメンタルよわよわなエリート魔術師さまを、主人公がひたすらヨシヨシするお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 23:46:37
73193文字
会話率:35%
「君だけをずっと想っているよ」
幼いあの日、あなたはたしかにそう言ってくれた。
そして、優しく愛を紡いでくれたその唇から今、私を拒絶する冷ややかな言葉が浴びせられる。
「僕は君を愛することはない」──────
最終更新:2024-02-02 23:02:24
7831文字
会話率:42%
竜王の運命。……それは、アドルリア王国の王である竜王の唯一の妃を指す。
けれど、ラファリアは、運命に選ばれなかった。選ばれたのはラファリアの友人のマーガレットだった。
愛し合う竜王レガレスとマーガレットをこれ以上見ていられなくなったラフ
ァリアは、城を出ることにする。
すると、なぜか、王国に繁栄をもたらす聖花の一部が枯れてしまい、竜王レガレスにも不調が出始めーー。
一方、城をでて開放感でいっぱいのラファリアは、初めて酒場でお酒を飲み、そこで謎の青年と出会う。
運命を間違えてしまった竜王レガレスと、腕のいい花奏師のラファリアと、謎の青年(魔王)との、運命をめぐる恋の話。
※カクヨム様でも連載しています。
そちらが一番早いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 23:01:28
101030文字
会話率:43%
無事に高校デビューした根無杉之助(ねむ すぎのすけ)は、ある悩みがあった。
それは、高校デビュー以来、一度も自室のベッドで寝たことがない……ということ。
毎日、同級生+αの女の子たちが女子会に来てベッドが占領されてしまい、杉之助はいつ
も床やソファーで寝るハメに……。
そのせいで腰痛や寝不足になり、杉之助の成績は下がる一方……。さらには、親からは難関大学に合格できないとハンバーグの挽き肉するぞ、と言われる始末……。
そんな挽き肉よりもグチャグチャな状況の中、あることがきっかけで、手のひらを返したようにベッドを占領する女の子たちに猛アタックされ、さらにグチャグチャな状態に……?
果たして、寝不足と親のモラハラと女の子たちの好意に挟まれた杉之助が、自室のベッドを取り戻し、ハンバーグの具材にならない日は来るのか?
そんな思いつきで書いた、笑いあり涙ありのカオスなラブコメです。
© 2024 赤毛の人折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 17:02:51
83050文字
会話率:47%
かつて、人間と魔族の存続をかけた戦争があった。
これは、その中でも「アウルム大陸伝説」と呼ばれる、英雄たちの軌跡だ――。
魔族の英雄「ディオクレス」率いる魔族の襲来により、愛する家族を失ったアイザック・リーバ。
魔族たちに「無能」
と罵られ、たった一人生き残った彼を、なぜかディオクレスは見逃すよう手下に命令し、意味深長なことを残して去っていく。
残されたアイザックは「誰よりも強くなり、魔族に復讐する」と誓い、その狂気じみた執念によって最強の力をつけた彼は、家族の仇(かたき)である「ディオクレス」が目撃されたというアレア地方へと向かう。
そこで、アイザックは訳ありの三人の美少女と出会い、彼女たちと魔族へ復讐する旅が始まる――。
※この物語は、フルクシオ大陸伝説シリーズ→https://ncode.syosetu.com/n7353io/ と世界が繋がっていますが、読まなくても内容は理解できるものとなっております。
© 2024 赤毛の人折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 21:39:06
5690文字
会話率:37%
『花染め屋の四季彩(はなそめやのしきさい)』
人間の魔法が弱まった時代。強力な魔法は【魔法植物】による【染魔(せんま)】を施した魔道具がなければ使えなくなってしまった。しかし、その【染魔】が出来る者も限られている。
フリジア王国【静寂の森
】の奥に暮らす若い女性はその一人だ。彼女は自らを【花染め屋】と名乗り、【染魔】を【花染め】と呼ぶ。
これは【花染め屋】と、彼女の元を訪れる客たちの物語。
あらすじおわり
プロローグ+八章で完結の予定です。章ごとに話が一区切りします。
現在、二章まで書き終わっています。二章完結まで毎日一度か二度更新します。三章以降は、執筆の進行次第です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 18:00:00
134229文字
会話率:35%
人助けをしたのに、浮気を疑われて婚約破棄された令嬢マエル。
親友に騙されて財産を失い、衝動的に空き巣を思いついたタクシー運転手のスティーブ。
偶然巡り会った2人の、陰謀が渦巻く格差恋愛物語。
※作者より
・舞台は近代ヨーロッパを
モデルとしています。
・タイトル脇の()が話の人物視点となります。
・1話につき2ページくらいで執筆します。
・作中にポンドやペンスなどの通貨が登場しますが、現実とは関係ございません。
・誤字脱字がございましたら、遠慮なくご指摘下さいませ。
・他サイト様でも同時連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 12:16:47
96278文字
会話率:42%
同じ高校に通う男女とその周囲の、青春の日々を切り取った群像劇です。
二人の甘い恋の一場面でもあり、身分差の恋との戦いでもある。
純粋な片思いの恋でもあり、過去の恋との対峙でもある。
時には、まだ恋を知らない物語であり、そして、最
悪からのやり直しの物語でもある。
そんな群像劇のような、でも一つの物語。
前作『二番目な僕と一番の彼女』の世界の続編です。前作をご覧になって頂けて、お好みに合う方がいらっしゃれば、後日談として空き時間のお供になれますと幸いです。
※前作同様、極端なざまぁ要素や、後NTRやBBS要素は作者の好みではないので書けませんしありません。書けるかはさておき、せっかく物語の中なので、こんな青春送りたかったなとか、優しい余韻くらいが好みです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 12:00:00
359305文字
会話率:39%