「僕は君を愛することができない。だって怖いんだもん」
結婚後初めての夜、キャンベル伯爵家の嫡男ゴドウィンはオドオドとこう言った。ゴドウィンは幼馴染で新妻のフィービーを愛していた。が、フィービーを失いかねなかった過去の川での事故を思い出すと、
心も身体も委縮してしまうのだ。しかしゴドウィンもフィービーも、川での事故について忘れていることがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 07:45:43
2480文字
会話率:42%
「まったく、もう!坊ちゃん、また御令嬢方に冷たく当たったんですか?」
「当たってねぇよ。帝国の藩屏たる当家に華麗さを求めるなと、釘を刺しただけだ。それと坊ちゃんと呼ぶな、俺はもう18だ」
「その目がいけないんですよ。せっかく坊ちゃんは元が良
いのに、その険のせいで全てが台無しです。それじゃぁ、どなただって萎縮してしまいます」
「おい、人の話を聞け!」
「そんな事では、いつまで経ってもお相手が見つかりませんよ。坊ちゃんは公爵家の跡取りなんですから、早く身を固めていただかないと、旦那様が安心できないじゃないですか」
「…お前、ずいぶん親父に肩入れするんだな?」
「そりゃぁ、当然じゃないですか。あの時、旦那様が命を救ってくれたからこそ、今の私があるんです。しかも、何もできない私に居場所まで作って下さったんですから、少しでも恩返ししないと…」
「チッ」
「そこで舌打ちしない!…まったく、旦那様はあんなにお優しい方なのに、どうしてこんなに口が悪くなってしまったんだか…」
「主人の陰口を叩くなら、部屋を出てからにしろよ…」
ばたん。
「…クソ、人の気も知らないで。覚えていろ、――― 俺は、お前を絶対に離さないからな」
***
7割シリアス、3割コメディ。異世界恋愛ものですが、バトルシーンは割と容赦がありません。
20話まで毎日更新、以降は週末に2話更新。
本作品は、「小説家になろう」「カクヨム」で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 14:10:08
328999文字
会話率:59%
吊理《つり》めめ子は、ミステリアスな少女だ。その冷徹なツリ目は、見るものすべてを萎縮させそうな錯覚を覚える。
僕──平坂《ひらさか》は、彼女の謎を追っていた。しかし、ある日のこと。不良に絡まれる彼女を助けた時から、僕の運命は狂い始める
──。
【カクヨムにも投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 09:07:41
5597文字
会話率:44%
森崎ひよりは普通の女子高生だった。
いつもと変わらないいつもの学校帰り、いつもの電車で帰路に着くと、突然超ド級イケメン「夢咲斗」と出会を果たす。
女子校に通い、男慣れのしていないひよりにとって、超ド級イケメンの斗はレベルが高過ぎて萎縮する。
斗はひよりを「僕の運命の人」と言って憚らず、ひよりは斗の態度に振り回されてばかりだ。
ひよりはただ、電車で斗を起こしただけなのだ。
しかし、のちに「斗を起こす」という行為に込められた意味は、衝撃の真実とともに明かされることになる。
彼らは「ドリーム バスター」と呼ばれる、夢魔退治人だったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 07:00:00
7006文字
会話率:33%
皇紀2694年 西暦2044年
国内では多数の反社会的組織による異能をしようしたテロリズムが横行していた。
それによる被害を食い止めるベく、政府は陸軍省に新たに、異能テロ対策課を設立。
それは強力な異能者を中心に置いた、特務機関であった。
5つの大隊と、その上に参謀本部を置く形になっている。
設立してすぐに、それは全国各地にはいびされ、瞬く間に戦果を上げた。
それでも、テロリストの殲滅には至ってはいない。
しかし、戦線は萎縮し、ここ五年間程は小競り合い程度しか起こっておらず、表面上の平和が現在も保たれている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 08:36:25
24939文字
会話率:52%
主人公の有馬拓也は、大学一年の後半に筋萎縮性側索硬化症(ALS)が発症し、その後入院生活を過ごしますが、症状は悪化する一方であり現代医学では治療は困難でした。そんな彼に主治医が進めたのは、いまだ生還者のいない冷凍処置でした。正気を失うほどの
激痛を伴う冷凍処理に入った主人公が目覚めたのは、遙か未来の宇宙空間。そして人間としてではなく宇宙船として目覚めることになりました。
未来の宇宙ということで舞台はSFですが、世界観としては科学技術だけではなく魔法や理力、気功術と言ったファンタジー要素が多く出てきます。
プロローグではグロ表現があるので、苦手な方は読み飛ばしてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 15:19:37
799574文字
会話率:66%
ダンジョン、それは神が信仰心を集める為に人間に与えたシステムである。
『データ』と言う異世界に繋ぐアプリ『異世界データ』を始めとした、色々な事をしていた。
ダンジョンや新たな資源、様々な恵を人間に与えた。
それは高校生でも数億稼げて
しまう程に人智を超えた出来事である。
さらに、神は『イベント』を行うのである。
それで大抵の事が解決する万能言語が生まれた。『神ってスゲー』である。
当初は宗教などが荒れてしまったりしたが、今では人間にとってメリットしかない事柄となっている。
霧外日向(きりがいひなた)は太っていた。デブス、その言葉が良く似合う外見をしている。
そのせいで、学校では豚と言われて虐げられている。そのような光景が日常となっていた。
そんなある日である、彼の推しであるダンジョン探索系VTuberのリイアのフィギュアを買うために金を探した。しかし、金がない。
完全なる金欠。剣術を辞めた事により両親にも頼みにくい。バイトも時間がかかる。それでは購入時期に間に合わい。
そこで日向は『ダンジョン』に挑む事にした。探索者となり、金を稼いで貢ぐために。
ダンジョンに入り、ステータスを確認するとネットにもないスキルが二つ存在した。
それは呪いスキルと呼ばれてしまう【データ転性】と世界を揺るがすスキル《モンスターカードガチャ》だった。
無知な日向はその事実に当面の間は気づかない。
だが、日向はこれをポジティブに考えて利用し、配信者『日陰』として活動する事を決めた。
推しであるリイアに近づく為に。⋯⋯だが、無知故に彼の動画はバズってしまう。
モンスターカードと言う激レアアイテムを数枚所持して扱う初心者として⋯⋯。
クラスではそれが話題となっていて、日向は萎縮してしまう。バレたら大変である。
何故なら、完全な女性の配信者と世界に思われているからだ。
それが推しにバレてしまうのだが⋯⋯⋯⋯
レアアイテムを大量入手出来るスキルを持つ彼が目指す先には何があるのか?
それはまだ、誰にも分からない。
掲示板の話が存在します、その場合はサブタイトルに『掲示板』が存在します。
他視点が混ざる場合はサブタイトルに☆が存在します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 07:10:20
287405文字
会話率:35%
過去に受けたトラウマによって、視線恐怖症になってしまった高校生プロゲーマーの主人公、そして彼を更正させようとするオンラインゲーム仲間の2人。
学校には個性的で主人公が萎縮してしまうようなクラスメイト達ばかり。だが2人の仲間と学校での協
力者による更正プログラム"にらめっこ"や"友達作り"で恐怖症はみるみる改善されていく。
だが世の中そんなに甘くない、協力者とのぶつかり合いや、逆に自分がクラスメイトの更正を試みたりと、ゲーム漬けだった主人公にとってコミュニケーションという茨の道に安息所はほとんどない。
それでも主人公は日々成長し、味方を増やしていく。
これはゲームばかりやって現実を捨てた少年が、自分の更正を試みて恋愛やトラブルに巻き込まれ、自ら首を突っ込み解決しようと奮闘する物語である。
─────────
はじめまして鈴木君です。この小説は青春やラブコメを題材としていて、登場人物達の会話や感情に注力して執筆しています。誤字脱字や拙い表現はあると思いますが、楽しんで読んでいただけたら幸いです。
──最後に。
この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは、どんなに名称が似ていようが関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 20:50:36
331722文字
会話率:43%
暁原愁也(あきはら しゅうや) 享年十八歳。
進行性の指定難病で入院していた俺は、日に日に筋肉が萎縮してできることが少なくなっていく恐怖と戦い続けてきた。
最後まで生きることを諦めなかったけど、ついに力尽きてしまった俺が目を覚ましたのはリ
アリティのない死後の世界。
そこで待っていた白いライオン頭の軍神が俺に注げる。
「貴様にこの軍神アレスの遣いとして戦う意志はあるか。異なる世界で再び得た命を、十一の神の遣いと戦うために使う意志はあるか?」
「その意志あれば今ひとたび消えゆく魂に肉の器を与え、我自ら貴様に覚悟を与え、戦いの地に貴様を送り出そう。その意志なくば、この忘却の地を己が何者か思い出せなくなるまで彷徨い、輪廻の理に続くが良い」
入院中に読んだことあるぞ。これ、異世界転生ってやつか?!
神の遣いとやらになって異世界で暮らすかそのまま成仏するかを選ばされたけど、自由に動く体なんて何年振りだろう。
もちろんこのまま成仏なんてしてやるわけがない。
フィクションでしかないと思ってたけど、舞い込んできた異世界転生のチャンスを逃がして堪るものか。
神の遣いだかなんだか知らないけど、異世界で悠々自適セカンドライフを送ってやる!
……って、え? なんでこの人武器構えてるんだ?
「よかろう、では我が遣いとなる貴様にこの軍神アレスの戦いの試練を与えよう。我が試練を超えたその武こそを、知らぬ地に降り立つ貴様の覚悟とするがいい!」
待て、これまで入院生活してた俺がそんなもん避けられるワケ……!
かくして、再び俺の戦いの日々が始まった。
想像してたより全く甘くない俺の異世界転生は、それでも闘病の日々と比べたらまだ少しマシなのかもしれない。
難点があるとすれば……ネコ科の動物が、苦手になったということだった。
※作中の病気、団体、固有名詞は全てフィクションです。実在の人物、団体などとは関係がありません。
※毎週土曜日更新です。
※少しハードコアですがハッピーエンドで進みます。
※R15は戦闘描写ありのため、念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 00:00:00
530254文字
会話率:29%
【すでに書き終えている小説を書き直し、新たに載せてゆきます。文を書く力もまだまだなのでこれでも読みにくいと思います。どうしても広く人々に伝えたい物語なので少しずつですが頑張ります】
この小説は、ALSになった母と僕二人の生活、そして僕自
身の人生をそれぞれの主人公達にのせて描いた世界の物語です。
二度と自分を許さないと決めた僕の「そうでありたかった」そんな世界に触れてみて下さい。
---「経験し、想像してみてください。例えば五分間。あなたは眼球以外の体の動きを止め、天井や壁、もしくは何も無い部屋の一角をただ見つめ続けてください。苦痛が待っているはずです。しかしその苦痛は本当の地獄ではありません。なぜならあなたのその苦痛は五分後に解かれ元に戻るとわかっている五分だからです。
想像してみてください。例えばその五分が、最期まで続く人生を」---
○主題歌を作りました。 「最初で最後の再開」 https://youtu.be/-9bATvNPj7o
ALSは筋萎縮性側索硬化症という難病です。全身の筋肉が弱り、最後には目蓋も閉じる事ができなくなります。ただ、この難病が及ぼす影響もそこまでです。つまり心は健康な時のままなのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 22:08:37
11443文字
会話率:47%
ある国のクイナと言われる丘には小さな町がありました。そのクイナの町には石畳やレンガでできた道があり、同じような素材でできた家が並んでいます。これは、変わらない町の中で、変わってゆく人々の物語です。
カラキランコロン。玄関のドアに付けられ
た鐘の音が響きました。今日もまた、夢の家にミロクおばあさんがやって来たのです。朝食の支度をしていた夢は、とても嬉しそうに玄関の方へと駆けて行きました。夢にとってこの鐘の音が、クイナの町の住人達との幸せなふれあいの始まりです。
「はーい、おば様どうぞー!」
そしてそれは、明日も明後日もいつまでも、ずっと、続くのだと夢もおばあさんも思っていました。
そんなある日、夢はおばあさんと一緒に病院へ行く事になりました。
そしてその日を境に夢とおばあさんの大切な日日が始まりました。
誰が悪いわけでもなく何が悪いわけでもなく、多くの人の人生には悲しみというものが訪れます。夢はこの日からおばあさんとクイナの町の住人達とその悲しみの中に入って行きます。決して美談では終わらない救急救命処置、声を失う人工呼吸器、医療の誤診、介護サービス従業員によるドライヤーでの火傷、そして別れ。そんな悲しみを乗り越えながら主人公の夢は一つの人生を生きて行きます。
ALSは筋萎縮性側索硬化症という難病です。全身の筋肉が弱り、最終的には目蓋も閉じる事ができなくなります。ただ、この難病が及ぼす影響もそこまでです。体だけが動かなくなるのです。つまり心は健康な時のままなのです。例えば5分間、家の壁、会社の壁、教室の壁、天井、窓、それらをじっと見つめたまま、目蓋や眼球以外は動かさずに過ごしてみてください。きっと多くの人は苦痛を感じると思います。しかし病気になり寝たきりになると、それは10分、1時間、5時間、終わる事なく地獄のように続いて行くのです。ただ、誰かが悪いわけではないのです。患者が抱く家族への気持ちや、一つの心に二つの人生を重ねる家族、病気の介護には価値観を変化させる必要があるのです。
この物語の主人公達はどんな世界をその瞳に焼き付けてゆくのでしょうか。
この物語の元になったオリジナル曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=v8b66qS5jAA&feature=youtu.be
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 16:38:58
315941文字
会話率:40%
俺の幼馴染はすべてがかわいくて、いつも俺の助けになってくれた。
だけど、ある夏の日から彼女はある病をを患う。それは、だんだんと体の筋肉が萎縮していくものだった。
彼女に残された少しの寿命で、俺は精一杯彼女に思い出を送り、生活を送り、笑顔を渡
す。そして──彼女との最期の約束を交わす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 00:26:39
5635文字
会話率:25%
彼女は蒲公英のように明るく笑顔が優しい存在でした。
他サイトの企画で書いた短編になります。よろしくお願いします。
最終更新:2022-06-15 07:14:47
1197文字
会話率:34%
主人公の女性ルーシーは、スバル王国に住む国家魔法士で、彼女はこの世界で最高位の魔法士でもある。性格は穏やかで、人からの頼みを断れないたち。現在25歳である。
彼女は3ヶ月ほど前に、長身で目元が涼やかな20歳の王都内の大学に通う男性テナー
と、落とした手帳を拾ってもらったことがきっかけで付き合うことに。彼とは穏やかな付き合いを続けていた。
ルーシーが苦手としているのは、この国の国王であるレオンだった。彼は、巷では非公式だがファンクラブが出来るほど人気があるのだが、彼女にとっては、無表情で圧が強いので苦手な人物だった。
だが、実はルーシーの彼氏のテナーと、国王であるレオンは同一人物だった。
スバル王国の東南部の森林に、3年前から突如現れた魔物。
この世界で魔物自体は、500年程前に突如一斉に姿を消していたのだが、どう言うわけだか、再び世界中でもスバル王国の東南部だけに、現れてしまうようになったのだ。
魔物は、既存の武器での物理攻撃がほぼ効かないが、国家魔法士レベルの攻撃魔法でなら討伐することが出来た。
そのため、魔物討伐は基本的には、国家魔法士が主に当たらなくてはならなくなったのだが、それは命懸けの仕事のため、スバル王国における国家魔法士は、すっかり人気のない職業となってしまったのだった。
国家魔法士が人手不足ということもあり、元々リーダーには向いていないのだが、ルーシーに白羽の矢が立てられ、彼女は責任の重い補佐官に就くことになった。
それからは、レオンの目から見ても、彼女は日々精神的にやられて、力なく過ごしていた。
そんな彼女を、国王であるレオンは見ていられなくなり、自身の扮装魔法で「テナー」に扮装し、大学生と偽ってルーシーを励まそうと近づいた。それが、きっかけだったのだ。
ちなみに扮装して接したのは、レオンの姿で彼女に声をかけても萎縮されて会話もままならいからであった。
レオンは身分も姿も変えて付き合っていくが、二人の関係は、どうなっていくのだろうか。
⭐︎現在は、毎日朝7時30分頃に1話ずつ更新しています。お付き合いいただけたら嬉しいです。
⭐︎ちなみに、今作は題名が長いので、作者は「どうやら王様」と略しています。
⭐︎ノベルアップ+様でも連載を行なっており、そちらは先行連載となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 15:56:31
166263文字
会話率:42%
伯父さんの家でお世話になっている僕。
一緒に住んでいる従姉にキツく当たられる日々。萎縮して謝ることしか出来なかったけど、バイト先の女の子に話したら、従姉の行動をボロクソに言い出して……?
最終更新:2021-10-09 13:55:34
2835文字
会話率:57%
すぐ怒鳴る人って、なんであんなに簡単に怒鳴れるんだろう?
周りや当人を萎縮させるだけなのに。
口に出せないで、思っているだけの僕も、卑怯者なんだろうけど。
キーワード:
最終更新:2021-04-07 19:13:39
463文字
会話率:0%
ゆっくりと歩いてゆきましょう
キーワード:
最終更新:2020-09-29 16:56:21
474文字
会話率:0%
地方都市に住まう青年ゼーノは、王都へ向かう商隊の男から異国の少女ナリアを買った。彼女と暮らし始めるゼーノだが、共同生活は出だしから行き詰まる。ナリアに家事の経験が皆無だったためだ。他に頼める仕事もなく、日に日に萎縮していくナリアにゼーノは苦
悩する。そんなある夜、ゼーノが寝室で天井を仰いでいると、扉を叩く者があった。現れたのは、何やら思いつめた様子のナリアだ。彼女はゼーノに促され問いかける。――ご主人さまはなぜ、私に罰をお与えにならないのでしょうか? 特にいたしたりしない短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 19:40:34
6815文字
会話率:40%
どこにでもいる冴えない猫背な高校生、千歳快斗は16歳の誕生日に『願いが全て叶う』というラノベの主人公感満載の能力に目覚めてしまう。……と言っても彼は萎縮して食べたいものを永遠と食べたり、発売前のゲームを取り寄せたり、少し頭を良くしたり……と
いうか具合のみみっちいことにしか使えていないのだが……
そんな少年の少し高スペックな異能力チート?コメディをご覧あれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 17:02:34
2327文字
会話率:55%
二人の導き手であるグレイのもと、精界での暮らしが始まった。ここでは翼の力が絶対で、領地には、厳しい階級制度がひかれていた。二人が暮らす境界地は、そんな世界からはみだした者たちが暮らす場所だった。言葉よりも思念と呼ばれるものがコミュニケーシ
ョン手段として使われており、どうやら、言葉を使える場所は限られているらしい。
人間界では、翼人として秘密を抱えて生きてきた海は、力を付け、心も解放され直ぐにここでの暮らしに馴染んでゆくが、突然翼人となった隼人は、何時まで経っても翼の力を制御できず、萎縮してゆく。そして、そんな隼人の消極的な態度が、翼の力に恵まれないアンディーの心を逆なでした。
ある日、隼人との衝突をきっかけに、アンディーは危険な森の中へ入ってしまう。
アンディー達姉弟の事情と、森の危険さを知った隼人は、アンディーの事が心配になり村を飛び出した。そして、我知らず力を使い、アンディーを助け出す事に成功する。
これをきっかけに、二人は互いを知り、認め合うのだが、相変わらず、隼人は翼の力も思念も使えないままだった。それでも、仲間ができて楽しい日々が送れるようになると、そんな事は気にならなくなった。
そんな時、グレイの父、アカンサス候が現れ、事態は一変する。
隼人と海の羽化に、グレイが深く関わっていた事を知り、激怒した隼人は、アカンサス候と共に、領地へ行く事を決心するのだが・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-29 23:39:25
49466文字
会話率:21%
戸倉計助は田舎の公務員、四十歳になっても結婚することなく、独りで気ままな生活を送っていた。彼には若くして亡くなった弟がいたが、その妻が長期の入院となっており、娘を預かることになったのだった。
高校生になる杓谷(しやくや)ちぢりは、想像力
のたくましい女の子で、様々な発想で計助を驚かせた。独り身に慣れた彼にとって、純粋で想像がちな彼女との生活はわずらわしいことばかりで、不機嫌な計助の態度はちぢりを萎縮(いしゆく)させ、次第に二人はぎすぎすした関係となってしまう……
でこぼこな二人は、うまく暮らしていけるのか。
2019.3.17より順次掲載(隔日5時更新) 全23話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 05:00:00
113219文字
会話率:54%