『ラーメンを頼んでくれるならセットに銃でも手紙でもヒトでも何でも運びます』
そう書かれた看板には所々赤黒い染みが付着している。
「いらっしゃいませ〜!」
店内に響くその声は依頼者にとって疑惑と不安を彷彿とさせるほどやけに明るい声だった。
「
店内で召し上がりますか?それとも······」
女性の口元が三日月のように歪んでいく。
「『デリバリー』ですか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 00:19:19
42193文字
会話率:54%
『その子をお願い。私が最も信頼するあなたにその子を託したいの』
それが二年前に街を飛び出していった幼馴染からの手紙の内容だった。
ライド=ブルックス。彼には二歳年上の幼馴染の少女がいた。
しかし、彼女が十五歳の時、幼馴染は政略結婚を嫌が
って街を飛び出していた。
そうして二年後。
ライドの元には一通の手紙と生後間もない赤ん坊が送り届けられた。
幼馴染の娘だった。
途方にくれるライドだったが、孤児でもあった彼には赤ん坊を見捨てられなかった。
ライド十五歳。彼は一児の父になる覚悟をするのだった。
だが運命は残酷だった。
十三年後、彼は大切に育てた愛娘を失うことになる。
傷心のライドは幼き日に憧れた世界を回る旅に出るのであった。
そんな彼の足跡を追うのは、無口無表情な元カノ。活発な妹分勇者。そして極めて重度なファザコンに育った愛娘……。
果たして、彼女たちはライドと再会を果たせるのだろうか――。
※本作は『カクヨム』で先行投稿しています。
読者のみなさま!
少しでも面白い、続きを読んでみたいなと思って下さった方々!
感想やブクマ、『★』評価で応援していただけると、とても嬉しいです!
大いに執筆の励みになります!
何卒よろしくお願いいたします!m(__)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 00:10:00
328881文字
会話率:28%
円環の聖女によって結ばれた四聖の和合。
その誓約によって守られるマルクト国は緑のベルデ、赤のロホ、白のブランカ、青のアスールの四つの領地からなる。
そして大地と植物を司る緑のベルデは地の加護を。
焔と熱を司る赤のロホは焔の加護を。
光と風を
司る白のブランカは風の加護を。
水と冷を司る青のアスールは水の加護を受け、それぞれの領地に住む人々には、受ける加護がその髪や瞳に表われる事が多い。
だが黒い瞳に黒い髪を持って生まれた少女ノエルは、不吉だ、気味が悪いと嫌われ、虐げられてきた。
そんな彼女を案じた父クラウスは、亡くなる直前に一通の手紙を出す。
その手紙によってノエルの運命は大きく動き始める。
黒が不吉といったのは誰?
※本作は【カクヨム】でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 23:57:07
321634文字
会話率:23%
所謂剣と魔法の異世界の一つ、オヴィーリス。その世界に、《SS》冒険者と呼ばれる三人がいた。
世界最強と謳われるこの三人の内一人、『炎鬼神』の異名で畏れ敬われる男──名を、ラグナ。ラグナ=アルティ=ブレイズ。
ある日、ラグナは終焉を司る魔
神を討ち、その行方を晦ましてしまう。が、それはこの一度だけに限った話ではなく、ラグナの唯一の後輩たるクラハ=ウインドアは特に心配することなく、数日を過ごしていた。
が、ある日クラハの元に行方不明となっていたラグナから手紙が届く。そしてクラハは再会を果たすことなったのだ。……燃え盛る炎をそのまま流し込んだような赤髪の少女となった、ラグナに。
ストーリー・フェイト────これは、運命に抗う者の、物語。
カクヨム版↓
https://t.co/RW6Eu6SS9J
ハーメルン版↓
https://syosetu.org/?mode=ss_detail&nid=230941
アルファポリス版↓
https://www.alphapolis.co.jp/novel/435342342/124292369
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 22:45:27
661350文字
会話率:31%
脳内に直接、移植する生体(バイオ)デバイス――BBMI(バイオ‐ブレイン・マシン・インターフェース)・MEIS(メイス)によって、人間(ヒト)がモノ化することなく旧来の通信技術とより深く自然に繋がることが可能となったB‐IT時代。
香月
(こうづき)比呂(ひろ)は叡凛高等学園に入学することになる。
叡凛高等学園は実験特区である人工島・新世界市の中にあり、最新の技術やサービスを体験することができる人気校だ。
電脳ペットであるカラスの白羽と黒羽を連れ、比呂は新世界市へと向かう。
最先端の街並み、豪華な下宿先、素敵な学校。比呂の新生活は順調に始まり、念願だったネットオカルト研究部に入部することも決まった。
そして先輩である冷泉(れいぜい)柚(ゆず)と御剣(みつるぎ)大介(だいすけ)、二階堂(にかいどう)湊(みなと)と共に、ネット上に巣食うバグ――《アンノウン》の退治を始める。
B‐IT時代においては、MEIS(バイオデバイス)に不具合を生じさせる特殊バグ・《アンノウン》こそ、ネットオカルトが広まる元凶なのだ。
優しい仲間に囲まれ、部活動に励む、充実した楽しい日々。
しかし、比呂がネットオカルト研究部に入部したのは他に目的があった。
それは幼少期に亡くなった母の『幽霊』……電脳幽鬼(サイバーファントム)を探すことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 22:34:06
253928文字
会話率:44%
幻朧街はこの世とあの世の狭間に存在する街だ。別名、狭間の街とも呼ばれている。幻朧街を訪れるのは主に死者の魂だ。死者は幻朧街で未練を晴らした後、あの世へと旅立っていく。未練を晴らせない死者は、あの世へ渡れないどころか、化け物の姿になってしま
う。そのため、幻朧街には死者の《未練》を晴らす為の、様々な店が存在していた。言伝屋もその一つだ。
言伝屋はその名の通り、手紙をやり取りする店だった。言伝屋を訪れた死者は、この世に残した生者へ向けて何らかのメッセージを言伝として残す。生前伝えられなかったことや言い残した事を、手紙にして残すのだ。やがてその生者が死を迎え、言伝屋を訪れた時、その言伝を手渡される。そういう仕組みなのだった。
言伝屋の店主の名は、不知火幽幻。
ある日、女子高生の舞阪澪は、ひょんなことから幻朧街を訪れる。どうやって幻朧街に来たのか覚えていない澪は、街をさまよっているうちに、言伝屋へと辿り着く。そして不本意ながらも、そこで生活をしていく。 言伝屋には様々な事情を抱えた死者が訪れた。生徒を事故で亡くした学校の先生や、息子を若くして失った母親、そして初恋の人を忘れられない老人など。他にも言伝屋の同居人である覇王丸などと接し、客である死者へと言伝を渡すことで、澪もまた成長していく。
※和風のファンやジーですが、不思議パワーなどはなく、主人公はごく普通の女子高生です。ドラマ重視の内容となっております。あと、少々、ホラー要素を含みますので、苦手な方はご注意ください。暴力的な描写などはありませんので、是非、お気軽にお立ち寄りください。 ……よろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-11 01:58:49
338903文字
会話率:33%
東方のとある王国で、宦官だった少年サンソンは王家の養子に迎えられる。
三年後、義父の故郷である都「尊空」から手紙が届き、サンソンは尊空に行くことを決意する。
新しい家族の故郷であるその地に平和を取り戻すために。少年は、天才的な政治力を隠し持
っていた。
各編あらすじ
【第七章〜 王孫祭編 裏】
王孫祭までの一ヶ月間、大将軍の息子である民警隊の中隊長バンクウと、親衛隊の大隊長ファゾンは、サンソンと共に何をしていたのか?
【第四章〜第六章 王孫祭編 (学園コメディ風)】
尊空の市民たちは、一ヶ月後に開かれる王孫祭の準備で盛り上がる。
しかし尊空を統治するサン王家は莫大な負債を、つまりは巨額の借金を抱え込んでしまっていた。このままでは王孫祭の開催が危うい。
そこでサンソンの発案で、サン王家は王国一の大富豪であるアル王家に財政支援を求めることになる。お願いします、お金を貸してくださいと。
そのための交渉の席でアル王家から出された条件は、令嬢アルマアを王孫祭で楽しませること。
尊空に来た王国一のワガママな少女は、サンソンの友達の少年がいる学園に入って、恋も絡んだ騒がしい日常を巻き起こす。
【第一章〜第三章 神水教編(戦記風)】
尊空の地で、悪の魔導師の扇動によって農民たちの教団「神水教」の反乱が勃発。
彼らが魔導師の力で操る神獣「川竜」が各地で大暴れしていた。
尊空を治めるサン家は、反乱を鎮圧するため「討伐軍」の準備を進める。
公女サンミルは討伐に反対。話し合いでの解決を目指して、反乱の真実について調べ続ける。
そんな中、サンミルが慕う伯父が帰還する。討伐軍の総大将になるために。新たに養子にした少年サンソンを連れて。
尊空に来たサンソンは、父と共にこの反乱を終結させるための策を準備していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 22:06:00
1043693文字
会話率:41%
【ちょっと不思議系 赤裸々エッセイ】
日常で感じた事を楽しかったこともボヤキもごちゃ混ぜで。
赤裸々壁打ち誰得エッセイ。
世界の片隅で「読まれなくても良い」と「ちょっとは読んで」を悶々とさせながら、ちっちゃく叫びます。
軽めも重めもあり
。
トイレで、電車で、寝る前のひとつにどうぞ。
*** *** ***
順番に読む必要はありません
目次から気になるタイトルだけ虫食いで楽しんでください♪
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 21:49:23
163213文字
会話率:1%
日常で感じた事を楽しかったこともボヤキもごちゃ混ぜで。
赤裸々壁打ち誰得エッセイ。
世界の片隅で「読まれなくても良い」と「ちょっとは読んで」を悶々とさせながら、ちっちゃく叫びます。
軽めも重めもあり。
トイレで、電車で、寝る前のひとつに
どうぞ。
*** ***
順番に読む必要はありません
目次から気になるタイトルだけ虫食いで楽しんでください♪
*** ***
いつも誤字報告ありがとうございます!
★現在、カクヨムの作者ページにて一日遅れで連載をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 06:14:04
539088文字
会話率:1%
日常で感じた事を楽しかったこともボヤキもごちゃ混ぜで。
赤裸々壁打ち誰得エッセイ。
世界の片隅で「読まれなくても良い」と「ちょっとは読んで」を悶々とさせながら、ちっちゃく叫びます。
軽めも重めもあり。
トイレで、電車で、寝る前のひとつに
どうぞ。
*** ***
順番に読む必要はありません
目次から気になるタイトルだけ虫食いで楽しんでください♪
*** ***
★現在、iランドとカクヨムの作者ページにて一日遅れで連載をしています。
2021年分は https://ncode.syosetu.com/n8812hb/ です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 04:43:00
576046文字
会話率:1%
勇者――それは過去、世界に災厄をもたらした存在を打倒した人間の力を宿す者。体のどこかに証があり、世界中の国々は証を持つ子供を見つけると囲い込み、国へ尽くすよう教育を施す。
ディリウス王国にいる少年ユークも証があり、三歳から山奥で鍛錬を積ん
でいた。彼は十歳にして剣術、魔法を学びきる才覚を持ち、十五歳の時点で史上最強と評価されるようになっていた。
そんなユークはいよいよ山を離れ、世間へお披露目される――しかしその寸前に事件が起きる。ある日彼は姿を消し、手紙が残されていた。
『旅に出ます。探さないでください』
史上最強勇者は、家出と共に自由を得て旅を開始する。それに対し王国は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:45:47
348966文字
会話率:59%
西暦2020年の4月の初旬、日本のどこかにある"伊衛能《いえの》"と呼ばれる地で一人暮らしをしている高校生"森崎守里《もりさき しゅり》"は、所在も連絡先も分からなくなっていた父からの手紙を受け取る。
そこには会って話をしたいとの旨が書かれてあった。守里は父に久しぶり会えると期待に胸を膨らませつつ、高校2年生の始業式を終え、指定された場所へ向かうが、待ち受けていたのは、いかにも怪しげな黒のリムジンであった。
ビビりながらもそのリムジンへと乗った結果、守里は伊能の裏側で起きている争いに巻き込まれていくこととなる…
ファンタジー要素は、ほんの少しだけです。
カクヨム、アルファポリスでも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:00:00
363934文字
会話率:2%
〈登場人物〉 ドラマが進むにつれて人物を書き足していきます。
今井友雪:プロのシナリオライターを目指すために実家に戻る。
服部夏子:友雪の友人。シングルマザーで銀座のクラブ雅のホステス。
服部鞠子:夏子の娘。
今井純子:友雪の母。
今井
栄治:友雪の父。
中島朔:映研時代からの友人。
穂高:映研に所属していた。アメリカで賞をとる。
〈あらすじ〉
始りは、ままごとだった。
夏子はシングルマザーで鞠子を育てていた。
鞠子には「パパは遠いところで働いているの」と言っている手前、パパに書いた絵や手紙を送りたいという鞠子の願いを叶えるために友人の友雪がパパ役になり、手紙の相手をすることになった。
〈あとがき〉
資格の勉強、ずっと2、3年ほど中断しながら今年、書き上げました。
ディティールは弱いですが(お金と時間がないので取材等は出来ません)、ストーリーテラーとしてドラマはしっかり描きました。
多くの人に読んでいただければ幸いです。
13万字のドラマです。
推敲次第、UPしていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:06:59
28161文字
会話率:41%
寒さは更に強まり、街は雪景色。川も凍る。
どうでもいいけど…。
ここはどうやら、ュグドテリァ帝圀らしい。
謎の手紙が届いた。
最終更新:2024-04-28 19:00:00
13181文字
会話率:31%
高校生になって三か月。鳥谷寿人は気の合う友人もいて、家族仲も良好。成績も悪くない、等身大の高校生活を送っていた。そんなある日、クラスメイトの絵川小鹿から手紙を渡され、放課後に残って告白される。
まだ知り合って間もない、よく人柄も掴めてい
ない相手だったが、手紙を渡す場面にはクラスメイトもいて認知済み、告白の場には彼女の友人が隠れていた。今までうまくやってきた寿人はリスクリターンを考えて、その告白を了承した。
寿人は友人関係も、勉学もうまくやってきた。しかしそのせいで、毎日が繰り返しの日々だと感じ、つまらなさを感じていた。そんな時、現れたのは中学時代のあこがれだった先輩である旭川鶴海。
寿人は、先輩にそのことを相談する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:00:00
22011文字
会話率:55%
ある日、警察庁長官の船坂浩二郎の孫にして、天才的な頭脳と正義感を持つ高校生、船坂来にあるゲームの参加についての手紙が届く。
しかしそれは、来の所属するクラスの生徒全員に届けられていた。
しかもそのゲームの参加を辞退したり、ルールを破った物を
容赦無く殺害する危険な物だった。
来は届け主を見つけようとするが……来には秘密があって……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 17:37:30
9973文字
会話率:27%
事故死したワイ、目が覚めたらベイビーだった。ハローワールド。
飲んだくれの両親に育てられてヤサグレつつも、すくすくと美少女に成長したある日。
両親の置手紙を家で発見する。
『私たちの代わりにお金を払ってあげてください。 パパ・ママより』
嫌な予感がするも、逃げる時間などなかった。
借金の取り立てに来た優しいオジサンたちから二択を迫られてしまう。
「お嬢ちゃん、身体を売るかVTuberになるか、どっちか選べ」
「ここでVTuberをやらせてください!」
斯くして、命懸けの配信者生活が始まってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 17:10:00
69700文字
会話率:43%
白妖狐の郷は長く始祖の花守狐に護られていました。
けれども、花守狐は遠い海の民の救援に行って、そのまま討死してしまいます。
郷のはじまりからずっと咲き誇る山吹の木も一斉に枯れて、郷は崩壊し始めました。
霊力を失い、結界も綻び、壊れていく郷を
、妖狐たちはなんとか立て直そうとしました。
それは、十三の妖狐の魂を使った封印術で、郷を護るという方法でした。
魂を封印されるというのは、死ぬことと同じではありませんでした。
けれども、再び、元の暮らしに戻れるという保証はありませんでした。
戻れるとしても、いつ戻ってこられるのか、分かりませんでした。
その過酷な任務に、スギナは真っ先に、自ら名乗りをあげました。
祖父の棲む森を護るため。仲間たちの郷を護るため。
けれど、その心の奥底にあったのは、誰より、ずっと思い続けた楓のため、でした。
名乗りを上げた日から、スギナは密かに、手紙を書き始めました。
それは、ずっと叶わない片思いをしている楓にあてた、渡すつもりのない手紙でした。
スギナは、その手紙を、自分と一緒に封印塚に埋めたのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 17:01:08
18129文字
会話率:0%
地球上自称为「神」のカールは、ある日、退屈すぎて地球を破壊しようと考えた?! しかし、その時、神秘的な手紙が彼を異世界へと導いた。同じく召喚されたのは、刀を携えた和服の少女と、アイマスクをつけ、寡黙な女の子。彼女たちの前に現れたのは、元凶で
ある白犽だった。手紙の中の「自分自身の答えを探し、過去との繋がりを断ち切り、「アルカディア」へ来てください」という雄大な言葉に応え、三人は白犽と共に「何が答えなのか」を探す旅に出た……
同作品は「https://book.sfacg.com/Novel/581049/」でも配信されている折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 13:18:40
96719文字
会話率:39%
富や幸せをもたらし、絶望と悲しみももたらす。人間の全てを満たしてくれるダンジョン。
様々な感情渦巻くダンジョンで、なくしたもの、忘れたものを探すことを生業にする者を探索者っと人々は呼ぶ。
そんな探索者の一人シルシエと名乗る少年は探す。人々の
悲しみも喜びも、憎しみをも含めて、探し歩く。探索者のシルシエが旅先で出会う人々との物語。
※カクヨム様にも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 12:36:36
26270文字
会話率:39%
こちらは2023年12月(待降節)にカクヨムのアドベントカレンダー企画に寄せて書いたものの転載です。
『遺形の承継者』の番外編といった位置付けになります。
本編はこちら↓
https://ncode.syosetu.com/n134
1fq/
主人公が従弟に宛てた手紙を一日ずつ紐解いていきますが、内容としては日記に近いものになります。
本編未読の方は、謎の背景をあれこれ想像しながらお楽しみいただければと思います。
全二十話。一日ずつ公開します。
作品説明:
【主人公】
この年に両親と死別し、自身は王から蟄居を命じられ、僧院に暮らす貴族の少年。
本作中で語られることは無いかもしれないが、『遺形の承継者』の主人公ヴィーのことである。
二歳歳下の従弟がいる。
【世界観】
中世に近い文化程度の異世界であるが、生物相は現世に準ずる。
舞台となるエルム大陸には多くの国が存在し、いずれも聖者バルサムを信奉するエルム教(別名バルサム教)を信仰している。
魔法など超常の力の類は登場しない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 12:30:00
2461文字
会話率:0%
王都シルフォリアの郵便屋で働く少年、ヒルト・クリネは
今日も扉を蹴飛ばして、いつも通り配達に向かう...はずだった。
車は急には止まれない。馬車にはねられた彼を待っていたのは女神様!?
「私が生き返らせてあげる、これで永遠に郵便ができる
わよ」って言ってたけど、どういうこと?
生き返って地上に戻ったら体から翼が...
ん?翼?
なんかいきなり魔法陣で召喚されちゃうし、
天使って崇められてるし、
もしかして...天使にされちゃった!?
これは天使が運ぶ手紙で紡がれる不思議な縁の物語。
あなたの元にも幸運が訪れますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 12:10:00
166102文字
会話率:20%
ガルド村のラウズ・アリアドネは魔法植物や魔法薬に心を奪われ、それらに没頭する二十五歳の青年である。
気分転換に外で本を読んでいた彼は、友人であるリュー・ドラッカからラウズ宛の手紙を受け取る。その手紙の差出人は、リューと同じ友人のガルム
・ニーズホッグからであった。
王都が擁するヴァハムル騎士団副団長にまで上り詰めた彼女の近況報告に若干引いたりしながらも手紙を読み進めていたラウズは、彼女が自分のことをヴァハムル騎士団の『魔法薬指導顧問』に任命したという旨の内容を確認し、断るために王都へと向かうが……
前にいるなら何でも切っちゃう鉈を振り回し、後ろにいるなら魔法植物や傷を癒したり、炎を刃に乗せたりする魔法薬を使って味方を援護するという、敵に回すと厄介すぎる青年の物語が、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 10:30:00
4732文字
会話率:59%