悪役に仕立て上げられ、婚約破棄を言い渡された公爵令嬢シャノンの目の前に、人混みを掻き分けて一人の男が現れる。
漆黒の髪と瞳、褐色の肌、しなやかな筋肉、そして、異国の高貴な衣装。
彼は私の手を取り、跪く。
「僕を踏んでくれないか?」
「いきなり、何をおっしゃってるの?」
「出来なければ、僕と結婚して欲しい。」
「この状況、わかってらっしゃる?」
「お望みなら、庭にプールも付けよう。」
「貴方、馬鹿ですの?」
M気質褐色王子×婚約破棄令嬢のドタバタSM(?)ラブコメディ…………になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-10 00:00:00
2255文字
会話率:52%