伯爵家令嬢ミオーネは、その魔法の才を買われて十歳の時から王立魔法研究所に席を置いている。周囲に流され、新しい魔法や魔法薬の開発に従事していたら、もう三十五歳を超えていた。
「こんな人生を送る筈ではなかったのに」
一念発起し、ミオーネ
は若返りの魔法薬を開発する。十代の見た目を手に入れた彼女は、王家主催のお茶会に参加するのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 19:46:13
7174文字
会話率:45%
三十年前、世界各地に現れた謎の建造物、【ダンジョン】。
それによって、レベル、ステータス、スキルといったものも出現し、まさにゲームのような世界になってしまい、それは日本も例外ではなかった。
かくして、【ダンジョン】の出現により、それを
探索し、魔物を討伐する冒険者という職業が生まれた。
そんな中、佐倉十護は冒険者が誰もが持っているはずのスキルが発現せず、『ゼロスキル』と馬鹿にされながらも、冒険者を続けていた。そんなある日、彼はダンジョン内にある隠し部屋に偶然入り、そこで死んだはずの元最強冒険者・五代和馬(自称)の首無し幽霊に取り憑かれてしまう。しかし、それによって、彼のスキル【憑依】が覚醒し、和馬の力を扱えるようになるのであった。
これは英雄に取り憑かれた最弱冒険者の成り上がりの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-07 20:09:20
13014文字
会話率:38%