三十年前、世界各地に現れた謎の建造物、【ダンジョン】。
それによって、レベル、ステータス、スキルといったものも出現し、まさにゲームのような世界になってしまい、それは日本も例外ではなかった。
かくして、【ダンジョン】の出現により、それを
探索し、魔物を討伐する冒険者という職業が生まれた。
そんな中、佐倉十護は冒険者が誰もが持っているはずのスキルが発現せず、『ゼロスキル』と馬鹿にされながらも、冒険者を続けていた。そんなある日、彼はダンジョン内にある隠し部屋に偶然入り、そこで死んだはずの元最強冒険者・五代和馬(自称)の首無し幽霊に取り憑かれてしまう。しかし、それによって、彼のスキル【憑依】が覚醒し、和馬の力を扱えるようになるのであった。
これは英雄に取り憑かれた最弱冒険者の成り上がりの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-07 20:09:20
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会話率:38%