ルヴァイン王国第四弾◆ルヴァイン王国の英雄となったカーク・ダンフィルは、長年の恋を叶え、妹姫エステルと結婚し、魔獣暴走で荒れ果てたロータス伯爵領に次期領主として移住した。十年目にして初めての子どもを授かった嬉しさを噛み締めながら、決して平坦
ではなかった年月を振り返る。英雄とお姫様が結婚した後の、そう簡単にめでたしめでたしとはならなかった、それでも幸せのカケラを拾い集めるような、恋が叶った後の十年のことを——。
◆「失恋するまでの10日間」「失恋してからの10日間」「恋を叶えるまでの10年間」に続く、ルヴァイン王国10日と10年の短編集第四弾です。この物語で完結となります。
◆前作を読んでいないと話がわからない構成になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 17:00:00
32364文字
会話率:53%
ルヴァイン王国第三弾◆短編「失恋するまでの10日間」「失恋してからの10日間」の続編です。以下あらすじにもネタバレがあります。◆ルヴァイン王国の宰相補佐ユリウスは、十年前に自分と家族を絶望の淵から救ってくれた姉姫ソフィアに憧れ、彼女の傍で仕
えたい一心で官僚となり宰相補佐まで上り詰めた。初めは憧れにすぎなかった思いが、やがて醸成され深いものに変わっていく。知略を巡らせ、国難である魔獣暴走までも利用し、ようやくソフィアの婚約者の座を射止めたそのとき——。「おわかりですか、これが恋するということですよ。——どうかお覚悟を」。ソフィアを前にこの十年の顛末を語りながら、そう結ぶのだった。
◆前作「失恋するまでの10日間」(https://ncode.syosetu.com/n5038ke/)を読まれた方がお楽しみいただけると思います。
◆ヤンデレです。とにかくヤンデレです。耐性のない方は回れ右です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 22:06:15
24359文字
会話率:36%
テオは町のすぐ外の草原で狩りをしていた。そろそろ帰るか、というときに地面に倒れる薄汚れた女の子を見つける。
装備もなく、ワンピース一枚の無防備な彼女が逆に不気味に思えたが、一応声をかけると、どうやらひもじくて倒れていたらしい。
仕方なく干し
肉を分けたのだが、どういうわけかいつの間にか手持ちの食糧全てをあげてしまったテオだったが、干し肉のお礼に彼女は助けてくれるという。
もうすぐ訪れる、|魔獣暴走《スタンピード》の脅威から。
ピクニック気分でダンジョンを攻略したり、ラスボスをあっさり手なずけたり、女神さまぶん殴ったり、如何なく最強ぶりを発揮するロリババアドラゴンと、それに振り回される少年の世界制覇を実現するまでの物語。
※本人自覚なしのざまぁがところどころに入っていく予定です。
※『最強ドラゴンは世界制覇《へいわ》に乗り出しました』からタイトルを変更しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-18 17:00:00
49985文字
会話率:33%