生まれつき魔力が0という不遇な身にも関わらず、逆境や差別に負けず、遂には世界中のあらゆる魔導師が束になってもかなわないような大魔法を使いこなし、世界の危機を幾度となく救った彼を人は尊敬の念を込めて零の大賢者と呼んだ。それから更に年月が経ち齢
200歳を迎えたその日、いよいよ大賢者マゼルの寿命も尽きようとしていた。彼を慕う大勢が見守る中、意を決してマゼルが口にする。
「わしは、わしは――実は魔法など何一つ使えはしないのじゃあ…………」
驚愕の表情を浮かべる面々を認め、満足げに旅立ったマゼル。これでようやく肩の荷がおりたとホッとした矢先、なんと記憶を保持したまま500年後の未来に転生してしまった。
しかも、かつてと同じ魔力0の状態で。当然それが発覚した瞬間、彼は魔法使いとして失格者のレッテルを貼られ、るようなことはなかった!それどころか逆に魔力0の大賢者様の再来だ!と喜ばれる始末。一体どうなってるの?いやそんな期待した目で見ないで!だから自分魔法なんて一つも使えませんから!ただ死に物狂いで覚えた体術使ってたら回りが勝手に勘違いしただけですから!魔力が0で一切魔法を使えない大賢者。しかし、彼の身体能力はあまりに常識はずれで、周囲からは魔法にしか見られない。そんな魔力0の大賢者による転生物語。
※Eエブリスタとカクヨムでも公開してます。
※コミカライズ決定!7月発売予定の月刊ComicREX9月号より連載!
キャラクターデザインはぎん太郎様、漫画は色意しのぶ様となります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 20:00:26
1126673文字
会話率:61%
令和の日本で忙しく働いていた産婦人科医・浅倉 悠(あさくら ゆう)は、ある時、白衣とスクラブ姿のまま突如異世界へと転移する。そこは中世ヨーロッパ風の魔法が支配する世界。医療という概念はなく、怪我や出産は「治癒魔法」や「祈祷」に頼るのが常識だ
った。
命を扱う知識も価値観もまるで異なるこの世界で、妊婦の急変を目の当たりにした悠は、現代医学の知識を駆使して応急処置を施す。その「魔法ではない治療」に戸惑う人々の中、ある貴族が彼に興味を持ち、やがて出会う人々の命と向き合う中で、悠は医師としての信念を試されていく。
これは、医療の概念なき異世界で「命」と「希望」の意味を問い直す、ひとりの医師の群像劇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 21:25:23
822文字
会話率:22%
普通の会社員で家事が得意な主人公・佐藤光は、ある日、異世界へと召喚される。召喚された理由は、戦士や魔法使いとしての能力ではなく、なんと「家事スキル」が最高峰だということだった!異世界では家事スキルが戦闘や商売にも応用でき、光の家事スキルが村
を豊かにし、時にはモンスター退治や王国の繁栄にまで影響を与える。魔法も剣も持たない光だが、彼の手にかかれば洗濯、掃除、料理がすべて最強のスキルに!異世界を救うのは、決して剣や魔法ではない…家事の力だ!戦闘よりも家事で成り上がる、1話完結の異世界コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 07:54:29
1422文字
会話率:59%
貧乏子爵家の次女のクリスティナ=スミスンは、王城の舞踏会が開かれるホールの前で、突然男性に声をかけられた。
「宜しければ私にエスコートをさせて頂けませんか?」と。
その人は見上げるほど背が高く、均整のとれた立派な体躯をしていて、その上に
は、恐ろしく整った顔があった。
彼は今この国で一番の人気のある英雄の騎士だった。
「ほとんどの貴族令嬢が王立学園へ通っている中、城でお針子として働いている自分になぜ? しかも、今日の私はツギハギだらけの物凄く妙ちきりんな格好をしているというのに」
彼女は驚き戸惑った。彼とは分不相応な自分が彼の手を取ったら、明日以降女性達からどんな目に遭うか分かっていたからだ。
しかしデビュタントの彼女は、この夜会でどうしても成人としての証明書をもらわなくてはいけない訳があった。
そのために、彼女は覚悟を決めて憧れの人の手に、その手を委ねた。
無自覚に人々を魅了(魔法ではない)していく苦労人少女と、彼女を陰から見守り続ける美丈夫騎士の恋物語と複雑な人間模様。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 19:10:00
200972文字
会話率:16%
イクス王国には五人の姫がいた。
一番目の姫は戦姫。剣を取らせれば並みの男ではかなわない。
二番目の姫は歌姫。その声はセイレーンに勝るとも言われている。
三番目の姫は美姫。王子様に騎士団長、流した浮名は数知れず。
四番目の姫は奏姫。ピア
ノにヴァイオリン、彼女が奏でるは天上の音楽。
五番目の姫は――ええと、なんだったかな。
優れた姉たちに対し、何のとりえもない末姫メイベル。
ある日、推定年齢120歳オーバーの「仮面魔術師」との婚約が(勝手に)決まってしまった。
まだ恋もしたことないのに!と破棄してもらおうと乗り込んだメイベルだったが、そこにいたのはお爺ちゃんどころか、超絶美形!
ただし顔が良すぎるせいで、素顔を見ると「惚れてしまう」らしいのだが、何故かメイベルには全く効果がなく……!?
最初はとことん嫌われていたメイベルだが、彼女の真面目さやひたむきさに、やがて彼の方が惚れてしまう溺愛ストーリー。
ツンデレ魔術師と恋をしらない末姫が、魔法ではない本当の恋を探していきます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 19:45:46
172891文字
会話率:43%
交通事故で両親を失った少年……蓬莱蓮永《ホウライレント》
そんな彼はとある日、ひょんなことから、異世界に迷い込んでしまった。
その異世界は魔物がいて、魔力があり、魔法が使える世界。
魔法が使える世界だと、ワクワクしていた蓮永だったが
、異界から来た者……『異邦人』は魔力がないため魔法が使えないという。
その代わり、異邦人は魔法ではない特別な異能力を持っているらしく、レントの持つ異能力は『時間操作』
『時間操作』聞こえは最強のチートな能力だが、蓋を開けてみれば、デメリットがでかく、とんでもなく使いにくい能力であった。
この右も左もわからない危険な異世界……蓬莱蓮永はこの時間操作を使って、何を成し、どう生き延びるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 21:04:44
192265文字
会話率:44%
友情以上、百合未満。
『新しい約束をしよう。きらきら光る約束を。永遠に続く魔法ではないとしても』
たとえば、誰かのためのお菓子を作って、それを食べてくれるところを想像する。もしかしたら、そこが一番ロマンチックで楽しい部分なのかもしれない。だ
って、いざ本人を前にすると、想像してたのとはまったく違う展開になったりするから。
この短編は、本編で「お嬢様の珊瑚」と「野生児のシキ」が知り合ってから約半年後の物語です【本編を読まなくても短編だけで読めます】
【1分で読める本編のざっくりあらすじ】財閥の箱入り令嬢である珊瑚は意に添わぬ婚約を阻止するため、ツテを頼って蛇屋のシキと出会う。上流階級の女をかげながら助けてきた蛇屋の三代目シキは、珊瑚を全寮制学園へと転入させ、時間を稼ぎつつ解決策を練ることを提案する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 18:09:17
9818文字
会話率:48%
島国ニホンのヨコハマに、ある日突然大きな光柱が立った。
人々は魔力を手にし、魔法を使うようになった。
舞台は600年後の、未来。国立魔法学校高等部、主人公の朔夜は、授業に出席しない不良であった。
彼は魔法ではない別の力を使う
ことができた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 12:09:07
2806文字
会話率:10%
村から出て騎士として働いていた少年、黒羽出雲。
彼は世界に鳴り響いた鐘の音と共に現れた、人間とは似つかない容姿をしている『破滅の使徒』によって全てを奪われた。
人類は『天の恵み』である魔法を用いて対抗をするが、勢いに負けて生存圏を奪われて
しまう。だが――諦めずに戦い続けた人類に希望が降り注ぎ、一部の人類が魔法ではない特殊な力に目覚めた。
その力は『天啓』と呼ばれ、『破滅の使徒』に対して有効的な武器や魔法に似た魔啓を授かったのである。
これにより人類は戦線を押し上げ、ある程度の生存領域を取り戻したのだが、それは長きに渡る戦いの始まりでもあった。
そして、全てを奪われて失意の底にいた黒羽出雲は、とある姫騎士と出会ったことにより人生が変わり始める。
これは、全てを奪われた少年と、平穏を取り戻すために全てを捧げる姫騎士の物語。
他のサイト様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 17:32:36
16358文字
会話率:54%
世界は幾度も亡び、何度も生まれ変わってきた。
燃え滓の下から新たな支配者が立ち上がっては、死に往く運命をひたすら繰り返していた。
だが、いつからだろうか。
自然現象が理性を有し、
無尽の生命“精素”が地球を満たし始め、
永
遠に近づいたのは。
ゴクロウとアサメ。
壮絶だったであろう過去を持つ二人は八〇〇万年後の地球へ、覚せし自然“曇天”が護る大地、“曇天郷”へ“客人”として再び現れた。
必滅の“主身”
不滅の“半身”
主身の命が潰えば、半身も消える。
それは二度目の人生を歩む客人らに与えられる贈り物。
『こんな身体は、いらないッ』
二人にとっても、そうなるはずだった。
一蓮托生を強いられた運命に抗うべく、
特異な力を手に絶望へと立ち向かい、新世界に刃向かっていくーー。
ーー私の願いを、叶える為にね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 18:43:25
368661文字
会話率:30%
「聖女召喚騒動」後、正式に辺境伯ジークハルトの領民となった異世界人のシズルは、この異世界で魔物のザカリのかけらと混ざった半人半魔の『混ざりもの』。魔力至上主義の魔法の世界で、魔法ではない「なんでもあり」の異能に目覚めたシズルは「思考」と「創
造」でチート街道を突き進む。
そんなシズルの異能と、シズル本人に惚れ込んだ魔導士デュオも辺境の地にやってきて、平穏(?)な日常も以前にも増して賑やかに。
裏社会の首魁、闇医者、癖のある領民、正体不明の「何か」など異世界の騒がしい面々を、思考と創造で無理矢理捩じ伏せて過ごす、シズルと愉快な仲間たちの、しょっぱい日常と非日常の物語。
前作「砂糖のかけらは甘くない」その後のお話。
恋愛脳になった魔導士に鳥肌もののアプローチをされても、やっぱりちっとも『甘くならない』のはシズルの仕様です。挿し絵追加中です。
前日譚的小品「魔導士の懊悩」など、他の関連作品もよろしく。
ノベルアッププラスと同時掲載、更新中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-08 16:28:02
651915文字
会話率:34%
命の在り方と人の生き方、そして仲間の暖かさ。
これは科学と共に魔法の発展した世界での物語。金のためなら手を汚すことも厭わない氷の魔術師が、便利屋として生計を立てていく中で仲間の大切さを学んでいく。彼女の氷魔法は、ただの氷魔法ではない
。つららと名乗る少女には、無限の可能性が秘められている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-17 21:23:26
108924文字
会話率:53%
彼女は感情の変化に乏しい人だった。
彼は、そんな彼女に無関心であった。
そんな夫婦であった彼らは、それでも何の変哲もない、当たり障りのない幸福を謳歌していた。
今日もまた彼女は彼の帰りを待つ。
彼の帰りを見送っている事にも気付かないまま。
最終更新:2020-10-05 22:20:55
5274文字
会話率:27%
便利、自由といったことだけが魔法ではないとしたら...
占い師(?)、否もはや便利屋がそんな影に光を照らす物語が始まります
最終更新:2020-04-30 23:20:36
6256文字
会話率:18%
-空想と現実は交わらない-
この世界には魔法なんて存在しないし、物理法則以上のことはできない。科学が進歩することで、多くのことが可能になるだろうけど、それは魔法ではない。それが現実。
誰しもが遅かれ早かれたどり着く真実。久太もそのように
現実を受け入れていた。
しかし、偶然に見つけたゲーム、【現実コネクション】によって空想と現実は少しずつ交わり始める。
これは、現実の世界と空想だった世界、2つの世界を紡ぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-30 19:17:14
21366文字
会話率:46%
文武両道、才色兼備。容姿、才能、家柄などあらゆる物事に恵まれて産まれた少女、ミエリィ。だが決して己の恵まれた環境に驕ることなく、ミエリィは天真爛漫に成長した。それはもう他の追随を許さないほど圧倒的なくらいに……。
「まあ!こんなに楽にお
着替えできたわ!」
「我の黒炎は早着替えの魔法ではない!というか人のマントを躊躇なく燃やすな!」
ストーカーや変態など個性豊かな人々に囲まれながらミエリィは己の道を行く!
これは貴族も平民も善人も悪人も動物も魔物も、ありとあらゆる存在を振り回して生きていく、1人の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-27 00:49:36
106497文字
会話率:23%
若干16歳の少女ラーゼリアは、魔女の国ウィレミアでその実力を国から保証された者の証である"国家認定魔女"の称号を持つ一線級の魔女だ。彼女の魔女としての能力は、巨大な蜘蛛やムカデを召喚できるというもので、その能力から&q
uot;虫の魔女"と呼ばれ、各方面から色々な意味で恐れられていた。
これは、そんな虫の魔女、ラーゼリアが敵となったモノ達に、己の能力全開で容赦のない一撃をブチ食らわす姿を描いた、結構容赦のない物語である!
※ご注意1
設定は一応異世界ファンタジーではありますが、技術レベルはこちらの世界でいうとおおよそ二十世紀中頃のあたりであり、銃器や車両、航空機なども普通にあります。魔法も存在しますが、個人の持つ戦闘力で言うと銃器の方が手軽で便利、といった認識になります。主人公も魔法は使えますが、使用するのはもっぱら魔女としての固有能力である(魔法ではない)虫の召喚能力と、あとは個人携帯火器として銃身を派手に切り詰めたショットガンを愛用しています。
※ご注意2
虫がたくさん出てきます。ですが、ラーゼリアが召喚できるのは虫ばかりではありませんのでどうかご安心下さい。(推定)
なお、本作品は「ノベルアップ+」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-02 23:00:00
147359文字
会話率:37%
生活魔法。それは種火をともしたり、水を少量出すだけの魔法ではない。人間らしく生きる為の全てを賄える、究極の魔法…に、なるはず。最初は頼りない生活魔法と使い手のヘタレ童貞三十路男性(会社リストラ済み)が、日進月歩で成り上がるかもしれない。君は
、おっさんの成り上がりに感じ入った事はあるか。
カク○ム異世界ファンタジー日間6位、月間9位の人気作が、なろうに登場。
カ○ヨムでの連載再開に合わせて、なろうでも連載開始します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-30 12:00:00
37934文字
会話率:24%
アリツェは、まんまと逃げおおせたと思った――。
しかし、目の前には黒いローブを着た少女が、アリツェたちを邪教徒と罵りつつ、行く手を阻むように立ち塞がっている。
少女の背後には、父配下の多数の領兵が控えていた。
――作戦が、漏れて
いた!?
まさか、内通者が出るとは思わなかった。逃亡作戦は失敗だ。
アリツェは考える。この場をどう切り抜けるべきかと。
背後には泣き震える孤児院の子供たち。眼前には下卑た笑いを浮かべる少女と、剣を構えてにじり寄るあまたの領兵。
アリツェは覚悟を決めた。今、精霊術でこの場を切り抜けなければ、子供たちの命はない。
苦楽を共にしてきた家族同然の子供たちを、見捨てるなんてできやしない!
アリツェはナイフを握り締め、自らの霊素を練り始めた――。
★ ☆ ★ ☆ ★
これは、ひょんなことから異世界の少年悠太の人格をその身に宿した、貴族の少女アリツェの物語……。
アリツェは飄々とした悠太の態度に手を焼くも、時には協力し合い、時には喧嘩をしつつ、二重人格を受け入れていく。
悠太の記憶とともに覚醒した世界最強の精霊術は、幼く無力だったアリツェに父と戦う術を与えた。
はたしてアリツェは、命をつけ狙う父の魔の手を振り払い、無事に街から逃げのびられるのだろうか。
そして、自らの出生の秘密を、解き明かすことができるのだろうか――。
●現在番外編連載中
●カクヨム、アルファポリスにも掲載中
●婚約破棄、追放、ざまぁ要素は第三部後半がメインです
●一人称形式で書いた改稿版「追放少女と転生少年」をノベルアップ+に掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-08 10:16:12
886008文字
会話率:35%
「万物理論」を手にした者には、「神の後継者」としての座を与えられる真理論争。それは、かつての人類の叡智であるアインシュタインやニュートンなどの天才物理学者たちが現代に甦って戦うという戦争ゲームだった。
我妻岩平はド文系の高校生であるにもかか
わらず、偶然にも天才幼女リーゼルと出会ってしまい、その戦いに巻き込まれてしまう。二人は歴史上の天才たちを倒すべく共闘するのだったが……。
「魔法ではない、『物理演算<シミュレート>』だよ――――」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-05 18:10:11
121680文字
会話率:50%