(レンちゃん、冒険者になろ?)
(い、いきなりどうしたの? 冒険者って怖そうだし、めんどくさそうだから嫌だよ)
レオンは過去の夢を見る。
現実では思い出せない彼女の夢を。
ランド王国最年少でSランク冒険者に到達した<魔の刻>
のリーダー、レオン・レインクローズ。
僅か二年で最高ランクまで至った彼は……それから三年間全く冒険に行かなくなった。
「あいつはSランクの依頼についていけなくなった」
「仲間が依頼に出てるのに、恥ずかしくないのか」
「結局、仲間が強かっただけだ」
様々な噂が飛び交っている中、当の本人は……
「はぁぁぁ……やっぱりお風呂は最高だな」
拠点で悠々自適に過ごしていた。
ギルドから出る依頼は半年に一度しか受注せず、どれも簡単な依頼ばかり。
これなら噂通りの男なのだが……
彼は依頼に行かない理由があった。
*今作はカクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 19:18:19
933094文字
会話率:44%
世界には、強力な魔法の力を宿す「刻印」が存在し、刻印を持つ者たちはその力で名声や地位を得てきた。しかし、一部の刻印は恐れられ、その力を持つ一族は悲劇的な運命を辿ることもある。
主人公アレインは、炎の魔獣にまつわる「炎魔の刻印」を持つ一族に
生まれ、幼少期を奴隷として過ごしてきた。彼が育った王国は戦争に巻き込まれ、混乱の中で滅び去る。しかし、アレインは崩壊した王国から奇跡的に生き延び、「灰の盟約」に救われる。
アレインは新たな人生を灰の盟約の都市で歩み始め、仲間たちと共に刻印の力や魔術を学んでいく。彼は自らの出自と向き合いながら、自分の力を制御する術を習得し、徐々に強くなっていく。物語は、アレインが過酷な運命に立ち向かい、仲間と共に数々の試練や謎を解き明かしていく冒険を描いている。
果たしてアレインは、かつての災厄から一族の名誉を取り戻し、自らの「灰の刻印」を未来へと繋げることができるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 15:04:10
70000文字
会話率:39%
恵子は入院中の祖母の体調がわるくなったと連絡をうけ、小学校から息子のたかしを早退させお見舞いに駆け付ける。祖母の病院は遠い。山沿いの帰り道はとっぷりと夕闇につつまれた。車での帰路の間、ずっとゲームに夢中になっていた息子が、ゲームをやめ窓の外
をみて「母さん、赤い虎がいるよ」と言い始める。夕闇の中、田んぼの向こうにカラスが群れて大騒ぎしている。赤い虎なんて日本にいるはずがない。だが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 14:18:04
4532文字
会話率:36%
肩に悪魔の刻印を持って生まれた彼女。
侯爵令嬢として生まれたにも関わらず、自分の名前もわからず、毎日ひたすら奴隷のようにこき使われる毎日だった。
しかしある時、そんな彼女にも婚約の話が舞い込んでくる。
貧乏伯爵家にお金を払うことで、厄介払い
されてしまったのだ。
伯爵家での扱いも変わらず、結局は婚約破棄されてしまったとき、第一王子のルパートが現れた。
「名前がないと不便だろう。アンジーなんてどうだ?」
人は人として生きる権利があると主張するルパートに、アンジーは肩の刻印をひた隠す。
優しくしてくれるルパートに惹かれていくアンジーだったが、ある日ルパートには婚約者ができてしまい──
嫉妬と憎しみに駆られたアンジーの悪魔の刻印が、赤黒く光り出してしまう──!!
⚫︎「ドアマット大好き企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 20:02:42
19080文字
会話率:37%
※書籍化準備中
※毎週水曜更新!
聖女を幾人も輩出した名門エルロン家の長女、リアナは父親が運営しているギルドに所属している。
彼女には生まれつき右手に悪魔の刻印が刻まれており、それが原因で聖女にはなれず冷遇され続けいた。
リアナの父のギルド
はパワースポットと呼ばれており、何故か所属している魔法士の力が上がると有名で、多くの依頼を受けている。
「せっかくのパワースポットも穢れた血が邪魔をして評判を下げる」
リアナは妹のティナが聖女としてギルド入りをするのと同時に勘当され追放されてしまう。
途方に暮れながら隣国まで仕事を探しに行った彼女。
そこで宮廷鑑定士だと名乗る青年エルヴィン出会い、右手の刻印が精霊たちの魔力を吸い込み周囲に分け与えているという事実が判明する。
「自然界の精霊たちから永続的に魔力を吸収出来るなんて、実質的に“魔力が無限”にあるってことだよ。とんでもない逸材だ。リアナなら最高の精霊魔術士になれる」
なんとパワースポットの正体はリアナだった。
新しい才能をスカウトする仕事をしているというエルヴィンはさっそく彼女を王立ギルドに紹介。
無限の魔力を他人に分け与えることが出来る彼女の存在は隣国で大きな注目を集めることになる。
一方、パワースポットではなくなった両親のギルドは次々と依頼を失敗して信用がガタ落ちになっていた。
※アルファポリス様でも掲載しております。
※日間総合ランキング3位(12/24の朝と昼)を獲得しました。ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 12:00:00
177092文字
会話率:44%
この世界は、月に支配されている。世界は様々な力で満ちており、その力は月の影響を受けて変質する。満ち欠けに因るものもあれば、明るさに因るものもあり、光色に因るものもある。
暗紅色の月は、柘榴月。
柘榴月の浮かぶ刻は、魔の力が濃くなる。魔
の刻が訪れる。
柘榴月に祝福された魔術士の琉瑠。彼女の師匠は美人領主の弟で女たらし。彼の友人である武術家の青年にも稽古をつけてもらった琉瑠は、普通の男じゃ敵わないくらいに強くなった。
求婚してくる男は掃いて捨てる程いるけれど、自分より弱い男なんてお呼びじゃないのよ!
戦闘狂の領主様や血の気の多い魔族やらを相手に、琉瑠の日常は続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-11 22:06:54
33289文字
会話率:43%
何気ない日常……その終焉は突然に訪れる。
普通の女子中学生として、個性ある友達との楽しい日々を過ごしていたわたし。今日もいつもと同じように夜を迎え、今日と同じように明日を迎えられると、思っていた。帰り道、大切な友達の一人が、目の前で拉致され
るまでは……。
密かな予感とともに、その事件は幕を開けた。それは、これから幾重にも渡り繰り広げられる、大いなる悪意との熾烈極まる頭脳戦の、始まりに過ぎなかった。
これは、普通でいられなくなった少女たちの、知恵と度胸と友情が試される、笑いあり、シリアスありの本格冒険ミステリー。第一弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-12 16:21:35
390843文字
会話率:59%
およそ千年ごとに交互に訪れる「生の刻」と「魔の刻」。
生の刻から魔の刻へと移り変わる現代を生きる少年、成瀬巡が出会ったひとりの少女(幼女)。
彼女は人ならざるもの、物の怪だった。
巡と物の怪たちとの交流を描く、ライトシリアスほんのりコメディ
な、半オムニバスファンタジー。
※以前に自ブログと自サイトで公開したストーリーを、加筆修正のうえ公開。
※第五話で一応の完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-25 20:13:23
149657文字
会話率:34%
十二時。それは日と日の境界を生み出す魔の刻。殆どのものは床につき、夢の中へと旅立つ。一部のものは目を開け、活動を続ける。そしてごく稀なものは、夜の怪異に取り憑かれる。そんな魔の刻。そこに在るのは人の認識の内に存在し、人の常識の外で蠢く怪異。
人は彼らを生み出し、そして彼らに滅ぼされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-12-02 03:55:20
7555文字
会話率:20%
魔の刻。それは約500年の周期ごとに訪れる。そして世界の空間を歪ませるのだ。空間が歪み、本来は決して繋がることのない世界が繋がった。鏡の世界である。今まで自分と同じ動きをする制約に捕らわれていた奴らがそれから開放されたのだ…!
最終更新:2006-01-22 19:13:28
3119文字
会話率:0%