高年収の男と付き合ったことで自分に価値があると勘違いし、傲慢な態度で恋愛に失敗し続ける美奈。
そんな彼女が冴えない谷口と出会い、心の葛藤を抱えながらも変われない自分を認められずにいる。
しかし、谷口はそんな美奈をそのまま受け入れ、二人の関係
は静かに続いていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-11 16:38:30
5949文字
会話率:24%
良い大学を出て、上場企業に就職し、綺麗な妻と結婚し、子ども二人に恵まれた。
誰もが羨む「人生の正解」を、俺はひとつずつ手に入れてきた。
順調だった。いや、完璧だったと言ってもいい。
ある日、妻がぽつりと呟いた。
「子どもたちに、ちゃ
んとした環境を用意してあげたいの」
その言葉に背中を押され、俺はタワーマンションの購入を決意した。
都心の再開発エリアにそびえ立つ、新築の制震タワー。
駅直結、徒歩0分。コンシェルジュ常駐、スカイラウンジ、ジム、パーティールーム完備。
そして何よりも、リビングから見下ろす景色は絶景だった。
価格は1億円――年収の10倍。だが、銀行は購入資金をポンと貸してくれた。
「年収1000万円の上場企業勤務」の肩書きがあれば、住宅ローンもクレジットカードも、すべてのドアが開かれる。
管理費は月3万円、修繕積立金は当初こそ1万5千円程度だったが、入居から数年で倍額に。
家計をじわじわと締めつけていく。
それでも、「まあ大丈夫だろう」と思っていた。
妻は専業主婦。子育てに専念してくれているし、俺が稼げばいい。
業績も好調で、ボーナスも毎年しっかり支給されていた。
……そう、「あの日までは」。
振り返れば、どの選択にも“理由”はあった。
無謀だったとは思っていない。むしろ、あの時点での判断としては“正しい”とさえ思っていた。
だが今、手元に残っているのは、
限界まで膨らんだ借金と、赤い封筒の督促状だけだ。
なぜ、あれほど堅実だったはずの自分が、ここまで転落してしまったのか。
なぜ、「正解」ばかりを選び続けた人生が、こんな結末になったのか。
この物語は
年収1000万円だった俺が、夢のタワーマンションを買い、
やがて自己破産するまでの記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:17:42
16617文字
会話率:13%
自民党の小野寺五典政調会長がテレビ番組で103万円の壁を178万円まで引き上げることについて「国民民主党は国民の方を向いていると言うが、7兆円減税して喜ぶのは納税している国民(4割)だけ。自民党は非課税の国民(6割)を見ている」と発言した
ことがありました。
また、27年9月から年収798万円以上の高所得者の厚生年金保険料が値上がりするという記事が「年収798万円は高年収では無い!」とネットで炎上しています。
今回は税金を納めている人は本当に4割しかいないのか?
「年収798万円は高年収なのか?」
について個人的な意見を述べていこうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 06:38:05
4910文字
会話率:3%
これはあらすじというよりも、前書きのような雰囲気で読んでもらいたい。
現代での恋活と言えば、ほとんどの人がマッチングアプリを思いつくことだろう。
2022年のデータでは、マッチングアプリで恋人を見つけた人は49.5%と、約半数もの割合を占
めている。
しかし、マッチングアプリの現状はルックスによるアドバンテージが非常に高く、いわゆる"見た目格差"が明白だ。
さらには、ルックスだけでなく、学歴、職業、年収、身長など。まるで製品のように「仕様」が表示され、それによってフィルタリングし、フィルタリングされる人たち。
このようなスペック化が進んだ先には、人間本来の内面的な価値は度外視されてしまうのではないだろうか。
マッチングアプリをはじめとした、インターネット始動の出会いに必ずつきまとう問題は、手軽に始められて、手軽に大勢と繋がれる分、これまでよりも人間関係が希薄になってしまうということだ。
読者には、4人の主人公達が織りなす群像劇を通じて、現代における歪な恋愛模様を追体験してもらいたい。
そして、現代の混沌とした恋愛市場を生き延びるカギを、本書から見つけ出してもらえたなら幸いだ。
主人公
男性
純。システムエンジニア。24歳。ゲーム好き。自分よりも他人を優先する、世間知らずとも取れるほどのお人好し。誰かと対立することを嫌う。ルックスは悪くないのになぜかモテない。
隼人。外資系コンサルタント。31歳。高学歴、高年収、イケメン。所謂ハイスペック男性。努力をしていない自分が大嫌いで、何事においても効率を第一に考えている。
女性
茜。事務職。23歳。可愛いものがとにかく大好き。対人経験の少なさゆえにコミュニケーションが特に苦手である。真面目だが、押しに弱い性格で、人の頼みを断れない。
優依。美容部員。28歳。マッチングアプリではなかなかお目にかかれないような美人。努力してきた過去を持つ。だが内心では親友のルックスを見下す等、外見至上主義のような一面を持つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 19:12:32
2262文字
会話率:21%
積み上げてきた小さな誇りと、大きな愛社精神に満ち溢れていた男の素朴な疑問だった。男は抱えていた疑問を社長にぶつける。そして社長はまじめに答えてくれた。
「こんな危ない会社に子供を働かせることはできない」
★★★★★★★★★★
この作品は
以下の2サイトにも掲載しています。
「処世術で高年収を勝ち取るITエンジニアの戦略 (https://kachinige.com/?p=145)」
「@IT エンジニアライフ (https://el.jibun.atmarkit.co.jp/kachinige/2020/02/it_1.html)」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 17:47:37
3149文字
会話率:20%