あるところに、おなかをすかせた一匹の狐がいました。食べ物を探して歩いていると、ブドウ畑を見つけ、狐は大喜びで近づいていきました。
ところが、ブドウは高い木の上にあり、いくら背伸びをしても、跳び上がっても、あと少しのところで届きません。木
に登ろうとしましたが、ずるずると滑り落ちてしまいました。
――へっ、あんなブドウ、酸っぱいに決まってる。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-19 11:00:00
886文字
会話率:16%
僕たちは密林の遥か彼方に昇る月を眺めていた。
コロン様主催企画「菊池祭り」参加作品です。
現実恋愛に挑戦しようとしたのに何故かホラーになってしまった。
最終更新:2024-08-09 13:00:00
470文字
会話率:17%
帰り道にふと見上げたら、近所の家の庭先、少し背の高い木の上の方でリラの花が咲いていました。
結構長く住んでいる地域なのですが、リラの花が咲いているのは初めて知りました。
毎年咲いていたんだろうなあ、と思うと気がつかなかった自分はどれだけ間抜
けだったのだろう、下ばっかり見てたのか?とちょっとおかしくなりました。
今年は花を見に出かけたかったのですが、それも叶わず。
でも、ご近所でもこうして花を楽しめるのはありがたい限りです。ご近所の皆様、ありがとう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 20:11:01
421文字
会話率:0%
夏の間だけの遊び場に、見知らぬ女の子が現れた。僕はもちろん、村の誰も知らないその子はその年、その夏、毎日のように僕の、あの背の高い木の上にいる。
僕は知りたいような、知りたくないような女の子の素性を調べて回る。
おぼろ気に、女の子のことが分
かるにつれて、僕はどうしたら良いのか分からない気持ちが大きくなっていく。
この夏しかない出会いを想うほどに、僕は素直なのか暴走なのか分からない想いに突き動かされ、行動は大胆になっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-03 18:24:37
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会話率:20%