これってBLゲームの世界だよね?悪役令息を守るはずが、溺愛されてる?!
顔に傷を持つ元貴族令嬢・ミラ・オーキッドは、今は公爵家のメイド。
平穏な日々を送っていたある日、美しすぎるご主人ノアが突然叫ぶ。
「BLゲームの“悪役令息”にはなり
たくない! だから、ミラ、俺を守って!」
命じられるまま学園へ同行したミラだったが、なぜか攻略対象のイケメンたちに囲まれ――
そして出会ったゲームの主人公「リオン」から、ミラはこの世界の“驚くべき真実”を告げられる。
さらに、顔面最強のスパダリご主人様(ただしヘタレ)の独占欲も日に日に加速し……
「逃げてもいいよ。でも、俺が世界の果てまで必ず探し出すよ」
「俺の2度目の人生は、ミラとの約束から始まったから──」
ミラは学園を無事卒業し普通のメイドへ戻れるのか?!
「傷もの令嬢×悪役令息BLゲーム×逆ハーレム」──好きなもの、ぜんぶ詰め込みました!
※BL設定ありですが男女恋愛メインです。
※BL描写ある話には注意書きあります
※他サイトさま掲載作品を改稿し投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:20:00
22939文字
会話率:31%
大阪・西成の路地裏に佇むシェアハウス。そこに集う住人たちは、整形という秘密と、その奥に潜む深い目的を抱えている。
過去の裏切りへの復讐のため顔を変えた辰巳(40代)。詐欺事件から逃れるためあえて“不細工”になった元美人の美緒(20代)。国
民的アイドルになるために整形を繰り返したアキラ(10代)。そして、復讐のため顔に傷跡をつけ“不細工”を装うレイ(30代)。
彼らは互いの素性には深く触れず暮らしていたが、美緒が働く立ち飲み屋「だるま」での情報収集、アキラの芸能活動、そして辰巳とレイがそれぞれの復讐ターゲットの関連性を確信したことから、運命は交錯し始める。特に辰巳とレイは、共通のターゲットの存在を知り、暗黙の共闘関係を築く。
ある日、記念写真をきっかけに、美緒の「不細工な顔」を隠さない姿にアキラは惹かれ、彼もまた“作られた顔”の苦悩を美緒に打ち明ける。アキラは美緒や西成の人々との交流を通して、「美しさ」とは何かを深く考え始める。
そんな中、美緒を追う過去の詐欺グループ残党がシェアハウス周辺に現れ、彼らの復讐計画にも影響が及ぶ。追い詰められた美緒が過去を告白し、辰巳とレイも互いの復讐計画を明かしたことで、協力体制は一層強まる。アイドルとしてのキャリア、美緒との関係、そして仲間との共闘。アキラは究極の選択を迫られる。
激しい攻防の末、彼らは復讐を成し遂げ、あるいは新たな生きる意味を見出すのか? 「本当はイケメンと本当は不細工の美女」の恋の行方は? アキラは“作られた美”を捨て、本当の自分を選ぶのか?
西成の路地裏で出会った彼らが、整形と運命の交錯を通じて、**外見の虚飾を超えた人間としての真の価値、そして新たな「生きる意味」**を見出していく、ヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:11:27
3185文字
会話率:0%
かつて王国一の美姫と謳われたロードナイト伯爵家の一人娘、ロゼアリアは、顔に傷を負った事で婚約者から婚約を白紙にされた。
伯爵家の後継者を目指す彼女に父が与えた条件は、三百年もの間王国と関係を絶っている魔塔の主を国王陛下の元へ連れて来ること。
魔塔でロゼアリアが出会ったのは“生まれ直し”の呪いのせいで三百年もの間存在し続けている魔法使い、アルデバラン。
生き死にを繰り返す呪いを解く鍵は、彼の血筋を残す必要があるらしく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:00:00
123178文字
会話率:64%
襲いかかるストーカーから母親を守った少年は顔に傷を負ってしまう。更にはその際にストーカーの胸にナイフが刺さって死なせてしまった事から少年は世間からの非難に晒されてしまう。友達からの壮絶な裏切りといじめ、離れてゆく幼馴染、家族もバラバラとなっ
てしまう。そんな少年を引き取ったのは戸隠流忍術を継承する伯父だった。伯父の元で心身を鍛え、忍術を修めた少年は成長し、その力で世の理不尽に抗い、やがてその手で自らに纏わる因果を断ち切るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 04:46:29
12138文字
会話率:36%
希少な聖属性魔法を使える特別なクラス『聖女』
だが、クライン王国に仕える『聖女』フェルリナは、レベルアップ支援の加護を持たない外れ聖女として、騎士団をはじめとした周りの人々に蔑まれていた。
ある日、魔物討伐から帰ってきたフェルリナは王太子
に呼ばれ、結婚を命じられる。
嫁ぎ先はクライン王国よりも魔物の襲撃が多い隣国・ゴビュレス王国。
相手は第二王子でありながら、『ゴビュレスの呪われた灰色熊』と恐れられる顔に傷のある騎士・アルヴェントだった。
討伐から帰ってきて、休む間もなくゴビュレス王国へ旅立つことになったフェルリナ。
だが、見た目の恐ろしさとは裏腹に、アルヴェントはフェルリナを気遣ってくれ……。
これは、加護なしと蔑まれてきた少女が、嫁ぎ先の異国で本当の力を知り、幸せになる物語。
第13回ネット小説大賞応募作。
完結まで書き上げておりますので、毎日、朝7:10と夜19:10に更新いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 19:10:00
175083文字
会話率:40%
伯爵令嬢に転生したロゼットは、義妹にして聖女予定のルビアを溺愛している。公爵令息とも婚約して、彼女は幸福であった。
しかし賊に襲撃されて両親を一度に失い、義妹も顔に傷がついてしまう。悲嘆に暮れる中、ロゼットはルビアのために結婚を諦め――――
両親の後を継ぐことを決意した。
だが国が、婚約者が、王子がロゼットの前に立ち塞がる。しかも愛する義妹とは、どうにも意見が合わなくて――――?
一言足りない系悪役令嬢×ツンの強い聖女。不器用な二人が、共に生きる道を探す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 07:10:00
18970文字
会話率:33%
見た目だけは完璧だが、中身は残念なエリオット第二王子の婚約者のアレクシア。
幼い頃から両親や妹には冷遇され、八歳の時に無理やり婚約者にさせられ、王子妃教育と王子の尻ぬぐいに奔走する日々。
自分より目立つなと言われて、地味ななりで能力も隠して
我慢していたけれど、いつの間にか妹と恋仲になっていて、妹を虐めるような性悪な女とは結婚出来ないと婚約破棄をしてきた。しかも、お前の顔を見るのも不愉快だと、国境に接する辺境伯へ嫁げとの命令付きで。
噂では辺境伯は一回り以上年上で、戦で顔に傷を負ったせいで非常に醜く、性格も粗野で冷酷非道なのだという。まるで嫌がらせの様な結婚だったが、家族は誰も助けてくれず、王命とあれば貴族の娘としてアレクシアに拒む事は出来なかった。
仕方なく、それまで仕えてくれたメイドと護衛を従えて辺境伯領に赴くアレクシアだったが…
婚約破棄物を書いてみたくなったので、書いてみました。
ありがちな内容で申し訳ないですが、よろしくお願いします。
設定は緩いしご都合主義です。難しく考えずにお読みいただけると嬉しいです。
アルファポリスでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 07:00:00
484831文字
会話率:63%
顔に傷があるレイラ・フェアルーズは、王子であるロラン・ロラン・エヴィデンに婚約破棄を言い渡される。
傷心のレイラであったが、彼女の前にフィン・スターロードが現れ、彼女の心の傷を癒すのであった。
最終更新:2025-06-06 19:10:00
3269文字
会話率:37%
人との交流を嫌う主人公、遊佐一彩(ゆさかずさ)は高校3年の始業式の日にクラスメイトになった学校のアイドル、八坂真響(やさかまゆら)に声をかけられる。
今まで全く接点のなかった二人だったがとある事をきっかけに知り合う事になったのだ。
それ
は真響が一彩の姉、遊佐真彩(ゆさまあや)の立ち上げたVtuber事務所、ファイブハーフにオーディションを受けにきた事がきっかけだった。
ファイブハーフは小規模ながら100万人以上のリスナー登録者数を持つタレントがいる事務所で、一彩はその中の一人だった。
名前はフォニア・シンフォニィ。
薄紫色の髪を持ち、可愛らしい声と透き通った歌声を持つ女の子Vtuberで、100万人の登録者数を誇るVtuberなのだ。
事故により変性障害を負った彼が高校一年生の時に姉の配信に入ってしまったのがきっかけでVtuberデビューをした、れっきとした男なのである。
だが、彼自身はコンプレックスと世間に嘘をついていると言う罪悪感から、高校卒業を機にフォニアとしての活動も辞めるつもりでいたのだ。
そんな時に出会ったのが、真響だった。
フォニアの熱狂的なファンである彼女もまた、顔に傷があると言うコンプレックスを抱え、それでもなお、幼い頃の夢であるアイドルを目指していた。
オーディションをする事に否定的だった一彩だったが、初配信でも動じない姿と全身が震えるような歌唱力を持つ彼女に心を動かされ、真響を研修生として迎え入れる事を承諾する。
その結果、彼女のマネージメントをする事になってしまったのだ。
学校で目立つ事を嫌う一彩だったが、彼女と過ごすうちにクラスでも友人ができ、自分の気持ちに気づき始める。
その反面、彼女にフォニアだと言う事を知られたくないとも思い葛藤する。
だが、Vtuberとして順調に歩んでいく真響とだんだんと声が掠れつつある自分に一彩はとある決意をする。
彼女を世界一のアイドルVtuberにする!!
その目標の為、一彩はフォニアとして世界に嘘をつく。
……一夜限りの嘘を、君のために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 00:10:11
143996文字
会話率:39%
ダラナの右頬には大きな傷痕がある。なんてことはない、幼い頃に負った傷の名残だ。◆顔に傷のある女の子が、人類最強の斧使いを目指したり、幼馴染と爆速で婚約したり、黒幕みたいな登場の仕方をしたりしつつ、自分の気持ちやコンプレックスに向き合おうと四
苦八苦するおはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 09:18:00
7198文字
会話率:41%
顔の傷のせいで人間不信気味な、いつも偉そうで不器用な主人と、その男に4年間バカ真面目に仕えた召使いがお互いに一歩踏み出すおはなし。全2話。
最終更新:2020-02-11 23:14:18
11870文字
会話率:47%
『私、本来なら女中としてだけ働けば良かったんだけどなぁ・・・。』
「まぁ使えるもんはつかわねぇとな。」
『そんな便利屋みたいな扱いはやだ!もっと大切に扱え!!』
特殊部隊で女中として雇われることになった主人公だが、能力のおかげで色々と身体
を酷使することに・・・。
周りの個性豊かな仲間と困難を乗り越え成長していく心温まる物語。・・・のはず。
『アー、顔に傷でもついたらお嫁に行けないなぁ〜!』
「じゃぁ一生ここでこき使うってことで。」
「「賛成ー」」
『消滅させんぞコラァァァ!!!』
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 00:50:25
109282文字
会話率:40%
背が低く小太りで、顔に傷を負った娘ウルリヒ
彼女が営む食堂の二階には、目の不自由なピアニスト
マスケット銃が剣の時代に終わりを告げる
ロマンチックで小ネタが潜んだおとぎ話
最終更新:2024-11-25 16:29:13
3067文字
会話率:36%
貴族令嬢が描いた絵画作品を
あら探しで酷評する醜い貴族
傷付く彼女を庇う謎の若い男
傷付いても立ちあがった人よ
なろうで創作する全ての友よ
最終更新:2024-11-24 15:10:04
2587文字
会話率:51%
ドゥセテラ王国は、美しい王女を各国に嫁がせることで外交関係を結び、自国の影響力を広げる外交戦略を取っていた。
そんなドゥセテラに、大国カラスカス帝国皇帝は、一番美しい王女を娶りたいと申し出る。
それぞれ母親の違う、四人の美しい王女のうち、
誰が一番美しいか、選ばなければならない————。
第一王女、フィリス・ノワール
第二王女、トゥリパ
第三王女、ロゼリー
第四王女、ブルーベル
そんな状況の中、密かに一番美しいと評判だった、第四王女ブルーベルは、何者かに襲われ、顔に傷を負う。
ブルーベルが気がついた時は、すでに顔の右半分を覆う仮面が付けられており、彼女に事件当時の記憶はなかった。
元々、家族に虐げられて一人離宮で暮らしていたブルーベル。
美しい顔を失った王女に、人々はさらに冷たかった。
カラスカス帝国へは、第一王女フィリス・ノワールが嫁いだ。
一方、ブルーベルもまた結婚が決まり、辺境の謎めいた王国、アルタイスに輿入れする。
そこでブルーベルを待っていたのは、王弟であり、最強魔法騎士と名高い、魔法騎士団長のアルヴァロ・ヴィエント公爵だった。
豊かな自然と精霊が息づく辺境の地で、ブルーベルの人生は一変する————。
※ハッピーエンド
※カクヨムにも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 12:10:00
165967文字
会話率:32%
大魔法士の系譜である王族のみが魔力を持つ国「ヴァルグレイブ」。この国では魔力を持つ王家とその傍系にあたる五大公爵家が絶大な力を誇っていた。
侯爵令嬢ヒスカリア・バークレイは、事故で両親と自身の記憶を全てなくし、父の代わりに侯爵となった叔父
に養女として引き取られる。
けれど、元々ヒスカリアの父への劣等感の塊だった上、自身の娘ミリアを溺愛していた叔父は、事故で顔に大きな傷を持つヒスカリアをどこに嫁ぐこともできない『穀潰し』と罵り虐げ、使用人のようにこき使った。
そんな親を見て育ったミリアはヒスカリアを「お姉様」と呼びつつも、自分より下のものと認識し、虐げるのだった。
それから十年後。
ヒスカリアが十七歳になったある日、バークレイ侯爵家に、五大公爵家の一つ、ヴァルガス公爵家から縁談の話が来る。
五大公爵家の、それも有名な魔法公爵ジェイン・ヴァルガスとの話にミリアは大喜び。
ところが侯爵家を訪れたジェインから「お前に用はない。必要なのは長子の子だ」と言われ、ミリアと侯爵は憤慨する。
そしてさらにジェインは、ヒスカリアこそが求めていた婚約者だと宣言するが、それには侯爵家が代々隠し続けてきた秘密が関係していて……。
顔に傷を持つ虐げられた令嬢と膨大な魔力を持つ冷徹な魔法公爵の恋の物語。
不定期更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 17:44:49
117665文字
会話率:43%
婚約者であるセドリックはロザリーにしょっちゅう酷い事をして謝罪を要求してくる。謝罪の内容は、欠陥品の婚約者で、セドリックが貶される原因になってしまい申し訳ありませんというものだ。
ロザリーはたしかに魔法もない、魔力もない、器量も
よくない、ないない尽くしの公爵令嬢だ。
しかしそれは諸事情により仕方のない事で、今日もいつもの通りに謝罪をする予定だったが、今日ばかりは違った。
セドリックのせいで顔に傷がつき、婚約を破棄されて実家へともどされ、出戻りのロザリーは勘当を告げられる。
一気に人生が詰んでしまったロザリーは、ため息をひとつついて、魔女集会に愚痴りに行くことにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 20:01:51
12604文字
会話率:35%
───これは悲しい愛の物語。
セレニティ・シャリナは子爵家の次女として生まれた。
十二歳になり、初めての王家が主催するお茶会に参加していたが笑顔溢れる会場に悲鳴が響く。
ある令息が後ろ向きに下がった際に背でぶつかり、グラスを持ったままうまく
受け身を取れずに転び顔に大怪我を負った。
「──嫌ァアアァァッ!」
セレニティは顔に傷が残ると言われて絶望していた。しかしその令息は公爵家の長男、スティーブン・ネルバーだった。
セレニティは拒否するもスティーブンと婚約。
ずっと引きこもっていたセレニティに更なる不幸が襲う。
姉のジェシーはスティーブンを盲目的に慕い愛していたのだ。
追い詰められていくセレニティに襲う数々の不幸……。
そしてネルバー公爵家に嫁いでもまた新たな地獄が待ち受けていた。
そして彼女は愛する子供の前で自ら命を──。
そんな小説の主人公、セレニティに転生したのは幼い頃から病に苦しめられた少女だった。
「神様がわたくしにご褒美をくださったのかしら……!とっても幸せ」
顔に傷があろうとも嫌がらせを受けようとも彼女が幸せな理由とは……?
アルファ、カクヨム、なろう掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 19:15:22
237007文字
会話率:37%
ひょんなことからお金はあるらしい煩い男、キース・ルクスウェルに纏わりつかれる事になった、シエラ。
シエラはキースを嫌がるが、キースはシエラをとっても気に入っている。
とある日、シエラはキーズに手を貸して欲しいと頼まれた。
なんでも第三王子の
婚約者候補が、二人も自殺してしまったのだという。
「頼むよ。学園で何があったのか探ってくれ」
「十年前の事件を?」
「十年前の事件を」
「意味わかんない」
「俺は分かる。君は調べる。それでいい」
シエラは嫌々ながらも王都にある寄宿舎付き女学院へと入学した。
顔に傷があるシエラは、静かに独り暮らしをしていきたいだけなのにと、キースと出会ってしまった過去を恨みながら。
一方キースは、気に入ったシエラを彼が思う良い所へ嫁に出してやりたい、そんな余計な事を計画していた。
「シエラが自分好みの美人でも、俺には若過ぎるからな」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 20:07:03
28446文字
会話率:28%
アルヴァロン王国にて絶大な権力を有する『四公』の一角、ダルクリース家にて事件は起きた。仕えていた侍女のミスにより、公爵令嬢アイアス・イア・ダルクリースはその顔に傷を負う。怒り狂った当主ガレスは侍女に極刑を宣言し、侍女は絶望の余り涙する。
「──待ちな」
しかし、その運命は覆される。
他の誰でもない、火傷を負ったアイアスの懇願によって。
ガレスは驚きの余り侍女を許すが、後にアイアスはとんでもない物を父親にねだったのである。──金床、火床。ついには鍛冶場が欲しいなどと言い出したのである。
「かた……剣を打つんです、剣を」
堂々とした態度で父親にそう言ったアイアスは、己の前世を思い出していたのである。戦乱の世にて、折れず曲がらず全てを断つ名刀を幾つも送り出してきた名匠「正重」としての前世を、かつて自らが抱えていた刀への深い業を!
(あっちでは満足いく仕事ができなかったからな。未練がましいかもしれねえが、今度こそ示してやるぜ。俺の刀が、神仏の域に達した大業物だってことをよぉ……!)
かくして彼女は、再び鉄を打ち……その生涯をかけて追い求めた一振りを叩き上げた。折れず曲がらず、全てを断ち切る天下無双の大業物。
しかし、彼女の戦いはこれからである。
彼女の刀匠としての仕事、いいや生涯を賭けた夢の果ては、今まさに始まったばかりなのだ。──剣に生き剣に死ぬと心に決めた若き志士たちが集う、魔剣学園にて──!
──これは、曰く付きの公爵令嬢が、己が作り上げた刀の最強を証明するまでの物語──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 15:39:27
80416文字
会話率:48%
「その顔では抱けんのだ。わかるかシンシア」
侯爵令嬢シンシアは婚約者であるバーナビー王太子を暴漢から救ったが、その際顔に大ケガを負ってしまい、婚約破棄された。身軽になったシンシアは冒険者を志して辺境へ行く。そこに出会いがあった。
最終更新:2023-09-24 07:33:58
7350文字
会話率:51%
毎度ゆるふわ設定。方言らしいものも偽物。すべてを薄目でごらんください。
天宮(てんぐう)の伍の宮にスザクという坊主と住む、元神官のセイテツは、色街のなじみの店でおかしな《うわさ》をきく。 北の方から来た女たちのもとに、カンというこどもが
迎えに来ると、それっきりになってしまうというはなしだ。
一方、壱の宮の大臣であるサモンが、おかしな様子の北の山をみにいっていらい、ひきこもってしまっており、その原因はどうやら『オニ』であるようだが・・・。
色街で用心棒をしている顔に傷のある男、トクジが、重い腰をあげてその《うわさ》と、『サモン』にむきあうことになる。
『おとぎばなし』シリーズまえにあったはなしとなります。
前回の『みつる 』に、ちょっとでてくる『顔に傷のある男』トクジをかきたくて書いた話ですが、壱の宮の大臣、サモンの話にもなりました。
ほかの『おとぎばなし』を読んでいただかなくともわかる内容となっておりますが、なにしろ、暗く、重く、悲しい話になってしまいました。。。。。つけましたが『怪談』には遠いところにいます
ひどい表現、残酷、流血、残虐な描写、場面多し。 ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 12:41:01
41955文字
会話率:32%