名前を呼ばれることを望まなかった「わたし」と、
名前を明かさなかった「もうひとり」。
記録も問いかけもない、季節限定の滞在施設。
性別も呼称も名乗らずに、ふたりはただ“隣にいる”ことから関係を始める。
手紙もない。会話も少ない。けれど、
沈黙の中には無数の気配が宿っている。
“触れないこと”でしか近づけないふたりは、やがて、
名前の代わりに残された記憶と祈りを、互いの輪郭として確かめ合っていく。
——これは、恋とは呼ばれず、友情とも定義されない、
それでも確かに“わたしたち”だったという物語。
全30話、完結済み。この3話は明日の朝変わってます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 00:38:00
49514文字
会話率:2%
夏の日の、どこかの世界の誰かの一日のお話。
作品タイトルが頭悪いなと思いましたが特に反省はしておりません、お久しぶりです夏乃イロです。
春なのに夏の小説を書きました。私のこの名前みたいで爽やかですね。
静かな小説を書くのが楽しくて好き
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-11 04:35:30
2000文字
会話率:11%
【matatakiシリーズ】何も書けなくなった男とその恋人の部屋でのやりとり。
最終更新:2014-11-13 16:36:46
1310文字
会話率:12%