「ちょっと斉藤さん、いい加減名波くんと別れてよ!」
「はぁ? アンタらバカなの?」
昼休み、購買に向かう途中の廊下でいきなり拉致された挙句、なにアンタら全員で同じコスプレでもしてんの? みたいな巻き毛茶髪ギャルメイクな女子集団に囲まれ
た咲は、不機嫌さを隠そうともせずに言った。
もうダメだ。アウトだ。おしまいだ。
購買では今頃、飢えた学生たちがたかりにたかって、咲が買う予定だった火曜日限定販売のクロワッサンサンドは、買い尽くされてしまっただろう。
このために今日はお弁当も少なめにして、四時間目のチャイムの最初の音とともに教室を飛び出したのに。ていうかこのヒトら、咲を待ち伏せするために、わざわざ授業サボったんだろうか。
「……つーか、誰も通らないし」
低く小さく呟いて、舌打ちをする。
一番人気のない特別棟の廊下。今の時間生徒たちがやってくることは稀だろう。
小柄で可愛らしい女の子がおっかない女子六人に囲まれているという、なんとも助けがいのあるシチュエーションなのに。
「バカってなによ!」
「ちょっと斉藤さん、あんたちょっと可愛いからってチョーシに乗ってんじゃないの!?」
そんな感じに幼なじみのモテ男のせいでクロワッサンサンドを買えなかった咲と、彼女を好きだと公言して憚らない幼なじみ侑紀と、ふたりが突然見えるようになってしまった半透明な少年友成の、ホラー要素皆無の青春ドタドタバタバタラブコメディです。
昔書いた小説を発掘しまして、日の目を見ることもなかったのでこちらにアップすることにしました。最終話まで予約投稿済みです。
(8月4日から12時に一話ずつ公開されます)
ラストの五話、エピローグは同日公開となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 12:00:00
34104文字
会話率:52%
ザインバル王国では、獣人族と人族……この二つの種族が共存して暮らしていた。
僕、セシル・シェーベリは、狼獣人と人族の混血である。
対する婚約者のアビゲイルは、純血の人族だった。
二人の婚約のきっかけは、アビゲイルが僕の尻尾の手触りを気に
入ったこと。
それでも、仲睦まじい関係を築いていたのに……。
高等部に入ってからのアビゲイルは、様々な店へと僕を連れ回すようになっていた。
「セシルに似合う靴を見つけたのよ!」
「話題のデザイナーに、セシルの服を作ってもらいましょう!」
「限定販売の懐中時計をセシルのために予約しておいたわ!」
そんなことを言っては、次から次へと僕に高級品を買い与える。
僕がいくら断ろうとしても、彼女は決して引き下がらない。
「お金ならあるんだから!」
そう言って、全てを押し通してしまう。
いつの間にか、「成金令嬢のペット」だと周りから揶揄されるようになってしまった。
そんな時、アビゲイルには他に恋人がいるのだと、クラスメイトから告げられて……?
※氷雨そら先生主催「モフモフヒーロー小説企画」の参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 08:00:00
16524文字
会話率:43%
引きこもり系ネットゲーマーのヒビヤタクロウ(22)。ある日、店舗限定販売のゲームを買うため、久しぶりに家を出た。その矢先、交通事故で死んでしまう。
最期の瞬間に善行を働いたことで、女神によって新しい世界に生まれ直すチャンスを貰ったタクロウは
、童貞のまま生涯を終えてたまるかと奮起する。
転生した先で案内役の天使の神殿に移動し、天使後の目標を書かされることになったタクロウは、どうせ目標だしと調子にのって、無茶な目標を立ててしまった。
「何してるんですか! 目標達成できないとペナルティーがあるんですよ!」
「先に言えよおおおおおおおおおおおおおお」
一か月以内に童貞卒業できないと一生独身。一年以内に嫁を百人作らないと……死亡。
理不尽なペナルティーに怯えながら、タクロウの第二の人生はすでに――クライマックス!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 11:00:00
166213文字
会話率:45%
ただひたすらにプリンを食べたいだけの一般人、
愛良は限定販売のプリンを買うために、朝から準備をしていた。
だが、そう簡単にプリンを買うことは出来なそうだ。
怪人やヒーローが入り乱れる中、
愛良はプリンを買うために突き進む。
最終更新:2023-01-28 15:53:52
5022文字
会話率:25%
「近所の団子屋で数量限定販売されている、この『ハッピーみたらし団子』…… 今から俺たち兄弟で、公平に分けようと思う」
最終更新:2021-03-02 19:09:34
1260文字
会話率:39%
吾輩はもののけである。名前は特に無いが最近は「けだま」と呼ばれている。見た目のまんまである。吾輩の見た目が饅頭型の毛玉のようなフォルムをしているからのようだ。もっといい名前をつけてほしいものである。因みに吾輩は猫ではない。
今、吾輩は今世
紀最大の危機に直面している。どれぐらい大変な事態かと言うと吾輩はこの件によって命を落とすかもしれないのだ。なにが起きたか、それは飼い主が買ってきた期間限定販売のファ◯チキを勝手に食べてしまったのだ。食べ物の恨みほど恐ろしいものはないと聞く。これは非常にまずいことになった……
これは、もふもふ好きによるもふもふ好きのためのもふもふしたゆるいコメディである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 16:05:15
3226文字
会話率:27%
「半額や! 半額やでオカン! 限定販売の半額セールや!!」
最終更新:2020-12-14 12:00:00
1000文字
会話率:4%
アラフォー男子の封魔小太郎は、クリスマス限定販売である妹恋愛シュミレーションゲーム「可愛い妹どうでスカ?」通称-いもスカを家でプレイしようとした矢先に異世界に…。
最終更新:2020-11-23 19:04:59
9609文字
会話率:32%
エリアスはある日、行きつけのスイーツ屋さんの前を通ると来週の日曜日に大好きなガトーショコラが数量限定販売されることを知り、ティアちゃんにその話を持ち掛ける。
最終更新:2020-08-16 15:20:51
3554文字
会話率:45%
夏休みが間近に迫った七月中旬。
西山東輝は、ある事で悩み憂鬱になっていた。そんな気分を払拭しようと、大好きな甘い物を求め、購買で限定販売されている『極上プリン』を手に入れようとするが失敗してしまい、さらに気分が落ちてしまう。
所属する読書部
での活動にも全く身が入らないので、後輩である北野南と話でもしようとすると、彼女からクラスで行われた席替えで〝ある不正〟起こったと相談される。
久しぶりに登場の三バカが繰り出す、新たな事件の真相を果たして解く事が出来るのか!
今、読書部二人のディスカッションが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-22 17:18:03
19600文字
会話率:56%
親からある頼み事をされた。
最終更新:2019-03-22 00:00:00
2440文字
会話率:23%
買い溜めのためには手段を選ばない。沢木香穂里先生の新しいお題に基づくお話です。
最終更新:2014-04-06 10:15:14
200文字
会話率:17%