晩秋の弓道場に小雨が降り注ぎ、矢道の芝生を青黒く濡らしている。
一礼して、射位に歩を進ませた。
的までの距離は28メートル。
半身に構え、両足を踏み開く。
立ち位置を探る足裏に、擦り減った床板の感触が荒い……
かつて耳にした弓の弦音
に焦がれ続ける男の話。
【短編 No.17】執筆期間 2018.11.22 〜 2019.01.01折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-01 02:48:59
19624文字
会話率:51%
30秒で読み終わる超短編 その4
最終更新:2018-04-05 20:03:31
200文字
会話率:0%