俺は壇 霧人。人畜無害に生きてきた。
どこにでもいるような、なんの変哲もない大学生。
広島の山奥の大学でレポートに追われていた夏の夜。
運命の日は、突然やってきた。
謎の白衣の男から一方的に告げられた
「パンドラの箱の鍵」と言われる解
除コードは、
拒否権を与える間もなく、俺を非日常に引きずり込んでいった。
………って、ちょっと待って。
俺の前世が死神の長だとか聞いてないんですけど。
は? 「伝説の死神長の再来」?
いや、やめて、俺、平和に生きたいだけだし、
何より目立ちたくない! 日陰で安穏と暮らしていたいんですけど!?
こんな中二病設定に順応なんて死んでもしたくねぇ!!
こんな死神、聞いてないっっっ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-24 00:51:56
20949文字
会話率:31%