--S県S市、港町で有名なここは人口20万人程度の小さな町。
世界中様々な船がここに寄港しており、一部の商店街では外国の紙幣も使用出来る。
今年から子供の治療費は無料で、ファミリー人口増加を測ろうとしているらしい。
それ以外特に特徴も
ない淡白な田舎町だ。
海沿いに車を西に走らせ、市の無料駐車場に車を置く。
小道を歩くと左手に見えてくる小さな森林公園を通り抜ける。
すると一本道が見えてくる。
多少小綺麗に整えてある様子から人の気配を感じる。
長い道を登っていく。
時代錯誤な鉄の門が見えてきた。
まるで西洋の貴族の屋敷のようだ。
門をくぐり抜け石畳を走り抜ける。
玄関のドアノブには虎の彫刻があしらってあり何とも壮観である。
一見なんてことない金持ちの別荘地。----折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 19:21:32
4171文字
会話率:10%
気ままに野山を走っていた香奈子に来た手紙。
それは、教室で一言も口を開かない、菜摘からの手紙だったのだが。
最終更新:2017-02-18 19:29:35
6948文字
会話率:11%
小さな街で生まれ育った優一とアキラと奏音は幼馴染で大の親友だった。
この街の大きな坂の向こうには巨大な塀と鉄の門がある。
門の向こうには限られた人たちが住む街がある。
どういう条件で、この門の向こう側に行けるかは『一般人』には分からない。
門の向こう側には何があり、誰が何をしているのか、どう生活をしているのか想像する事すらできなかった。
ある日突然、幼馴染の奏音は―魔法の国は本当にあるんだよ―と言い残し消えて行った。
居なくなって半年、優一の心はぽっかり穴が開いたまま。
そんな時にやってきたのは、自称『魔法使い』と名乗る幼い少女だった。
幼い少女は、人を石化する特殊な【マグ】と呼ばれる能力者だった。
まだ能力を自由自在に操れない少女は、マグの存在を知らない街で能力を暴走させてしまうのだった。
そんな時、優一は少女の暴走を無効化してしまう。
優一は【無効化のマグ】の持ち主だったのだ。
そして希有な【マグ】を持つことを国に認識された優一は門の向こう側―学園都市―に収容される。
―これで居なくなった幼馴染を探せる―
そう優一は思い喜びを胸に門の向こう側へと旅立つのだったが……。
※週1回更新(月or木)の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-12 22:44:12
2382文字
会話率:30%
荻原功太の働いている図書館は、まるで西洋の洋館のような様相をしていた。開閉するたびに大きな音をたてる鉄の門を潜ると、巨大な庭が見える。「曰く付き」ばかりを集めた図書館で、怪異に愛された功太は様々な伝奇的体験をすることとなる。甘い紅茶好きの
食えない幼馴染や、ミステリアスな管理人と共に、今日も地下貯蔵庫の本の整理に励む。
*ありがちな設定の中をありがちな主人公とありがちなヒロインがありがちに泳ぎ回ります。
*一話完結の連続ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-09 22:22:23
50642文字
会話率:55%