…静かな夜、白銀の月、鈴虫の鳴く声。
こんな夜は人間界でしか見ることができない。
今日も軽くスキップしながら夜風にあたる
私が手に持っているこの刀も、この場所だとほんとに良く輝いている。でも、その牙も今はまだ口を閉じて隠す……
そして獲物を見たら瞬時に口を開き首元に喰らい付く……
今日も私は人を斬った。
鈍い音と共に斬られた事に気づかず倒れる獲物(人)。この瞬間(とき)自然と私はにやついている。
その後見つめていると焦げ色のアスファルトにそれは赤黒いが生き物のように一定の粘土を持って進み、広がっていく……。
この時初めてにやけていた口元から声が漏れる。
「ふふっ。」
と。
でも同時に苦しくもなる。だから自然と涙が溢れる。
数々の殺人鬼はだいたい人を殺した時に快感を覚える、そして次々と殺していく…。
”でも私は好きで殺ってるんじゃない”
信じられる?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 23:25:37
55132文字
会話率:34%
鈴虫の音が夏の終わりを告げる。恋の終わり。花火のように輝いていたひと夏の恋は、もう二度と戻らない。
最終更新:2024-08-27 23:15:03
580文字
会話率:8%
実際にあったビジネスの話です。
ペンキ屋(塗装業)である小規模企業が頑張ってたらDXに成功していた話。
ある日、ペンキ屋のおっさん社長フクは、倉庫を綺麗にしようと思い立つ。
何せペンキ屋の倉庫は凄くきた・・・、雑然としている。
どこに何が
あるかも分からず、使い切れない塗料の毎年の廃棄額はなんと200万円超。
この倉庫を綺麗にすることから端を発し、色々な人に相談し、話を聞きながら、改善している内に、小規模企業なのにDXの最先端を走っていたという実話を元にしました。
全10話で完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 22:00:00
14438文字
会話率:28%
僕と彼女の気持ちが伝わらない鈴虫
最終更新:2023-09-10 00:00:00
1039文字
会話率:45%
喫茶店で鈴虫とバナナケーキと共に、繰られる手紙。
キーワード:
最終更新:2022-11-25 23:25:56
7800文字
会話率:25%
ジリリリリーン、
ジリリリリーン、
我が家の黒電話が鳴っている。
漆黒のボディーに滑らか曲線。丸いダイヤルに時計状に示された数字たち。最新インダストリアルデザインにも引けが取らない秀逸なセンス。
電話という物とはこうでなくてはいけない。そう
いうものだ。
骨董品的品物だが、我が家では現役だ。
今日も、黒光りしたボディがベンツの様な貴賓を醸し出している。
ゆっくりと回るダイヤルが、一瞬、時を止め、戻るまでの時間で、相手への思いを叙情的な感情で味わせてくれる。
そこで一句、
「秋の夜の 鈴虫の様なベルの音 耳をすます我一人」
お粗末。
ジリリリリーン、ジリリリリーン、
ジリリリリリーン、
しつこいな、
ガチャ、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 00:08:48
2324文字
会話率:44%
まだまだ暑くなりそうですが
ちょっとずつ 夜は涼しげにしないとなぁ
キーワード:
最終更新:2022-07-27 21:43:32
334文字
会話率:0%
これは忘れ去られた魔女と生かされ続けた竜の儚く美しい物語。
鈴虫がうるさい初夏の日の深夜、竜族の呪いを解呪した少年トライスは館にいる祖父と使用人の全員を殺害後、死に場所を求めて深夜の闇を走り回り山の奥深くへと足を運んだ。
フラつく足
取り、疲労困憊で倒れた山中でトライスが出会ったのは小さな湖畔に入水する原初の魔女と同じ名を持つリリだった。
言葉もまともに話せない少女に生きる目的を与えられ、ただ無意味に過ごす日々。 凡そ2年が経過したある日、突然リリの提案でクチナシの花を採取する為北の国、コルネルへと赴くこととなったトライス。
その道中で出会ったのは自分の出生を知る女性、メルフィとその夫ミルタリアだった。
2人との出会いによって動き始めるのは今まで見て見ぬふりをしていた竜族の過去、その復讐劇。
人に全てを奪われた竜族最後の末裔、トライスは征く、一族の呪いを終わらせる為、愛する全てを守る為。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 03:11:38
70935文字
会話率:44%
たましひ揺れる草葉の陰
川の中に蛍石が一つ転がってました
蔵の裏の川の人魚は唄を歌いながら
もうすぐ生まれる子供の名前を考えている
もう終わりですか?
キネマ館の隅でジッポに火をつけ
煙草がジジ…と燃えゆくたましひ
シンクタンクに落ちたヒ
トデ
枕元の鈴虫を踏みつぶしてしまいました
夏薫る
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 20:53:47
2757文字
会話率:0%
縁側で祖母と和菓子を食べるのが好き。。
この作品はショートショートガーデンに投稿済みです。
https://short-short.garden/S-uCTpGJ
最終更新:2021-06-23 10:45:39
374文字
会話率:0%
──ここは、忍の里。静かに静かに、彼らは生きていた。
※詐欺ではありません。
最終更新:2020-12-17 11:25:35
709文字
会話率:28%
耳鳴りが気になったら、速やかに耳鼻科へ行って下さい。
耳鳴りは、重大な病気の初期症状である可能性があります。初診は、早ければ早いほど良い。
それさえ理解していただけたなら、本文は読まなくて大丈夫です。
最終更新:2020-06-23 22:59:40
3356文字
会話率:0%
日向夏樹 15歳
結城優月 15歳
彼らは相思相愛に気づかず、釣り合わないとそれに目を背けた。
そして祭りの日。
鈴虫と花火は無残に鳴り響く。
最終更新:2020-02-23 06:53:22
2813文字
会話率:24%
鈴虫は少女に食われるのか。
最終更新:2020-02-04 20:14:51
1045文字
会話率:0%
鈴虫とギターと親父が音色を奏でる物語です。
フリーダムノベルズの企画です。
最終更新:2019-09-22 20:56:31
3454文字
会話率:39%
夏の終わりの一幕。
窓の隙間と鈴虫。
最終更新:2019-08-31 19:56:40
1485文字
会話率:45%
高2の夏、死んだ彼女。
毎年お盆の4日間だけ会える話。
*
短編というより掌編です。
王道ネタ失礼しまっす
最終更新:2019-07-14 19:54:18
5212文字
会話率:31%
「一茜のうたノート」は普段和歌を詠むという自分でもレアだと自覚している作者が、現実に存在するノートにメモしているいくつかの和歌から、特に好きなものを選んで、少し変えて、説明をつけて投稿することにより作られています。今回のテーマは「涙」
最終更新:2018-06-12 01:59:46
583文字
会話率:0%
源氏物語の「鈴虫」の帖を解釈しました。根拠あり。
最終更新:2018-05-18 02:15:19
3295文字
会話率:11%
田舎生活短編エッセイ第二弾!
秋編です。
虫の音と、サツマイモのちょっとしたレシピ、わんぱく少年次男の話を、ちょこっとお届けします。
よかったらお付き合い下さい!
最終更新:2017-10-02 15:23:51
946文字
会話率:10%