結婚式当日、夫のトマスに逃げられた花嫁「ヴィオラ」は、その後放り投げられた貴族社会での地位の確立や義両親の介護、没落寸前だった家の立て直しに十年の月日を消費させられた。若かった彼女ももう三十手前、そんな時に書類上の夫トマスが現伯爵の死期を知
って戻って来た。子供連れで戻って来たトマスは父の死後に家を継ぐのは自分だし、この子供は貴族として与えられる幸せを全て得る権利があると主張し、これまでヴィオラを「貴方は本当の娘のよう」「君が娘ならよかったのに」と可愛がってくれた義両親も実の息子と孫可愛さにヴィオラを「他人」と扱い始める。「わたしの十年はなんだったの?」ショックで倒れたヴィオラは自身のベッドで目覚め、「2025年の日本人女性なら絶対に泣き寝入りしないからな」と庭でバーベキューを始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 10:16:07
10629文字
会話率:37%
確か、マジで? って思った。
前世の記憶を持ったまま大正時代の日本に逆行したかと思いきや若干なんか違う世界だ。魔法とかある。でも私にはなかった。そのせいで前世と同じく家族にいない子扱いされている。マジで。何か転生特典とかあるかと思うでし
ょう。ないの。とても不遇。
「さつきさんのことは……どうしてもそういう対象に見えなくて申し訳ないと思っていた」
生まれた時からの許嫁は妹にとられた。すごく不遇。
だけど私は負けないよ。小さな黒い毛むくじゃらの異形が何故だかずっとそばにいるから。いるだけだけど。
「は!? 寄ってこられたことはあっても逃げられたことなんてねぇよ!」
しゃべらなきゃイケメンの軍人さんに拾われて運が向いてきたかもしれないし違うかもしれない。
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同タイトルの過去自作がありますが別物です。似てますけど別物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 06:00:00
82647文字
会話率:37%
大嫌いな地元からやっと逃げられた。
サッカー大好き美少女、芙綺(ふうき)はあこがれの先輩を目指し
『ウィステリア女学院』に入学し寮生活を始めた。
初めての場所、初めての親友、初めての、憧れの人。
そして、初めての恋。
キラキラ女子校生
活、と言う割にはパワフルな先輩達やおかしな友人との日常生活。
『城下町ボーイズライフ』と同軸上にあるお話です。
アルファポリス・pixivでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 00:02:24
39785文字
会話率:52%
『落ちこぼれ聖女』ことティナーシェは、国で最も権威あるペジセルノ大聖堂に所属する聖女。大聖堂に連れてこられた経緯と、その微弱な聖力の為に、周りから馬鹿にされる日々を過ごしていた。
ある日浄化の為に訪れた地で、悪魔・マルスに番(つがい)だと言
われ、首筋に噛み付かれてしまった。ティナーシェもマルスの首に噛み付けば真の番になれると言われたが、必死に抵抗するティナーシェ。その時はなんとか、悪魔から逃げられたと思ったのに……。
後日、聖騎士の服を着たマルスがティナーシェの前に現れたのだった。
「ちょーっと噛み付いてくれたら、それでいいから」
「イヤだって言ってるでしょ! 近づかないで!!」
嫌がる聖女としつこく付き纏う悪魔の、ラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 07:24:27
96933文字
会話率:43%
ある日突然、幼い頃から大好きな初恋の相手でもある婚約者ダニエルが一通の手紙を残していなくなった。
その手紙には“運命の人に出逢った”と記されていた。運命の人って…
ショックを受けているのも束の間、さらなる衝撃が。なんとお相手は王太子の婚約者
でこの国を守護している伝説の女神の生まれ変わりと言われる公爵令嬢であった。
そんな相手を連れ去ったダニエルが万が一他国へ渡ったとなれば捕らえられ極刑は免れない。
そんな事はさせないと、お互い婚約者に逃げられた王太子と共に二人を保護するために探し始めるのだが、気付けば王太子との距離が近づき…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 19:21:03
223323文字
会話率:49%
秋。黄褐色に光るススキの花穂が畦道を彩る頃。
伯爵令嬢クロエ・ロレーヌは5年の婚約期間を経て、名門シルヴェスター公爵家に嫁いだ。
愛しい彼の、弟の妻としてーーー。
*
結婚式当日。愛する婚約者に逃げられたクロエは、仕方
なく彼の弟であるライル・シルヴェスターと結婚することになった。
品行方正だった兄とは違い、自由奔放な性格をしているライルと堅物なクロエは、昔から相性が悪い。そんな二人は、果たして夫婦としてうまくやっていけるのだろうか。
そう思っていた矢先、ライルは何故か『ずっとクロエのことが好きだった』と言い始めてーーー?
これは、不本意な結婚を強いられたはずの二人が織りなす、愛と裏切りの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 14:34:39
81668文字
会話率:48%
「すまない、ヘレナ、クリス。ディビッドに逃げられた…」
父が、土下座した。
「・・・やっぱり・・・」
「そうなるよな」
元・金髪碧眼の美青年だった父は、気前が良いことが長所だ。
友人をとても、とてもとても大事にする。
しかし、そ
れは短所であった。
『友人』の頼みを安請け合いしては裏切られ、ヘレナとクリス姉弟の生活を脅かし続けた。
唯一の資産だったタウンハウスも抵当に入り、子爵位も返上するしかない状況に陥ったその時、父は挽回の一手を打った。
それは、『ヘレナを嫁に出すことで報酬を得、とりあえずタウンハウスは維持』。
身もふたもない契約結婚だ。
相手は植民地支配で提督を務めて帰国したばかりのリチャード・アーサー・ゴドリー伯爵。
いずれ侯爵位を継ぐ金髪碧眼の美青年で不釣り合い過ぎた。
そして、早々に明かされる真実。
「侯爵位を継ぐまでの二年間、両親の前でのみ妻のふりをするのがお前の仕事だ」
美青年も金髪碧眼も、もううんざりの、ヘレナ・リー・プライトン子爵令嬢十七歳。
母譲りの「ぼんやり顔」では舐められ易く、嫁ぎ先ではまず、当然ながら冷遇される。
しかし母を亡くして五年、辛酸をなめつくした令嬢はくじけない。
「ぼんやり顔だからって、性格までぼんやりしているわけじゃないの」
今回も強い少女の奮闘記、そして、そこそこモテ期(←(笑))を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 00:00:15
795710文字
会話率:36%
とある女の子はバレンタインに告白。しかし相手に逃げられた。祖母にもらった寒天ゼリーを食べながら原因を考えているが……。ほのぼの甘い短編小説。
最終更新:2025-02-16 18:04:08
909文字
会話率:56%
逃げられた女を想い一人酒を飲む男の心情とは?
最終更新:2025-01-22 16:06:33
711文字
会話率:0%
姉妹に逃げられた男は国からも追い出された。
キーワード:
最終更新:2025-01-10 20:12:37
992文字
会話率:65%
ある日、男爵令嬢のイゼル・カーネシリアは仮面をつけた男に攫われた。攫った男はダミアン・ゴーライエン侯爵様。婚約破棄を三回経験しているお方で、どうしても今回は逃げられたくないとこんな暴挙に出たというのだ。
「すねるな、我が妻よ。我が領地に辿り
着くまで心を開いてくれ」
「誘拐犯に心なんて開けるか!!」
誘拐されて逃げたい妻と、絶対に妻を逃がさない気持ちの夫による新婚生活が今始まる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 07:30:07
63589文字
会話率:39%
竜の血を引くメテオリット家の末っ子パティことパトリシアの悩みは、驚いた瞬間に子犬サイズでピンク色、お腹ぽってりの子竜になってしまうこと。姉は美しくも勇猛な竜に変身できるのに何故!?
そんな彼女が縁談相手に会うために、かつて恐ろしい竜神が
棲んだといわれるシャルベリ辺境伯領に向かうことに。
ところが縁談相手はすでに恋人と同棲中、代わりにその兄であり、同じく縁談相手に逃げられた次期シャルベリ辺境伯で軍司令官を務めるシャルロとの縁談に臨むことに!?
溢れ者同士の初対面の印象は最悪。
だが、シャルロと子竜姿のパティが出会った瞬間、二人の関係は変わり始め……
「まったく……パティはいったい、私をどれだけ悶えさせたら気が済むんだろうね!?」
コンプレックスを抱える箱入り娘と、実は可愛いもの大好きな閣下との年の差ラブストーリー。
※9月1日より第二部連載開始します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 18:11:39
427005文字
会話率:32%
鬱小説の悪女、クレア・ラフェリエールに憑依した私。
小説の中で王子だと知られずにラフェリエール公爵家で買われたリアンは、解毒薬のないラフェリエールの毒を投与される。精神を蝕まれながら子飼いの暗殺部隊に入れられ、その綺麗な顔を気に入った悪女の
クレアにいじめ抜かれ、逃げられたあともラフェリエールの毒に苛まれる可哀想なキャラクターだった。
処刑される運命を免れて生き残るために、リアンを助けて、自分も公爵家から逃げ出すも、王となって豹変したリアンに捕らわれてーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 21:00:00
30343文字
会話率:42%
結婚式の前日、婚約者に逃げられた俺は、絶望のどん底にいた。
すべてを失い部屋に閉じこもっていた俺を訪ねてきたのは、高校時代の元カノ・瑞希。突然現れた彼女は、俺を強引に連れ出し、過去の思い出の場所へと連れて行く。
最終更新:2024-12-18 13:15:42
5245文字
会話率:47%
アラルジャン王国の幼い王子セシルはある日運命の相手に出会う。その出会いは一瞬の事だったが彼は自分の気持ちに確信があった。すぐに婚約を両親に願い出ると問題なく約束は取り付けられた。彼女は国内でも有力な貴族にして忠臣、そして国王夫妻の元学友だっ
たグレイ侯爵家の娘だったからだ。しかしそこからはセシルにとって試練の始まりで数年後の婚約式まで会う事は許されなかったのだ。試練を乗り越えたセシルは立太子式も立派に務め、二人の関係を確かなものに出来る婚約式の会場に走りだす。待ち侘びたこの日、ようやく愛しい人に会えると思って飛び込んだ会場にはその姿が見当たらなくて。彼女の父の言うことには「逃げられた」と。
彼女の行方は?逃げた理由は? ショックを受けるセシルは果たしてどうなってしまうのかー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 20:30:00
15906文字
会話率:58%
冒険者として活躍するアルバートはある日、幼馴染(子持ち)と話す姿を見た恋人に、浮気だと決めつけられ罵倒される日々を送るようになる。
だが、実際に浮気をしていたのは恋人の方だった。
そのことで問い詰めるも、「付き合っている価値がない」と
言われ、別れられてしまう。
そのことで、大きくアルバートは気落ちするが、その時の彼は知らない。
──その彼女と別れられたことは、アルバートの人生において最大の幸運だったことを。
これは、幸運にも最悪な恋人から逃げられたことを機に、アルバートが本当の幸せを手にしていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 14:06:33
6596文字
会話率:24%
家族と暮らしている小学生の女の子は毎日親を説教している。せめて妹に対してはまともな親になれとはっぱをかけている。あと5割は鬱憤を晴らしている。何故なら私に意地悪するからね。毒舌小学生は日々言い聞かせるのが日課。ある日、過去の知り合いが女の子
に話しかけてくる。異能力という単語が出てくるが使っている描写はない。最後にほんのり異能力について話しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 05:40:00
6535文字
会話率:36%
スラム育ちの悪ガキがいつものようにスリをしたら相手は異世界転生したソロ冒険者だった。どうやら盗んだ物は大事なものだったようでしつこく追いかけてくるが、スラムで育った俺の速さを舐めるなよ!
撒いてやると思ったけど、どれだけ逃げても先回りしてき
て捕まる寸前盗んだ物を投げ返しなんとか逃げられた。だけど、それからつき纏われて何だかんだと冒険者と一緒に旅をすることに。買い物?盗めばいいだろ、計算?なんだそれ、生き残るためならなんだってやるさ!俺は一人で生きられるんだ、だから構ってくるんじゃねぇ!
本当に外の世界を見せてくれるのか?一緒に行っても良いんだな?やった!一緒に色々な場所見て周ろうぜ!綺麗な場所や見たことの無い生き物が沢山いる場所に行ってみたいな!
スラムの悪ガキで盗人が冒険者と出会った事で、人として成長しベテランのシーフにまで成り上がるドタバタ成り上がり冒険譚。冒険者と旅をして、多くの人と出会い経験を積んだ彼はやがて・・・・
こちらの小説は、アルファポリス様・カクヨム様にも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 21:38:09
659732文字
会話率:73%
ジルド王太子は、婚約者のエウドシア・アラフェルス公爵令嬢にいつも当たり散らしていた。勉強嫌いで剣技も苦手、外面はよいけれども、いつもイライラして婚約者に当たり散らす。呆れた国王の命で辺境騎士団へ行くことになってしまった。
エウドシアのお陰で
辺境騎士団へではなく、教会へ行くことになったジルド。そこで、苦しんでいる女性達の悩みを陰で聞いて感じるものがあった。掃除夫として過ごしていたのだが、そこへ、変態、でなかった辺境騎士団四天王がその時、獲物をよこせと乗り込んで来た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 15:34:06
5799文字
会話率:39%
ルーシア・コレントス公爵令嬢は、王宮の文官になりたかった。
しかり、ディテウス王太子殿下は長年の婚約者である令嬢に逃げられてしまって…
ルーシアを次の婚約者へと指名してきた。
わたくしは仕事に生きたいの。どうしてよ。
怒るルーシア。断る為
にディテウス王太子殿下に会う事にするのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-06 16:03:59
3771文字
会話率:29%
エルンスト・レトリックス公爵はそれはもう、美しい黒髪碧眼の若き公爵である。
洗練されたその物腰は幾多の貴族令嬢達の憧れの的だった。
しかし…今、エルンストは非常に困った事態に陥っていた。
妻が家出してしまったのだ。
何でこうなった?
妻を探して連れ戻さないと…エルンストは妻を連れ戻す事にしたのだが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 20:08:36
3004文字
会話率:43%
仕事に疲れた魔王が、異世界に召喚される。
そこにいたのは見るからに頼りないお子様。
術師の育成、それを謳う学園に入学したばかりの術師見習い。彼に召喚された魔王様は、そんな少年を育てつつ、日々の無意味な仕事、それから逃げられたことを大いに喜ぶ
のだった。
巻き起こるトラブルも魔王様にとっては、小指の先を動かす、その程度で片付く程度の代物。
大いに、感情豊かに慌てる少年を眺めながら、仕事の疲れをいやすのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 00:10:00
19445文字
会話率:46%