荒事においては世界でも屈指の力を誇るニケー王国に生まれたデモン・イーブルは“掃除人”だ。ランクは「超級」。ずば抜けた能力を有するがゆえの肩書である。では、その仕事はというと、それはヒトに仇をなす“ダスト”と呼ばれる存在を駆除することだ。
長らく王国暮らしを続けていたデモンは、ある日、旅に出た。能動的な“掃除”はどこでも歓迎されている。だが、なにも社会的に必要な活動だからという理由で世界を巡ろうと考えたわけではない。
己の根っこに常にある、黒々とした邪心の種火。
そこに焼べるは善悪問わずの刺激という名の薪。
小さかった炎はやがて燃え盛り、業火が生み出すのは無限の快楽だ。
甘美でしかないその瞬間を味わいたいがために、デモンはあらゆる“ダスト”を冥府のゴミ箱へと送呈する――。
※他サイトにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 10:43:16
237709文字
会話率:62%
ある日、一人の少女が戦国時代へタイムスリップした。
それこそ神の気まぐれ、悪魔の退屈しのぎといえるほど唐突に。
少女は世界を変える力を持っているわけではない。
どこにでもいるごく普通の、そして平凡で地味な少女だった。
そんな少女が出来る事
は一つだけしかない。
戦国時代を生き抜く――――それだけだ。
※ ご感想への返信は、話ごとに活動報告でさせて頂きます。
大変申し訳ありませんが、ご了承のほどどうかよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 00:10:46
2140954文字
会話率:30%
ある所に、人間に興味を抱く悪魔がいた。彼女の退屈しのぎのお遊びは、ある一家の人生を狂わせていく。
最終更新:2024-07-19 22:52:40
9295文字
会話率:21%
人間は何故愚かな争いを何度も繰り返したのか?
私が何者なのか?と、あなたは質問しましたね。
悠久の歴史も永遠に続くあなたの時間を少し埋めるくらいにしかならないでしょうが、せめてもの退屈しのぎにお話ししましょうか。
私の原罪ーー私が作った
アルソリオという国で起こった事を聞きたいですか?
どうして人々が、何不自由ない国から出て行こうとしたのか。
人間たちが私の庇護を離れたオルミスで、うまくいったかどうかが知りたいですか?
どうして人々が、争うようになったのか。国が二つに分かれたのは何故なのか。
レイドン・ルディオーネットがどんな人物だったかに興味がありますか?
それなら私たちの中に眠る愛の記憶をお話ししましょう。どうして歴史は途絶える事になったのか、そのはじまりの物語を。
オルミス時代に幕を降ろした英雄、ミスサリアの事をお話ししましょうか?
あの生き物の育たないオルミスヤームに、呪いをかけたのは何だったのか。忘れられた時代を思い出しながら。
人間が鳥に追われ隠れ生きていたころもありましたね。
私がカヴマイラと争った時に生み出した亜人と竜の事。リカオガの魔法使いの秘密をこっそり教えましょうか。
それともーーーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 01:27:06
975621文字
会話率:50%
滅亡した人類のために火星で開拓を続けながら待ち続けるP113号は、ある日、新しい人類の作るというP112号の退屈しのぎに付き合わされ──
最終更新:2024-05-10 21:47:02
6844文字
会話率:49%
人の体内にある『魂力(チャクラ)』を使い、『魂装(カルマ)』と呼ばれる、自分だけの異能を宿した武具の精製術が存在する異世界。そこでは人間とそれ以外の種族が、大陸の覇権を争い、長い年月が経っていた。
そんな場所に転移し、人々に勇者として迎えら
れた高校生『カズキ・トウワ』は、精製した武具の大きさや装飾の豪華さ、属性を表す色で『魂装遣い(カルマつかい)』としての格が決まり、言うなれば武具の見た目がそのまま強さと考えられる世界であるにも関わらず――指輪のような物しか、精製することができなかった。
そのせいで、召喚された国の王から『史上稀に見る無能な魂装遣い』と見限られ、国民の退屈しのぎの見世物として、国お抱えの魂装遣いに無残にいたぶられた挙句、山奥に放逐される。
そこで自らを、絶滅した古代生物ドラゴン族だと言い張る幼女『ルタ』に出会う。世界のどこかで生きているというルタの同族探しを手伝う代わりに、最強の魂装遣いに鍛えてやると言う提案に乗り、カズキはルタと共に、人間への復讐を目指し、世界中を冒険しながら『史上最強の魂装遣い』へと上り詰めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 22:27:03
421630文字
会話率:34%
どうもどうも、えー、騙し騙されっていうのは世の常、人の常でありますが、おっとっと。専売特許とまでは申しませんがねぇ元祖、騙す動物と言えばそう、タヌキとキツネですねぇ。
この二匹、昔から競い合ってきたもんでね。そりゃもう人間なんて手首を捻
るようなもんですよっとね、へっへっへ。
そう、昔々のこと。とある少年がおつかい帰りに山道を歩いていました。
片手にはお母さんにお土産に、と叔母に持たされた蜜柑を包んだ風呂敷。もう片方の手は道中で拾った長い木の棒。
おっと今、棒を捨てて、また新たに木の棒を拾いました。先程のよりも長いかなと地面に置いて見比べ、むむむっとまあ退屈しのぎですな。道のりはまだまだ長いですのでね。
さて、そんな彼に朗報。何やら先のほうで物音がしました。はてさて猪だろうかそれともイタチ?
そっと近づき様子を見ると、はい、お待ちかね。ここで登場でございます。タヌキとキツネであります。
おや、喧嘩かな? と少年は思いました。両者睨み合い、何かを喋っているようでしたが人間には獣の言葉はわかりません。ええ、ええ聞かせようとしなければね。
でも、想像がつきますよね? そう、どっちが上手く化けられるかって話だと。
と、その二匹、動きをピタリと止め、次いで耳だけをピクピク動かし始めました。
少年は自分のことがバレたのかなと思いビクリとしましたが、そのまま見ているとどうも違ったようです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 11:10:00
6498文字
会話率:30%
異世界転生漫画が大好きな男子高校生の中村唯斗は創造主に転生した。最初はいろんなものを作れて満足していたが、しだいに飽きてしまう。そこで創造主様が考えた最高の退屈しのぎとは。
最終更新:2024-04-01 15:33:55
2719文字
会話率:51%
迷宮探索者ライラは迷宮資源の回収よりも迷宮の研究が好きな迷宮マニア。
ある日、理不尽な理由で迷宮探索者の資格を失い、傷心のまま訪れた海で海中から自分を誘う声が聞こえてきた。
その声に導かれた先、海底に咲く一輪の花を見つけたライラが花に触れる
と、異空間に飛ばされ、そこにいた男はライラに告げた。
「我がダンジョンマスターよ、今この時が、俺とあんたの始まりの刻だ!!」
星霊フィグーはネグーシス海の管理者にして守護者であるが、退屈な日々に飽いて発生してからほとんどの年月を眠りながら過ごしていた。
ある日、星の命である星命力を多量に組み上げる存在を感知したフィグーは数千年ぶりの目覚めを迎える。
眷属たちと共に星命力がくみ上げられている場所に向かうと、謎の花に吸い込まれてしまう。
そこで出会った亜人の少女と自動人形により、自分がこの迷宮に取り込まれてしまったことを告げられ、退屈しのぎに彼らに協力していくことを決める。
「暇潰しにはちょうど良い。そうせざるというのなら、侵入者に立ちはだかる障害として全ての生き物を蹂躙しよう」
探索者を追放された半分精霊半分人間の迷宮好きな少女と、
迷宮に捕らわれた星の化身であるドラゴンによる、
異色のコンビのダンジョン運営が今始まる――――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 18:00:00
51441文字
会話率:31%
少し不思議な、とある世界「アネモネ」。
その化身である「アンシスタ・アネモネ」はまだまだ未熟な女の子。
人形の身体を、自分がウェイトレスを勤める喫茶店のマスターから借りて暮らしています。
ですが留守番ばかりの日々に飽き飽き。
そんな彼女の退
屈しのぎは、「もう一つの喫茶店」のオーナーさんとお喋りすることでした。
アネモネにとって世界はまだまだ知らないことばかり。
これはそんな彼女のちょっぴり小さな冒険や、日常を詰め込んだお話です。
~・~・~・~
小説同人誌「アネモネが華やかに舞いましょう」「アネモネが涼やかに舞いましょう」から、個人サイト掲載部分と、本編の一部を転載しております。シリーズもの短編集になります。増刷の際にクローズドにする可能性がありますがご容赦ください。個人サイトには継続して掲載いたします。
https://btw.red/6maker-books/折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-01-14 08:00:00
195787文字
会話率:63%
実際はそんな事ありませんの姉の婚約者視点。実は婚約者はいました。
ヒュースの婚約者であるグリンダは鑑賞用だ。先日妹の婚約者にちょっかいを出して返り討ちに合うという騒ぎを起こした彼女のイライラを下手な芝居を見ているようだと面白がっていたが、
ますます怒りのボルテージが上がっていって。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 08:26:59
2592文字
会話率:37%
滅ぶ世界でただその時を玉座でじっとしている魔王の前に女神が現れる。
女神は魔王に自分達の世界を滅んでしまう原因となってしまう少女がいると言いその少女を救ってもらいたいと滅びゆく異世界の魔王に頼む。
魔王は女神から世界を滅ぼす原因を詳しく聞き
退屈しのぎにはなると女神の頼みを聞きその世界へと向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 22:58:34
5476文字
会話率:69%
妊娠中、最後の帰省にしようと出かけた新潟の実家。あたしと幹生とノブは、退屈しのぎに縁日に行こうと、従兄弟を誘って、金魚すくいの屋台へ。意気込むノブ。お土産にもらった金魚を大切に持って帰るのだった。しかし、そんな夏休みも一変する出来事も起こっ
て……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 09:42:01
9476文字
会話率:51%
ふと目が覚めた先は真っ白な世界。謎の女にされるがままに、私は長い生涯を送る事になった。退屈しのぎに命を愛でつつ、知らず知らずの神様ごっこを続ける。そんな短編です。
最終更新:2023-08-23 20:18:14
27898文字
会話率:30%
数百年孤独に生きてきた雪の精霊の一族の姫、雪乃春姫。
退屈しのぎに、行ったことのない街へ。
人間観察をしに行った春姫は、ある少年と出会う。
親切にも彼は入国を認めてくれ、もてなしてくれた。
彼との楽しい生活に次第に馴染んでいく。
優しい彼に
春姫の心は──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 21:54:51
27454文字
会話率:51%
死に近い高校生・刹那響司はある日、音の悪魔であるヨルと契約する。
ヨルとの契約後は霊や悪魔を認識できるようになり、様々な出来事を体験した。霊の浄化や呪われたクラスメイトの対応、親しい悪魔の消滅、『烙炎』と呼ばれる悪魔との戦闘。
普
通の人生では味わえない体験をしてきた響司は新しい悩みに直面していた。それはヨルからもらった『魂の音を聴く力』の制御が不完全であること。明確な解決策もないまま時は少し進み、夏休みへ。
一人の人間と一体の悪魔は夏休みを共に過ごす。
『退屈を殺す』という契約の下で。
※三日に一回ぐらいの頻度で更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 16:00:26
42319文字
会話率:53%
退屈で死を感じる高校生・刹那響司は毎日さまざまな退屈しのぎをしていた。
最近の退屈しのぎはオルゴールから出てきた古い手帳の翻訳だった。
手帳の英文を翻訳すると、魔法陣と思わしき図の集合体が現れる。
手帳の最後のページに記された魔法陣を描く
と、音の悪魔・ヨルが現れた。
ヨルに契約を迫られる響司は眠気で意識を手放す前に願いを口にした。
「僕の退屈を、殺してよ」
ヨルと契約した響司は『人外を視る力』と『魂の音を聴く力』を手に入れる。
今まで知らなかった悪魔と死者の世界を目と耳で知り、退屈を殺していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 11:51:27
252614文字
会話率:45%
法は不文律でも秩序はしっかり守る――。
――これは、天国での退屈しのぎにあの世のいざこざを解決する、そんな彼女のちょっぴり過激な日常を綴る物語。
最終更新:2023-05-15 02:35:16
3119文字
会話率:45%
地獄の住人、鈴木(仮)【本名は明かせない】は地獄である失敗をし100年間、人間界に流刑された悪魔だった。
彼の退屈しのぎは人間の不可思議な体験や身の上話を聞き、もしも嘘をついたらそれを口実に5分間地獄に送り苦しめる事だった。
最終更新:2023-02-13 06:00:00
8094文字
会話率:22%
辺境伯家の次男ルネには前世の記憶がある。
日本人の川島悠斗は25歳にして交通事故に遭い生前愛読していた小説の世界の転生してしまったのだ。
ルネの生家であるカンテミール家は主要キャラ達の争いに巻き込めれて没落してしまう運命⁉
没落回避の
為、辺境の田舎に引きこもるが何故か小説の悪役アレクシスの退屈しのぎに巻き込まれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 02:38:28
3626文字
会話率:22%
ドラゴンと騎士のふたりはぬいぐるみ。
持ち主であるタカシ君が眠ったあとは、いつもしりとりで退屈しのぎをしていましたが、いつか本物のドラゴンと騎士のように戦いたいと思っていました。
そんなある日、謎の声が聞こえたと思ったら、ふたりは本物のドラ
ゴンと騎士の姿になってしまい!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 11:39:23
2846文字
会話率:26%