わたしは製薬会社に勤める40歳の男。
若白髪が気になる独身男。
だから、髪を染めて、人生を変えようと思った。
それだけでなく、思い切って会社を辞めて、大学院に入学して、新たな道へ進もうと思った。
そんな時、吉祥寺の美容室で可愛い美容師と出会
った。
その瞬間、一目惚れをした。
初々しい姿に釘付けになった。
想いを募らせていると、幸運の女神が微笑んだ。
偶然の出会いを演出してくれたのだ。
その後、彼女の夢を知ったわたしは、なんとしても実現させてあげたいと思うようになった。
彼女のために人生を捧げる覚悟を決めた。
✧ ✧
私は美容師。
新米の美容師。
秋田から東京に出てきた美容師。
吉祥寺の店で働き始めた美容師。
最初は掃除と雑用しかさせてもらえなかった。
でも、シャンプーの試験に受かり、ヘアカラーやパーマの試験にも受かり、最後のカットの試験も合格して、お客様担当になることができた。
最初のお客様は若白髪の男性だった。
その人は会社を辞めて、大学院で学んで、MBA(経営学修士)を取ろうとしていた。
その前向きな姿に惹かれた。
その人と店の外で偶然出会い、付き合うようになって、人生が変わり始めた。
自分の店を持つ夢を果たしたくなったのだ。
私は彼と共に夢に向かって歩み始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:40:00
118918文字
会話率:24%
心に沁みる物語、
救ってくれた言葉、
ヒントを与えてくれたビジネスワード、
心を豊かにしてくれる写真と絵と文章、
そんな綺羅星(きらぼし)のようなエッセンスが詰まった、
有名ではないけれどグッとくる本がいっぱいあります。
非定期にはなります
が、これから素敵な本をご紹介してまいりますので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 14:21:26
33923文字
会話率:10%
俺はディスクジョッキー。
FMラジオのディスクジョッキー。
パーソナリティと呼ばれることもあるが、そんなものは受け付けない。
ディスクジョッキー以外に|相応《ふさわ》しい名前はないからだ。
べらべら喋りまくるパーソナリティと一緒にされるのは
心外としか言いようがない。
もちろん、クラブのDJとも違う。
ターンテーブルと格闘しながら絶え間なく音楽を流し続けるわけではないし、スクラッチなどの技を使うこともない。
選曲し、静かに語りかける。
それが仕事だ。
毎週金曜日の23:30から0:30が放送時間だ。
流す曲はジャズが多い。
といっても、|こてこて《・・・・》のジャズではない。
聴きやすいジャズだ。
スムーズ・ジャズと呼ばれているジャンルの曲が多い。
時にはロックやポップスやボサノヴァなどをかけることがあるが、ほぼ100%洋楽と決めている。日本語の曲はバックグラウンド・ミュージックにならないからだ。
さて、今夜も放送時間が近づいてきた。
そろそろスタンバイするとしよう。
紹介する手紙とプレイリストにもう一度目を通して、オンエアを待つのだ。
✧ ✧
非定期での公開となりますので、よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 23:40:00
5738文字
会話率:2%
少年、雨宮小春は運命的な初恋をする。
その相手は芸能界のスター、日比谷真紀奈…
幼い少年とスターとの約束を果たす為小春は芸能界入りを決意する。
初恋の人と再び出会う為、初恋の人を振り向かせる為…
誰よりも輝くあなたの隣に立つ為に……
少
年、雨宮小春は芸能界に飛び込む。
その先で待つ輝く世界と、厳しい試練のただ中へ……
ちょっとおかしな芸能界とちょっとおかしな人間模様を描いた芸能ラブロマンス青春サバイバルギャグコメディー。
これが輝く芸能界の真実です(嘘です)
※前作「お前なんなん?」の続編になります。
前作をお読み頂けるとより楽しめるかと思いますので、よろしければ是非ご覧下さい。
※本作は芸能界を舞台にしただけのギャグコメディーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:15:43
1715322文字
会話率:56%
ヴェイルは、かつて多くの者たちが召喚されたように、見知らぬ世界で目を覚ます。
記憶を失い、ただひたすらに生き抜き、成長し、強くなろうとする本能に突き動かされる。
――伝説とは、こうして生まれるものなのだろうか?
冷酷でありながらも謎め
いた戦士『アリニア(Alynia)』と共に、剣を学び、壮大な都市を巡り、古の森を越え、忘れられた遺跡を探索する。
一歩進むごとに栄光へと近づき、試練を乗り越えるたびに、自らの未来を切り拓いていく。
すべては光り輝く道を進んでいるかのように思えた。
――栄達への道、希望、築き上げるべき運命。
挑戦を恐れぬ者たちを待ち受ける、広大な世界。
信頼と努力、時をかけて紡がれる絆に結ばれた二人。
自らの居場所を探し求める旅路、そしてその先に待つもの。
ヴェイルは、未来へと歩みを進める。
彼の選択が、やがて伝説を紡ぐだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:10:00
205784文字
会話率:13%
月が煌々と輝く闇の中。
黒い艶やかな髪をなびかせたその女性は、無感動に言い放った。
「あなた、――死ぬのは、恐い?」
それは、愛を知らずに育った青年と、死ぬことを知らずに生きた女性の、静かに始まる物語。
最終更新:2025-07-25 19:00:00
68250文字
会話率:36%
これは、青い星のように輝く五人が、いつしかあなたに出逢うまでの物語。――男性五人組アイドルグループ『ばーちゃLimit!』は、日本中に名を轟かせるトップアーティストの一組。しかし、一周年記念のライブで、メンバーの新井 隼也だけがいない状態だ
った。それから時は遡り、一年前。羽瀬 陽菜斗は、友人である隼也にアイドルにならないかと誘われ、グループを結成する。そこから後にリーダーの宮條 巴矢、ダンサーの猫田 琉、可愛い系の川島 るりと出会い、五人は苦難を乗り越え、成長していく。アイドルの意味とは何か、推しの意味とは何か……そして、胸を張ってステージに立てる日は来るのか。(※この作品は、小説賞投稿用に2023年11月に執筆した作品の再編集版です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:50:00
41332文字
会話率:56%
『――美しい…』
ある令嬢のデビュタント。
静まり返る会場で、どこかの誰かが呟いた。
その令嬢はデビュタントまで家族以外、誰一人として見たことがなかった。
曰く、想像を絶する美しさである。
曰く、人には見せられない顔である。
曰く、そもそも存在していない。
噂だけが一人歩きしていた。
だが今日、なにが正しかったのか証明されたのだ。
このデビュタントに出席した貴族は、その輝かんばかりの美しさに目を奪われた。
そして翌日には求婚の申し出が山程送られたという。
だが、この令嬢はその全てを断った。
この出来事は貴族だけでなく平民たちにも広く知れ渡る事となった。
そして人々は言う。
輝く美貌を持ち合わせながら、人前に姿を見せることは稀有な令嬢。
『――深窓令嬢かぐや姫』と。
――――――――――――――――――――
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-25 18:43:33
2719文字
会話率:40%
白い毛並みが星屑のように輝く猫、シュトラは、夜の帳が降りるころ、そっと目を閉じた。彼女の瞳は、碧玉のように深く、無数の世界と時間軸を映し出す鏡だった。シュトラは特別な存在だった。彼女は時空の狭間を渡り歩き、様々な世界を旅する者。人間たちの営
みを観察し、その刹那の輝きを「旅の記憶」として心の奥に刻み込むのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:35:19
144147文字
会話率:32%
村の外れで畑を耕す孤児のルイは、ある日、空から落ちてきた天使の少女ニアを助ける。ニアは白い羽を持ち、肩に矢傷を負い、王国の騎士団に追われていた。彼女が持つ白銀の鍵は「天の扉」を開くもので、扉の向こうには恐ろしい力が封じられているという。ル
イはニアを隠し、村の薬草婆アトラの助けを借りて彼女を匿うが、騎士団の執拗な追跡に追われる。
ルイはニアを連れて森の小屋へ逃げるが、騎士団の襲撃を受け、ニアを庇って崖から海へ落ちてしまう。瀕死のルイは海賊船「アルテミス」の船長フィーネと乗組員カイトに救われる。ルイはニアを救うため、フィーネたちに協力を求め、王国の船を追って神の島へ向かう。
神の島でルイは天の扉の前に立つニアと教皇に遭遇。教皇は鍵を奪い扉を開けるが、異形の生物が溢れ出し、島は混乱に陥る。ルイとニアは力を合わせて扉を閉じ、島は海に沈む。ニアは鍵を海に捨て、天使としてではなく人間として生きることを選び、ルイと新たな旅を始める。海賊たちに見送られ、二人は輝く水平線へと消えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 15:27:59
5909文字
会話率:38%
地味で人見知りなアイドルオタク、佐伯晴歌は、異世界に聖女として召喚されてしまう。
けれど力は目覚めず、幽閉された薄明竜との静かな日々が始まる。
そんな中、彼から教わった“魔法”を通して、かつてライブで感じた感動を再現できると気づいた晴歌。
魔法×音楽で演奏会の演出を手がけ、第一王子アレクシウスとの出会いをきっかけに、舞台は華やかに動き始める――
やがて聖女の力は、国を巻き込む陰謀にまで光を当てていく。
光の魔法でステージを照らす、異世界ファンタジー開幕!
人見知りのドルオタ、音楽を“魔法”で彩ります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:10:00
29007文字
会話率:16%
―青春×呪い×学園モノ― 私の未来のため、気になるあいつを絶対落とす!
晴れ鏡というおまじないに巻き込まれた、完璧ヒロイン宿木琴乃。うっかり“雨の日”に試してしまったせいで、鏡に映ったのはヒキニート化した自分と、救済の鍵――地味系モブ男子
・武藤清彦だった。
告白は撃沈。好意ゼロ。反応ゼロ。なのに、未来の幸せはこの男にかかってる!?
努力で人生を磨いてきた琴乃は決意する――「ならば、好きにさせるまで!」
執念とプライドを爆走させて仕掛ける、ギャップだらけのラブコメが今始まる!
「最悪な未来に勝つために、あんたに堕ちてもらうから!」
「晴れ鏡じゃなくても、輝くのは私の意思!」
一軍女子による本気告白が、今始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:02:48
29205文字
会話率:48%
───ブースターで空を制し、叩き落とす。
格闘・射撃・戦術───7vs7のチーム競技《セブンスカイズ》は、撃墜を狙うバトル。
派手なドラマを好む観客と、スポンサーの思惑が交差する空のフィールドで、主人公ナックは勝利だけを見ていた。
愛機ランツは、銀色に輝くフォルムが特徴のモービルギア。過去を背負う相棒と、最後のトーナメントへ挑む。
逃げ込む建物も、隠れる岩もない。何も遮るものが存在しない空で拳を届かせるべく、ブースターという翼で飛び続け、音を置き去りにする。
数多のブースターが描く光に宿る、生き様が渦巻く狭き世界。
刻々と期限は迫り、星をカケた戦いは激しさを増していく。
さぁ! 覚悟を決めなければならない。
新たな星を掴むのは───。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 17:30:00
94252文字
会話率:43%
少女が夢見たのは愛し、愛され、愛に溢れるアイドルの姿。
少女が現実に見たのは仮想世界で輝くアイドル系VTuberの姿。
「こんあーるま♪ 迷い人の皆々様、案内役はこのワタクシめにお任せあれ! 道化を導く道化こと導化師アルマですー」
国内
トップの人気を誇る配信者『導化師アルマ』が所属するバーチャルアイドルプロジェクト『ブイアクト』。
そんなグループにある日少女はスカウトされた。
「スカウトって私なんかに? えぇ……なんでぇ……?」
大した経歴もない気弱なドルオタアイドル志願者。
そんな少女が持つ唯一の特技は――――。
これは声真似系VTuber『異迷ツムリ』のデビューからその果てまでを追う物語。
☆カクヨムにて先行連載!
☆カクヨムコン参加作品ですので是非応援いただけると嬉しいです!
https://kakuyomu.jp/works/16818093085105826327
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 17:10:00
356921文字
会話率:48%
「私を抱いて」
―― そうしたら……もう少しだけ、生きられるから。
一石宏人は平凡であることを憂いていた。周囲の人間は成功しているのに、同様に努力しているはずの自分は報われない。その気持ちを吐き出すこともできず、ただ逃げたいと思う日
々を過ごしていた。
ある夜、ネオンが花畑のように輝く街中で、蝶のように色気を放って周囲を魅了する、混沌とした黒い瞳の女性に目を奪われた。
再会は早かった。蛾のように邪険にされ、いじめられている同級生こそがその彼女だったのだ。
一定の距離感を保ちつつ、彼女の部屋でひそかに行われる勉強会。詮索しあわない関係に依存していく二人。しかし、受験を機に一時離れてしまう。一石がようやく彼女と再会したのは、大学病院の一室――。
掲載場所:カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:10:00
64111文字
会話率:42%
夜明け前、月明かりのおかげで房総の海は暗闇から救われていた。
空を見上げると、ひときわ輝く青い星が目に入った。
そう思った瞬間、その星が目の前の海へと落ちてきた。
「王の帰還だ!冒険の始まりだ!」
それは、かつて友人ジャックが叫んだ言葉だ。
その言葉通り、「大王」と呼ばれた俺の物語が動き出す。
アメリカの港町クーズベイから帰国した俺は、日本の歴史や地理についてほとんど何も知らなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:02:40
135004文字
会話率:8%
日本人カグヤは異世界で暗殺の危機に見舞われた。瘴気災害『邪神の息吹』に苦しむウルヴァルゼ帝国へ双子の妹テルサと共に召喚されたものの、魔力鑑定で『聖女』と認定されたテルサに対し、カグヤの魔力は皆無とされた。以前からカグヤを危険視していたテルサ
は、彼女の暗殺を栄耀教会に依頼、かくして聖騎士団が差し向けられたのだった。
しかし、絶体絶命の窮地でカグヤの秘めたる力が解放。突如として彼女は地下の墓所へ転移し、葬られていた大昔の騎士ダスクをヴァンパイアとして意図せず復活させてしまった。
「だれ、だ……きみ、は……?」
「わ、私、は……カグヤ、です……」
協力の末、二人は栄耀教会の追撃から逃れ、魔術師一族フェンデリン家に保護された。
光の極大魔力『旭日』を宿す『聖女』テルサに瘴気を浄化させて『邪神の息吹』を終わらせ、帝国社会の覇権を握らんとするラモン教皇率いる栄耀教会。その脅威に対抗するためにフェンデリン家はカグヤを保護した。この世界で生きていくため、ダスクとフェンデリン家の助力の下、カグヤは自らの力の解明と練磨に乗り出す。
「この『望月』を以て『邪神の息吹』を終わらせ、人々を救済することこそ、この身に課せられた使命だと」
暗所でのみ解放される闇の極大魔力『望月』──時間や空間、重力を操作し、死者をアンデッド化させ、更には瘴気を吸収し尽くして『邪神の息吹』を鎮める事すら可能なその力で、カグヤは『闇の聖女』として活動することを決意。
そんなカグヤの前に立ち塞がるのは、瘴気満ちる地に蠢く変異魔物やアンデッドの大群。戦闘は不得手な彼女に代わって、ヴァンパイア最強格のダスクがそれらの脅威を排除していく。
しかし、事態は順調には進まない。魔境に君臨する史上最強の魔物、カグヤを脅威と見做して暗殺を目論むテルサと栄耀教会、そして発生する予想外の事態──カグヤたちはその全てを乗り越え、救済の使命を完遂できるのか?
『闇の聖女』カグヤと『光の聖女』テルサ。
深い因縁を持つ双子を軸に巻き起こる闘争と謀略、絡み合う人々の思惑、そして大いなる波乱を呼ぶ壮大なストーリー。
運命に選ばれし真の『聖女』は果たしてどちらか──。
カクヨムで先行連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:37:35
244682文字
会話率:36%
20XX年、日本、ロボット競技であるジャックス(JAXX:junk arts extreme versus)に夢中の高校生 真堂 巧(シンドウ タクミ)は訪れた展示会場でのデモ機の暴走事故によって死に瀕する。
死に際に意識の中で謎の男と接
触した巧は異世界で生きることを提案される。条件をのみ異世界に渡った巧であったがその姿は深紅に輝く石であった。
目覚めたのは森の中、とりあえずそこら辺にある土を素材に体を構築して探索を行っていくことにする巧。しかし、地球との類似点はあるものの、そこは魔物がいて魔術のある未知の環境だった。
金属素材を入手して念願の機械の体を構築していくことはできるのだろうか? 右も左もわからない異世界で手探りの冒険が始まる。
やがて世界の命運を左右する出来事に巻き込まれていくこととも知らずに、、、
カクヨムで先行配信をしています。内容は同じものとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:00:00
272162文字
会話率:21%
美しき辺境伯令嬢オレリー・シルバーヴェルは、領地に閉じこもり『顔だけ令嬢』と呼ばれていた。
ついに領地から帝都へ……そして、煌めくデビュタントボールで、一人の美しい男ロシュディ・アレクサンドル公爵と運命的な出会いをする。
それが仕組ま
れた出会いだったとしても、初めての恋におちるオレリー。
ロシュディとの政略結婚、新しい命も授かるが……。
新しい命が危険にさらされた時……。
「守られるだけでは、全てを奪われてしまう」
険しい道を進むことを決意する。
精霊の助けと導きを得ながら、前世の記憶を頼りに『顔だけ令嬢』が、自分の足で歩きだす。
オレリーの想いとは裏腹に、彼女の心を求める男たちの思惑が交錯し、二人の運命も大きく動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:24:19
147673文字
会話率:52%
これは、あざと可愛い悪役令息の義弟VS.あざと主人公のおはなし。
ボ
ボクの名前は、クリストファー。
突然だけど、ボクには前世の記憶がある。
ジルベスターお義兄さまと初めて会ったとき、そのご尊顔を見て
「あああ!この人、知ってるう!悪役
令息っ!」
と思い出したのだ。
あ、「この人ゲームの悪役ですよね⁈」って。
そう、俺が今いるこの世界は、ゲームの中の世界だったの!
そして、ボクは悪役令息ジルベスターの義弟に転生していたのだ。
しかも、モブ。
繰り返します。ボクはモブ!!「完全なるモブ」なのです!
ゲームの中のボクには、モブすぎて名前もキャラデザもなかった。
どおりで今まで毎日自分の顔をみてもなんにも思い出さなかったわけですね。
ちなみに、ジルベスターお義兄さまは悪役ながら非常に人気があった。
その理由の第一は、ビジュアル!
夜空に輝く月みたいにキラキラした銀髪。夜の闇を思わせる深い紺碧の瞳。
涼やかに切れ上がった眦はサイコーにクール!!
イケメンではなく美形!ビューティフル!ワンダフォー!
ありとあらゆる美辞麗句を並び立てたくなるくらいに美しい姿かたちなのだ!
当然ながらボクもそのビジュアルにノックアウトされた。
ネップリももちろんコンプリートしたし、アクスタももちろん手に入れた!
そんなボクの推しジルベスターは、その無表情のせいで「人を馬鹿にしている」「心がない」「冷酷」といわれ、悪役令息と呼ばれていた。
でもボクにはわかっていた。全部誤解なんだって。
ジルベスターは優しい人なんだって。
あの無表情の下には確かに温かなものが隠れてるはずなの!
なのに誰もそれを理解しようとしなかった。
そして最後に断罪されてしまうのだ!あのピンク頭に惑わされたあんぽんたんたちのせいで!!
ジルベスターが断罪されたときには悔し涙でボクの顔はびしょびしょになった。
なんとかジルベスターを救おうとすべてのルートを試し、ゲームをやり込みまくった。
でも何をしてもジルベスターは断罪された。
ボクはこの世界で大声で叫ぶ。
ボクのお義兄様はカッコよくて優しい最高のお義兄様なんだからっ!
ゲームの世界ならいざしらず、このボクがついてるからには断罪なんてさせないっ!
最高に可愛いハイスぺモブ令息に転生したボクは、可愛さと前世の知識を武器にお義兄さまを守りますっ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:20:00
80737文字
会話率:25%
生まれつき心臓が弱く、夢を叶える前にこの世を去った少女・天宮詩音。
彼女のたった一つの願いは、「誰かを笑顔にするアイドルになること」だった。
——そして目を覚ました時、彼女は剣と魔法が支配する異世界で、
名門エルステリア侯爵家の次女・シオ
ンとして赤子に転生していた。
やがて彼女は、歌うだけで人々を癒し、心を鎮める“不思議な力”を発揮しはじめる。
それはこの世界でも前例のない、詠唱なし・感情と歌に連動する奇跡の魔力だった。
しかしその力が周囲に知られれば、教会や王宮、国家すら動かしかねない——。
両親はその力を隠しながら、シオンの平穏な幼少期を守ることを決意する。
そして迎える五歳の春。
王立魔法学院の「魔力量測定」をきっかけに、シオンの運命は大きく動き出す。
この世界には存在しない「アイドル」という概念。
だが彼女は信じている。
歌で人の心を動かすことができるなら、きっと誰かの希望になれる。
笑顔のために、舞台(ステージ)のために。
シオンはやがて、“聖女”と呼ばれることになる存在へと成長していく。
——これは、夢半ばで散った少女が、
もう一度夢を追いかけて輝く、歌と魔法と絆の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 05:58:56
303090文字
会話率:21%
信じていた弟子たちに裏切られた大賢者アデルハイト。無惨にも命を落としてしまった。────はずだった。だが彼女は子供の時まで若返った姿になっていて、五年後の未来で目を覚ます。
五年間ずっと探し続けていたと言う親友ユリシス・ヴィセンテを信じて
全てを話して協力を得たアデルハイトだったが、その対価として魔法学園へ通う事に。
弟子たちを止めるべく計画を練りながら、魔法学園で初めての学生生活を楽しむアデルハイトの新たな物語が始まる────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 01:54:22
547960文字
会話率:59%
「月が綺麗ですね」
彼に背を向け、夜空に輝く満月を見上げながら、私は言った。
これは、少女の遠回しな、異世界では伝わるはずもない「愛してる」で始まる物語。
短編『ずっと前から、月は綺麗だったよ』の連載版です。大まかなストーリーは変わり
ませんが、学生時代と卒業後を掘り下げられたらいいなと思っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 01:00:00
721文字
会話率:28%
「月が綺麗ですね」
彼に背を向け、夜空に輝く満月を見上げながら、私は言った。
「え」
後ろから、彼の驚いた様子の声は聞こえてきた…
これは、少女の遠回しな、異世界では伝わるはずもない「愛してる」で始まる物語。
ゆる〜い短編です。
最終更新:2024-12-14 22:30:00
18381文字
会話率:51%