無数の竜に支配された世界。人類は空飛ぶ怪物から逃れるため地下迷宮に隠れ住んでいた。偽りの平和の中、赤毛の男リンドウは迷宮の片隅で静かに暮らしていたが、突如として現れた竜により命を落としてしまう。リンドウはそのまま生を終えたと思われたが、なぜ
か翼のない劣等竜“リザードマン”として復活していた。あらゆるものを失った代わりに、リザードマンの不思議な力、竜を溶かす“竜殺しの血液”と、両生類と爬虫類の互換的、あるいは上位互換的能力“両爬の力(ハープタイル)”を手に入れる。わずかな希望を得たリンドウは、目を背けていた現実と向き合い、全ての竜を殺すため旅立った。
※カクヨム様にも【竜殺しのリザードマン】というタイトルで掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 00:20:00
174517文字
会話率:37%
御伽噺は囁かれる。
村の外れにある、沼の上に連なる、顔より大きな蓮の橋。その線の先に続く針葉樹が空を覆う森の一本道。
なだらかな山から流れる幅の小さな川底まで透き通るせせらぎに沿って、木々が幾重にも重なって、射す光さえ通さない薄暗い、ぐね
ぐねと弧を描き、向かう方角を惑わすその道の先には、底の見えない黒く深い穴があるのさ。
その穴をどうにか下った先、色とりどりの鍾乳洞の洞窟をも超えて、歩き続けた森の奥の奥。
そびえ立つ、青々とした蔦(つた)が絡まるよう張り付く大木の下、底まで透き通った青い湖の中心に、魔女が住んでいたその城はそこあるんだ。
誰も住んでいないはずの城は、今でも綺麗で。
苔一つ無いままに光を帯びて、どんな王都の城と比べてもそれでもなおに美しい。
……ならば何故、誰もが羨む古城を使う人間がいないのか?
実は一度だけ、身ばかり綺麗に装飾した、いけ好かない貴族様が件(くだん)の城の噂を聞きつけて。我が物にせんと後ろにぞろぞろ家来を引き連れ、魔女の話を語る村長の話も聞かずに意気揚々とその道を辿っていった。
一日経ち、二日経ち。
歩いて半日もかかる訳がない程度の距離のはずなのに、城へと行くことを止めた村長の元に貴族は帰って来ない。
気になった村長が幾人と共に見に行った城は記憶に変わらずに綺麗なまま、静かな湖畔の上に佇(たたず)んでいたんだ。大きな扉は閉じたままに。
…城は入ることは出来るのかもしれない。
けれど、入ったら二度と出ることは出来ないのさ。
ずっと、永遠にお城の中で。
――――どうなるのかは、お楽しみ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 22:30:55
68630文字
会話率:38%
生涯現役ゲーマーを謳う御年80歳のおじいちゃんは、人生の最後を飾るにふさわしいゲーム決めた。
『新しいセカイを。もう一度人生を』をテーマに広大な世界を冒険する期待の新規VRMMOタイトル。
――アイオーンクロニクル
向こう二十年、
百歳まで遊んでやろうという意気込みでログインを試みるも後期高齢者の身体は高負荷フルダイブVRゲーに耐えられるほど頑丈ではなく、セーフティに引っ掛かりログインすらできない。
だが、その人生を男として、夫として、親として、戦士として生きてきたのと同じくして一人のゲーマーとしても歩んできた男が諦めることはない。
一つのポップアップログが目前に浮かび出る。
『仮想転生プログラムへの適性を検知しました。仮想転生プログラムをご利用されますか?」
男は『Yes』を押下した。
そして、その先に待つセカイを歩む。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 21:30:14
44989文字
会話率:30%
またまたこんにちは。同じくあまねゆいです。さて今回は、転生もどき…。はにゃ?
まぁ楽しんでください!
最終更新:2023-11-17 00:35:38
4126文字
会話率:42%
人にはそれぞれ、様々な才能がある。スポーツ、音楽、料理、絵画――あるいは、剣技、槍技、そして魔法。
その国では、そのような才能が【才能(タレント)】として告げられ、誰しも自身の才能(タレント)を活かして生きていくことができた。
しかし十五歳の少年アレンは、〈洗礼の儀〉にて前代未聞の「才能(タレント)なし」の判定を受けてしまう。
一方、日本。
日本で敏腕エリートビジネスマンとして活躍する青年・神頭裕也が、不幸にも事故で死亡。
裕也とアレン、二つの魂が出会うとき、世界の運命は変わる。
希望を探す旅の中、少年少女が得るものとは。
そして世界の秘密を知った時、少年が下す決断は――。
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俺Tueeeも無双も知識チートもない、スキルやステータスもない、主人公は最強じゃない、ハーレムもない。それでも、友情、努力、勝利、そして少しのラブコメはある――そんな、少年漫画のような物語。
※カクヨム、ノベルアップ+にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 21:00:00
510083文字
会話率:51%
『残念ながらあなたは死んでしまいました』なんてテロップと共に私はトラックに轢かれて死にました_____かと思ったらファンタジーちっくな完全異世界な場所にぽつんと1人でした。
何これトリップ?しかもなんか外見が、死ぬ前にゲームメイクしたゲーム
キャラの姿に変わってるんだけど……?
所謂剣と魔法の世界で転生もどきのトリップ的な体験を果たした私は、拾ってくれた変人な友人達と共に、自由気ままに旅をして、何だかんだ幸せでした_____
ん?あれ??また、転生?ちゃんも前世も前前世の記憶もあるし、なんでか外見とか魔法とかも引き継がれてるし……まぁいっか、引き継ぎ制度万歳!今世も前世同様自由にのらりくらりと生きていこう。前世は無かった魔法学校とか通っちゃったり……! ……って、え?待って待って、なんでそんな驚かれてるの?私、「普通」に生きてるよね?
これは、そんな自分を普通と思っている無自覚チートの滅茶苦茶で台風の目な女の子が、“前世同様”周囲を振り回すはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 00:25:23
316282文字
会話率:38%
引きこもり神様こと俺はくそ暇なんだ。
ならば!俺も異世界で転生もどきしてバカンスとしようじゃないか、名案だ!
側近であるミハエルと共に天界をほったらかしてレッツバカンス。
どこかの世界で神を務めていた神様がただのパンピーとなり他の神の君
臨する世界へ。
……って、おい、ハプニングだらけじゃねーか!!
神様の波乱万丈な、暇(いとま)の話。
かなり改変加えて書き直していく予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-26 10:00:00
240952文字
会話率:36%
オフライン型のヴァーチャルリアリティゲーム(Off line Virtual reality Hunting game)中、レアアイテムをゲットして派手なエフェクトで気絶・・と思ったら異世界でした。大学入学直前だった彼は、5才となって魔導具
屋の一人息子になっていた。そして5年後、両親を喪う。彼はゲーム時代の裏技を駆使しつつも地味な暮らしをしようと思っています。しかし、そんな事が可能なのだろうか?//これは異世界ツアーの番外編となってまして、なので本編終了後に掲載の予定が早まりまして、すごーくゆっくり連載になると思います。
☆☆4月から毎日更新の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-07 00:00:00
113937文字
会話率:40%
彼の望んだ100年構想も、終わりが近づくにつれて怪しい雰囲気が漂うようになりました。彼はそれでも懸命に折衝を続けますが・・//この小説は『改訂版・異世界ツアー』の続編にあたります。前作との食い違いを指摘されると辛いので、出来ればスルーしてく
ださい(汗
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-31 00:00:00
96957文字
会話率:60%
彼にしか見えないモノ、それを得た彼はある商売を思い付きます。それはあたかも素晴らしい商売のようですが、そんなに旨い話は無いようです。そして彼は因果応報とも言える事件に巻き込まれ、人生の転機を迎えるのでした・・・この作品は時系列的に言うと【闇
烏3部作】の後の話になってまして【異世界ツアー】の改訂版となっていますが【異世界ツアー】とは話の内容が大幅に異なっており、もはや別の作品に等しいです。その旨どうかご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-16 04:47:52
147017文字
会話率:88%
子供を庇ってしんだ『俺』は神様に天界につれてこられ神様になるチャンスを与えられる。
初投稿ですが宜しくお願いします。
最終更新:2013-06-30 08:23:34
8812文字
会話率:62%