身体を移し替える技術が確立し、火星に移り住んで100年近く。少年は自身の記憶ではない身体の記憶を断片的に見る事があった。その時に見た名前とパスワードを打ち込むと簡易的に真実と思える歴史が描かれていた。
これの詳細な情報やファイルは地球のコン
ピュータでしか見れないことを知った少年は滅亡したとされている地球へと向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-18 04:51:06
14327文字
会話率:92%
病院のベッドで目を覚ますと記憶がない。自分が誰だかわからない。しかもベッドに拘束されている。首、手首、足首、腹周りを押さえられ……。やがて現れた刑事は、キミは殺人犯だ、と告げる。罪のない市民を何人も殺した凶悪犯らしい。それで拘束されている
。しかも困ったことに、殺人の記憶がある。頭にではなく、手が、身体が覚えているのだ。まさか、わたしが殺人犯……。名前は名城沙理(なじょう・さり)というらしい。職業は刑事。いずれ解雇が必定だ。けれども、わたしは殺していない。仮に殺していたにしろ、そうなった真相がどうしても知りたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-08 10:00:00
20938文字
会話率:63%
小桜遠乃は人生に絶望していた。
遠乃は精神疾患を患い、薬の副作用と陰性症状に悩んでいた。周りの人間より劣った自分。勉強すらできない自分自身に絶望し、ついには電車に飛び込んで自殺してしまう。「来世にはもっとまともな人間になれたなら――あ
るいは、無に還れたなら――」そんな遠乃の思いに反して、現世での身体の記憶を保ったまま異世界に転生してしまう。
新旧入り乱れる人の住まない廃墟のような家々――死んだ街。遠乃を身体や金目的で襲う転生者。そして転生者達の敵である自我を失った化物である『悪意』。遠乃は銃を振り回し、がむしゃらにこの地獄のような異世界を生き抜いていく。
この小説はFC2ブログ「古川葵のつくったもの」(http://aoinotsukuttamono.blog.fc2.com/)でも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-22 18:19:30
36177文字
会話率:36%
自宅ー職場の往復を繰り返す。抜け出す自由はあるけれど、それはあるのと同じくらい実際にはない。
最終更新:2010-12-14 06:45:45
212文字
会話率:0%