「愛してるよハギタ」
「私もですわ、ヘドヴァン様……」
なんなの、これは。
それはとある日のこと。目の前で行われてる行為に目を奪われながら、私ことラウザは驚愕していた。
婚約者である第一王子ヘドヴァン様に呼び出されて赴いた王宮。
到着した後、従者によりこの中庭へと通されたのだが、そこで待っていたのは、私の予想の外にある光景だった。
「ヘドヴァン様、私のほうがお姉さまよりずっといいでしょう? 私の方が、貴方のことをもっともっと愛しておりますもの」
「勿論だとも。もう私には、君のことしか考えられない」
私は婚約者を奪われたのだ。それも、血のつながった妹に。
私は妹に裏切られたのだ。長年ともに過ごしてきたはずなのに、婚約者にも裏切られた。
なんでふたりが楽しそうに笑っているのか、全く理解できない。脳が破壊される感覚で、心が壊れそうになる。
「ああああああああああああ!!!!!」
絶叫とともに、私はその場から駆け出したのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 06:00:00
10342文字
会話率:42%
日ノ本国に現れる心臓を持たない異形の存在『虚ノ民(うつろのたみ)』は、人々の心臓を狙い、人知れず暗躍していた。
虚ノ民に対抗出来るのは、秒間30億回心臓を鼓動させる事で発生する超振動波を操り戦う鼓動使いのみ。
居酒屋を営む鼓動使いの青
年『一太郎』と相棒の少女『和美』は、店を訪れるお客の噂話を元に、虚ノ民を探し出して狩る事を裏の生業としていた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-12 20:13:04
7760文字
会話率:61%
人類の未来は、岐阜県民に託された!!(強制的に)
最終更新:2016-04-02 12:13:05
63904文字
会話率:54%
時は2114年、2068年に発見された、人間から発せられる『超振動』は人々の生活を劇的に変化させていた。2069年勃発した第三次世界大戦。その先にはエネルギー事情も解決し、貧困もほとんどなくなった平和な世界があった。ただ一つ、国際的テロ組織
『リターナー』の脅威を除いては…
「ほーらいじいじしてないで帰るわよ肘置き」
「おれの考えうる限り”チビ”の次にひどい暴言だ」
身長がものをいうこの世界で紡がれるとある四人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-28 00:44:15
17579文字
会話率:38%