桃の花見て花見酒、宙吊りの皆既日食は月見酒。
「この酒は、貴方の命です」
奇想天外、全く持って奇天烈な発言だった。和室にて男は
瞠若しつつも、冷静に考える。此処は何処か? 私は今に至る迄
一体何をしていたか……。然し、考えても思い出せない男
は、
取り敢えずこの邸から出てみるべきであろうと結論付け、
出口である玄関を探す、酒に関する奇妙なものに巻き込まれた
ある男の物語。果たして出口は存在するのか?
星宮心彩の処女作「酒(シュ)」______折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 18:52:20
2763文字
会話率:5%
代々高位の魔術師を生み出してきた名門デュポワ家。中でも、滅多に生まれることのない赤毛の娘は潜在的な魔力が高いとされ、聖女として第一王子に嫁ぎ、国を守るのが習わしとされてきた。
そんなデュポワ家に赤毛に生まれたマリーは、幼くして第一王子のア
レクサンドルと婚約し、王室で暮らすようになったが、十年ほど前から発現した醜い顔の黒い痣により、王子から婚約破棄されてしまう。
婚約破棄され、魔女の嫌疑を受けて死刑を宣告されたマリーは、「今日が貴方の命日になりますよ?」という謎の言葉を残して去っていく。
アレクサンドルはその夜、突然体調を崩すと……
※ハッピーエンドのざまぁ物語です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 08:21:02
8953文字
会話率:40%
「マリー様、非常に申し上げにくいのですが、貴方の命は持ってあと一年―――」
とある昼下がり。私は医師にそう告げられた。
頭に浮かんだのは心優しき婚約者――ジークのこと。
このまま婚約者として死んだらジークを悲しませてしまう。
だから
マリーは決意した。
――稀代の悪女になって婚約を破棄してもらうのだと。
しかし、数々の悪行(本人曰く)に対してジークは全く別れる素振りを見せない。
――仕方ない。かくなるうえは。
マリーはジークの代わりの別の婚約者をしたてて彼に別れてほしいと伝えるが―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 16:09:58
11574文字
会話率:41%
こうするしかなかった。
こうでもしないと貴方はわたしだけを見てくれないから。わたしに笑顔を見せてくれないから。
だからわたしは貴方の命を奪うしかなかったのーー……
◆押し殺した想いが留めきれなくなり婚約者を殺してしまった令嬢と、そんな令嬢
の想いを知りつつ気のない素振りをし続けた婚約者の王子のお話です。
抜け出せない令嬢と抜け出さない王子。
それぞれの視点で前後編。残酷な描写ありです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 20:00:00
15026文字
会話率:24%
寿命屋さん─
それは都市伝説の一つとして囁かれる存在である。
最愛の人を亡くした人間の前に現れ、その人の寿命と引き換えに最愛の人を蘇らせるという。
もしそんな存在がいるならば、貴方は最愛の人のために寿命を何年分け与えますか?
最終更新:2021-04-17 21:19:37
38032文字
会話率:56%
この先の人生に希望を持てない……でもなんとか生きて行こう。
というような事を詩にしてみました。
暗い内容なので、気分が落ちている時には読まない方がよいかもしれません。((((;゜Д゜)))
前作(https://ncode.syosetu
.com/n6993gn/)は試作家さんたちへのラブレターとして気持ちで書きましたが、今回は私自ら詩作家さんにチャレンジ。
試作の難しさを味わってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 13:00:00
867文字
会話率:0%
貴方の命日にこの様な事をし、申し訳ございません
キーワード:
最終更新:2020-09-08 18:55:05
57920文字
会話率:0%
貴方の命は数千億分の1の奇跡かもしれません。
キーワード:
最終更新:2020-03-17 18:04:08
2555文字
会話率:13%
美しく理不尽な神は、自らが殺した青年に告げる。
「貴方を『一日だけ生き返らせて』あげましょう。私を楽しませてみなさい。私はいま、とても退屈なのですよ。こんな気まぐれを起こしてしまうぐらいに……だから、精々一日という時間で足掻いてみなさい。私
に貴方の価値を示してみなさい。それができたなら、その一日が終わったあとも、貴方を生かしておいてあげましょう」
傲岸不遜、傍若無人、食いしん坊で……どこかポンコツ。そんな神と、神に振り回されるひとりぼっちの青年のクリスマスイブ。
「貴方の命の延長期間を始めるとしましょう」
それは、ひねくれ者の神に魅入られた青年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-23 12:30:07
13456文字
会話率:60%
朝起きたら黒いローブの変なのがいた。死神と自称するそいつは、俺に重大なことを告げに来たらしいがーーー
最終更新:2007-12-26 00:40:09
3006文字
会話率:63%