『王とならざるを得なかった女性を佐けるために、リキは知略を巡らせる。』
高校1年生の少女、陽菜が目覚めるとそこは異界の地だった。悪漢に襲われそうになった陽菜を助けてくれたのはリキという男。彼もまた、異界の地に迷い込んだ日本人だった。
彼は
今、この国で王を佐けるべく、馬を駆る!
彼を突き動かすのは、王が殿下だった頃に交わした約束――。
やがて、年月は人を変え……異世界に順応出来なかった陽菜の心は病んでいく。
護るものが増えた国王は、その軍才に恐れ、リキ排除に動き出す。情勢は刻々と変わり、人々は否応なく、擾乱――国を二分するような争乱――へと巻き込まれていく。
異界の国で、国王を佐けて、懸命に生きるリキという男の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 11:00:00
117639文字
会話率:54%
彼らの故郷は、錆び付いていた。
それでも、護るものはあるし、殺す敵もいる。
科学は魔術と、魔術は科学と相対する。
錆び付いた鉄の国と、神秘の薄れた忌術の国。
そのふたつだけが、彼らにとっての世界なのだ。
護るべきものは失った。執るべき
刃は折れて久しい。
それも、英雄願望の1つの形かもしれない。
────もしくは、殺戮衝動か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 05:12:14
10378文字
会話率:45%
全ての生物が先天的に授かる異能、スキル。そしてそれを操るための魔力が強さの全てを決める世界。
弱いスキルと乏しい魔力を持って生まれた孤児のアイゼンは、故国ブリタリア帝国の平民の星、民草の英雄と呼ばれる少年兵だった。
敵軍を追い払い、国
難を救った英雄となり、必死に戦い、護り続けたアイゼン。そんな彼には全てがあったのだ。
父同然ともいえる剣術の師、唯一残った実の姉、同年代の親友たちに慕ってくれる孤児院の年少組。弟分の若い部下たちに、自分を応援してくれた大勢の人々。
しかし、姉が幸せの一歩を踏み出すための結婚式の当日、彼は仲間、尊敬すべき主君として信頼していた皇族、貴族に裏切られ、家族や親友、部下たちを全員皆殺しにされてしまう。
「……奴らを信じた俺が愚かであった」
次見えれば、ブリタリアの支配者たちを全て滅ぼそう。自分を裏切ったばかりが、大切な者を根こそぎ奪っていった者共……後に勇者を名乗る者たちを討ち滅ぼすと決意するアイゼン。
時は移ろい四年後。ブリタリアで誕生、大量育成された、かつての英雄の称号を冠した残虐な侵略者たち、五千人以上の勇者が世界征服に乗り出した時代、黒い大太刀を担いでアイゼンは師から授けられた対スキル剣術、護法一刀流で血風戦場を駆け巡る。
その隣には同じような境遇を味わった猫獣人の女。一人行くはずだった修羅の道を共に歩いてくれるという彼女の手を握り、アイゼンは誓う。
「相手は勇者の名を冠した五千の怨敵。だが恐れはせん。なにより今は、お前が隣に居る」
「一人一人が天災クラスの強者? 上等にゃん。最後の最後まで一緒に戦いましょ、アイゼン」
これは英雄譚ではない。勇者の敵対者、魔王を名乗る者たちの戦いであり、一度は全てを失い、再び護るものを得た二人による弔い合戦にして成長の記録であり、命を懸けた純愛劇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-13 19:33:30
75175文字
会話率:45%
暗殺者の少年が護るもの得て仲間と共に平穏を得るお話
最終更新:2018-06-30 16:10:38
46007文字
会話率:24%
女神は眠る。
世界は廻る。
陽は昇り沈み、月は満ち欠け繰り返す。
姉と妹。
兄と弟。
少女と獣。
師とふたりの弟子。
上司と部下。
迷うものと寄り添うもの。
護られるものと護るもの。
追うものと追われるもの。
失われた世界の知識を糧に
人々を導くもの。
女神の目覚めを望むもの。
女神の眠りを望むもの。
喜びも悲しみも積み重ね、小さな日々にまかれた種は芽吹きの時を待つ。
繰り返される小さな日々は、絡め解けずただ流れる。
全ては、女神を見出す、その日まで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-28 23:53:13
5130文字
会話率:9%
ある街、神楽を舞台にした物語。街ではなぞのウイルスが流行り始め、それを軸に三人の主人公が自分の護るものを見つめ直しながら戦っていく。
護るもの。それは愛か正義かそれとも────。
最終更新:2013-08-21 23:59:35
467文字
会話率:58%
大切な子を得た母は、自身の子に向けられる無数の「願い」と合間見える。
それら願いは純粋無垢で、故に容赦無く、子を脅かすものでもあった。
はたして、母は、何を成すのか。
最終更新:2013-07-28 10:40:26
1591文字
会話率:18%
少女夏菜は親友の事故をきっかけにあるものが見え始める。最初はぼんやりと、次第にくっきりと見えるようになった影。それは彼女に告げる。「私はお前を護るものだ」
最終更新:2012-07-01 00:46:25
409文字
会話率:29%