言葉を音にできない少年、ディルムッド・ウォークレン。
貴族の令息に生まれた彼は、生まれながらの「無詠唱魔法」の遣い手だった。
予言魔術を駆使して、予言士として活躍するウォークレン家の家族たちはそんな彼を無能と蔑みその可能性に気づか
ない。
予言魔法は声を使い、言霊に語りかけその成果を得るものだから……。
六歳になったある日、三流のロッサヌス魔法学院に通うことになるディルムッド。
声がだせないことにより仲間も友人もできない彼は逃げ場をもとめた。
同じように逃げてきた少女の何気ない一言により、ディルムッドは言霊を支配する精霊との接触に成功する。
それは新しい魔法「預言魔法」の始まりを告げる瞬間だった。
他の投稿サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 03:43:47
9549文字
会話率:17%
婚約者に、国家反逆罪で裁判にかけられた14歳の少女。
逆転する為に選んだのは、残された寿命を半分捧げて発動させる証言魔法「人の目』だった。
最終更新:2021-06-13 10:51:40
6711文字
会話率:32%
対魔物学園に通うリオル・サーファは、多数の生徒から苛めを受けていた。
ある日、定期的に行われる学園の実習で森を訪れると、不幸にもイレギュラーな凶悪魔物と遭遇してしまう。
リオルを含めたクラスメイト全員は、命の危機に瀕したことにより
、一目散に森から脱出しようと躍起になる。
そんな緊急時にリオルは、普段から自分に苛めを行ってる中心グループに魔法で閉じ込められ、生け贄として置き去りにされた。絶体絶命のピンチ到来だ。
この出来事を皮切りにして、人並みの優しさを持っていた少年――リオル・サーファは豹変することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-06 13:17:21
266726文字
会話率:40%