おれ、辰彦。昔からレイカンってやつがあって、生きてる人と同じように〈生きてないヒト〉も見えてしまうんだ。
夏休みのある日、親友の勝たちにダマされて旧校舎で幽霊探しをすることになってしまったおれは、記憶喪失のユーレイ、ユウコさんと出会った―
―。
【登場人物】
辰彦………「おれ」。どこにでもいる平凡な十二歳とおもいきや、母譲りの霊感があり幽霊が見える。お人好しで、やや巻き込まれ体質。
勝…………辰彦の親友。スポーツが得意なガキ大将。足の速さといざというときの瞬発力はピカイチ。態度はデカいがビビり。
大夢………辰彦の親友。勉強が得意な大人しい少年。オカルトが三度の飯より好きで、幽霊探しの言い出しっぺ。
ユウコさん…「旧校舎のユーレイ」。辰彦たちより年上らしい少女。記憶喪失になっており、自分の名前もどうして死んだかも、生きていた頃何をしていたかも忘れてしまった。どうやら戦時中に亡くなったらしい。
トモちゃん…ユウコさんの一番下の弟。ユウコさんによると、いつもお腹を空かせて泣いていた。ユウコさんは自分のことを忘れてもなお「トモちゃん」が心配で成仏できずにいた。
モトチョー…辰彦たちの通う小学校の先代校長。「元校長先生」を略して「モトチョー」と呼ばれている。
ひいじいちゃん…辰彦のひいじいちゃん。戦時中兵隊に取られ、南の島で餓死した。幽霊になって戻ってきたとき、自分の妻と娘に霊感があることに初めて気がついた。お盆になると帰ってくる。
橋の少年……辰彦が夏祭りから帰る途中、橋のたもとで出会った少年。実は川に落ちたことで亡くなっており、両親に気づいてもらえない寂しさから声をかけてくれた辰彦を道連れにしようとした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 11:46:18
41121文字
会話率:47%
二度とない、高二の夏! 十七の夏!
「アオハルしたい!」と騒ぎ出した友人、健太。彼に巻き込まれるようにして始まった、「アオハルオーバードーズ計画」。
青春に、恋は外せない、必須事項。だから。
僕は、「家が近所」という理由で、クラスメ
イトの山野未瑛と強引にカップルにされてしまう。
全校生徒20人にも満たない、廃校寸前の小さな海辺の高校。僕たち二年生は、わずかに6人。それぞれが誰かとお試しカップルになり、「恋とはなにか」を探す日常。
いっしょに登下校。互いにお弁当を作ってくる。時に二人で買い食いして。時にみんなでカラオケしたり。思いっきりバカをやったり、腹の底から笑ったり。
騒がしく落ち着かない初夏の僕たち。
僕、大里陽と絵を描くのが好きな山野未瑛。言い出しっぺ川嶋健太と一年生の長谷部明音。陸上部の長谷部逢生と海好き鬼頭夏鈴。本好きで日下先生推しの榊文華。
アオハルってナニ? 何をしたら、アオハルなわけ?
試行錯誤、行き当たりばったり。正解なんて見つからない。正解なんてないのかもしれない。
でも、楽しい。でも、苦しい。そして、切なく。そして、愛しい。
なんでもない、普通の初夏。他愛のない高校生活。そんな一日一日が、キラキラと輝く宝物のように、サラサラと指の隙間からこぼれ落ちる砂のように流れ去っていく。
伊勢志摩の小さな海辺の町で繰り広げられる、甘く切ない恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 19:00:00
101848文字
会話率:38%
「じゃあまあ、えー、まずはかんぱーい!」
「おー」
「うぃー」
とある夏の夜。集まった三人。彼らは中学時代からの友人。しかし、進路や仕事の都合で中々会うことはなく、こうして二十歳を越え、酒を酌み交わすのは今回が初。どこか喜びと気恥ずかし
さを覚えていた。
「と、さっそく始めちゃいますか! な!」
「えー? いや、言ってもこの三人で会うの久々だしさ、まずは世間話とかさ。なあ? いや、お前、ペース速いな!」
「んー? ふふふふふへへへへ」
「はははっ、そうそう。酔いが回らないうちにさ。さ、さ、お前から頼むよ」
「なんで俺が一番手なんだよ。お前が言い出しっぺなんだからお前が話せよ」
「そもそもなんだっけぇ?」
「はーい! 怪談話たいかぁぁぁぁーい! 開催です!」
「いや、雰囲気」
「ああ、そうだったねぇ」
「いいからいいから、さささ、どうぞどうぞ」
「まあ、俺も用意してきたからいいけどさ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 11:00:00
3989文字
会話率:81%
わからない。
なんでここにいるのかが。
ただ、いつも通りの自分を見ているような。
最終更新:2021-07-30 17:49:03
776文字
会話率:17%
俺の地元ではかくれんぼする時に言い出しっぺが歌うルールがある。
「かーくれんぼすーるもーの寄っとーいで♪」
「かーくれんぼすーるもーの寄っとーいで♪」
このフレーズを聞くと子供の頃の事を思い出す。
そういや「かくれんぼは必ず偶数人で
」ってルールもあったっけ。
いやぁ、懐かしいなぁ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 22:31:45
2332文字
会話率:24%
「せっかくだから七不思議探検しようぜ!」
言い出しっぺのアツシ。
お調子者のシュンヤ。
怖がりのムグ。
いつも冷静な浩二。
小学六年生の彼らは思い出作りのために七不思議の解明に挑む!
※本作の内容は小学校高学年以上を対象としたライトホ
ラーを目指しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-07 11:08:53
7706文字
会話率:45%
「もう限界だ……メーガス!頼む……次の街で俺たちのパーティから抜けてくれ」
「僕は、国で一番の黒魔術師だぞ!?」
男だけのパーティで女装趣味の美少年メーガスは、みんなに愛されていた。
しかし愛されすぎた事が原因で、パーティの連携が滅茶苦茶に
。
追放されたメーガスは、勇者の言い分に納得がいかないまま、模索する。
女装はやめられないまま……
この他所様のツイッターを見て
https://twitter.com/Nuwa_150/status/1392793677647335427
見てぇ〜〜〜そんな女装魔術師男子のサークラ追放見てぇ〜〜〜誰か書いてない?
https://twitter.com/Nuwa_150/status/1392794377932603400
って呟いたら、ちょいバズったけど、誰も紹介してくれなかった上に
「言い出しっぺの法則」
「お前が書け」
と方方から言われて書いてみた。
書いてみて思ったのは、自分が書きたいものと実際書けるものには雲泥の差があるなって思ったので
女装魔術師男子のサークラ追放!!!女装魔術師男子のサークラ追放!!!をよろしくお願いします!!!
流行れ!!!!
みんな私の代わりにバリエーション沢山書いてくれ!!!!!
頼みましたよ!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 22:01:17
98866文字
会話率:27%
なんでも言わないと気が済まない「彼」。
その「彼」に訪れた出来事とは。
最終更新:2020-11-14 10:58:52
745文字
会話率:43%
数年前から懇意にしているモンキチの誘いを受けて、ウキタロウたちは山を目指した。
道中は笑いが絶えない一行は、久しぶりの里帰りに大いに胸を膨らませていた。
しかし言い出しっぺのモンキチは、ときどき暗い顔をする。
なぜだろうか、
それは彼が過去に受けた屈辱を忘れられないせいかも知れない。
山の向こうに聳える入道雲が、モンキチの背中越しに見えた夏の日の一ページ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-04 23:26:28
2643文字
会話率:44%
6人がゲームと似た世界に異世界に送られる。目的はそこの世界を発展させる為。
その内の一人の生涯を描く。その男は戸惑いながら現実世界では得られなかった精神の安定した将来に向けて自分を成長させていく決意をする。
途中で何度も萎えながらも冒険者か
らはじまり行商人として生活基盤をつくる。まずは約束の一年までにどこまで成長できるか。言い出しっぺの男はもと最年長。見栄っ張りの男を支えていたのは当初はそこだったが生活基盤が出来ると人とのつながりが出来ていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-17 10:00:00
558830文字
会話率:28%
私はとあるゲーム会社でプロデューサーを務めている新田南央(にったなお)
私はファンタジーが、女の子が、大好きで!それを自分で作れるなんてこんなに幸せなことはないと思っていた。でも働き始めて数年。「物足りない」そう思うようになった。
自分
で冒険したい、探検したい、あはよくば女の子といちゃいちゃしたい!
実際はそんな都合のいいものはなくて、待てよ?「ないのなら、作ってしまえ、VR!」
ってことで私は私だけの為にVRゲームを作ろうとチームを立ち上げた。
表では「新感覚ゲームをつくる」と謳い、裏では「私の欲望を満たす」と考えていた。
着々と政策は進み、残すはテストプレイのみ。
ってことで言い出しっぺの私がその世界に永遠に行ってきます!
無事、ゲーム内に入る。名前は一変してリリーを名乗る!お目当ての子はただの村人。
その子と一緒に旅をするんだ!
先に自分がゲームを三周し、そこそこ強い状態で村人ちゃんを迎えに行く。
そうすればかっこいい剣士って思われること間違いなし!
迎えに行ってそれからは二人で魔王を倒してはリセット、倒してはリセットを繰り返していた。
今回も同じようにリセットしたら
「いたぞ!時の女王と空間の魔女だ!」
って、どういうこと!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-26 15:01:19
36511文字
会話率:67%
俺は男子4人でのあるしょうもない約束を果たすため、年が明ける0時を今か今かとスマホを握りしめて待っていた。だが約束を実行したのは俺だけ!確かにくだらない約束だけど、言い出しっぺはあいつらだったのに...
最終更新:2017-01-01 04:08:44
2585文字
会話率:45%
うちよそスマブラ企画です。
Twitterから始まりました。
ルール
*プレイヤー四人、使用キャラ四人
*プレイヤーと使用キャラは同じ作品からは出せない。
*うちの子神推し禁止
*お借りしたキャラを明記すること
*アイテムキャラとしての使
用も可能
*一般人だろうが戦闘民族だろうが関係ねぇ
*学戦も可能だけど軍は関係無し
*ルールはスマブラに準じる
*ゲーム名称等々自由です
*書いたものはTwitterにてうらる+タグ
言い出しっぺの法則でここから始まりましたが、参加は自由なのですよ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-07 23:04:19
2389文字
会話率:48%
今度の日曜日は家族で遊ぼう。言い出しっぺは兄だった。人生ゲームのような作りをしたボードゲームを家族で囲む。それが、悪魔の作った闇のゲームとも知らずに。
《上下で完結予定!》
最終更新:2013-07-07 17:50:52
5928文字
会話率:27%
放課後の教室に集まった仲のいい五名が、罰ゲームをかけてババ抜きで勝負する。もしも、五連敗したら、という条件で始めたのだが、言い出しっぺの正樹がまさかの五戦四敗。しかも、五戦目も最後の二名に残るというピンチに陥る。
相手は幼馴染みの信行。
なんとしても罰ゲームを回避したい正樹は必死で勝ちをとりにいく。
果たして、勝負の結末はどうなるのか?そして、罰ゲームの行方はどこへ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-01 01:39:46
2109文字
会話率:49%