俺――加賀見修斗(かがみしゅうと)は中1のクリスマスイヴに告白された。
場所は自分の教室。
時間は放課後。
告白してきたのは釘宮夏美(くぎみや・なつみ)。
俺とは接点のない上位グループ――いわゆるキラキラグループの女の子だった。
シャイ
な夏美が隠れカップルをしたいと言ったので、俺たちは隠れて付き合うことにした。
基本デートは隣町、学校ではせいぜい挨拶程度。
ちょっと物足りない気はしたけど、それでも俺は幸せだった――その瞬間が訪れるまでは。
全てがウソコク、つまりは嘘の告白だったと知るまでは。
絶望した。
激しく絶望した。
が、しかし。
その瞬間こそ激しく絶望した俺だったけど、なぜか翌日になるとオレはけろっとしていた。
だってよく考えてみろよ?
恋愛なんてしょせんは人類が子孫を残すための付随行為に過ぎないだろ?
あほらし。
そんなのに本気になってどうすんだ?
はい、解散。
その後、オレは普通に中学を過ごし、高校生になって――今、教室の隣の席には釘宮夏美が座っていた。
別に無視したりはしない。
さっきも言っただろ?
恋愛なんて別に大したことじゃないんだってば。
こうしてオレと夏美は初めて「友達」になった。
(※)カクヨム並載です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 06:20:00
25244文字
会話率:26%
世界は平和を取り戻した。
魔王討伐隊のヒーラーとして【聖女】とも称えられた冒険者のミレミは、パーティ解散後に冒険者をすぐに引退し、アラフォーの飲んだくれへと一直線! 見事、婚期を逃す!
そこへ現れたのは、近衛騎士団の若き天才ヒーラー、シ
ドファ。あれやこれやと2人だけでパーティを組むことになったものの、……あれ? これってヒーラーしかいなくない?
酒とヒールとバイオレンス。二日酔いは魔法で治す、異世界ヒーリングコメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:11:37
98209文字
会話率:48%
「最高のアイドルを、この手で育ててみたかった……」
担当グループの解散と多額の借金を抱え、日本の音楽業界で夢破れた若きプロデューサー、神崎譲二(ジョージ)。人生のどん底で意識を失った彼が次に目覚めたのは、剣と魔法、そして多様な種族が共存す
る異世界だった!
異世界転生と同時に、アイドルの才能を見抜く謎のスキル【絶対プロデュース】を手に入れたジョージ。彼は、この世界最大のアイドルオーディション『星脈のセレナーデ』の存在を知り、プロデューサーとしての再起を誓う。
しかし、彼が見出した「原石」たちは、いずれも桁外れの才能と、それ以上に致命的な欠点を抱えた問題児ばかり!
天使の歌声を持つが、トラウマから人前で歌えない気弱なエルフのリリア。
圧倒的なダンススキルを持つが、アイドルを毛嫌いし、協調性ゼロの野生児猫獣人ミャオ。
強力な魔法とカリスマを誇るが、他人を見下す超絶高慢ちな魔族の元貴族令嬢セレネ。
寄せ集めの素人チーム『セレスティアル・ノート』を結成したジョージは、彼女たちをトップアイドルへと導けるのか? 待っていたのは、ボロ宿での波乱万丈な共同生活と、歌やダンスだけでなく、モンスターとの戦闘や無人島でのサバイバルまで求められる、あまりにも過酷な試練の日々!
これは、一人の落ちこぼれプロデューサーが、問題児だらけの異世界美少女たちと絆を育み、時に振り回され、時にドキドキさせられながら、伝説のステージを目指す、波乱万丈の異世界アイドル育成ハーレム奮闘記!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
1726文字
会話率:9%
第1章 元バンドマン編
ロックバンド「音坂ロック」を解散し、カラオケ店で働く日々を送る26歳の女性・高橋由希。ある夜、隣室から天才的なギターの音が聴こえてくる。奏でていたのは、10歳年下で無職の不思議な少年・三郎だった。ベランダ越しの何気
ない会話が日課となり、やがて由希の生活に少しずつ変化が生まれる。
第2章 アマチュア作家編
将来、小説家を目指している15歳の少年・川畑潤之助。彼は「妄想現実化同好会」という奇妙な同好会で三郎と出会い。非現実的で他愛もない日々の中で物語の構想が生まれ、三郎にアドバイスをもらいながらコンクールに挑戦することに。だが三郎は突然退学処分を受け、潤之助は一人で夢を追い続ける。
第3章 推し活ニート編
地下アイドルグループ「りこれくしょん。」のメンバー・御影藍歌に心を奪われた16歳の少年・望月三郎。藍色の瞳と迫力ある歌声を持つ彼女に魅了され、推し活に全てを捧げるが、グループは解散。目標を失いバイトも辞めて、無気力なニート生活に沈む中で、三郎は「音坂ロック」というバンドと出会う。ライブに通うため再びバイトを決意した矢先、電車内で“藍色の瞳”の女性と再会する。
第4章 元アイドル編
かつて「御影藍歌」という名で地下アイドルとして活動していた20歳の少女・中村七海。グループが解散し、普通の大学生として日常に戻ろうとしていた。そんな中、熱狂的ファンの三郎と再会し、当時の感謝を伝える。その後、彼からバンド結成を持ちかけられ、2人は「想像ベンチ」というバンドを結成。手探りで始めた音楽活動が、2人の運命を大きく動かし始める。
第5章 恋するイラストレーター編
イラストを描くことが趣味の15歳の少女・園田萌美。彼女は、バイト先で出会った10歳年上の同性の先輩・辻井瑠奈に恋をした。瑠奈が「音坂ロック」のメンバーだと知り、ライブに足を運ぶ。ステージで輝く彼女の姿を見て、“好き”という気持ちは確信へと変わっていった。2人の距離は縮まっていくが、瑠奈がバイトを辞めることが決まってしまう。
最終章 バンドマン編
ある日、由希は交通事故に遭い、目を覚ますと「音坂ロック」解散当日に戻っていた。困惑の中、「これは、もう一度音楽をやれってことなんじゃないか?」という仮説にたどり着き、由希は再びバンドを始める決意をする。今度こそ本気で音楽と向き合うために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:00:00
100113文字
会話率:28%
慶応4年の江戸。
官軍だった徳川が賊軍に、賊軍だった西国勢力が官軍となり、天地がひっくり返った。
日本橋魚河岸で肴問屋を営む相模屋武兵衛は、魚河岸総代と共に、町奉行所へ呼び出された。
魚河岸衆で一軍を組織し、京から進軍してくる敵を討てと命令
を受ける。
義勇軍を結成したが、町奉行が代わると解散せよと言われる。
激怒した武兵衛は、無視をして自警団として江戸を守る道を選ぶ。
同じ頃、彰義隊が生まれた。
武兵衛は、彰義隊頭の小田井蔵太と邂逅し、上野戦争の渦中へ共に進んでいく。
歴史資料を駆使して、ノンフィクションに近い、熱いドラマをお届けしたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:00:00
143526文字
会話率:35%
わずか3年でS級にまで駆け上がったパーティー【名称未定(アンノウン)】アバンテールの町で最強格の一つとして名を挙げ続けていた。そんなパーティーのリーダーである俺は一つの大きな悩みがあった――どうして俺はリーダーなのに仲間の顔も素性も知らねぇ
んだ!?素顔はおろか素性も性別年齢種族全てにおいて不明。唯一はっきりしているのは強いことだけ。これって信頼されてないって証拠ですよね?それとなく解散の危機ですよね?
これは正体不明な仲間からより深い信頼を勝ち取り『真の最強パーティー』へと至る付与士の悪戦苦闘の日々である。
※不定期更新です。
※カクヨムでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:00:00
131935文字
会話率:41%
世界を混乱に陥れていた魔竜を倒し世界に平和が戻った。
勇者の地位も返還した。
旅のパーティーも解散した。
そして、俺は王都にある実家に帰ると……
何故か旅の仲間だった聖女シエルが家に入って来たんだが?
「………何故、家に入って来た
?」
「一生貴方様のお側に居たいからですわ。レイン様」
世界を救った。そして、その後。聖女シエルとの同居生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:10:00
77957文字
会話率:65%
高校文化祭ライブのトリを飾るバンド「ディストーション・ラヴァーズ」。ボーカルの日向リョウは傲慢さでバンドを解散寸前に追い込んでいた。ライブ中、日向はステージからモッシュピットへ飛び込み、観客と接触。その瞬間、彼に触れた青木、林、坂本、そして
日向の失踪を目撃した中村の五感に異変が生じる。
青木は薬品の匂いと焦燥感、林は奇妙な回路図と恐怖、坂本は金属音と絶望感、中村は機械音と諦念を感じるようになる。それぞれの悩みを抱える中、この異変は負の感情を増幅させ、彼らを苦しめた。
数週間後、体調不良で保健室に集まった4人は、互いの五感が共鳴していることに気づく。この異常な状況を一人で乗り越えられないと悟った彼らは、「変人だが頭は切れる」と噂される数学教師・香坂先生に助けを求める。
香坂先生は、生徒たちの断片的な五感のデータに知的好奇心を刺激され、それを「美しい方程式」と表現。ライブ映像を分析し、日向リョウの極度の精神的負荷と特定の人物との接触がトリガーとなり、彼の五感の一部が**「転移」したと結論づける。そして、彼らの五感に流れ込んでいるのが、現在五感を失った日向リョウの「現在の状況」を伝える「五感データ」**であると解明した。
謎が解けたことで安堵した生徒たちは、香坂先生の指導のもと、五感の情報を詳細に記録・共有。その結果、日向リョウが廃校の地下室に監禁されていることを突き止める。香坂先生の導き出した最短ルートに従い、4人は日向リョウを無事に救出。彼が意識を取り戻した瞬間、彼らの五感の異変は消え去った。
日向リョウは反省し、バンドは再スタートを切る。この経験を通じて、生徒たちは深い絆を育み、それぞれの悩みに前向きに向き合えるようになった。
新たなライブ当日。日向の歌声が熱狂を呼ぶ中、再びモッシュが発生。その中で新たな生徒が特定人物と接触した瞬間、青木たち4人の五感にも、これまでとは異なる、**新たな五感の異変の「ごく微かな兆候」**が流れ込んできた。4人は「また始まったのか」と諦めつつも、微かな好奇心を抱き、奇妙でかけがえのない青春が再び動き出すことを予感する。遠くの職員室では、香坂先生が新たな「法則」の探求に胸を躍らせていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:47:53
4614文字
会話率:20%
「ロワイヤル! 本日をもってお前をこの"ホープ・オブ・ロード"から追放させてもらう!!」
「――――な、な、なんでぇぇ!!!?」
冒険者ギルド、最上級Aクラスのパーティで一人の男が追放された
ロワイヤル。通称ロワはパー
ティをサポートする魔術師であった。5年の付き合いもあって、パーティ解散までずっと皆でやっていくんだろうなーとロワは思っていた。
追放理由は簡単。マナポーションの消費が激しく、補充する為に大量の金を使うから──というのは建前で本当は純粋なロワを思っての追放であった
そんなこんなで追放されたロワは一人寂しく今後の活動を考えていると、路地裏で男に痛めつけられてる女の子を見つけた
困っている人を放っておけないロワはその女の子を助け出した
女の子との出会いが、ロワの運命を変える分岐点だったこととは、この時のロワは知る由もなかった。
<>
性描写ありは保険で入れてます。近しい描写になりそうな予感がしますので
カクヨムにも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 15:10:00
18499文字
会話率:63%
2年前、勇者パーティーは、突如として解散した。
理由は「勇者の寝返り」。
勇者パーティーの一人であり、最強の魔法使い「賢者」の称号を持つ主人公、アンブローズ・M・マチアスは、勇者が寝返ったその理由を知るため、一人、真実を求める旅に出る。
…
だが、そんな賢者には、もう一つの顔があるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 09:46:26
6585文字
会話率:67%
HAWK——襲装機兵に搭乗するホーカーと呼ばれる傭兵たち。
TIと呼ばれる超越知能がテラフォーミングした火星では多くの勢力が争い、ノワール戦役と呼ばれた。無名のホーカーはこの戦争に参加する。
作戦中に第三世代超越知能ELの勢力から追放処分を
受けたノワールの英雄ジーンとコードネームさえももたない無名のホーカー。ジーンが率いる所属部隊は解散し、二人は生き延びる道を探す。
※小説家になろう様、カクヨム様で同時連載しています。
※第一部【ノワール戦役】完結まで毎日更新!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 19:40:05
183761文字
会話率:57%
【注意:誹謗中傷、死亡表現、放送事故など、精神的に負担を感じる内容を含むフィクションです。実在のVtuberとは無関係です】
天馬は推しVtuber・蝶咲アゲハに心酔する過激なユニコーン。ある日、Xに吐いた毒舌が次々と現実になり、男性Vtu
berの不穏な引退、グループの解散などが起こる。そんな時、アゲハに放送事故が…。呪いのような連鎖は止まらず、天馬を闇に引きずる。Vtuber志望者が書く、Vtuberへの愛を込めた因果応報ホラー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 18:27:02
7306文字
会話率:50%
剣と魔法と科学の世界。そこでAランク冒険者のレオンはパーティ内の人間関係が原因で解散してしまう。そこで新しくニコラとダリルを入れて第二の冒険者人生を歩むこととなる。社会と人と、自分と相手と、味方と敵と。三人が自らを見つめ自らの生きる意味を求
める冒険活劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 12:37:41
151297文字
会話率:52%
時は1960年、南の大国ヤーハブルクと北の大国アデルメルによる戦争は泥沼と化していた。
アデルメルの友好国であり、同盟国のヒュテルもこの戦争に参加していた。
二ヶ月前、地獄の戦場だったアデルメル領の大都市ケベルに、最悪の形で幕が下ろ
された。我が軍は全滅、民間人からも甚大な被害が出た。
この都市を防衛していた兵士の中に一人の少女がいた。金髪、青い目、身長1.5mほど。歳はたったの13。
名をルーツィエ・コベル。
ヤーハブルク兵にはほとんどこの名前は知られていない。が、一種の都市伝説のように囁かれていた。
「相手の国には死神がいる。腕利きの機関銃手で、出会った人間は全員蜂の巣にされちまうから誰も素顔を知らない」
よく、夕食の席で持ち出された。誰かが気味悪く感じ、誰かが勝手にオチをつけて笑い話にする。
その正体がたった十三の少女と知らずに。
だが、先の戦闘の最中、彼女は被弾し、現場の判断で右腕を切断した。
部隊は解散し、ルーツィエも前線から退いた。国内の仕事に就くことになり、ヒュテルに帰国。彼女の噂はそうして消える…はずだった。
ある日、ルーツィエ宛に召集令状が届く。
前線で指揮を執って欲しい、と。
これは、とある少女兵の再起の物語。
そして、その子に振り回される青年の物語。
※物語に出てくる国名、都市名、人物名などは全て架空のものです。また、実在する銃名をルビ振ってますが、私が振りたいだけなので気にしないでください。
また、主人公の女の子の一人称が「僕」なので、苦手な方はご注意ください。
感想、ブックマーク等いただけると作者が喜びます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 06:00:29
14683文字
会話率:38%
これは四つの痛みを抱える高校生の物語──
中学三年生のある日、「Non-Four-Seasons(略してノンフォー)」と言われるバンドを組んでいた月乃瑠奈(つきのるな)、日上晴那(ひうえはるな)、星川ヒカリ(ほしかわひかり)、土山地花(つち
やまちか)。しかし、とある事件をきっかけにノンフォーを解散してしまう。バラバラになった四人。
しかし、四人とも思いは同じで──?
「なんでバンドを解散させようって言うの!?地花!」
ノンフォーのボーカル担当で、普段は冷静だが、緊急時になるととてもパニックになる月乃瑠奈。
「落ち着いて。まずは地花ちゃんの言っている事、聞こうよ。話はそれから。」
ノンフォーのギター担当で、いつも落ち着きがあり優しく温厚で周りをまとめる日上晴那。
「そうだよ!それなら誰かアタシ達にメッセージで言ってよ!」
ノンフォーのキーボード担当で、明るくて天真爛漫でかつ、陽キャの星川ヒカリ。
「は?なんなの?このコメント?私達、そんな事していないんだけど。」
ノンフォーのドラム担当で、一匹狼でクールだが、仲間思いで誰よりも根は優しい土山地花。
また四人が集まる時──
四人は"四つの痛み"を抱えながら進んで行く事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 13:28:45
2674文字
会話率:68%
「私、もうひとつの夢を叶えたいの。小さい頃、約束したでしょ」
新年早々解散を発表した正体不明のアイドルグループ『あずきちょこみんと』の『ちょこ』なら、今俺の腹の上に乗ってる。
※こちらは他サイト(カクヨム)にも掲載しています。
最終更新:2025-07-14 07:01:18
7085文字
会話率:46%
主要メンバー2名がご成婚につき、パーティ解散した冒険者。
主人公:盗賊の手持ち財産は銀貨500枚……からのまずは仕事探し!
最終更新:2025-07-14 00:01:03
307731文字
会話率:34%
人気男性アイドルグループ『Spring』が、突然解散を発表した。
掛け持ち先に救いを求める人、解散理由を探る人、推し活をやめる人、解散後の活動を応援する人――。
同じアイドルグループを推していた六人のオタクの、解散から始まる六つの物語。
♦︎連作短編集
♦︎アルファポリス様にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 16:50:00
97629文字
会話率:25%
「今日で俺たち解散するぞ。」
一方的に天上天下唯我独尊気味の相方、茂木勇也から漫才コンビの解散を告げられた主人公、坂出キラリ。茂木の操り人形のような役割に徹して劇場やテレビに出続け、コンビとしてはじゃない方芸人と揶揄されてきた主人公だが、
解散して自由にお笑いが出来るようになってからは大きい運命の波に飲まれていくことになる。
「茂木の先輩に対して不遜なところや、大物MCとの橋渡しは誰がずっとやってきたと思ってるんだ。ネタだって、台本を細かく改良してウケるネタから大ウケするネタに変えてるのは誰だ!そんなことに感謝もせず自分の手柄にするようなやつはもう知らん!!」
これは世間からじゃない方芸人と揶揄されてきたお笑い芸人、坂出キラリが大人気お笑い芸人になる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 19:20:49
3890文字
会話率:50%
ある日の朝、冒険者ギルドにて冒険者パーティー「メルクネメシア」の解散がリーダーのカイリより告げられた。
どうやらカイリとメンバーの紅一点であるリリサが結婚する上、孤児院を開くために冒険者を辞める決断をしたらしい。
リリサは、冒険中
に出会った多くの孤児を思い、何かできないかとカイリと相談して考えた結果、この道を選んだという。カイリも残されたメンバーに謝罪しつつ、その決断の理由を説明した。すると、他のメンバーも自身の今後を考えていたことを明かし、こうして全員が解散に同意した。
だが、パーティーの回復役であるアルドリノールの本心だけは違い、解散後もたった一人で冒険者を続け、魔物と戦っていた。しかしやがて肉体的にも精神的にも限界が訪れ、彼もまた別の道を歩まざるを得なくなった。
そうした時、ギルドの受付嬢であるライラから、ノコエンシス領にある女子魔法学校が新設した学級の担任教諭を急募しているという話を聞かされる。
結果、教師になったアルドリノールであったが、そこで待っていたのは一癖も二癖もある生徒たちで……?
「だからあんた! ウェリカ・クラウディアという美しい花を咲かせるための水と光になりなさい!」
「何言ってんだお前」
「な!? 結構決まってたじゃない! あんたの適性水と光でしょ!? 植物育てるために生まれてきたようなものじゃない!」
「肝心の土がないだろ」
「それはそうね……土……土……あ、オルシナスでいいでしょ。あの子なんでも使えるし!」
「適当だな!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 22:43:56
255156文字
会話率:61%