天上に住む神々が地上に降り、冒険者に加護を与えて【アステル】と呼ばれるパーティーを組む世界。
ウィンは刃の神ザンギルが率いる【アステル】の一員であった。しかしウィンの持つスキル、他者のステータスオープンは外れスキルと馬鹿にされ続ける。
それでもみんなの役に立ちたかったウィンは数多くの下級スキルを覚え、ステータスオープンで得た情報で助言を行っていた。
だがザンギルをはじめとするメンバーたちは、【アステル】ランキングさえ上がればいいと言う考えの持ち主ばかり。近隣への被害など考えない作戦ばかり立案決行するので、ウィンは村人たちの避難誘導などを行って影ながらフォローをしていた。
そんなウィンに投げかけられる言葉は「戦闘に参加しない卑怯者」。ついにはザンギルから「人数合わせでいれていただけだ」とクビを宣言されてしまう。
一人冒険者を続けるウィンは、同じくハズレ扱いをされていた女神ミスラと出会う。
ミスラの加護は【好奇心】。二人が【アステル】を組んだ時、ウィンのスキル他者のステータスオープンは、なんでもステータスオープンへと覚醒。他者の能力だけでなく保有スキル、弱点属性、さらに人物説明まで見られるようになったのだ。
しかもステータスオープンできる対象は道具やスキルにまで広がり、ウィンは世界で唯一の合体スキル使いとなる。
一方ウィンの抜けたザンギルたちは、敵の能力が見抜けずクエスト失敗を重ねた上、他者への損害がひどすぎるとランキングポイントをはく奪されてしまう。
今さら戻って来いと言われても、【アステル】のランキング争いの陰で泣く弱い人達を助けると決めたので、もう戻る気なんてさらさら無い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-19 20:22:26
115573文字
会話率:46%
勝手に人体改造され、人類軍の兵士として魔族軍と戦うも、上官に見捨てられ、最後の悪あがきと暴れ回る主人公アイ、その戦いぶりを見ていた魔王エヴァは彼女を宮廷近衛兵とスカウトされる、どうせ行くところはないので話に乗る彼女、魔王軍の兵士として自身を
見捨てた人類軍を滅ぼすために全力を尽くし、最前線で魔王と共に戦う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-21 11:28:50
3863文字
会話率:42%
死にゆく太陽を見捨てた人類は、VR空間に移住した――ただ一人を除いて。
太陽が燃え尽きようとする時代、人類は寒さから逃れるためVR空間への移住を開始した。
そこは全てがコンピュータで制御された仮想の世界で、快適に過ごせる最後の楽園だ
った。
しかし、ただ一人極寒の現実に残される者もいた。
主人公・アオは凍える体を抑え付けながらも、VR空間からの問い合わせを処理する業務にあたっていた――。
電撃大賞 四次選考までいったお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-09 22:05:38
130155文字
会話率:34%
最強にして最凶の大魔王と言い伝えられるルシル……しかし、彼こそが神が見捨てた人々を守ろうとした英雄だった。
彼は神との戦いで負った傷を癒すための眠りに付き、千年後に目を覚ます。
その目に映るのは平和で豊かな街だった。もはや自分が人々を守って
やる必要などない。人々は自分の足で歩き始めた、なら、これからは魔王ではなく、ただ一人の男として人々が作った世界を楽しみ尽くそう。
だが、彼は知らない。……千年間、部下たちが魔王が目覚めたときのため、鍛錬を重ねて強くなり、勢力を増やし続けていたことを。彼は知らない。彼みたいな規格外が普通になど暮らせるわけがないことを折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-09 18:14:49
118655文字
会話率:34%
「あ」から「わ」までを順番に。
悲しみに暮れている少年の心に降る雨、そんなイメージです。
最終更新:2016-07-28 15:32:02
588文字
会話率:0%