拳が漢たちを戦友にする。
最終更新:2025-06-06 12:07:18
337文字
会話率:0%
高校入学して2週間経った頃、詰将棋の本を読んでいた主人公――襟元碧(えりもとあおい)にクラスの中心人物――瀬戸桜(せとさくら)が声をかける。
「ねえ……何読んでるの?」
突然声をかけられて動揺する碧。
話していくうちに、なんと桜に将
棋を教えることに。
こうして放課後、碧は桜に将棋を教えていく日々を送る。
これまでは自分の世界が81マスの将棋盤だけだと思い込んでいた碧。
しかし桜と一緒に過ごすことで、それ以上に世界が広がっていることを知る。
自分が知らない世界を知って行く中で、碧は桜のことを知りたがる。
どうして自分に声をかけてくれたのか、どうしてこんなにも将棋に興味を持ってくれたのか。
そんな『将棋』がきっかけで始まる青春ラブストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 07:00:00
13632文字
会話率:43%
ある日、姉ちゃんの胸に穴があいた。首の少し下の位置に、野球ボールくらいの大きさの穴がぽっかりと。向こう側がはっきりと見えるほど、くっきりと。
最初にその穴に気づいたのは母さんだった。朝、リビングに来た姉ちゃんのパジャマの襟元から、穴の端
が見えたんだって。僕はまったく気づかなかった。ちなみに、父さんはそのとき、もう出勤していた。
母さんは「どうしたの、それ!?」と騒ぎながら姉ちゃんに訊ねた。でも、姉ちゃんは何も言わず、朝ごはんにも手をつけなかった。
その日、姉ちゃんは学校を休んだ。僕も気になって休みたかったけど、母さんに追い立てられて仕方なく家を出た。学校にいる間もずっと気になって、帰るなり「病院どうだった?」と母さんに訊ねた。病院に連れて行くと言っていたんだ。でも、母さんは首を横に振った。姉ちゃんがどうしても家から出たがらず、結局連れて行けなかったんだって。姉ちゃんは部屋に閉じこもり、仕事から帰った父さんも部屋の前で困り果てていた。
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最終更新:2025-01-16 11:00:00
3098文字
会話率:3%
目的のアパートに向けて駐車場横の路地を曲がった途端、後ろからむんずと襟首を引っ張られた。思わずよろめく。身体のバランスが崩れ、倒れそうになった体勢を利用して首だけまわし、振り向こうとすると、
「おっと、こちらを向かないでください」
声が
かかった。
醒めた口調だ。襟元を押さえた手の力は強い。まるで空気がそのまま人の形になり、固化したような力強さだった。
「高久(たかく)さんですね? 塚本保険事務所、調査員の……」
「さあ」おれは答えた。なぜなら、ときどき自分でも確信がなくなるからだ。
「例の調査依頼から手を引いていただきたいのですが……」
相手はいった。きっと、おれの返事が聞こえなかったのだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 12:23:57
30270文字
会話率:45%
私のお慕いする先生の襟元からは、いつも白い手がにゅうと出ている。
私の嫉妬と憎しみと愛情の末路。
最終更新:2020-10-01 16:30:52
1534文字
会話率:0%
超能力者やサイボーグが裏世界で当たり前に跋扈していた近未来を生きた殺人鬼『フィア・フィリス』。
不運な身の上を嘆く事も出来ず、その日暮らしをする為に拾われた組織に命ぜられるまま、光の届かない闇の底で殺人をライフワークとしていた彼女は
ある日任務を失敗し、投獄された挙句絞首刑となる。
自分の命に一切の頓着が無かった彼女はそれもまた定めだと受け入れたのだが––––気が付いてみれば見知らぬ土地に、聞き覚えの無い言語。
はてさて? 等活地獄にしては活気があるし、刑の執行が幻覚だったと言うには襟元が血で染まってる––––どうなってるのかな?
––––まぁ、でも私がやる事は変わらないか。
殺人鬼×メイド!! 主人の寝首を掻く系ファンタジー!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-19 00:28:08
12130文字
会話率:20%
高校生ラノベ作家の襟元祐(えりもとたすく)はポジティブ思考だがめんどくさがり屋、座右の銘は『やる時はきちんとする。やらない時はとことんやらない』である。
そして彼が気にしていること、それはもっと青春を謳歌したいということだ。
友達も多い訳
ではなく、異性ともあまり話さない。
そんな彼の笑いあり感動あり(?)の最高の青春ラブコメが今始まる.......?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-19 00:09:34
47708文字
会話率:45%