星々の都アスタナは、裏切りの炎に焼かれ墜ちた。
唯一生き残った王女ファラは、全てを失い、砂塵舞う荒野へと追放される。傍らに立つのは、王家に伝わる「星の守護者」、雷鳴の如き戦斧を振るう寡黙な巨漢バシュのみ。執拗な追手、過酷な自然、そして絶望が
二人を襲う。
だが、ファラは諦めなかった。彼女の内に眠る、戦場の流れを読み、未来の断片すら「視る」星読みの力が覚醒を始める。世間知らずの王女は、民の痛みを知り、運命に抗う決意を固める。バシュはその絶対的な武力で道を切り開き、彼女の「光」を守り抜くことを誓う。
自由都市ザルバードで、彼らは知略に長けた賢者ナディール、弓の名手カーラ、俊足の密偵ジンといったかけがえのない仲間を得る。絶望の淵から立ち上がり、反撃の狼煙を上げる時が来た。目標は、敵の補給線を断つ要衝アク・マラル砦。
裏切りと罠が待ち受ける中、ファラの天啓の采配が炸裂し、バシュの戦斧が敵を粉砕する。虐げられた民衆も呼応し、不可能と思われた砦奪還を成し遂げる。だが、勝利の代償は大きかった。仲間の死、そしてバシュが負った癒えぬ傷。
アク・マラルは「希望の砦」となったが、叔父ジャファルの陰謀とアグニ教国の狂信は、さらに巨大な脅威となって迫る。ファラの力の謎、バシュの宿命、そしてパルサニアの未来は?
これは、砂塵の中から立ち上がった王女と仲間たちが、絶望的な世界で希望を紡ぎ出す、始まりの物語。彼らの戦いは、まだ始まったばかりだ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 09:13:37
68813文字
会話率:30%
202X年。ソ連はあらゆる距離を無視して移動を行なうことができる空間移動装置の開発に成功した。
この空間移動装置はある地点からある地点へと一瞬で移動することができるまさに移動技術の革命であり、ソ連軍にとってこの技術は敵地への侵攻や上陸
・補給線の維持といった今までの戦争に関する概念を覆すこととなった。
そしてこの技術の開発によりソ連の最高指導者は未だ続く冷戦を終わらせるためアメリカへ侵攻することを決定、その後行われた作戦でソ連軍はアメリカ各地を次々に占領しソ連によるアメリカ侵攻は大成功で終わったのである。
その侵攻したアメリカがソ連と世界を同じくするアメリカではなく別の世界線にあるパラレルワールドのアメリカだということを除けば・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 23:04:23
30301文字
会話率:4%
現代の城郭研究者・宮崎悠真は、北条氏の小田原城に魅せられた32歳の学者。ある夜、研究室で気を失った彼が目覚めた先は、戦国時代――北条氏直として転生していた!
時は豊臣秀吉の小田原征伐直前。歴史では滅亡へと向かう北条氏だが、悠真は現代の知
識と城郭技術を武器に運命を覆すことを決意する。
「籠城なんて時代遅れだ。俺が最強の城と戦略で秀吉を叩き潰す!」
風魔忍者を率いて補給線を断ち、城外での遊撃戦を展開し、小田原城の真の力を引き出す。家臣たちを驚かせ、敵を翻弄する知略と行動力で、悠真(氏直)は北条再興の礎を築いていく。
これは、歴史を変える転生者が戦国最強の城郭王となる物語だ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 23:18:12
8107文字
会話率:54%
一枚の衛星写真からの考察です。素人考えですので、この様な言説がお好きでない方は、ご遠慮ください。決して娯楽作品ではありません。誤解なきようにお願いいたします。
最終更新:2022-03-01 22:00:01
1326文字
会話率:6%
実際のところ、小説の宣伝ブログで書いていた小エッセイ数本を集成したものです。
試論というほど論文的ではいないし、随想というほど心象的ではない。
歴史的な可能性の検討というところですね。
軍用レーションとして、戦国時代に煎餅が大々的に取
り入れられていたら……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 10:08:45
3336文字
会話率:0%
1939年7月第二次欧州戦争勃発
1943年6月独軍が東部戦線に“陸上戦艦”を投入
1943年7月第二次モスクワ攻勢
1943年8月独軍が戦略目標アルハンゲリスク=アストラハン線に到達、ソ連降伏によりウラル山脈以東は日本領となる。同年11月
米英連合軍がディエップに上陸
日本艦隊総監部は米英連合軍の補給線を断ち友邦ドイツを救う為に特別遊撃艦隊の派遣を決定する。
Caution:不定期更新
著者ノ軍事知識浅シ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 00:23:30
15610文字
会話率:38%
普通の引きこもりである古鷹伊織(フルタカイオリ)は、ゲームをしている最中に襲われて死んだ。
彼の人生は終わったかに見えたが、なんと転生出来ることになった。
彼は、転生の際に持っていける能力を一つ選べると言われ、<提督(アドミラル)>を手に入
れる。
そして、新たに転生した世界では、魔術の才能が無かったり、家は貧しかったりしたが、
前世と違いあたたかい家族や友とふれ合い日々を楽しんで過ごしていた。
だが、魔物の大軍、戦争によって平和な日常が崩れ始めた時、
彼と<提督(アドミラル)>の真価が発揮される。
「こいつ、初陣かな?布陣がへたいし、補給線がなってない」
戦略シュミレーションをやりこんだ熟練者はチートを駆使し、家族や友を守り、無双する。
よく考えたら軍系なので流血やら死んだりしますので気をつけて下さい。
自分は、銀河英雄伝説、艦これ等から結構影響を受けているため、艦隊戦は書きたいです。(最近書く自信が無くなって来ました)
(テスト等が無ければ二日に一回更新していく予定ですが、自分は勤勉ではない、怠惰なのでためがきをして
おりません。時間は20時~21時位に行う予定です。よろしくお願いします)
今、改稿オンパレード中なので、数字がダブった所まで改稿が完了しています。
足して欲しいシーン、解説などがあったら是非、
コメントなどでリクエストしてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-20 22:17:48
16866文字
会話率:41%
ナルトラース国第一要塞都市ケンディア。
数百年前、過去の大戦で要塞都市として誇ったこの都市も今では隣国の大国ラテルラインとの同盟により、玄関口として更に補給線として保護下に置かれている。
このケンディアに生きる少年、琉(リュウ)は酒
場の女将さんの元で働きながら居候として生活していた。
ある日、ラテルラインから来た賞金首のお尋ね者とそれを追う賞金稼ぎのいざこざに巻き込まれてしまう。
その際に、賞金稼ぎの手にしていた刀……魔剣モノホシとその精霊にマスターとして認められた琉は思いもよらぬ世界に足を踏み入れてしまうのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-11 00:23:44
10682文字
会話率:39%
中華人民共和国が習政権の元、中華人民帝国に移行して、さらなる野望を膨らませたが、周辺諸国との間に、摩擦を生み出し、東しな海、南しな海で短期間だが激烈な紛争が生起した。
残念ながら付け焼き刃の海軍では日米英さらにはインド等までからんだ海戦に
は勝てず、結局参加した中華人民帝国海軍の空母は、東しな海と南しな海に新たな人工漁礁を提供しただけであった。
焦った中華人民帝国の初代皇帝、習氏はなんと宇宙への侵略を企てるに至る。
そう、月への侵略である。
これには、中華人民帝国除いた各国からの反発を買い、月の現状回復を名目として、月をめぐる史上初の、第1次宇宙大戦が始まるのであった。
そして月面までの補給線の確保のために日米英を初めとする連合側が量産したのが、戦時標準輸送船であった。
と言うわけで、初の宇宙大戦での戦時標準輸送船の活躍を描いて行きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 05:40:01
10646文字
会話率:13%
時の1941年ドイツ、とある上官の下らない理由で、部隊員がすべて女性軍人で構成された部隊があった。
彼女らを率いるは、一人の元SS少佐の女性だった。
人は彼女らを『懲罰部隊』と蔑み、またある人は敬意を籠めて『鋼鉄のフロイライン』と呼んだ。
彼女たちは、ある日突然主人公の夢に現れた人物の手によって、基地ごと異世界に飛ばされてしまう。
補給線の無い独立無援の中で、彼女らはどうしようもない困難に強く立ち向かって行く!
★印がある所は、挿絵があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-13 00:58:09
177731文字
会話率:39%