古典落語『ぞろぞろ』から着想を得ました。
犬井作さんの「蝶を吐く」参加作品です。
最終更新:2019-04-25 00:07:06
6298文字
会話率:52%
領主様のお屋敷で働き始めて一か月。
お屋敷に住むある少女へ、密かな淡い想いを抱きつつあったオリバーだったが……。
「蝶を吐く」企画参加作品です。
最終更新:2019-01-23 01:57:16
1828文字
会話率:37%
羽生犀星(はにゅうさいせい)は、天才である。誰にも知られないまま亡くなった天才的な詩人にして、太古の人類が身に着けていたであろう技術を独力で再発見した天才だった。彼は言葉を用いて、言葉が喚起するイメージを当事者の認識の中で実在させる能力を身
に着けていた。羽生はそれを「魔術」と呼んだ。
「私」は彼が作り上げた唯一の書物をこの世から消し去ったものとして、この文章を記す義務がある。――彼の遺作「標本集」の成り立ちと顛末を語ることで、私と羽生の物語に、エンドマークを打つために。
※本作品は2018年10月28日の文学フリマ福岡にて出品する同人誌に収録する短編小説を、全文掲載したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-20 22:00:00
7519文字
会話率:11%
ガール・ミーツ・ガール。少女は己に出会ってしまった。
最終更新:2017-05-25 20:40:10
5173文字
会話率:37%
僕は夢見てたんだ。
いつだったかママが話してくれた、天使が現れることを。
パパのお葬式の日、うたうことがすきだった僕は死んだ。
僕をころしたのは――
どこかの街に住んでいた科学者のお話。
「蝶を吐く企画」参加作品です。
最終更新:2018-04-01 21:00:00
9620文字
会話率:23%
【完結】その世界では、蝶を吐くことは最高のエンターテイメント。舞台に立つパフォーマの吐き出した蝶に、今夜も観客達は魅了される。街一番のパフォーマであるオリエをマネージャとして支えるジェラは、彼の吐き出す蝶の美しさに誰よりも憧れている。そんな
彼らの前に現れたのは、女パフォーマのカマラだった。友情と憧憬、愛情と嫉妬。最後に残る感情は――。
※こちらの作品は、犬井 作さん、室木 柴さん、やまめさんの主催する「蝶を吐く」企画に参加のため執筆した作品です。
※2018/03/31改稿しました。特に後半部分で大幅な変更があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-31 13:17:18
23728文字
会話率:23%
同じゼミの先輩“ゆきさん”に淡い想いを抱く女子大生、“鼎(カナエ)”。
ようやく“ゆきさん”の連絡先を知った彼女は知人の"いずみ"に恋愛の相談をする。
最終更新:2017-07-14 01:09:13
2112文字
会話率:4%
良いモノを飲み込んだので、皆に観て貰おうと思ってお腹の中でちょっと綺麗にしてから吐き出したとかそういう感じのお話。
最終更新:2017-07-13 22:48:32
3565文字
会話率:18%
母が語る山椒の木の思い出。
最終更新:2017-07-02 22:41:55
1623文字
会話率:0%
ぼくは彼女に出会った。彼女は、水色の背中で、ぼくを見ていた。
最終更新:2017-07-01 21:38:54
11227文字
会話率:19%
子供の頃、チョウの交尾を見たんだ。初めて見たから最後まで見ちゃってさ。終わった後、一匹が俺の方に飛んできてさ――何か、つい、捕まえて蜘蛛の巣に掛けちゃったんだよね。
バーの片隅で、ナンパ相手にした昔話。それが恐怖と激痛の引き金となってしま
う。子供の頃に弄んだ命。堕胎された赤ん坊。生まれなかった命が生まれようとする時、求められるのは他の命の犠牲だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 09:39:34
6493文字
会話率:30%
口から無数の蝶を吐き出して死ぬ、という奇病に怯えるようになった世界。犠牲者の筋肉や内臓を食い尽くしたかのように、蛹のような人の殻だけを残し、煌く鱗粉を撒き散らして飛び去って行く蝶の群れ。
降り注ぐ鱗粉に人は怯え――やがて慣れた。交通事故や病
気や老衰の他に、死因がひとつ増えただけ。鱗粉予報を毎朝見ながら、誰もが当たり前に生活している。そんな世界で蝶に憧れる彼女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-14 08:05:55
25947文字
会話率:29%
現実に疎んだ男は、ある日不思議な夢を見た。
これ以上ないほど理想的で優しく、欲望を満たしてくれる美女。
憎いものが何もない、美しく暖かな家。
現実の苦しみを忘れさせてくれる夢のなかに、男は溺れる。
しかし、怠惰で甘美な夢によりかか
りすぎた男の末路は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-19 10:31:46
8053文字
会話率:14%
何も知らない女王さまは、深い森の奥で蝶を吐くのです。
最終更新:2017-06-12 22:39:10
567文字
会話率:0%
「蝶を吐く」という企画に参加させていただいた短編です。
企画概要はこちら→http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/569517/blogkey/1728984/
最終更新:2017-05-30 21:38:19
699文字
会話率:0%
『蝶を吐く』企画参加作品。
最終更新:2017-06-03 22:17:52
2321文字
会話率:0%
匂いもなければ音もない鈍色の海を眼下に控えて。
最終更新:2017-05-25 22:21:09
2466文字
会話率:11%
蝶を吐く、という企画に乗じて暇つぶしに書いたものです。山も谷もオチもないですがどぅぞ
最終更新:2017-05-25 17:58:21
795文字
会話率:0%
あたしはいつの間にか蝶を吐くようになった。友達付き合いもやめた。寂しい、寂しい……誰かあたしを愛してよ。
最終更新:2017-05-25 16:40:12
724文字
会話率:50%
「蝶を吐く」企画参加作品。
最終更新:2017-05-25 07:46:28
670文字
会話率:6%