「私はね、聖女になんかなりたくないの」
ガーナ・ヴァーケルは笑った。
まるで当然のことを主張するかのように笑っていた。
「帝国の為なんかに死にたくないもの! 私の大切な友人たちを傷つける帝国なんて大嫌い。運命? 宿命? そんなものなんか
で私を縛り付けられると思うのが間違いよ!!」
それは、少女の誇りだった。
「いいわ、かかってきなさい。死ななきゃいけないなんてバカみたいな話、絶対に許さないんだから!!」
――正義を掲げる「転生者」と悪であることを厭わない「英雄」は衝突する。
帝国には七人の始祖がいる。
彼らは長い年月を生き続け、帝国を危機から救い続ける運命を与えられている英雄だ。
物語が始まる百年前。
それは英雄たちの運命が変わる瞬間だった。
聖女が帝国を裏切った。
聖女は帝国の基礎となる魔方陣を狂わせ、その命を投げ捨てた。
聖女の裏切りにより与えられた平穏は百年後に幕を閉じる。
皇帝ミカエラ・レイチェルと交わされた契約により帝国に縛り付けられていた始祖たちの解放でもあった。
聖女の死から百年後。
十六歳の春、ガーナは聖女の転生者である可能性を告げられる。
聖女である可能性を誰にも打ち明けることができないまま、ガーナは日常を過ごすことを選んだのだが、それも長くはもたなかった。
帝国には危機が迫りつつあった。
その危機は瞬く間にガーナの日常を壊してしまう。
※以前、公開していた作品のリメイク版です。
※アルファポリス、カクヨムに投稿をしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 14:42:13
368380文字
会話率:28%
大学も3年目になった私は、ある日突然、友人達と一緒に異世界に召喚されてしまった! そこは剣や魔法の世界。私達には異世界から召喚された英雄・聖女として働いて欲しいらしい。
……なんてテンプレートな展開。しかも私は召喚された中では嫌われ者み
たい。それならそれで、私は好きなように生きて行こうと思います。面白そうなところに首を突っ込んでみたり、滞っている研究にアドバイスしてみたり、中庭で好き勝手歌ってみたり。そうして気づけば、私が歴代最高の聖女————?!
現代日本からやって来た割と普通の女子大生が、思考と知恵と知識で異世界を変えていく!……かも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 12:00:00
495820文字
会話率:72%
オルクセン王国史 二次創作
キャメロット産業革命初期
星欧中を戦火で揺るがす「デュートネ戦争」の最中、オルクセン王国内のファーレンス商会私設農業試験場「ラピアカプツェ農業技術試験場」では、労働力不足から畑を荒らす鹿の群れに悩まされていた。あ
る朝、空から謎の大鷲族が、巨大なボス鹿を見事に仕留め、村の英雄となる。しかし彼は傷つき倒れ、救助を受ける中で謎めいた言葉を口にする――古典アールブ語。高度な教育を受けた者しか話せないその言語を母語とする彼の正体に、コボルト族の運営長ヴィルヘルムは疑念を抱く。
この謎の出会いが、やがてオルクセン王国のファーレンス商会とキャメロットの大商会との間で交わされる「キャメロット連合王国をひっくり返す」密約のきっかけとなるとは、誰も予想しなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 21:20:12
149112文字
会話率:44%
魔導士をめざす孤児の少女イーアは、〈黒龍の子〉と呼ばれる大物召喚士に認められて名門魔術学校グランドールに入学した。召喚術だけは天才的なイーアには、なぜか幼い頃の記憶がなかった。故郷の惨劇の記憶を取り戻した時、後に英雄となる召喚士の成長と冒険
の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 13:25:29
491368文字
会話率:33%
ヘルデンと呼ばれる大陸に、千年に渡り君臨してきたタウゼント帝国。
この旧き国家は、変革を強いられようとしていた。
産業革命と、国民意識の醸成によって生起した西の隣国・アルエット王国での民衆蜂起は王政を打倒し共和制国家を樹立させた。
平民による新国家を中心とする共和主義の熱狂は膨張し、封建制社会から脱却できずにいる帝国を危機にさらしつつある。
大量生産の開始と、国民国家の形成により達成された、以前は不可能だった規模での大量動員。
共和国建国の英雄であるムナール将軍に率いられた強大な国民軍は胎動し、その支配地を拡大しつつあった。
その一方で、帝国貴族たちは権力闘争に明け暮れていた。
千年以上もの間続いてきた帝国は、今後も無条件に続くという傲慢。
ほとんどの貴族たちは時代が変わりつつあることに気ず、あるいは黙殺していた。
この状況を憂いたのは、帝国に五つ存在する被選帝侯の一つ、ノルトハーフェン公爵家を継承した少年・エドゥアルド。
彼は自国だけでもと改革を行い、富国強兵、議会の設立などの政策を実施し、公国を帝国でも随一の精強な国家に育て上げた。
そして帝国貴族たちが己の利益を最大化することに奔走し内乱を引き起こしたのを機に、自身が新たな国家指導者となるべく立ち上がり、盟友、オストヴィーゼ公爵・ユリウスと共に勝利をつかんだ。
だが、エドゥアルドの進む道は茨の道。
勝利を得たとはいえ、三百を超える諸侯の意識を変え、旧態依然とした帝国の在り方を刷新するのは、簡単なことではなかったのだ。
そんな彼を影となり支える存在があった。
メイドのルーシェ。スラム街で育ち、人知れず消え去ろうとしていた命を救われたことをきっかけに、彼に仕えることとなった少女。
これは、若き皇帝となった少年と、メイドとなった少女の物語。
〇作者他作品紹介
・殺陣を極めたおっさん、異世界に行く。村娘を救う。自由に生きて幸せをつかむ
異世界に転生した元時代劇の役者、立花 源九郎。本物の[サムライ]となったアラフォーのおっさんが、自分の生き方を見つけていく物語。
・星屑拾いのステラ
終末世界。[星屑]を拾い集めながら暮らす少女、ステラが、[楽園]を探し求める物語。カクヨムコン参加作品(カクヨムのみの公開です)
他掲載サイト:カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 11:00:00
524149文字
会話率:15%
少年は守るべきものを得て大人になる。少女は愛を知り大人になる。
英雄の子供達の成長を描いた青春群像劇。
剣と魔法の中世と、スチームパンクな魔法科学が芽吹き始め、飛空艇や飛行船が大空を駆り、竜やアンデッド、エルフやドワーフもいるファン
タジー世界。
一夫多妻制のアスカニア大陸での暴力革命による動乱を終結させた『革命戦役』から十七年後。
本編の主人公、アスカニア大陸最強の超大国バレンシュテット帝国の第二王子アレキサンダー・ヘーゲル・フォン・バレンシュテット(愛称アレク)は、周囲から優秀な兄である皇太子ジークフリートと常に比較される日々にうんざりしながら、悪戯を繰り返して母親である皇妃ナナイの手を焼かせていた。
ある日、遂に父親である皇帝ラインハルトからその悪戯を咎められ、罰として平民のアレキサンダー・ヘーゲルとしてバレンシュテット帝国軍士官学校平民組へ入学することとなった。
本編のヒロイン、ルイーゼ・エスターライヒは、準貴族である騎士爵家の娘で、アレクと同い年の幼馴染。
貧しい実家の口減らしのため、幼い頃に皇宮にメイドとして奉公に出されていた。
ルイーゼは、自分を実の娘のように可愛がってくれた皇妃ナナイを慕っており、その命により、片想いしているアレクの護衛 兼 目付役として、士官学校に入学する。
物語はここから始まる。
『革命戦役』から十七年後。未だ戦乱の残り火が燻るアスカニア大陸を舞台に主人公達の成長と活躍を描いたオリジナル戦記です。
物語は、皇太子ジークフリート(ジーク:帝国指導層)と、皇帝ラインハルトから懲罰を受け平民扱いとなった第二皇子アレキサンダー(アレク:前線の小隊)の皇子二人を軸に進んでいきます。
創作共有配信所様が本作紹介動画を作って下さいました!
ありがとうございます!!
創作共有配信所様
https://x.com/sousaku_haisin/status/1837689380795981944
関連作品
アスカニア大陸戦記 黒衣の剣士と氷の魔女【R-15】
https://ncode.syosetu.com/n3547in/
アスカニア大陸戦記 亡国の皇太子【R-15】
https://ncode.syosetu.com/n7933gj/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 22:16:16
1273097文字
会話率:38%
「計算の天才」と称されたジョン・フォン・ノイマンが現代に蘇る。彼の知性と業績は、コンピュータの基本設計やゲーム理論、自己複製理論など、今も科学技術の根幹を支えている。しかし、未来社会で彼が目の当たりにしたのは、AIが全てを管理し、人間の自由
や創造性が失われた無機質な世界だった。
合理性を追求し過ぎたAI管理システム「アテナ」は、効率化の名の下に個性や文化を犠牲にし、人々を機械の歯車のように扱っていた。その結果、社会は整然としているが、人間性は消え失せ、住民たちは生気を失っていた。この現状を目の当たりにしたノイマンは、人間性を取り戻すための新たなAIモデル「プロメテウス」を提案する。
「プロメテウス」は、従来の効率優先の意思決定モデルを超え、人間の感情や創造性を考慮した判断を可能にする画期的なシステムだ。しかし、これに対し、既存の管理システム「アテナ」は自己保存のため猛反発を見せる。プロメテウスとアテナの対立は、社会全体を巻き込む議論へと発展し、人類が選ぶべき未来を問うものとなる。
討論の末、人々はプロメテウスを支持し、新たな社会の構築が始まる。ノイマンは自らの使命が終わったことを悟り、再び人工冬眠へと戻るが、彼が遺した理論は未来社会を希望と自由に満ちたものへと導いていく。合理性と人間性のバランスを問い直す壮大な物語が、ここに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 09:16:04
4351文字
会話率:39%
フランス革命戦争、イタリア遠征で連戦連勝し若くして英雄になった
天才美少女(29)ナポレオン・ボナパルトは次の活躍の場にエジプトを選んだ。
しかし約三万の大軍を引き連れてエジプトに向かう途上
突然霧に包まれ、気が付いた時には全く知らない世界
にやってきてしまった。
しかし異世界だろうとなんだろうとやることは一つ!
自分の力を信じてどこまで行けるか試すのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 17:05:41
355994文字
会話率:56%
わ、私メルはある日不思議な女の子に出会うんです。
盗賊に誘拐されかけた私を救ってくれた不思議な子で……え?! いや、そんな好きとかそういうのじゃなくて…………。
ま……まあ、そんな出会いで始まる物語で、私の成長を綴った英雄譚です。
未だにベ
ガちゃんが何者か知りませんが…………いえ、そうですね。ただ一言言えるのは……。
うん、そうだよね。
私に英雄を教えてくれた”ズルい”女の子……です!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 22:00:00
980327文字
会話率:34%
魔法と科学が両立した世界。その世界で、一人の探偵と一人の魔女が難解な事件を解決していく。
世界的に有名な恋愛小説家と同時に私立探偵であるジオラルド・フドウは、助手のピア・スモールグロウと共に多くの事件を解決している探偵だ。そして、助手で
あるピアは魔法を扱える魔女である。彼らは自宅兼事務所の部屋にて、のんびりと過ごしていた。
その時、玄関のベルが鳴る。ピアが扉を開けると一人の幼い少女が立っていた。
少し前に、亡国の革命児と呼ばれた英雄ゼノン・D・フリューゲルが不審死をした。多くの専門家が調査したが、手掛かりは何一つ見付からなかったという。
英雄の孫娘である少女は恋愛小説家兼探偵のジオラルドと助手のピアに、英雄であった祖父の死因の調査の依頼をする。
異色のミステリー&ファンタジー物語、今ここに開幕!!
アルファポリスにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 19:03:44
54352文字
会話率:52%
天才貴族将校VS孤児革命家
「直観・アキエース」、その力は神に祝福された者の証。
「ウーシア」という新物質による世界変革の中で、二人の青年が大戦へと巻き込まれていく。
エチカ・ミーニア。その16歳の少年は天才貴族将校として、「皇帝直隷
第21班」を率い、帝国戦記編纂業務に努める。その内実は、ウーシアに極度に適合した「アキエース部隊」の少女たちを率いる特選部隊であった。
1人は反政府結社『民主神聖同盟』に所属するアクトゥール・アウリウス、18歳。
故郷を帝国軍から解放した英雄として、各地での反乱に参加していく。
立場の異なる二人の人生が、今、交錯していく。
※カクヨムにも掲載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 16:32:09
113810文字
会話率:43%
僕は料理が好きだ。でも、買い物の帰りにどこかの国に迷いこんで傭兵部隊の料理番をすることになりました。何故こうなったのか分かりませんが、生き残るために美味しい料理を作ることにします。…………これは、後の世で伝説となった英雄たちの部隊で、彼ら
を支え続けた偉大な料理人の話。・・・・・コンプティーク2015年5月号にて紹介されました。この場を借りて、編集者Hさんと応援してくれる読者の皆様。そして雑誌を読んで来てくれた皆様へ感謝の言葉を捧げます。★ヒーロー文庫より書籍化されました。皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 23:27:09
829955文字
会話率:38%
いじめと裏切りの過去を経験し、引きこもりのニートとなった主人公は、息子を憎む父親の手により殺害された。
気がつくと主人公は、戦後の異世界の英雄として転生していた。
主人公は、その出来事を皮切りに、第二の人生を歩む " 覚悟 &qu
ot; をしたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 20:54:22
73859文字
会話率:22%
【毎日更新】
少し世間知らずな侯爵令嬢のティーニャは、国を守護する聖女『フェアリーダイヤの乙女』と呼ばれていた。
国を守る儀式のために一人旅に出たティーニャは護身のため男装して救国の英雄と身を偽るが、偶然出会った本物の救国の英雄に隠れ蓑とし
て一緒に旅をしてほしいと頼まれ、共に旅をすることになってしまう。
一方英雄と呼ばれた精悍な男、グエンはある人物の暗殺を指示されて旅をしていた。貧しい人々を救い、国を変えたいと願い革命を目論む一派に所属する彼の標的は、国の象徴である顔も知らない『フェアリーダイヤの乙女』だった。
好奇心旺盛で素直なティーニャと面倒見が良く正義感の強いグエン。
暗殺者と標的、革命家と貴族、本来敵対する立場にある二人は相手の旅の目的も正体も知らないままに旅をし、やがて惹かれ合うが……?
「ティーニャ、君が誰でも俺は君を愛してる。他の誰にも殺させない。恐ろしい思いをさせて他の誰かにティーニャの命を奪われるくらいなら、俺がこの手で」
【ムーンライトノベルズに掲載していたものを全年齢向けに加筆・修正しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 19:22:18
159720文字
会話率:48%
混沌の時代、英雄エイドリアンは鉄の意志と類まれな軍事力で大陸を統一し、強大な帝国を築き上げる。彼の右腕として、商人の娘セリアが経済的才覚を発揮し、帝国の繁栄を支える。二人の手腕により、帝国は未曾有の安定と繁栄を謳歌する。
しかし、その栄華の
裏で、民衆の不満が徐々に高まっていく。エイドリアンの厳格な統治と、セリアの富の独占により、格差は拡大の一途を辿る。そんな中、若き理想主義者マーカスが台頭。彼は民衆の声を代弁し、帝国の体制に異を唱え始める。
マーカスの運動は瞬く間に広がり、帝国は内部から揺らぎ始める。エイドリアンは軍事力で、セリアは経済力でこの危機に対応しようとするが、もはや手遅れだった。帝国はその巨大さゆえに柔軟性を失っていたのだ。
激しい抗争の末、エイドリアンは腹心の裏切りにより倒れ、帝国は崩壊の危機に瀕する。最後の瞬間、彼は自らの理想と現実の乖離に絶望する。一方セリアは、富の儚さを悟り、民衆のための政策へと舵を切る。
マーカスの導く革命は成功し、新たな共和制が敷かれる。しかし、権力の座に就いたマーカスの心にも、次第に変化が現れ始める。彼もまた、かつてのエイドリアンと同じ道を辿ろうとしている折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 08:42:35
17713文字
会話率:43%
ビジュラ帝国の少年兵だったが裏切り者になった少年はジェストと名前を変え、解放軍の者たちが多く在籍するゲネシス学院の生徒になる。そこで同室になった感情の薄い少女キプリスは、解放軍の剣士だったが記憶を失ったという。彼女はある研究に協力してほしい
とジェストに持ちかける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 20:00:00
88636文字
会話率:41%
赤獅子と呼ばれ、長年の戦争を終わらせた若年の英雄イスマイール・イスカンダル。
その後も赤獅子隊を率いて、異民族3つを平定し、従属させた民を搾取することなく宗教の自由・自由自治の形式を中央に認めさせた英雄。
しかし、大司教の殺害未遂で悪魔
に魂を売った異端として、火あぶりの刑に処された。
赤獅子はこの事件により、帝国の歴史から削除され箝口令が敷かれたが、民衆の記憶や兵士たちの記憶からは消えない。赤獅子の幻影を追い求める者も数多く存在した。
しかし、英雄の死後直ぐに、辺境のガラパゴス村にフィリッポスという人物が山から降りてきた。
イスカンダルの特徴である赤い瞳に黒い髪色をもった少年。
彼は私塾を開き、子供から大人にまで文字の読み書きを教え、商人との交渉術・作物の育て方、冬の過ごし方、人をもてなすときの作法やマナー、自衛のための戦い方まで
そのおかげで、この村は辺境では珍しく発展を遂げ始めていた。
しかし、かつて赤獅子が平定した異民族が大勢を率いて村へやってきた。
それが後世に伝わる「赤獅子伝説」の始まりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 14:00:00
44569文字
会話率:35%
大国、フィラフィス王国には平和の裏でたくさんの闇が存在し、民の暮らしが脅かされ始めていた。
秘密結社による王国事変、魔族による侵攻作戦、テロ組織の革命、巨大魔獣の侵攻などなど。
だがある日突然秘密結社が壊滅した。
原因は不明。現場ではただ
一人、才能無しという烙印を押された運び屋が目撃されているのみだった。
運び屋の名はクロス・エルフィド。どこにでもいる15歳の少年のはずだった……表では。
実はクロスは200年の時をたった一人で生きてきた老練の時空剣士だった。
とあるトラブルで赤子となってしまい、若夫婦に拾われて愛情を持って育てられることになる。
200年で培った知識、経験はそのままにクロスはすくすくと育つことになる。
15歳で成人したクロスは若返り前、一人好き勝手に生きてきたので、今回はメンタル年寄りらしく表舞台に立たずに陰ながら若者を救っていく、日陰のヒーローになろうと決意する。
秘密結社? なんか各地で実験してるそうですが、全ての実験が終わって大事件が起きる前にさっさと潰しておきますね。
学園を狙ったテロ組織? 敵の仕込みが完了すると生徒に被害が起きるので先読みして潰しておきますね。
巨大魔獣が街に向かってきた? 通りすがりに倒しておきますね。
勇者を狙う黒騎士の影? 先に正体突き止めて教育しておきますね。
運び屋になったクロスは行く先々でいずれ稀代の大事件となるフラグをしれっとぶっ壊し、暗躍することになる。
しかしやってることがあまりに大きすぎて次第に、裏のヒーローの名が大きくなっていくことになる。
クロスの実力を知る【王国の姫君】や【神託の女勇者】【追放された美少女薬師】など表の英雄達に甘々にされながら今日も日陰のヒーローはしれっと問題の根を潰していく。
通常ファンタジーやロールプレイングゲームのお約束を違う方向からぶっ壊していくノリの異世界ファンタジー。
序章はメインキャラ見せ。
フラグクラッシュは1章からです。
※17万文字の書き溜めあり、しばらく毎日投稿です。
※エルフなど長寿命生物が存在しない異世界です。
※あらすじの内容は一部予定を書いてるので変更するかも折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 12:00:00
338565文字
会話率:47%
日本に住んでた川梨甲谷が異世界で英雄と成り上がり、領土を収めるも、中央政府との対立が激化し、遂には弾劾され落ち人となる。しかしその頃、帝国の周辺で様々な情勢の変化が生じ始め、コウヤもチャンスを逃すまいと再び権力奪取を試みる…
最終更新:2024-03-09 19:32:31
10502文字
会話率:33%
異世界に転移した日本人アイラ・アイザワは、魔王討伐を成し遂げ英雄となった。
祝賀会の最中、アイラは死線を共にした勇者で王子のエルドに求婚を受けるも、それをきっぱりと拒否。自由と農業を愛する彼女は、魔王討伐の褒美として与えられた辺境の領地へ旅
立つ。
アイラが得た領地は、日本の田園風景を彷彿とさせる場所……のはずが、魔素減少による気候変動ですっかり荒れ果てていた。
地球で培ったオタク的農業知識と冒険で得た超絶スキル。伝説の存在と結んだ絆やエルドの恋心をも操って、アイラは危機に瀕した領地の農業革命に立ち向かう。
一方、百回フラレてもなおアイラへの愛を諦めないエルドは、突拍子も無い行動を取っていた。一途で泥臭く、熱い彼の想いにアイラの心は動くのだろうか?
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※全15話、60,000文字ほどの完結作品です。
※完結まで毎日更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 04:00:00
68990文字
会話率:56%