現代の高校生の俺は、目覚めたら馬車に轢かれかけていた。ここはどうやら19世紀末・ヴィクトリア朝英国風の世界らしい。スラム街のショーウィンドウに映った俺は痩せっぽちでボサボサ頭、目は落ち窪んでどう見ても--モブだった。たぶん死ぬ。三秒後にはど
っかのイカれた奴に刺されて死にそうな顔してる。
--ぜっっったいに、死にたくねー!!!
なぜか持ってるスマホのAIをチートアイテムにして、俺は全力でこの時代をモブとして生き抜くことに決めた。
不定期更新。いろいろユルい。最後まで完結させるつもりです。気長にユルく読んでもらえたら嬉しいです。
【作中に登場するAIの回答部分のみに限定して、実際にCopilotの回答を一部抜粋・編集して用いています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 12:31:04
71522文字
会話率:36%
「君はかわらないな」
優秀だが傲慢でもある吸血鬼の青年キイチ・ブラッド(18)は7年ぶりに故郷アンヴァンへと戻ってきた。
喧嘩別れしたきりだった婚約者、人間の少女エリカ・ストレンジャー(17)と正式に婚約関係を結ぶためである。
この
婚約には、両種族友好のアピールという目的があった。
アンヴァンでは節目を迎え、人間側でも吸血鬼側でもテロ活動が横行している。
友好のシンボルとなったキイチとエリカは何度もテロリストから狙われることになるのだった。
人のほかに吸血鬼の存在する世界。
吸血鬼は牙と身体能力で人間を襲い、人間は吸血鬼に対抗するため呪術を編み出した。
長く敵対してきた両者だが、双方の未来のため吸血鬼と人間との間に和平協定が結ばれ、両種族の恒久の友情を誓ってイル・アンヴァン学院が建立された。
敵対から共存へ歩みだして100年を経てなお、人間にも吸血鬼にも相手を滅ぼすべきという過激派が多く存在していた。
この小説はカクヨム、ノベルアッププラスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 22:59:08
39198文字
会話率:61%
大学三回生。21歳。処女。
若槻鱗は、ひょんなことから自宅アパートの便所で孤独死してしまう。
「 おお鱗よ。死んでしまうとは情けない 」
呼びかけに目覚めると、目の前にはポテチ片手に鎮座するイケメン英国風紳士(身体は七福神恵比寿)。
自
らを〝真実の神〟と名乗る男は鱗に一つの提案をするのであった。
「——表があれば裏がある。表裏一体というよりも、これは〝可能性〟の裏返しだ。
いつ、いかなる存在においても「もしも」という可能性は示され、観測されている。
お前も、私も、この世界を創った「神」でさえも」
鱗が生きていた世界と別の世界。
「一」の世界と「二」の世界と呼ばれる二つの世界。
その狭間に在る「世界境界」は二つの世界を繋ぎ合わせる鎖のような役割を果たしているが、曖昧かつ不安定な繋がりしか保てないため、時おり「一」の世界から一時的なパスを通して繋がりを復元する必要があるのだという。
「…というわけで鱗よ。お前を「二」の世界へと送る。
無論、拒否権はない。すまんが、もう一度だけ生きてくれないか。
生涯最期の景色が便所なぞ——ぶふぅっ!…納得がいかんだろう」
若槻鱗は決意した。
必ず、この邪知暴虐な男にドロップキックを喰らわせると。
「二」の世界。
それは二つの大神と龍とエルフと人が築いた幻想世界。
真実の神から貰った「かえる力」を携え、不思議な少女と共に若槻鱗は‥
「ねえ マ~ちゃん! 「ふぅ~」ってして♪」
‥再び、生きていく?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 19:40:08
209969文字
会話率:33%
「俺は海軍に入って大きな軍艦の艦長になる。そしたらお前を乗せて外国に連れて行ってやるよ」
幼馴染のリュミーとアッシュ、二人は家同士が決めた婚約者。
しかし、成長するにつれ、内向的なリュミーと、活発なアッシュはすれ違いが多くなってしまう。
今
日もアッシュは、リュミーを放って仲間たちと遊びに興じていた。
一人残されたリュミーの前に現れたのは……。
2023.12.1 ロマンスヒルズコレクション様より「波の音を待ちかねて」というタイトルに変更し、
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 19:21:58
2863文字
会話率:2%
社交界三年目を迎え、目新しい出会いも無いし、婚約者もできなかったから親のすすめで結婚した。相手は顔見知りだけれども、互いに結婚相手として考えたことはなかった。
その彼は結婚早々に外国へ。半年放っておかれたころに帰ってきたけれど、接し方
がわからない。しかも本人は私の知らないうちに二週間の休暇をもらってきた。いろいろ言いたいことはあるけれど、せっかくだからと新婚旅行(ハネムーン)の計画を立てることにした。行き先は保養地で有名なハウニーコート。数多くのロマンス小説の舞台にもなった恋の生まれる地で、私たちは一人の女性と関わることになる(【ハウニーコートの恋】)。
結婚してはじめての社交界。昼間のパーティーで昔好きだった人と再会した(【昔、好きだった人】)。
夫の提案で我が家でパーティーを開くことになったが、いろいろやらなくてはいけないことも多い上に、信頼していた執事の様子もおかしくなって……(【サルマン家のパーティー】)。
あの夜で夫との絆がいっそう深まったかと言えばそうでもなかった。不満を溜めこんでいたところに夫が友人を家に招くと言い出した。突然すぎる! しかもその友人はかなり恐れ多い身分の人で……(【釣った魚には餌をやれ】)。
ある夜会で「春の女神」に出会ったが、彼女はなかなか風変わりの女性だった。彼女の名前はマティルダという(【春の女神】)。
話のきりのいいところまで投稿済です。
現在【春の女神】投稿。全1話。
タイトル変えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 20:00:00
78987文字
会話率:53%
メイド上がりの家政婦《ハウスキーパー》と執事の溺愛ストーリーです。
自分の結婚に浮かれた坊ちゃんから急な結婚話を持ち込まれた家政婦《ハウスキーパー》のイヴリン、三十一歳。
相手はライバル関係にある執事のスティーブンだった。まさか、と断ろう
とする彼女だが、スティーブンはなぜか乗り気。ほとんど強引にデートに連れ出されたのだが、デートに現れたスティーブンはいつになく優しくて……。
彼は以前からイヴリンのことが好きだったという。
「イヴリン。恋人にしか許さないことを、私に許してくれませんか?」
一緒に勤めて六年。イヴリンは彼の甘い言葉にくらくらしてしまって……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-14 22:16:54
13851文字
会話率:49%
ちまたで話題の恋愛小説家『ケイン・ルージュ』は辺境伯家のご令嬢のセフィーヌ・フラゴニア。
彼女の悪癖は惚れっぽいこと。好きです、結婚してください、と繰り返すこと998回。失恋も同回数。しかしそれでも彼女はめげずに愛用の黒い自転車をかっ飛
ばして、999回目の恋へと突き進む。
そこへ行き合わせたのは色男として名高いジドレル・キッソン。留学からの帰国直後一番に彼女に目を付けてしまった。
しかし、どんなにアプローチしようともセフィーヌ・フラゴニアは気づかない。
――おかしい。こんなはずじゃない。
気を引こうと躍起になるうち、いつの間にかずるずると……。
「先生にとっての恋や愛って何ですか?」
※あらすじ変えました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-11 20:00:00
121588文字
会話率:42%
「いいから早く教えてよ。焼き芋屋と選挙カー、私はどっちが強いか知りたいの」
会社の先輩に教えてもらった、自分好みのビジュアル設定ができるAIとの会話アプリ。私のノートパソコンに映し出されるのは、色白小顔でノーフレームのメガネに、髪はバッチ
リ七三分け。スタイルは細身で高身長、英国風の執事服を着たイケメン。
でも、彼は私がギャップ萌えを求めて付与した『関西弁』と『毒舌』の設定のせいで、私にずばすば辛辣なことを言う。
そんな彼に、私は今日もめげることなく意味不明な質問を投げる。全ては彼を病ませるために……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 22:34:24
4793文字
会話率:49%
恋愛も結婚もしたくないお一人様女子VS(様子のおかしい)イケメン紳士の攻防劇!
近代英国風の異世界。恋愛や結婚に否定的な家庭教師ナオミは、ある日、教え子の屋敷でちょっとした事故から意識を失ってしまう。運良く大事に至らず、無事目覚めたけれど
、二度と顔を合わせたくない人物こと青年紳士ルードとの再会がナオミを待っていた。
出会った当初、褪めた目つきと皮肉げな物言いだった彼は、ナオミが咄嗟に取ったある行動を目にした途端、態度が一変。急にナオミを「姫」呼ばわりし、前世自分たちは恋人同士だったと妄言を吐き始めたのだ!
ふたりの攻防戦はやがて家を巻き込み、更には互いが抱える出自の問題をも浮き彫りにしていく。最終的な勝負の行方はいかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-28 23:00:00
228835文字
会話率:37%
近代イギリス風の架空の世界。
歓楽街にて、娼婦達を主な顧客とする薬屋で働く男装の女性店員と店主。
彼らは薬屋を営む傍ら、『即効性と確実性がありつつ、絶対に証拠が残らない特殊な毒物』を精製して売るという裏稼業を行っていた。(章ごとに一つの事件
が完結。オムニバス形式の作品です。)
続編及び番外編→「灰かぶりの不純物」
※殺人、児童虐待描写有り
※pixivにて、重複投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 22:31:41
372582文字
会話率:38%
「あの人は純粋で自分に嘘がつけない、可愛い人なだけだ」
自らの人生を一変させる程の恋に落ちた女アビゲイルに翻弄され、心に深い傷を負った二人の男――、アビゲイルの夫チェスターと息子アルフレッド。
これは、愛に傷付き裏切られ、やがて愛に救わ
れていく父子と二人を取り巻く周囲の人々との物語。
※第七回ネット小説大賞1次通過しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-13 22:00:00
318720文字
会話率:39%
真夜中のティールームはまるでイギリスの誰かのお家に招待されたかのような居心地の良い空間。
この部屋がキーとなり、主人公が様々な問題と向き合っていきます。
最終更新:2022-09-05 03:05:30
1759文字
会話率:7%
アイリスには、幼い頃から兄のように慕ってきた、二人の幼馴染がいる。
ある日、偶然二人が抱える重大な秘密に気づいたアイリスは、その秘密を守るために、彼らとある取引をした。
けれど、秘密を通して固く結ばれたはずの三人の絆は、いつしか綻び、崩壊し
始めていた。
-これは、三人が抱えた罪と、愛の物語。
それぞれの想いの果てに、彼らはどんな結末を選ぶのか。
注)この物語はファンタジ-です。用語・設定は創作上のものとお考えください。
本編完結済み。番外編をいくつか投稿する予定です。いつになるかは未定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 00:18:26
118357文字
会話率:42%
聖院世界シリーズで活躍中の変態輸送機AAE-130スケアクロウ。
その英国風味が覗える変態ぶりの一面をジーナ&クリス夫婦が解説!
複葉機・単葉機・滑空機・偵察機・ガンシップ・水上機と属性盛り込みまくりなへんたい飛行機が少しは理解できるかも知
れないぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 07:13:18
3723文字
会話率:98%
その美しさで有名な伯爵令嬢ローディアは何もかも満たされいるはずなのに、どうしてだか満たされない日々を送っていた。そんな中、ひょんなことから出会った画家に自分の絵を描いてもらうことに。その絵は想像していた仕上がりではなかったものの、自分の内面
を見事に描写していて……。とあるレディが恋をして失恋をするビターエンドなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-20 19:00:00
12569文字
会話率:36%
※「モノラル」(短編)の改稿版です。
これは恋なのか?
医大のキャンパスでダリルは、一人の男子生徒に目を奪われた。
完全なる美のオブジェに……
同じものを好む彼らは、レコードを通じて同じ世界観に浸って行く。
モノラルの世
界へ。
しだいに距離が縮まっていく二人。
その結末は……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-28 19:44:47
12507文字
会話率:45%
幼いメアリは夢の中、路上で暮らす兄妹に出会った。自分とは環境も何もかも違う彼らとふれあう事で大切な何かを知っていく――
近代風のファンタジーっぽいお話です。
・カクヨムでも同じ作品を掲載しております
最終更新:2019-02-03 23:13:21
9543文字
会話率:48%
没落した男爵家の令嬢は、爵位を狙う中流階級の男との結婚を押し付けられていた。そこに舞い込んだ、王太子の――表向きは侍女募集――本質は公妾募集の知らせ。令嬢は意に染まない結婚から逃れるため、王太子の公妾を目指して王都へと乗り込んだ。
一方、王
子であり公爵でもある青年は、従弟の王太子に恋人を奪われ婚約破棄をされた過去を持ち、古傷を癒せぬまま独身を貫いていた。
各々の望む未来のために互いを利用しようと契約を結ぶ二人だったが、計算づくの関係もゆるやかに動きはじめる。
妥協と打算が大好きな苦労性の少女が、唯一の愛を手に入れるまで。そして、退屈に殺されそうな男が、一人の少女に生きる意味を見出すまでの擬似ヴィクトリアンロマンス。
※フェアリーキス大賞 大賞受賞しました。加筆改題した「いばらの姫と訳あり黒公爵の平凡ならざる婚活事情」が5/28に発売です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-26 22:06:20
97542文字
会話率:42%
リリー・メイは十二歳。租界の広いお屋敷で暮らしています。甘いお菓子や綺麗な絵本、優しいお兄様に囲まれて、楽しいばかりの毎日です。
でも、リリー・メイは可哀想な子なんだそうです。お屋敷に閉じ込められて、外のことも恋も知らないから。そんなこ
とはないと思うのですが。だって、お兄様は恋は苦いものだと言うもの。それなら恋なんてしなくて良いのに。
外の世界へ踏み出したリリー・メイが学ぶのは、自分のこと、お兄様のこと、覚えていない両親のこと。どうしてお兄様は何も教えてくれないのか。どうしてリリー・メイの髪や瞳は他の人と全然違う色なのか。
そしてリリー・メイは知るのです。恋の苦さ、そして甘さを。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-15 21:12:28
339751文字
会話率:49%
夜の市場。それは、いつかの時代のどこかの国、どこでもあってどこでもない場所。あらゆる人に会える場所。あらゆるものが手に入る場所。
それは誰にでも開かれている――夜の扉を開く鍵さえ持っていれば。
おばあ様のお屋敷に預けられた女の子、パット。
ほとんど会ったことのないおばあ様も、豪華だけれど静かすぎるお屋敷も、なんだか怖くて落ち着かない。
気の重い一夜になると思っていたけど――不思議な鍵が開いた扉の先には、見たこともない景色が広がっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-04 18:17:00
99534文字
会話率:46%
とある男爵令嬢は、社交界デビューを果たした。惹かれ合う相手がいる中、舞踏会では彼女を気に入る男性が現れ、親の間では婚約へと話を進めていくことに。
そしてついに、令嬢と彼は全てを捨てる決意をする……
☆☆
こちらは「閉じ込められた
歌姫と王子になれない青年」の「if」ストーリーになっています。
もしメリッサとシンフォードが駆け落ちしたらどうなるのか。
逃げた先で夫婦となり、幸せになれるだろか?
生まれた子供は、自分の生を今度は受け入れられるだろうか? 親子として今度こそ暮らせるだろうか?
そんな思いから書いてみました。両親がメインではなく、息子が主人公です。そして、街でやっぱり歌の上手い女の子に出会いますw
混乱しそうですが、お読みになる時は「閉じ姫」とは別作品として思って下さい。別だけど何処か重なるパラレルワールド。
※選択や環境が変わったので、前作と比べ各キャラの性格や関係性が変わってるかもしれません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-01 07:32:00
4380文字
会話率:42%
とある大衆誌記者の蒸気機関車での一幕
最終更新:2017-11-15 00:00:00
2859文字
会話率:46%
個人サイトより転載/少年は、「復活祭」をきっかけに滞在を始めた館の庭園の片隅で、ちっちゃな子犬と遭遇し、すぐに仲良くなった。だが、館のルールの都合で、勝手に動物を飼ってはならない事になっている。「復活祭」社交シーズンで館に集っている大人たち
の目を盗みつつ、ひそかにスタートした少年と子犬の、ささやかな日常の冒険。館の大人たちにはそれぞれ事情があり、館そのものにも、奇妙な異変が続いていて…!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-30 18:00:00
9030文字
会話率:1%
婚約者の名前の呼び方に関する、単なる痴話喧嘩。
最終更新:2016-12-28 03:07:01
6581文字
会話率:40%
吹きつける雪の中、ネル・マクファーレンは馬車に揺られ、悲しみに沈んでいた。4年前に視力を失って以来、どんな男性も彼女と結婚しようとは思わなくなったのだ。そして今、性悪の従兄・ロチェスターに引き取られ、無理な結婚をするようほのめかされている。
もう二度と、ネルの世界に光が差すことはないのだと諦めかけていた……突然現れた『彼』に、助けられるまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-20 19:39:29
104878文字
会話率:31%
オリヴィア・リッチモンドは都会育ちのお嬢さま。二人の出来すぎた兄と、絶世の美女の姉のすみっこで何不自由なく生きてきた19歳。しかし20歳を目前にして、いまだ夢見がちなオリヴィアに辟易した父は、彼女に究極の現実を突きつけた――ノースウッド伯爵
エドモンド・バレット卿との結婚だ。初対面から冷たい夫、ど田舎の領地、何だか妙に偉そうな老執事……かくして始まったオリヴィアの新婚生活は、信じられない混乱続き! 世間知らずで純朴なオリヴィアと、厳しい現実主義者エドモンドの結婚から始まる恋の行方。そして、バレット家に伝わる「呪い」とは? 【中近世イングランド風ヒストリカルロマン】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-02 21:18:24
207940文字
会話率:26%