子どもと大人の狭間で忘れてしまいそうになる子どもの頃の記憶。当時の純粋さを名残り惜しく思いながらも、その頃の自分はもう戻っては来ないことを「私」は知っている。大人になった自分を愛せないとき、寄り添ってくれるのは一冊の日記だった。
最終更新:2024-09-27 00:45:41
3840文字
会話率:0%
兄の死をきっかけに、生きることに疑問を抱いた主人公の雨野淳が自分を変えるにはどうしたら良いか自問自答し、今まで生きてきた19年間を振り返って、人を好きになることについて考える話。
いつまでもネガティブ思考でいたらだめだと思う。そんな自分
を変えないと。そう思ったとき、同時に、誰か人を救ったら報われるのではないか。そんなことを考えるようになっていく。
誰かを救いたいし、人を好きになりたいけど、自分を愛せない人は、誰も愛する資格なんて無い。その通りだと思って諦めていた。だけど、どうしたらいいか分からなくて考え込む中で、偶然の出会いがあり、ドラマみたいに人生が動き始める。
「青春とは、恋とは、なんだろうね」
「どうしたの? 急に」
「人は、なんで生きてるのか考えてたら、そう思うようになったんだ」
なんのために、僕は生きているんだろうか。答えは、この物語の中にある。きっと。
気づいたときには、もう千紗のことが好きになっていて、一生、大事にしたいと思うようになり、強く心に誓うようになっていく。
世の中のありとあらゆる場所で起きている深刻な話と比べたら、これは、ありきたりで普通の話。ごくありふれていてどこにでもあるかもしれないけれど、少なくとも僕にとって、いや、僕たちにとってのかけがえのない話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 09:30:14
62666文字
会話率:23%
普段の暮らしに見えるものは、繁華街の暮らしの、皆の暮らしの、自分を愛せない暮らしの、空や風の様子かな。そうではないとしても、そうではなくて、もっと色々だと感じることは、大変難しい。時間切れにもなってしまう。畦道という言葉には、人が暮らしてゆ
くための、最低限の物事が行き交う響きがある。そこを行き来している時に、生きる意味というのか、自分の意味を見つめられる。すると、ありがとう、それだけになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 10:02:53
433文字
会話率:0%
神様を愛する子と自分を愛せない子。
そんな二人のハートフルな物語。
この小説は登美司つかさ様主催の日常系学園百合小説コンテンツ群『星花女子プロジェクト』第七弾参加作品です。
最終更新:2020-06-21 20:03:38
70200文字
会話率:52%
16歳の紅袮は、異能力を持つJK。
自分の力に辟易しながらも周りには隠し通して生活していた。
しかし、圭と名乗る少年との出会いにより、平穏だった日常が崩れていくーーーー。
これは、自分を愛せない16歳が周りに振り回されながら成長してい
く、異能系ファンタジーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-22 21:31:49
512文字
会話率:27%
21歳の愛生(あおい)は明るくて友達の多い元気な女の子。でも自分を愛せない。自信がない。本当の私ってどれ?
彼氏に逃げられ、家族とも上手くいかず、画家になるという夢も志半ば諦めそうな彼女は自分を新たに模索し始める。そしてひょんなことから出
会った黒髪の涼し気な男の子とよく話すようになるが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-15 01:13:41
712文字
会話率:0%
誰かが言ったんだ。
『自分自身を愛せない人は他人を愛せない』と。一番身近な自分を愛せないのに他人を思いやることなんて出来ない、と。
昨日、Twitterにあげた140字小説の完全版です。
最終更新:2018-04-23 23:00:09
512文字
会話率:34%
音田美涼(おとだみすず)は本が大好きな高校2年生。ある日、大好きな作家の失踪の報道を聞きショックを受けた美涼。気晴らしにと出掛けた先でーーー
自分を愛せない作家と夢見る少女のヒューマンストーリー。
最終更新:2017-08-03 23:35:06
2724文字
会話率:40%
自分が嫌い。
自分を愛せない。
そんな〝みんな〟とは違う自分を見つめた詩です。
最終更新:2017-02-07 23:23:04
772文字
会話率:0%
※FC2内4uというサイトとBerry's cafeというサイトで連載していたものを、加筆修正しております。
妹の死以降、親に愛されることなく生きていた主人公マナ。
ある日母親が家を出ていき、一人にされます。
新しい父親伊東一馬と出会います
が、その父親と関わるなと言い続ける母親。
自らの命を絶とうとした時、初めて会う兄ナオトに止められます。
転校をし、受験も許され、新生活が始まります。
兄の恋人心(こころ)との出会いもあり、充実した毎日を過ごします。
仕事の帰り道に待っていたものは、母親との再会。
自分を愛せない理由を語る母親に暴力を受け、死を感じた主人公を救ったのは、ナオトの友人凌平。
母親を気にしつつも、学校に通い続けるマナ。
ある夜、母親がマナを連れ去ります。
とある店に連れて行かれたマナを、凌平が連れ戻します。
作文の発表者に選ばれてしまうマナ。作文は、母親へ向けた思いで溢れていました。
ナオトが法事に行くとわかった時、ナオトに頼み、法事に付いていきます。
母親に前と変わらず拒絶されるマナ。現実を痛感させられ帰宅。
父も悲しい過去の傷がいまだに癒えていず、それを家族として受け止めたいと抱きしめるマナ。
母親が失踪し、時間だけが過ぎ、学園祭当日がやってきます。
学園祭当日、母親が刃物を持って現われます。
マナを救ったのは、女の子だと思っていた心。彼女は、性同一性障害という心の病気でした。
怪我をしたまま作文の発表をし、発表直後に倒れ病院に運ばれます。
母親のことで父親の元に連絡が入ります。
それは、母親が妊娠していて流産しかかった事実と、母親は堕胎を望んでいるということ。母親は、女の自分だけを愛してくれるなら産むといいます。
マナは自分が育てることを決心します。
自分の誕生日に、ナオトから告白をされますが、互いに兄妹として近しい存在になって行く二人。
出会ってから、すこしずつ育んでいった凌平への恋心。
何度も揺らぎながら近づいていく二人。
出会って、七年目。二人は結婚をし、凌平の誕生日に子供を授かりました。
育児に悩み訪れた妹のお墓の前で、兄・ナオトがマナに封筒を渡します。
その封筒の中の、母親がつけていた育児日記を読むことで、自分や母親と向き合うことを強く思ったマナでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-17 11:32:13
63369文字
会話率:36%
あたしん家の冷蔵庫で起きた奇怪な物語。冷蔵庫に貼ってあったシールを剥がしたことから物語りは始まる。女1人と猫一匹の日記型心理小説。
最終更新:2008-01-28 02:49:41
7723文字
会話率:0%