【第一章完結まで執筆済み(約10万字)】
プライベートスペースのない大家族に生まれ育った僕、佐伯真白は高校入学を機に念願の一人暮らしを始めた。
喉から手が出るほど欲しかった自分だけの部屋。しかしこの生活を維持するため、【成績は学年十位以
内をキープすること】【生活費は自分で稼ぐこと】【不純異性交遊はしないこと】等の条件をクリアしなければならない。
学業とバイトに身を捧ぐ過酷な日々。しかし、お隣さんで同じ学校のギャル、天城杏奈をトラブルから救ったことで毎日が一変する。
「佐伯のこと、好きになっちゃった」
「今なら何でも言うこと聞いちゃうけど、どうする?」
「あたしも初めて、男の子にこういうことするの」
これは、全力で惚れさせようとしてくる天城に振り回されながら、少しずつ距離を縮めてゆくラブコメディ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:14:17
108612文字
会話率:45%
IQは高いが短気で自己中心的な少年、**鷹野 豊(たかの ゆたか)**は、盗撮未遂で捕まり、社会から隔絶された 実験的な監獄施設 に送られる。この施設では、囚人一人ひとりに四畳半の部屋が与えられ、壁には マジックミラー が設置されている。さ
らに、限られたインターネットを使って自分で稼ぐことが許されている異質な環境だ。ここで豊は、同じ監獄に入れられた **篠宮 麗華(しのみや れいか)**と出会う。
麗華は、美しい容姿と品のある物腰を持つお嬢様だが、実は冷酷で支配的な性格を隠し持っていた。家庭崩壊を招いたモラハラ加害者としてこの施設に送られた彼女は、相手の弱点を見抜き、精神的に追い詰めることを楽しむ危険な存在だった。
出会ってすぐ、麗華は豊に「豚みたいね」と挑発し、彼を怒らせる。豊もすぐにキレてしまうが、麗華の冷たい微笑みには、なぜか強く惹かれてしまう。お互いに問題を抱えた二人は、相手を支配し、利用し合いながらも、次第に心の奥底で共依存の関係へと堕ちていく。
「使われたくなければ、あなたも私を使えばいいの。」
麗華の甘く冷たい言葉に誘われ、豊は彼女と協力し、違法ギリギリの配信ビジネスを始める。麗華の美貌を使って視聴者を魅了し、豊はその裏で抜け道を見つけ、収益を拡大していく。だが、二人の関係は次第に狂気と欲望に飲み込まれていき、監獄の中での生活はますます異常なものへと変わっていく。
これは、利用する者とされる者が入れ替わり続ける危ういバランスの中で、共依存の愛に囚われていく 破滅と狂気の物語。愛なのか、憎しみなのか──。二人が互いに必要とし合う限り、監獄生活の出口は見えないままだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 12:55:02
3849文字
会話率:43%
この春から高校に通う空木陸(うつぎりく)は、進学を機に一人暮らしを始めることに。
口うるさい親から離れ自由を謳歌できると喜ぶ陸だったが、一人暮らしを認めるにあたって両親から一つ条件を出される。
曰く、自分の生活費は自分で稼ぐこと。
高校生の身で学業の傍ら家賃、光熱費などを払えるほどのバイト代を稼ぐなどかなりきついことだと理解してはいたが、意地や啖呵を切った手前もあり、陸は二つ返事でそれを了承する。
不動産屋に無理無茶難題を押し付け困難を極めたお部屋探しも何とか終え、いざ引っ越しを済ませたその日の夜、陸の部屋に突然の来訪者が現れる。
「初めまして空木さん。私は白坂綾乃(しらさかあやの)と申します。不束者ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします」
「は?」
自らをこのボロアパートの『特典』と称し、拒否しても何だかんだ世話を焼いてくる同級生との(ほぼ)同居生活。陸の高校生活はこれからどうなってしまうのか。
これは、そんなお話です。
===
※この作品は依然別名義で活動していた時に投稿していた作品です。
なので、多少改稿はしつつも、話の流れや大体の内容はそのままになっています。
『頑張って書いたのに消しとくのはもったいないな」と思ったので再掲させていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 21:01:51
133624文字
会話率:43%
子爵令嬢のアルセリア・スティングラーは兄のベルトランの策略(本を買ってやるぞ)に引っかかり、買ってもらった本を片手に夜会に参加する羽目に。
家が貧乏なため、冒険者として自分で稼ぐアルセリアに声をかける男性もいたものの、あのスティングラーの家
の者だと知るとそそくさといなくなる。
聞こえてくる悪口にも辟易し、抜け出した庭で月あかりで本を読んでいると綺麗な男性に出会った。
彼曰く、家に珍しい本があると言うので、後日招待状を送ってもらうことに、男性との出会いよりも珍しい本との出会いにワクワクしながら兄と共に帰宅。
後日、届いたレオカディオ王子からの招待状に男で一つで育ててくれている父と兄、アルセリアの三人は目を剥く。
気づかぬうちに釣りあげてしまった大物をリリースしたいけど、自分もまたその大物に釣られたアルセリア。
リリースを求めるも本を読みたいという本能には逆らえず、関わっていると気づく頃にはどんどんと周りは埋められている。
呪いかと思うほど一途で一夫一妻を貫く王家のレオカディオから果たしてアルセリアはリリースされるのか。
それとも……。
カクヨム、アルファポリスに同内容を掲載しております。
タイトルを少し変更しました。また、変更する可能性はあります。
※微々たるものではありますが同性愛の表現もあります。苦手な方はご注意を。
12/09 不定期更新にしていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 18:00:00
86746文字
会話率:58%
「アレクサンドラ・ロナガン公爵令嬢! 君との婚約を破棄させてもらう!」
かつて婚約者であったアイナル王子にそう断罪され、北の豪雪地帯に追放された公爵令嬢アレクサンドラは、実は妾腹で、十歳で公爵家に召し出されるまではバリバリの山育ち。幸運な
ことに生まれ育った北の山に「追放」という名目で戻ることができて二年。名うての猟師だった祖父から叩き込まれた狩猟の知恵と技術を使い、今日も元気に獲物を追いかけていた日のことだった。自分を裏切り、ここに追放したはずの元婚約者・アイナルが目の前に転がり込む、否、転がり落ちてくる。
アレクサンドラは知っていた。自分が追放されたその後、アイナル王子は「真実の愛」を教えてくれたはずの伯爵令嬢家に裏切られ、国を乗っ取られてしまったことを。頭も性格も悪く、処刑する価値もないと判断されたヘッポコ王子は着の身着のままでここ北の原野に追放され、死ぬ覚悟も定まらずに冬になるまで彷徨っていたのだ。
過去に自分がした仕打ちも忘れ、アレクサンドラに「助けてくれ」と懇願してくるアイナル元王子。無論アレクサンドラは助ける気などなかったが、アイナル元王子は幽閉されている妹のエヴァリーナの解放と引き換えに、春になって雪が解けたら徒歩で王都に帰り、伯爵家に処刑されるつもりだと宣言した。
自分にとっても実の妹同然だったエヴァリーナのため、アレクサンドラは「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」「命令には絶対服従」を条件に、今までやられた仕打ちの復讐を兼ね、春までこのヘッポコ元王子を生きながらえさせることを承服する。
だがアイナル元王子は理解していなかった。この冬山では「自分の食い扶持を自分で稼ぐ」ことが如何なる意味を持つことなのか。そしてこの山では、アイナルのような頭も体も弱い人間は生存そのものが許されないという事実を。果たしてアイナル元王子は風雪に揉まれて成長し、春まで生き残ることができるのか。
バリバリ山育ちで口が悪い狩猟大好き公爵令嬢と、能なし、甲斐性なし、根性なしの三バカヘッポコ元王子のデコボコ山暮らし譚。反響のあった短編小説の連載化です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 12:04:06
39666文字
会話率:36%
「アレクサンドラ・ロナガン公爵令嬢! 君との婚約を破棄させてもらう!」
かつて婚約者であったアイナル王子にそう断罪され、北の豪雪地帯に追放された公爵令嬢アレクサンドラ・ロナガンは、実は妾腹で、十歳で公爵家に召し出されるまではバリバリの山育
ち。幸運なことに生まれ育った北の山に「追放」という名目で戻ることができて二年。名うての猟師だった祖父から叩き込まれた狩猟の知恵と技術を使い、今日も元気に獲物を追いかけていた日のことだった。自分を裏切り、ここに追放したはずの元婚約者・アイナルが彼女の目の前に現れる。
アレクサンドラは知っていた。アイナル王子は「真実の愛」を教えてくれたはずの伯爵令嬢家に裏切られ、国を乗っ取られてしまったことを。頭も性格も悪く、処刑する価値もないと判断されたヘッポコ王子は着の身着のままでここ北の原野に追放され、死ぬ覚悟も定まらずに冬になるまで彷徨っていたのだ。
過去に自分がした仕打ちも忘れ、アレクサンドラに「助けてくれ」と懇願してくるアイナル王子。無論アレクサンドラは助ける気などなかったが、あまりにしつこい王子の態度に「自分の食い扶持は自分で稼ぐ」「命令には絶対従う」ことを条件に渋々了承する。
だがアイナル元王子は理解していなかった。この冬山では「自分の食い扶持を自分で稼ぐ」ことが如何なる意味を持つことなのか。そしてこの山では、アイナルのような弱い人間は生存そのものが許されないという事実を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-20 12:03:01
13807文字
会話率:28%
侯爵令嬢だった私は家を出た。私を苛むことしか考えない家族を捨てて。
シオン様が何故赤い薔薇しか下さらないのか知らなかったから────。
『フレディ見て! シオン様から戴いたお花よ?』
ええ、そうね。わかっていたわ。
シオン様も
お姉様を好きになると。
でも、どうしてこんなに苦しいのかしら?
シオン様が微笑んでくださらなかったから?
お姉様が戴いたお花がガーベラだったから?
そしてそのガーベラが黄色だったから?
フレデリカは抱えた花を見る。
──それとも私にはまた赤い薔薇だったから?
姉の喜ぶ声が頭から離れない。
お花の好みだけは、お姉様とそっくりなのに。
ガーベラをいただけるのはお姉様だけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-13 11:00:00
74979文字
会話率:43%
ボクはずっと家に篭っていたいんだけど、お財布事情がそれを許してくれないの。
こんなボクを養ってくれる人がいるわけないし、だから自分で稼ぐしかない。
誰かと関わりたくなーい。他人の目がきらーい。
魔法学院から依頼された案件は、魔界
と呼ばれる外の世界を調査すること。
それをこなせば、ボクの快適引き篭もり生活の保障とさらに破格の依頼料を払ってくれる。
だったらやるしかないじゃない!
人と出会いたくはないれけど、生活のために外に出るしか、ないのです。
「あっ、じゃあちょっとカジノで一山当てれば」
「非合法なので許しませんよ?」
あーもう。早くまったり暮らしたーい。
*リメイクするためにタイトルに(旧)を付けました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-04 20:18:35
359877文字
会話率:35%