タイトル変更しました。
旧題◆許されるなら、貴方を見つめていいですか◆
モスドベリ王国の外交官を父に持つ伯爵令嬢イスクラ。
父親の右腕とも称される才女でありながら、そんな彼女には生まれついての大きなコンプレックスがあった。それでも四歳下の
可愛い妹と厳格な父、優しい母と年下の婚約者がいる日常は幸せだった。
しかしそんな穏やかな日々は両親の事故死によって一変する。
代替わりした若き王の手により追放同然にイスクラが嫁がされたのは、第一王子が駆け落ちをして政権が第二王子に移ったばかりの不安定な隣国。おまけにその第二王子は、外交の“が”の字も知らないような性格で……外交官の娘として見逃せない。
本音しか言わない外交力皆無な第二王子と、
帰る場所をなくした本音を言わない外交官の娘の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 14:05:47
143180文字
会話率:33%
全てが思い通りに進んでいた十七年間の人生。
そんな人生初めての挫折はある一人の少女に失恋したことだった。
◆◇◆
彼女の幸せを願って起こした行動。
後悔はなかった。それでも、少し誰もいないところで一人になりたくて向かった先に、一人の少女
がいた。
そして始まった彼女との時間。
中庭で過ごす時間は俺の日々の支えとなっていった。居心地が良くて、俺はその時間が好きだった。
それなのに、ある日彼女は消えた。なんの前触れもなく。
ねえ、ミスティ。俺は必ず君を見つけるよ。
※こちらは『臆病な嘘つき少女と元女誑しの彼』という短編のヒーロー視点となっております。
この作品単品では意味がわからないと思いますので、先にそちらからお読み頂くことを推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-16 20:00:00
12576文字
会話率:18%
「それじゃあ、一日にひとつだけあなたのことについて質問してもいい?」
彼といる時間を少しでも増やしたくて、私は彼と一つだけ約束をした。
◇◆◇
学園で有名な女誑しだった彼は、一人の少女によって変わった。けれど、その想いは報われなか
った。
それでも、自分の幸せよりも彼女の幸せを優先した彼に私は強く惹かれた。
だから私は今日も彼に質問するために中庭に行くのだ。自分の姿を偽りながら。
不毛な恋だと知っていた。
だって彼は今でも彼女のことが好きで、私はそんな彼が好きなのだから。
でも、彼は彼の居るべき場所に戻ってしまった。だからもう終わりにしよう。
それなのに、どうして貴方は私の目の前に現れたの―――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-09 20:00:00
13078文字
会話率:36%
☆まだ一度もヴァンパイアを狩ったことがない見習いハンターのアレックスは酒場で出会ったレイにある頼み事をするのだが。
最終更新:2013-03-22 17:03:21
13537文字
会話率:61%