二十歳の夏、友人と二人で住み始めたアパート。
毎日が楽しく、他愛のない日々が続くはずだった──
だが、ある晩から「部屋の空気」が変わった。
響かない拍手、金縛り、そして夢の中で何かが近づいてくる気配。
真っ黒な人影“黒い人”は、今夜も俺の
すぐそばまで来ていた。
これは、たった一ヶ月で終わった、誰にも信じてもらえなかった恐怖の体験談。
眠るたびに訪れる気配と共に、生き延びた夏の記憶。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-03 20:30:11
3717文字
会話率:7%
一章
花火師 更科優の作る打ち上げ花火 大柳
ニ章
仕事帰りのサラリーマンが見る大柳
三章
別れたカップルが見る大柳
四章
最終更新:2025-03-20 18:17:34
7727文字
会話率:18%
このごろ話題のチャットAI。
「おっ、これはスカイネット的なあれがあれして核戦争待ったなしだな!」との感想をいだいた私。
今、人類(を勝手に)代表した私と、
AI代表(ということに勝手に設定した)ChatGPTとの、
熾烈な頭脳戦が始ま
る――
――ええ、まあだいたい嘘なんですけどね。
なんか、ものすごい技術がいつのまにか現実化してたので、
試しにいろいろ聞いてみて、せっかくだからまとめてみたよ、てとこです。
まじめなものから、ふざけたものまで、核戦争を阻止するためにたっぷり質問攻め。
自称・人類代表による鋭くも馬鹿馬鹿しい問いに、
人工知能代表はどう答えるのか?
刮目せよ!
あ、最初はChatGPT 3.0、途中から4.0になります。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-01-01 23:45:24
4889文字
会話率:0%
国立陸奥大学に通う大学生・高槻守人は最近、妙な悪夢に苦しめられていた。
人を殺す夢だ。
それも犯罪史に残る快楽殺人犯「赤い影」と酷似した手口で……。
ストレスのせいかと思い、可愛い理系女子大生・能代臨とつきあってみるが、悪夢は消えない。
このままでは恋人を自分の手で殺してしまうかも?
そんな不安の余り、精神神経医学の准教授・来栖晶子に相談し、心理分析を受けると、彼の中に忘れ去られた過去があると判る。
9才の頃、守人は眼前で「赤い影」の犯行を目撃していたのだ。
怖いものから逃れる為には、その怖いものになれば良い!
そんな心の安全装置が働き、守人の中に「赤い影」と似た別人格が作られているらしい。
この時、凶悪な殺人は守人の幻想内に留まらず、現実世界で頻発していた。
十年前に姿を隠し、死んだと噂される「赤い影」が帰ってきたのか?
それとも、守人の中に存在する凶悪な疑似人格が、悪夢を現実にしているのだろうか?
アルファポリス、エブリスタ、ノベルアップ+にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 08:13:11
267402文字
会話率:42%
ここは南方の最前線にある飛行場。
これはこの基地で起こった少し不思議な物語。
最終更新:2021-08-15 00:00:00
2799文字
会話率:65%
大人になりたくないキミたちに贈る大人じゃない人達の青春群像劇登場!
ミュージシャンになる夢と希望を胸に上京してきた18才の牧野玉藻と愉快な登場人物たちが織り成す日常と音楽とミステリー。
主人公の牧野玉藻は秋田県能代市出身のロックとヘビメタ
ルを愛する18歳の音楽少女。そんな彼女に強い影響を与えた孤高のミュージシャン、森羅聡里と親しくなるが、ある日彼女は突然失踪してしまう。東京に行ってミュージシャンになりたい。そしてもう一度森羅さんに会いたい。そんな自らの夢を叶えるために、彼女の従姉妹である指野美咲を頼って牧野は東京に上京してくる。
しかしやってきた東京では数多くの試練が彼女を待ち受けていた。うまく行かないバイト、スランプ、見つからない森羅聡里、尽きていく貯金。苦境に追い込まれた牧野は指野の伝で株式会社レインバスで働きながら夢を追う道を選択する。そして始まる運命的な出会いの数々。
「人との出会いこそが財産になるのよ」
そんな指野の言葉を信じて牧野玉藻は夢に恋に森羅探しに奮闘する。果たして牧野はミュージシャンになれるのか、森羅さんと再会できるのか、そしてレインバスで出会った先輩社員、長畑煉次朗との恋の行方は? 少女の運命は無限の可能性を秘めて走り出す。
登場人物紹介
牧野玉藻
大主人公。秋田出身。
前髪長いショートカットに髑髏の髪留めを付けている。ミュージシャンになる夢を叶えるために上京してきた。
森羅聡里という恩人の女性を探している。性格は短気でややせっかちなどじっこ。稀に天然を炸裂させる。好物はきりたんぽ。
※この作品はカクヨム先行で配信しています。続きが気になる方はカクヨム版をご閲覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 05:00:36
435561文字
会話率:51%
学芸員の間で話題となった一枚の絵があった。鑑賞するものは、不運に見舞われるといういわくつきの絵である。
2人の男が向かい合い、左手にパレットを右手に筆を持つ絵。一人のキャンバスは写実的に緻密に対面する男の人物画を描いている。もう一人は、キャ
ンバスを絵具で塗りたくっている。抽象画のように見える。
ルフンド美術館の展覧会の後、コレクションを寄贈した実業家ドクトル氏が変死体で見つかる。
2人の画家の絵を丸裸で抱きかかえ、両指が切断されていた。
警察の捜査もむなしく未解決事件となり、
この日を境に陶板の複製画のみ展示されるようになった。
時を同じく、大地震に見舞われ恋人の家に避難した藤岡は、倉庫からある手紙を見つけ出す。
手紙には「真相を解き明かしたものには、私の所蔵する全ての絵を譲る ドナルド・F」と書かれていた。
一枚の絵を巡る数奇な物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 23:11:29
2954文字
会話率:35%
先の大戦より後、疫病、テロリズムの横行、人口の減少など様々な要因によって各国の国力は疲弊し、もはや国としての機能を果たせなくなった。そんな中、国に代わりに人々の安全保障や生活・社会インフラ等の都市運営機能を担う行政機能代行企業が台頭し、多く
の企業国家が生まれていった。
民間軍事会社「大神コーポレーション」が管理する都市「大煌」もその一つである。
高層ビルが立ち並び、喧騒の絶えない大煌の中でも特に富裕層の住居や企業の本社が集中するエリア3では、2年ほど前から奇妙な傷害や殺人事件が起きていた。人々の不安はやがて一つの都市伝説としてネット上や口づてで広がっていった。曰く、人知を超えた力をもつ人ならざる人が、この混沌とした街に紛れ込んでいる、と―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-05 23:52:14
7822文字
会話率:33%
藤原秀郷の落とし種・千方は母の実家である武蔵の草原で育っていたが、十四の春、突然、兄・千常が迎えに来て、下野の隠れ郷に送り込まれる。
その郷での生活は、乗馬、半弓、剣の鍛練に明け暮れる日々だったが、千方を支える古能代、そして、朝鳥初め
郎党達との絆を深める日々でもあった。
父との対面。そして、古能代と共に陸奥に赴き、安倍忠頼と出会い、新しい蝦夷の伊吹を感じる。
下野の隠れ郷に戻った日、芹菜の死を知らされる。
三年を隠れ郷で過ごした千方は、佐野に移り、ある日父から、信濃に行き望月家の内紛の解決をするよう命じられる。
無事任務をやり遂げた千方は、その報告の為訪れた、田沼の父の隠居所で、父と平将門との関わりに付いて話を聞く機会を得る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-24 12:46:10
279296文字
会話率:39%
上は王という身分を有する者から、下は地方国司、土豪、運輸業者に至るまで、盗賊を働く者が多数あり、高級貴族は賄賂と収奪で栄華を謳歌し、下級貴族は搾取に明け暮れ、その財を高級貴族に貢いで出世を図ろうとする。
平安という名とは裏腹に、これほ
ど人心が荒廃していた時代が他にあるだろうか。そこにはもはや、現在の目から見る善悪などは存在しなくなっていた。自ら自分の身を守らなければ、誰も助けてくれない。正に自力救済の世界である。
藤原秀郷の落とし種、六郎千方は、相模の山中で自家の荷駄の列を襲おうと待ち構えていた15人の男達を逆に急襲し、皆殺しにしてしまう。
男達の正体は、武蔵権守・源満仲の弟・満季の郎党と手の者達だった。
源満仲は、都では、千方の長兄・千晴と勢力を2分する下級軍事貴族。共に源高明を私君と仰ぐ兵(つわもの)である。
話は一旦、千方らの少年時代に飛ぶ。兄千常に連れて行かれた下野の山郷。千方の父秀郷とは何者か? そして、この山郷の秘密が明らかになって行く。
平将門の乱での将門と秀郷、アテルイの血を引く蝦夷の郷長・祖真紀、その息子で、将門の最期に深く関わりを持つ古能代らのエピソードが錯綜しながら物語は進んで行く。
そして、古能代の義弟であり、後の奥州藤原氏に繋がる安倍氏の祖、安倍忠頼は何を目指しているのか?
伊賀の青山に伝わる、四鬼を操る伝説の悪の将軍とこの物語の主人公との関係は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-09 12:47:03
730448文字
会話率:46%
自創作『死んでしまったわたしと、視える彼女と、孤独にさまよう幽霊たち』の外伝作品集です。後日談を扱う都合で、『死んでしまったわたしと~』の内容のネタバレを含みます。あくまで補完的な内容なので、こちらはホラー要素をあまり考えていないつもりです
。
第一弾は、真咲菊乃(まさききくの)と幽月令(ゆづきれい)の後日談の話。ノロケみたいな内容をやります。
第二弾は、月島惑(つきじままどい)と能代依織(のしろいおり)の前日譚とその後の話。令と菊乃のダークサイド的存在ともいうべき、少女の少女に対する歪んだ情念の話をやります。(※こちらのエピソード「臆病少女と憑依少女」は諸事情でミッドナイトの方に移転しました)
第三弾は、幽月令の妹の鈴(りん)の話。家族から見た幽月令の姿と、憧れとコンプレックスと諸々の話をやります。
あと、内容は未定ですが、(第二弾がミッドナイトに移る補填で)第四弾を急遽書く予定になりました。よろしくお願いします。
※カクヨム同時投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 04:50:27
13111文字
会話率:57%
「中西圭吾(なかにしけいご)」はデパートの屋上で始めて夢中になれるモノ「格ゲー」に出会った。
格ゲーを教えてくれた女子は「霧島由良(きりしまゆら」という、格ゲー界では珍しい女プレイヤーで、さらに初めて女性で格ゲーの頂点に立ったプレイヤーだっ
た。
圭吾はいつか由良を格ゲーで勝ってやろうと、いつも夢中にプレイし続ける。
しかし、格ゲー初心者の圭吾にはプレイ以外にも「コンボ」「キャンセル」といったモノから、「リバーサル」「暴れ」などといった知らない用語が飛び交う!
そして、戦いたい由良にも…………そう、実は……………
同じ格ゲー好きな小学生「能代 奈菜瀬(のしろななせ)」、由良の妹で物言いのツンツン度が高い「霧島紫(きりしまゆかり)」と一緒に圭吾は「今時の格闘ゲーム世界」でプレイし続ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-20 08:00:00
142021文字
会話率:43%
大河ドラマ ”大河兼任”
時は源平合戦の終わり。奥州藤原氏は生き残りをかけて、鎌倉へ従おうとした。義経の首まで獲ったが、受け入れられず。黄金の都”平泉”は灰に帰した。しかし北奧には、無傷の将兵があまたおり。義経や木曽の遺子が生きている
と噂を立て、鎌倉方を錯乱。統制が取れなくなった隙をつき、その男は立った。
大河兼任(おおかわかねとう)。秋田城柵に詰める、一人の大将である。
”古今の間、六親もしくは夫婦の怨敵に報ずるは、尋常のことなり。いまだ主人の敵を討つの例あらず。兼任独りその例を始めんがために鎌倉に赴くところなり”
今作は ”曽我物語外伝 奥州再乱” を編集しなおしたものです。いずれ今作を含めて大河兼任の生涯を書きたいと考えています。ちなみに ”松島” とは宮城県の松島町ではなく、青森県五所川原市の松島町です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 22:10:04
4068文字
会話率:5%
安東愛季、出羽の戦国大名である。
”北天の斗星”と評された彼の人生を描く。
最終更新:2018-03-26 21:05:44
38332文字
会話率:27%
俺はバイクで能代のあたりを走っていた。首都圏(つまり都内ではない)から何日かかけてここまで来た。長期休暇をせしめたのだ。舌打ちする上司の苦い顔を思い浮かべながらニヤリとする。
だが、彼奴の呪いだろうか?数日前からエンジンから変な音がする
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-10 14:00:25
2713文字
会話率:12%
アメリカメタル音楽界の奇跡と言われたメタルバンド「MORE IMPORTANT」。3作目のアルバム発表と同時に解散を発表し世界のメタル音楽界の話題を掻っ攫ってから3年後。MORE IMPORTANT元メンバーであったドラマー鈴谷斗真は、同じ
く元メンバーであるギタリスト五十風奈緒(女の子が好き)と能代藍(女の子が好き)と共に日本で新たなバンドを結成すべく活動を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-09 02:33:28
1100文字
会話率:53%