粘菌は馬鹿じゃない。
いや、むしろ賢すぎる。
俺はそれを長年の研究で知っていた。
モジホコリ──粘菌の一種。単細胞生物でありながら、迷路を解き、最短経路を導き出すことができる奇妙な生き物だ。人間のような脳を持っていないのに、最適解
を見つける。これは生物学的にも計算論的にも説明のつかない現象だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 22:04:58
1758文字
会話率:17%
粘菌生命体『フラウ』に侵略された地球で、命を賭して戦う者が居た。
戦闘用アンドロイド『ファウスト』。そして、彼らを指揮する、『コンダクター』と呼ばれる人間たち。
人工島『第19エデン』で育った少女、アサミ。
アサミは、齢10にして
コンダクターとして軍に採用された逸材であったが、回される仕事はもっぱら敗戦処理。負けるのが確定している拠点の防衛や、拠点の放棄作業だ。
フラウによるエデンへの侵攻を受け、偶然生き残ったアサミは、一人の不思議なファウストと出会う。
心を持たず、喋ることも出来ないはずのファウストは、まるで人のように喋り、そしてアサミにとあるお願いをする――
彼との出会いが、これまで指揮してきた存在について考え直す機会となったアサミは、一人のエースナンバーを持ったファウストを指揮する機会に恵まれる。
彼に付けられたエースナンバーは、仲間を殺してでも生き残るという蔑称、『アグレッサー』であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 16:23:22
110432文字
会話率:49%
世界は突然崩壊した。突如として現れたunknownによって世界各国は滅びるか、規模を縮小するのを余儀なくされた。それはここ日本も例外ではなかった。
最終更新:2023-09-26 17:29:54
23054文字
会話率:61%
目玉のみで覚醒した私と、自分を粘菌と言う粘性体との融合から始まる転生物語。
最終更新:2023-02-24 07:09:21
416223文字
会話率:37%
かつて兄弟であった人類と樹木。しかし樹木たちの必死なサインも空しく人類は森林を減らし、異常気象を招き共滅に向かっている。事態を食い止めるために、樹木たちは眠れる偉大な南方熊楠の脳「KUMAGUSU」に白羽の矢を立てて願いを託す。宇宙脳と繋が
り目覚めた「KUMAGUSU」は、彼の言葉を伝えるために人間の娘で、かつて樹々と共にあった一族「名草」の子孫の娘みわを見出し同調する。「KUMAGUSU」は粘菌たちを向かわせて森林開発現場や企業などを覆い機能不可能とさせてしまう。それでもまだその意味がわからない人類。粘菌たちは遂に国会も官庁も覆いつくす。世界中が注目する中、みわと、みわの理解者であり協力者となった植物生態学者の脇坂とは、「KUMAGUSU]のメッセージを通訳するのだが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 23:01:03
7063文字
会話率:9%
黙示録の最終戦争は実際に起きてしまった……そして、人類は一度滅亡した。
だが、もう一度世界は創生され、新しい魔法文明が栄えた世界となっていた。
ところが、そんな中、冷凍睡眠されていたオレはなんと蘇生されてしまったのだ。
オレを目覚めさ
せた超絶ボディの超科学の人工頭脳の超美女と、オレの飼っていた粘菌が超進化したメイドと、同じく飼っていたペットの超進化したフクロウの紳士と、コレクションのフィギュアが生命を宿した双子の女子高生アンドロイドとともに、魔力がないのに元の世界の科学力を使って、マンガ・アニメを蘇らせ、この世界でも流行させるために頑張る話。
そして、そのついでに、街をどんどん発展させて建国して、いつのまにか世界にめちゃくちゃ影響力のある存在になっていく物語です。
【黙示録戦争後に残された世界観及び設定集】も別にアップしています。
よければ参考にしてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 02:29:26
830175文字
会話率:43%
魑魅魍魎が跋扈する日本において、数百年に渡り妖怪退治を生業にしてきた神邊家。その神邊家の現当主である神邊裕也は退治屋の才能がまるでなかった。そのせいで裕也は四人の子供たちと神邊に集う退治人から疎まれ、蔑まれ肩身の狭い日々を送っていた。
そんな裕也は両親の墓参りの帰り道、地球外生命体の乗る宇宙船と交通事故を起こしてしまい瀕死の重体になってしまう。異星人の法で外惑星の生命体を傷つけることは極刑に架せられるほどの重罪であったため、宇宙人たちは自星の最先端テクノロジーを駆使してナノマシンを合成した特殊な粘菌を用いて、裕也に治療を施す。
裕也に施された粘菌は彼の体組織を復活させたばかりでなく、地球人の何倍もの身体能力と特殊機能を授ける。それは本来、霊能力でしか太刀打ちできない妖怪にも物理的な干渉を許すほどの絶大な力となった。
その力を使い、裕也は十数年間のうちにすっかり失われてしまった父の威厳を取り戻すために奔走する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 12:00:00
71406文字
会話率:32%
異世界召喚ワンパン系博物学ダンジョンもの。
大陸最大級のダンジョン“刳岩宮(こがんきゅう)”によって空前の繁栄を遂げる欲望の都、ルーストリア王国ティルトワース郡。ここに一人の男あり。
異世界よりこの地に訪れ、史上有数の魔力を持ちながら、
栄誉栄達にはなんの興味もない男。
ちっぽけな昆虫の生態や、木の肌に生えるコケにしか興味を惹かれぬ男。
博物学者にして迷宮の奇人。彼は今日も、自らの好奇心を満たすため、迷宮に潜る。立ちはだかる障害を、一撃で粉砕しながら。
人は彼をこう呼ぶ――粘菌術師、吉良ハガネ。
*セルバンテスにも投稿中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 08:00:00
232750文字
会話率:47%
技術が進歩し、量子コンピューターやサイバネティックスなどと共に、特異な粘菌とナノマシンを組み合わせたテクノロジー『ミクソガストリア・グレイルウム』――通称『グレイル(聖杯)』が普及した2025年。
最先端技術とその研究機関が集まる日本
の都市『陣界市(じんかいし)』の中心で、突如竜型の巨大ロボットが姿を現す。
最先端技術の塊である"竜"に対して為す術も無い日本は陣界市を隔離。
一方、米軍は"竜"の制御を企み、国連は"竜"の回収を計画。
屈強なサイボーグばかり採用する民間軍事会社『フィクス・アウレア』は、目的のために兵士を送り込む。
陣界市で暮らすごく普通の少年『東郷(トウゴ) リシン』もまた、些細なきっかけから"竜"を巡る大きな争いに巻き込まれてしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-21 15:00:00
17408文字
会話率:45%
マッドサイエンティストを目指す女子高生・水沢茜は、気が付くと遙か未来にいた。月が数十倍の大きさに見え、空の半分近くを覆うほどだった。おかげで地球環境は壊滅的な被害を受け、人類は滅亡の危機に瀕している。それは〈魔女〉と呼ばれる悪の科学者集団の
仕業とされ、何とか魔女を打ち倒した人々は科学を恐れることになり、優れた知識を持つ者は魔女狩りにあう始末だった。
これはマッドサイエンティストの卵として、何かをしなきゃならない!
何事も前向きなアカネは機械の修理屋を営むことにしたが、当然のごとく魔女や魔女狩りの陰謀に巻き込まれていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-10 20:05:53
225887文字
会話率:49%
世界が何個もある現実のIFの世界
空を見上げれば外世界が見える
世界が違えば考えが違う、思いが違う
何のために戦うのか
絶望を味わうのか
なにも分からない
ただそれだけの世界
最終更新:2020-04-19 00:47:04
2561文字
会話率:24%
【書籍】『ボクは絶対にひっかからない!』(ポプラ社)刊行記念小説!
中学二年生の浦部裕輝は、元々重度な中二病を患っていたが、『とある事件』がきっかけで中二病を克服し、笠谷佳鈴という彼女もできた。
しかしクラスの人気者である佳鈴と、窓ぎわ
でいつもボッチな自分とでは、明らかに釣り合っていない。
もちろん親友以外の誰にも自分たちのカンケイを話せるはずもなく、「本当にこのままでいいのか」と不安な毎日を送っていた。
そんなある日のこと。
『深夜になるとみなみ公園ですすり泣きが聞こえる』とクラスの女子たちがおしゃべりしているのが耳に入った。どうやら幽霊のしわざなのではないかということだ。
大の幽霊嫌いである裕輝にとって耳をふさぎたくなるような内容だが、あろうことか佳鈴がこう宣言してしまったのだ。
『なら、わたしが幽霊の正体を確かめてくるよ!!』
と……。
こうして裕輝はいやいやながら、佳鈴とともに深夜のみなみ公園へとおもむく。
そこで遭遇したのは、幽霊……。
ではなく、地面を這いつくばって観察している奇妙な高校生、『粘菌探偵』こと、日影シメジだった――。
果たして彼らは『みなみ公園の幽霊』の正体をあばくことができるのか!?
『ボクは絶対にひっかからない!』(ポプラ社)に収録される二作品、
たまり先生著『粘菌探偵、日影シメジの推理ノート ~事件の謎はすべて粘菌が教えてくれる?~』、
友理潤著『少年少女に告ぐ! 黒板に落書きをすることなかれ!』
のコラボ!
是非、お楽しみください!
※この作品だけでもじゅうぶんにお楽しみいただけます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-08 12:00:00
10772文字
会話率:32%
『ボクは絶対にひっかからない!』(ポプラ社、2019年3月8日発売!)刊行記念のコラボ小説企画!
たまり先生の『粘菌探偵、日影シメジの推理ノート』「ボクは絶対にひっかからない!(収録作)」と
拙作、『「クラスメートA」を探せ!』「犯人はキ
ミだ!(収録作)」、『「怪盗X」を捜せ!』(「ボクは絶対にひっかからない!(収録作)」)の登場人物達がコラボした小説です。
・本作品だけでも楽しめる短編となっておりますが、上記の作品を全て読んでからの方が、ニヤリと出来たりして面白いかも知れません。
<あらすじ>
図書室に勢いよく飛び込んで来た女子高生のリファレンスの内容は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-08 06:06:11
3618文字
会話率:37%
日向彩(ひなた・あや)の幼なじみ、日影シメジは『粘菌』をこよなく愛する変なやつ。元気少女の彩と「粘菌マニア」の日影シメジのコンビが、学園で起こる小さな事件をネットリとした推理で解き明かします。
「事件の謎は、すべて粘菌が教えてくれる!」「
くれるの!?」
★ 学園×謎解き×粘菌(!?)のキャラクターミステリー
★ 全3話の短編で、3/25まで1話ずつ公開します。
★【たちまちクライマックス! 創刊記念! ポプラ社 恋&謎解き学園ショートストーリーコンテスト応募作品】です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-25 16:10:33
12094文字
会話率:46%
有史以来、超能力者が存在した地球。
その世界で、大日本帝国の生物学者の卵であった青年、清宮(きよみや)・一二三(ひふみ)は、兵士として駆り出された第二次世界大戦時の戦場であるパプアニューギニアの森の中で、奇妙な黒い粘菌状の生物を見つ
ける。
その生物を日本へと持ち変えることに成功した一二三は、日本でその生物を研究中、ちょっとした実験のふとした失敗が原因で、その生物に寄生され、融合してしまう。
そして、この生物の力により、超能力を身に着けることになってしまった一二三は、ひょんなことから銀行強盗を捕まえてしまったことが切欠となり、人知れずヒーロー活動を行うことになる。
そうして始まった一二三のヒーロー活動は、やがて、超能力者と普通人の差別と迫害の歴史に一石を投じる大きな出来事となり、世界を変えるほどの大きな波乱を巻き起こすことになる。
これは、後に世界で最も有名にして無名な日本人と呼ばれることになる青年の、人知れぬ闘いの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-26 18:43:48
31702文字
会話率:18%
私が生まれて初めて対峙(退治ではない)することとなった魔物は、ブロブでした。日本では「スライム」と言った方がなじみが深い魔物でしょうか。
私は出会いました、ブロブといういとおしい生物に。生涯をささげてもいいと思える、愛玩動物(ペット)に
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-06 16:00:00
3140文字
会話率:0%
捕まえてみましたシリーズ第一弾。これ以降出るかわかりませんが。
※ブログにて掲載もしています
最終更新:2013-01-03 16:28:41
607文字
会話率:38%