半獣半人。
と言っても、体の半分が人間で、半分が獣という訳ではない。彼らは時折、人間に姿を変える。そして時折、超常の存在としての姿を現す。
四つ足獣、鳥、魚、虫。その姿は色々だ。人間は自分が知る生き物の中からそれに最も姿の近いものを選んで、
「人狼」とか便宜上の呼び名を付けたが、「姿が近い」というだけで、それらが別種の生き物であることは、一見して分かる。しかも獣人は、人の姿でない時はおしなべて巨大だ。
中には人の知るどの生き物にも似ておらず、独自の名前を与えられたものもある。
そして彼らは人間《ひと》の知識では説明のつけられない、超常の力を持っていた。
時々彼らは人間の姿で、人間との間に子供を成した。
だがどういう訳だか、彼らは人間《ひと》との間に生まれた子供は、育てなかった。
それが彼らの習性なのかは分からなかったが、彼らは人間との間に生まれた卵は、人の世界に捨てて行った。
ある日奴隷の少年ナギは、それと知らずに、うっかり竜人の卵をかえしてしまう。
想像もしなかったのだ――――――――――――――――卵が四角いなんて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 08:47:02
461405文字
会話率:15%
チートな魔法能力を持つ竜人少女は、残念ながらストーカー気質だった――生まれて初めて「優しさ」をくれた美麗な青年に一目惚れした少女は、青年の『影』となりストーキング、不法侵入、覗き見、盗聴と魔法を駆使してやりたい放題!
この話はストーカ
ー行為と青年の助けになること以外にはチート能力を使いたがらない少女と、魔法とメンタル以外は大体チートな青年が仲間達と協力しつつなんやかんやで違法組織を殲滅する物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 12:21:27
315217文字
会話率:44%
昔、とある渓谷の底の竜人族の村に、クラファトという少女がいた。
彼女は大変気が強く、諦めの悪い少女で、しかし同じ竜人族の子供の中でも頭が悪く力も弱いために、いつも周りの子竜たちからいじめられていた。
ある日、そんないじめっ子たちを見返
してやろうと思い立ったクラファトは、村の掟を破って、村の近くに広がる森を抜けて、外の世界へと旅立とうとする。
しかし、そこでひょんなことからのちに彼女の魔法の師匠となる魔法使いと出会い、一旦は森から出ようとするところを止められるも、紆余曲折あって魔法使いも同行し、共にいじめっ子たちを見返させるほどの強さを手に入れるべく旅に出ることになる──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-07 00:52:07
12096文字
会話率:22%
昔から身体が弱かった鈴奈。その日も普通に寝て……起きたら異世界でした。『えっ、ウソ、なんで?』「きゅ、きゅぅ、きゅっ?」……………人間じゃなくなってるし⁉︎一体何が起きた⁉︎色んな事情に巻き込まれて、異世界でドラゴンになっちゃった少女が色々
頑張る話。基本コメディ。時々シリアス。主人公はアホの子……じゃないかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-24 00:22:23
17312文字
会話率:42%
ーーーー異世界って、思ってたよりサバイバル by主人公・會田ムサシ
引きこもりニートの主人公、會田ムサシは、ギャルゲーを終えて、コンビニに行こうと部屋の扉を開けたとたん、異世界へと召喚された。
石造りの壁。蝋燭が立ち並ぶ薄暗い部屋。
そ
こには一人の老人が座っていた。老人の名はメーロン。彼が言うには、この世界は狂暴な竜が暴れ、生き残った人類は自分だけだという。
ムサシは、人類の復興と、竜を退治する救世主として、召喚されたのだった。
ムサシの従者となった魔導兵器エバ。そして砂漠でであった、人間とは似て非なる種族、竜人族のエルアと共に、ムサシは異世界を救うため、そして、元の世界に帰るために竜と獣が跋扈する異世界へと旅だったのであった。
聖書の最初の人類を下地に進んでいくストーリー。
ムサシ(アダム)が食べる禁断の果実とはなにか。
その果実を食べて、彼が知るものとは?
ライトノベル風な文章で展開していくアダムとエバの物語。
少しだけ、約束の地の物語も入っています。
カクヨムにも掲載しています!
※本文に引用・改変されている旧約聖書は1955年発行の口語約旧約聖書を元に執筆しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 14:14:51
162270文字
会話率:50%
謝罪──非を認め、相手に許しを請う行為を指す。
相手に許しを請う際には何をすればよいだろうか? 「すみません」と言えば許してもらえるだろうか、頭を下げれば許してもらえるだろうか、それとも、土下座? さて、謝罪の本質とは一体どこにあるのだ
ろうか……?
クレーム対応の仕事をするサラリーマン松尾春生、二十一歳。高校卒業後、数年に渡って、営業三課、通称クレーム対応係。数々の理不尽なクレームに対応する生活の中で、春生にとって、謝罪という行為は勿論のこと、人の為に謝るといった行為さえも、日常の中に染みついたものとなっていった。
しかし、ある日、彼は異世界へと転移してしまう。異世界の社会において、彼の謝罪は通用するのか。謝罪で異世界を駆け抜けることはできるのか。
そんな異世界で出会ったプライド高き竜人少女剣士ヴィルは、春生と正反対の全く謝れない女の子。彼女に対して春生はどう接していくのか。
謝罪一本で戦いぬく謝罪系異世界ファンタジー。頭ペコペコ下げる系の格好良さとは程遠い位置にある主人公。繰り出される謝罪は和の心……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-30 20:29:04
107436文字
会話率:40%
何の因果か竜に見込まれ、異世界らしき所に引き込まれてしまった高校生、沙紀。「知の支配者」と呼ばれる美青年や、本物の王子様とともに、世界最強の存在である竜をめぐる大冒険が始まる。歴史とSFをベースにしたファンタジーという方向性です。今のところ
は古代ローマ風の歴史物を読むつもりでどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-24 21:31:39
50206文字
会話率:28%