福耳を持つ男がいた。その福耳は顔面程にでかく、象のようだった。
最終更新:2025-01-21 22:43:41
1835文字
会話率:0%
ある朝。洗面台で顔を洗い終えたおれは驚いた。耳たぶがやや膨れ、少し伸びていたのだ。
膿でも溜まっているのだろうかと思ったが引っ張っても痛みはない。おまけに両耳だ。二次性徴なんて年齢でもない、名実ともにおっさんなのにどういうことなのかと鏡
の前で首を傾げたが、おれはおっさんのそれらしく鈍感さを発揮し、ひとまず気にしないことにした。
だが、周りは違った。時間の経過とともにおれの耳たぶはどんどん伸びていき、またどういうわけか周りの人々の態度が柔らかくなっていったのだ。
おれは自分でも言いたくないが、まあ顔が良いほうではない。だが、耳たぶが伸びたことによりバランスが取れ、黄金比に近づいたのかわからないが、とにかく同僚や上司、さらには営業先の人々からも可愛がられるようになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 11:00:00
1613文字
会話率:0%
耳国に住んでいるやや子はとても貧相な耳のもち主である。この国では自由恋愛及び自由な結婚というのはなく全て耳を基準に決められる、当局に支配されているのだ。やや子は浮かないながらもある日、耳お見合いの日を迎える。相手はなかなかかっこいい耳の持ち
主だったが、やや子はなぜかいちいち微妙なところで自分のこだわりを優先してしまい、一瞬スムーズに進みそうに見えるのにつかえてしまう。そうして別れた後、耳全体が魔法のようにうずまいている「くるくる耳」の持ち主に出会った。彼の名はワタル。二人は耳コンプレックスどうし、話すようになり、気があった。しかしこの国では自由恋愛禁止。ふたりは、情けない耳どうし、共に逃げようとしたかったが、港まで来たところで秘密警察につかまってしままう。警察長は、なんとやや子がお見合いを断った「耳恰好いいくん」。彼は、二人をじっと見て、そっと港の門を通した。二人で逃げられる! だが、やや子はどうしてもできなかった。(了)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 19:15:50
26087文字
会話率:38%
悪に染まった勇者がその力を奪われ、死ぬこともできない呪いを受け、罰を与えられ続ける。
そんなある日、罰を受けている悪徳勇者の元に、王からの命を受けた兵が来て、魔物討伐の道案内をするよう命じられる……
重い、ダークな話になる予定。
最終更新:2023-12-05 07:44:47
91695文字
会話率:31%
上司の鼻毛が気になって仕方ない、とある男の話。
更新は適当。長く続ける予定はなし。完結はちゃんとするつもり
最終更新:2019-05-22 07:59:49
11532文字
会話率:15%
高校生のいじめられっ子が不思議な力を得て、いじめてたクラスメートに強烈な、相手の心をへし折るきっつい、しかしどこか奇妙な仕返しをする。他のどうでも良い要素は極力排除。
※更新は週4か週5くらいのペースでいきます。日曜日はお休み。
※一
応、敵はカタカナ、味方は漢字で名前を表現してます。登場人物を覚えるのが面倒な方の助けになれば……と言う事で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-27 21:00:00
118164文字
会話率:42%
翼はないけど、空は飛べるよ。
プロペラ猫は、今日もゆく。
最終更新:2023-07-25 07:00:00
226文字
会話率:0%
緊張する台湾情勢の架空未来
最終更新:2021-11-08 06:43:51
1020文字
会話率:0%
コンプレックを笑ってしまったばかりに、、
最終更新:2021-10-03 11:16:13
545文字
会話率:23%
朝起きるともう一人の自分が、、
最終更新:2021-08-24 07:00:00
704文字
会話率:38%
僕の学校の技術の先生は、元アスリートという話にたがわない、立派な体格を持っている。だが女性だ。
仕事柄、校内ではジャージ姿が多い。そして彼女の身体的特徴として、まれに見る福耳だったことがあげられる。
しかも半月ほど学校に通ううちに「先生の耳
たぶが長くなっている」という噂がささやかれるようになって……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-27 21:00:00
3581文字
会話率:3%
私立喜春高等学校、創立40周年を迎える勉学や部活動が活発なごく普通な共学校。
生徒数は1000を軽く超え、数々の部活や同好会があるなか、佐鳥誠二(さとり せいじ)は部活にも何も入らずのんびりと高校生活を楽しんでいた。
そんな佐鳥はある日、偶
然生徒会室と書かれた教室前を通る際に開かれた扉の中を覗いてしまう。
そこには真面目に仕事をしている生徒ではなく、腰に刀を差した少女や全身鋼の鎧を身に纏った男がいた。
生徒会役員の秘密を知った佐鳥は誰かに話すかもしれないから目が届く範囲に置いておこうという理由で強制的に生徒会に入ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-27 16:31:50
1982文字
会話率:34%
福耳が差別の対象の世界。
主人公小山田は、福耳であるがゆえにさまざまな悩みを抱えていたが。
最終更新:2016-04-29 23:16:40
17955文字
会話率:56%