《裏世界》_____
人間が生きる《表世界》とは違い、魔術や呪術といった奇怪な術を自在に操る《異能者》が暮らしている世界。この世界の守龍大陸では、五つの王国を王族が統治し、それを皇族がまとめて統治している。
そんな世界の皇族に生まれ
た水月(すいげつ)は、数百年に一度生まれるという、特別な能力を持った子供・稀子(きご)であった。
彼女の能力は史上稀に見る特殊なもので、裏世界の発展に貢献してくれる子になるだろうと皆が喜んだ。しかし、彼女はそれと共に、生涯をかけて向き合わなくてはならないものを生まれ持っていた。
稀子は生まれ持った宿命を果たせば、死ぬ運命にある_____
そんな水月が四歳を迎えた頃、皇后である彼女の母がお腹の子供と共に暗殺され、それを境に豹変した皇帝である父も一年後に亡くなってしまう。
そして、皇宮内が混乱しているこの時期を狙っていたかのように、禁忌の術によって不老長寿の身体を手に入れた異端の異能者・《愚者》が襲撃を始め、史上最も激しい戦争が始まってしまった。
この時、まだ子供だった水月と彼女の兄弟は、皇族が全滅することを恐れた彼女の祖父と祖母の計らいによって、表世界に逃がされることになる。
表世界に逃げたあと、水月は愚者の討伐のために結成された皇帝直轄の組織《龍月組》を取りまとめることになる。表世界に派遣されていたために生き残っていた三つの部隊と協力し、愚者の撲滅に向けて密かに動き始めたのだった。
これは、史上初の女性稀子・水月が、自身の宿命を受け入れ、信じる家族と共に運命に抗う、愛と成長のストーリー。
毎週月、水、金曜日、19時15分更新!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 06:10:00
47817文字
会話率:43%
かつての大戦で封印された“黒き呪”が、静かに目を覚ましつつあった。
それは、教師・朧宮或の過去に連なる“影”——そして、千歳の血に刻まれた鎖を解き放つ存在。
「君はまだ、何も知らないな」
その言葉とともに、千歳の前に現れたのは、或の兄弟
子を名乗る男だった。
黒衣の術者、失われた禁忌の術式、母の封印鏡。すべてが繋がり、ひとつの真実へと収束していく。
少女の中に宿る白狐の式神は、主の心に呼応して咆哮をあげる。
それは愛か、契約か、それとも名に刻まれた呪いか。
揺れる想いと、鼓動の熱。
ある夜、千歳は或の霊力を受け取る“口伝”の儀を通じて、かすかな恋心に気づき始める。
そして——“鎖呪の君”としての誓いが結ばれたとき、封印は破られ、過去の影がついに現れる。
君を守りたい。
そう叫ぶ声が、式神を完全顕現させ、因縁の“影”を打ち砕く。
そして迎える朝。
少女はもう、ただの器ではない。
己の意志で歩む、「呪いを断ち切る者」として——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 16:25:57
5850文字
会話率:35%
禁忌の術を操る孤独な死霊術師と、神に仕える穢れなき聖女。
出会うはずのなかった二人の道が交差した時、世界の歪んだ歯車が静かに狂い始める――。
死してなお主を守護する鋼鉄の騎士、次々と襲い来る教会の刺客、そして暴かれる巨大な陰謀の影。
プラナ
の聖なる祈りが天に届く時、呼び覚まされるのは神の奇跡か、それとも世界の冷徹な“機構(システム)”か?
魂の行方、世界の理(ことわり)、そして「神」の真実。
絶望的な戦いの果てに彼らが見出すものは、希望か、それとも更なる深淵か。
カクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:10:00
89202文字
会話率:37%
これは魔術黎明期に魔術を探求するがあまり、人として超えてはならない禁忌に立ち入ってしまった三人の罪人と決して触れてはいけない禁術の物語。
最終更新:2025-05-20 18:00:00
1895文字
会話率:0%
太古の昔神によってつくられた6つの国と、そのまわりに広がる砂漠が舞台の物語。
六神国の中心に位置するハーン国に生まれた王女エレイナは生まれると同時に母を亡くし、父からの無関心により父の妹マリシラに育てられる。
時がたちマリシラが幼馴染の婚約
者と結婚することになった。
だがその結婚式によばれた隣国の王子ダイロニアスがマリシラを見初めたことからこの世界の均衡が崩れ始める。
罠に嵌められ愛する夫を殺された彼女をダイロニアスの追手から逃がしたエレイナだったが、王子の従者である黒魔導士によりマリシラは殺されてしまう。
それから4年後、マリシラに似て美しく育ったエレイナを手に入れようとダイロニアスの軍はハーン国に攻め入る。
絶体絶命の中エレイナは自身の命と引き換えに禁忌の術で彼らを亡ぼすが、彼女が再び目を覚ますと時間を遡り過去の世界に戻っていた。
エレイナは過去の記憶と新たな計略を以て未来を変えて見せると決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 12:15:46
177692文字
会話率:39%
人間と魔族の長年に渡る戦いは、今終わりを告げた。
勇者の強烈な一撃が魔王の身体を切り裂き、人間の勝利を勝ち取ったのだ。
世界の英雄として称賛される勇者アリア。
そんな彼に待ち受けていたのは、人間、いや、王国の裏切りであった。
人間の王はア
リアという『個』が強力な力を持つことを恐れ、禁忌の術を使用することで自身の忠実な下僕にレベルを分け与えた。
レベルが最低の1となり、国から命を狙われることとなったアリアは王城の地下室で捕らえられていた淫魔の女王と接触し魔族の城、魔王城へと足を踏み入れることとなる。
そこには、以前倒した筈の魔王が幼女の姿で転生しており、世界最強の二人は、世界最弱となって再会。
勇者は「自らのレベルを分け与えられた者たちを全て倒す為」に。
魔王は「自身が討たれた事で混乱する魔族たちを沈静化させる為」に。
お互いに手を結び、自らの過ちを精算する贖罪の戦いを実行することにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 23:44:01
19872文字
会話率:44%
その騎士の剣はすでに捧げられていた
"私"は自分を蔑んでいた異母弟を破滅させ、その近衛だった騎士を手に入れる。
だが、"私"は騎士の心を傷つけ、その深く澄んだ目を歪ませることしかできない。
そして
"私"は黒魔術師に禁忌の術を命じる。
ーーー
シリアスものです。
カタカナ固有名詞なし。
主人公は美形という1点だけ外さなければ、登場人物の容姿、性別などは、ご自由にご想像ください。
ちょっとこれまで書いたことのない感じになりました。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 19:00:00
7566文字
会話率:44%
エイリスは魔王の生まれ変わりを監視するべく禁忌の術で生まれ変わった元勇者である。しかしある日、その元魔王から破棄前提の婚約を申し込まれた。
これは中身ジジイな似非氷系貴公子(元勇者:記憶有)と趣味命な公爵令嬢(元魔王:記憶無)の、偽装婚約か
ら始まるラブコメになるかもしれないお話。
※カクヨムさん、ハーメルンさんへも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 18:00:00
125901文字
会話率:34%
戦士ヨハンは、あるときパーティーの仲間から追放される。
これといった長所もない凡庸な戦士だと思われていたヨハンだったが、かつて師から毒魔法を伝授されていた。
ヨハン以外使えないその魔法によって彼は新たな場所で頭角を現していき、逆にかつての仲
間たちは失ったものの大きさも理解できず、苦境に立たされる。
しかし、毒魔法は世界中で禁忌の術とされていた。使い手であることがバレれば、即刻処刑されてしまう――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-16 19:03:42
197799文字
会話率:43%
~人生のやり直しはいつからでも、いつまででも、何なら死んだ後でも大丈夫!~
年老いた魔導士が死んだ。自分の死体を眺め、野心に燃えた若い頃を思い出す。神殿の封印されていた禁忌の術を見つけ、国を欺いた罪。隣国へ命からがら逃亡し、森の女に救
われたこと。彼女に相応しい自分となるため、代々伝わる名前を捨て、神殿の悪を正すべく奔走した日々。
貴族出身のエリートという矜持に縛られ、魔術の優秀さだけで己の人生を強引に歩もうとした通称「爺様」こと「熊の縫いぐるみ乗っ取り犯」の回顧録です。
芽芽(主人公)目線の『四大精霊の愛し子 ~自慢の家族はドラゴン・テディベア・もふもふ犬!~』(https://ncode.syosetu.com/n5089ds/)の番外編となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-06 22:49:20
46079文字
会話率:28%
両魔、すなわち魔術と魔族の誕生により、民族的神話と新興の救世的宗教世界は崩壊した。大陸東方に現れた魔族らはたちまち人類世界を削り取り、ついにはユグドラシル連合王国を残すばかりとなった。
それでも人類が滅亡せず、戦い続けられる理由は魔術を体
系化し、規格化された魔術軍を実現した英雄ミクシィアの貢献によるものであった。「始まりの勇者」はミクシィアの理論の正しさを世に示し、その理論を元に組織された魔術軍は魔族の侵攻を遂に止めることに成功したのだ。
しかし、戦争が膠着し、人類世界と魔族世界の境界線がハッキリしてくるとミクシィアの教育方針は「才能を摘む」ものであるとして非難の対象となる。特に新しい世代からの批判は強く、ついにはミクシィア降ろしが連合王国の意志となった。
ミクシィアは思う。
「新しさ」はときに「正しさ」よりも評価される。俺はたまたま成果を残すことが出来た。では次の世代は?
俺が若ければ、新しければ再び評価されるのではないか?
そしてミクシィアは転生術の発動を決意する。ミクシィアだけが知る第5体系、禁忌の術式。人道に背くもの。
そして彼の取り戻す旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-27 10:04:46
2607文字
会話率:44%
大聖堂に仕える聖女にして、引きこもり干物少女でもあるクロエ。
そんな彼女がある日手にした一冊の本は、遥か昔に滅びたはずの禁忌の術、闇魔法が記されている魔導書だった。
そうだと知らずに読破してしまい、図らずして闇魔法の力を得てしまうクロエ。
だが、聖女なのに簡単な治癒魔法すら使えなかった落ちこぼれのクロエは、魔法を使えたことに大喜びし、自ら進んで闇魔法の道を極めていくのであった。
一歩も外に出たくない! こうしてクロエの引きこもり生活は、実はめちゃくちゃ高かった闇魔法適性のおかげで(せいで?)さらに充実していくことになる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 20:19:32
205322文字
会話率:45%
電車の事故で死亡してしまった青年、白鐘 鋼(しろがね こう)。
彼の魂は次元の網をすり抜けて、魔法が全てを支配する世界、グリンガルドに迷い込んだ。
時を同じくしてグリンガルドでは、傀儡魔法を司る王、傀儡王ミリオンが、自身の造った傀儡人形に
魂を入れる実験をしていた。
その傀儡人形とは、人の形はしているが、全てを破壊する力を内包した言わば人型破壊兵器。
一万馬力を越えるパワーに不壊の体。刃物に機関銃、高圧電流にロケット弾。人を殺す術をこれでもかと詰め込んだ殺人人形。
魔方陣の上に置かれた人形に、少女は持てる全ての魔力を込めて、魂を呼び込む。
求めるは特別な魂。グリンガルドの人間は殆ど持っていない、強い輝きを持つ魂。
偶然か、それとも必然か、一つの大きな魂が彼女の魔力に導かれる。
白鐘 鋼の魂が、人形に宿る。
人形に課せられた使命とは、生け贄魔法の使用者の皆殺し。
それは人の心臓を食らって膨大な魔力と快楽を得る、禁忌の術を使う者。
これは、傀儡王の自動人形《オートマトン》の物語。
あるいは、人型破壊兵器に転生した僕と、破戒少女の物語。
※カクヨムでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-27 20:32:33
122564文字
会話率:32%
「私の下僕にならない?」
魔術を根底とした文明が築かれた世界〝エルピス〟。
異世界からの侵略者である〝魔族〟は人間を遥かに超えた生命体で、瞬く間に世界を侵略していった。中でも秀でた力を持つ〝四天魔王〟を筆頭に、災厄の時代へと突入した。
そんな中、四天魔王の一人であるイグナーツ=エフェンベルクが人間に捕らえられた。
相手はティネと名乗る幼い少女。彼女はこの世界でも数少ない〝魔草薬師〟を名乗り、四天魔王の一人を我が下僕にせんと交渉する。
彼女が人質にしたのは、イグナーツの本体。
魂だけ抜き取り、変哲もない人間の中に埋め込まれられたのだ。
無力化された、歯向かうことも出来なくなった魔族は、少女の野望成就に力を貸すことにした。
魔族ですら生み出せなかった、禁忌の術の開発に……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-25 07:45:59
76584文字
会話率:49%
闇術・・・それは生命、を糧とし魔法として放つ禁忌の術
小学生の頃から今日まで闇術に全てを捧げてきた・・・
青春も闇術についやし彼女なんて出来るはずもなかった
そんなこんなで、もう18歳、大人に近づき闇術の探求を諦めようと最後の儀式を開始
すると・・・
なんと儀式に成功し悪魔の召喚に成功する・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-22 12:31:23
1189文字
会話率:44%
天災の賢者、デザストルはダンジョンコアとの戦いで禁忌の術を使い、勝ったものの記憶が消滅。しかも賢者、デザストルがそこまで知られていない場所に転移してしまう。
転移先でドワーフの娘、リュリスと会い、リュリスのお爺さんの鍛冶屋で働く事になり、金
槌を振るう。だがしかし、ひょんな事から賢者だと発覚!?
彼はこの人生、どう生きるか......。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 19:34:46
4136文字
会話率:52%
妖精は親に
人間は“残酷で傲慢で下劣なやつ”
だと、何度も教わります。
そのことから、最悪の悲劇を生んだ妖精と人間の物語。
最終更新:2017-02-20 20:33:46
1981文字
会話率:28%
不運にも大切な人を失い、生きる意味を見失ってしまった少年
ある日、いきなり異世界に飛ばされる。
そこは魔物などが平気で徘徊している世界、安全確保のために少年は魔法学園に編入することになる
そこで、かつて死んでしまった大切な人と似た女性と出会
う。
混乱しながらも、生活に徐々に適応していく少年
しかし、元の世界で起こりえないような事件が理不尽にも少年を巻き込んでいく…
基準がすべて違うこの世界で少年は何を失い、何を得るのか。
そして、禁忌の術【蘇生術-revival-】の謎とは…
――――これは
理不尽に抗い、乗り越える。少年の物語―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-02 01:04:58
5503文字
会話率:24%
魔族と人間の戦いの最中、己の死を悟った暗黒騎士は最後の賭けに出ることにした。
その名も『転生召喚』。資質ある異世界の人間を召喚し、己の全てを継承させる禁忌の術である。
――しかし、実際に呼び出される側にとっては堪ったものではない。
こうして呼び出されたセイヤは自分の現状に絶望し、激昂した。
だが彼の異世界生活は一人の少女との邂逅により大きく動き出す。
それは暗黒騎士の妹にして魔王の娘。そして世界最強と謳われた勇者の宿敵だった。
誠也は継承した暗黒騎士の力を、彼女を守る為に使うと決めた。
「例え人間でいられなくなったとしても、お前は必ず守る」
これは、互いに闇を抱えた少年少女の異世界譚である。
※勢いで書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-24 14:32:23
52651文字
会話率:32%
とある世界『アーフ』剣と魔法と魔の世界。しかしながら、その世界が発展していく背景には地球が一枚噛んでいた。白銀の世界、それがその世界での地球の名前。そして、その白銀の世界より使い捨ての『即席英雄』を呼び出す禁忌の術を生み出した赤き魔如と世界
に大いなる発展をもたらした白衣の神は、それぞれの思惑により動き出す。
その行いの行き着く先を見越して動き始めた『アーフ』に住まう4つの陣営と『本物』の英雄達、それらは捻じり、交じりて……やがて白銀の世界とアーフの黄昏へと繋がる。
2つの世界はどのような軌道を描き、どのように絡み合っていくのか……
*更新遅め、結構修正掛かるので、たまに初めから読みなおすとボリュームが増々になってたりするのはご愛嬌。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-28 21:35:21
111331文字
会話率:30%