「たとえ空っぽになっても、きっと、取り戻せるものだってある」
年を取らず、子宮に魔女を抱え、思い出を喰われる娘、ユエ。
眼窩に宿る猫の目リールーを相棒に、呪い師として放浪している──はずだったのだが、どうやら結婚していたらしい。
魔女に喰
われた、幸せだったはずの三年間。
そこにあったはずの、恋の記憶。
夫の名を聞けども、何ひとつ感じる事ができない。
一方で夫は、王太子暗殺の濡れ衣を着せられ、捕らわれの身となっていた。
過去を「なくして」しまう宿命の化け猫娘が、ひとりの命のため受けとった対価とは。
人の体に猫をまとって、化け猫ユエが降ってくる。
シリーズ前話:化け猫ユエ https://ncode.syosetu.com/n1762jm/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 19:13:46
11320文字
会話率:20%
2か月後に文化祭を控えた真夏のとある日、俺こと春川辰人は世にも奇妙な体験をする。
クラスメイトで生徒会副会長の山辺泉から突然拳銃を突き付けられ、学校の地下に広がる謎の空間に連行され、そこで【裏生徒会】なる謎の組織の存在を知る。
偶然か必然か
、学校の闇を知ることになってしまった辰人は、自分の身の周りで起きる様々な事件に巻き込まれていくようになり、普通の学校生活からかけ離れた非日常の中で新たな能力に目覚めていくこととなる。
彼を最後に待ち受けるものとは一体……?
★不定期更新の予定です。
★「カクヨム」「ハーメルン」でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 23:37:09
17217文字
会話率:30%
テーブルに飾ったしゃれこうべがひとつ。
最終更新:2023-10-12 07:00:00
292文字
会話率:0%
せっかくの眼を曇らせる、色眼鏡をかけてやがるんじゃないぜ。
裸眼だ、裸眼。
最終更新:2023-05-15 07:00:00
307文字
会話率:0%
廊下に立っていた御婆さんは誰
こっちを振り返って
ふっと煙の様に消えてしまった
覚えているのは
やけにぎょろぎょろとした大きな眼窩
昔この家で
家族に虐められて亡くなった親戚がいたという
やっぱり無念は残るのか
御婆さんの霊はたまに現れて
縁側で独り寂しそうに毬を転がして遊んでいたという折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 21:42:05
2515文字
会話率:0%
全てを失い復讐に向かう男
彼の眼には何が映っていたのか
最終更新:2021-12-31 01:47:27
986文字
会話率:10%
鋼鉄の砲弾が打ち込まれる海上戦で、甲板より留まるところのない水兵たちは、いまだ進化のない生身であることを凝視したものです。
最終更新:2020-08-04 10:07:16
1248文字
会話率:0%
独白———。
それは魂の躍動、ほとばしる血潮の渦流。
またはさんざめく命の軌跡、麗しき言葉の泉のほとりのさざなみ、あるいは深い森の中の、小鳥が飛び交う木々の枝枝の間を颯爽と吹き抜ける風に揺れる一枚の木の葉を食べる小さな芋虫めがけて飛びかかる
鳶にかつてお昼ご飯をさらわれた少年の悲しみの叫びを遠吠えだと勘違いして共鳴した犬の飼い主の家の壁に塗り込められた白骨の眼窩にはめ込まれた古い義眼を作った職人の娘の持っている財布に入っている外国のコインを運んだ商船の甲板で大きく伸びをする出稼ぎの男の故郷の空に浮かぶ月。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-15 07:37:50
1780文字
会話率:25%
幼いころに見た色に私の心は奪われた。
その時に生まれた私の特殊性癖は、私の人生を大きく左右する。
だって仕方ないじゃない。好きなんだもの。
目に関しての特殊性癖注意。
例のごとく自サイトにも投稿有り。
R15は保険。
最終更新:2018-01-16 22:57:56
10288文字
会話率:40%
男は言った、その瞳が母に似ているのだと。そして女の眼窩が抉れるほど何度も裁ちバサミを突き立てた。それからおよそひと月後、女の遺体は盗難車のトランクから発見された。
最終更新:2016-06-27 21:46:46
4423文字
会話率:26%
今朝も知らないベットで目を覚ます。どうやらここは孤児院で、わたしは身寄りのない小さな子供らしい。過去の記憶を探そうと、眼窩をえぐって中の脳みそに手を突っ込んで見る。小さな肉の石しか出てこない。わたしを取り巻くいろんな人たち。天使に悪魔に先
生に妹、それから変態のパンツ学者の小野寺。わたしはいったい誰なんだろう。……孤児院で起こった殺人事件に、解離性障害の少女が巻き込まれていくサイコミステリ。二○十二年五月執筆。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-27 18:00:00
83288文字
会話率:51%
色の無い部屋で骸骨は一人酒を飲んでいる。渇いて仕方の無い喉を潤すために。快感をもう一度味わいたいがために。手元が狂い、顔面に酒を零した骸骨の眼窩から、涙のような葡萄酒が一筋流れる。
最終更新:2013-02-21 22:55:53
460文字
会話率:0%
少女は今朝も知らないベッドで目を覚ます。昨日のことは何も覚えていない。頭のどこかに記憶が残っているのかと思って、瞳から指をつっこんで直接頭の中を探る。眼窩からようやく出て来たのは小さな天使で、そいつもすぐにカラスに食われてしまう。記憶につ
いて一旦諦めた少女が庭先で絵を描き始めると、とんでもない少年が彼女に話し掛けてきた。
小さな孤児院で起こった殺人事件に、記憶をなくした少女と一風変わった少年が挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-20 23:48:55
27084文字
会話率:45%