直方体 小説家になろう　作者検索

「ちくしょう・・・座れねぇ・・・」 電車の中で思わず声を漏らす。人が密度の限界を超えてどんどんと電車の中に入ってくる。体が見ず知らずの他人と密着していく。肌が触れあう、吐息が重なる、汗が交わる。そして一つになっていく。高級なスーツを着た初老の男性、メイクのキマったキャリアウーマン、スマホの世界に没入する大学生、この直方体の地獄の中で皆が一つになる。皆が一つの汚い人塊に成り下がっていく。折りたたむ>>続きをよむ

廃れ始めた公衆電話での話

直方体が暮らす世界で生きている、いびつな形の物語、二編。／１：オウトツ　自分の形を隠すために地下に棲み、商いをしている凸の元を訪れた客は、直方体ではなく凹の形をしていた。／２：デコボコ　凸と凹から外れた欠片は旅に出る。そこで出会ったのは、完璧すぎる直方体のスパダリだった。／※横書推奨 折りたたむ>>続きをよむ

◆棒を挿入するための穴。 ●あらすじ 　弟は、高校生である姉から、プレゼントを貰う。それは、真っ赤な直方体、という見た目をしており、側面には、銀色のラインが五本、入れられていて、片方の底面には、柔らかい穴が開いていた。 　彼は、さっそく、そのホールを使うが……。 ●備考 　本作品は、他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ

アフリカのトゥルカナ湖の上空に突如現れた直方体の物体、U.S 主人公の蓮は政府直属の命令によって派遣される。U.Sの内部を分析すると驚く物がそこにあった！

小さい頃の俺は、ある街で過ごしている夢をよく見た。 直方体で石造り、屋根のない家々は、およそ普段見ていた家屋とは違うもの。 思うがまま、外をぶらついたり、屋内でゴロゴロしても、とがめるものはいない。 とがめるものがいないということは、好き放題でもあるということだ……。折りたたむ>>続きをよむ

紙パックで、直方体のカフェオレって、学校か、病院にあるイメージだな。

平凡な人生を送っていた高校生の『俺』。 ある日手に入れた怪しげな直方体は、リセットボタンだった。

ある世界、箱庭とよばれるひとつひとつが内部に独立した国や文化を構成する直方体がその世界に存在していた。その箱庭を渡り歩くものがいる。 それが箱庭貴族であり、他の者と一線を画す特異な人である。 この物語はとある少女と箱庭貴族が出会ったことにより、 箱庭貴族としての新たな1ページを開いていく物語である。折りたたむ>>続きをよむ